2009年1月31日土曜日

水泳の授賞式

今日は夕方からスイミングクラブの受賞パーティーがありました。デイブは「面白くもないけど子供のために行く。」と言ってついてきましたが、子供のスイミングクラブのパーティーなんだから、どの親でも自分の楽しみのためでなく、子供のために行くというのは、当たり前と思うけど。

これは彼に特有なことなのか、それとも父親というものは、一般に言ってそういうものなのか。とにかく自分も楽しいことでないと、したがらない。だから今はちょっと大きくなって、ラグビーだとか、自分も見て楽しいことはするけれど、もっと小さいころは公園にも遊園地にもプールにも全然連れて行きませんでした、彼は。もちろんお母さんの私は、生後2ヶ月くらいから、毎週プールに連れて行きました。こっちは寒いだけで面白くもなんともなかったけど。公園も遊園地もとにかくなんでも一人で連れて行った。

パーティーでは、会場に入ったとたんにルイは友達を見つけて、ずっと最後までつるんでいました。チャーリーは始めは私たちとテーブルについていましたが、途中からはやはり友達と一緒にずっといた。小学校が小さいので、水泳の友達は皆、他の学校の友達。そういうのもとてもいいなあと思います。特にチャーリーの学年は学校では女の子が少なく、同じ学年の子は5人くらいしかいません。それで他に友達が出来て、すごく楽しそう。ルイの水泳クラブの友達も、年は一つ上か下で、皆とてもいい少年たちです。いつまでも仲良くできるといいなあと思います。

チャーリーはトロフィー4つと盾を一つもらいました。ルイは盾一つだけ。友達や妹が皆いくつもトロフィーをもらっているのを見て、とても悔しそうでしたが、辛抱強く自分の名前が呼ばれて盾を受け取るのを待っていました。皮肉なことに200件くらいの表彰があったのに、ルイのは最後から2番目でした。

家に帰ってからルイにしては珍しく、愚痴を言っていました。でも悔しいということは、何かを強く渇望しているということ。それはとてもいいことだと説明しました。「悔しい。これからまたさらにがんばってトレーニングして、来年は自分もたくさんトロフィーをもらうぞ。」という野望をもてるのって、すごくいい。そういうパッションをもてるのって、なんだかこの年になると、とってもうらやましい。パッションこそが人生を前に進めるエンジン。ああ、お母さんも何かに情熱を燃やしたいわ、と、また子供をうらやましがっている私。

まあルイはこういう性格なので、このことは明日はすっかり忘れていると思います。それに明日は朝からこの寒いのにラグビーの試合です。でもチャーリーはちょっとまだ体調が100パーセントではないので、私とチャーリーは行かないことにしました。お父さん、親子でラグビー楽しんできて頂戴ね、ほっほっほ。

2009年1月30日金曜日

天気、週末の予定

また寒波がやってきているようで、この週末から徐々に大陸から迫ってくるようです。まあ、身が引き締まるくらい寒いと言うのは、たまにはいいのですが、色々な予定が狂うので困ります。数年前は雪で学校が休みになったけど、来週も月曜から雪が降るらしいのですが、積もるほどではなければいいのですが。

今週末は結構予定が多く、明日は朝チャーリーはバレエとタップダンス、ルイはテニス。夕方からはスイミングクラブの受賞パーティーがあります。そして日曜は隣の州のコーンウォールでラグビーの試合。天気予報によると、「身を切るほど寒い」とのこと。グラウンドが凍っていたらキャンセルになるかな。でもラグビーって冬のスポーツなのに、雨だの寒波だのでよくキャンセルされます。

明日のパーティーはチャーリーはとっても楽しみにしているのです。パーティーといっても大きな、きれいとは言いがたい公民館のようなところを借りて、食べ物を持ちよって、音楽がありディスコがあるだけです。そしてクリスマス前に行われたクラブチャンピオンシップのトロフィーの授賞式があリます。ルイは残念ながら途中で骨折したので、長距離のレースしか泳げなかったので、盾をもらうだけですが、チャーリーはすべてのカテゴリーで1位になったので、たくさんトロフィーを持ってかえると思います。

でもそれだけでなく、いつもは水着で会う友達と、パーティーで会うのが楽しいみたい。先週からもう何を着るか決めていました。今私たちの足のサイズは同じなのですが、1週間前から「お母さんの茶色のブーツ貸してね。」と予約されてしまいました。

ルイは今年はトロフィーの数がチャーリーに負けるのは悔しそうですが、でも悔しいといってもそのことを考える一瞬だけで、それ以外のときはのほほんとしています。彼も友達に会えるのは楽しいみたい。ルイって本当にうらやましい性格です。今を生きる、というか、その時その時の事しか考えないようで、嫌なことがあっても、すぐに注意が他の楽しいことや興味あることに向いて、後を全然引かない。こういう性格って、本当に幸せだろうなあと思います。お母さんはうらやましい。でもお母さんも子供から学んで、嫌なことはすぐに忘れるようにしたいと思います。

話は飛びましたが、このパーティー、今回で3年目なのですが、初めて行ったときはルイも私たちも誰も知らなくて、結構苦痛でしたが、今年は私たちもリラックスできそうです。まあ二人の子供が週にに3回も練習に行けば、クラブのメンバーの顔も覚えて当たり前ですね。

2009年1月29日木曜日

Why are thin people not fat?

先日ダイエットのことを書いたけど、まだやっています。すごく忠実に18ポイントから20ポイントのあいだでやっているのに、全然体重は減りません。減ったとしても1キロが関の山。ベルトの穴もそのまま。そうしたら3日前bbcでとても気になる、ショッキングなドキュメンタリーをやっていました。

Horizon というサイエンス系のドキュメンタリーのシリーズで、Why are thin pepole not fat?というタイトルです。ボランティアの10人くらいの若くて細い人たちが(多分ウエストミンスター大学の学生)4週間5000カロリーくらいの(詳細は忘れた)食事を続けて、体重が増えるか調べると言う実験です。

まず、この実験の前に、1週間でどれだけの食べ物を消費するかを彼らにみせます。チョコレートバーが1ダース、ケーキが3個、アイスクリームが3リットル、バーガー、ピザ、中華料理、フィッシュアンドチップスなどなど、ダイエット中の人がのどから手が出るほど食べてみたいものばかり。これを見て、私だったら、嬉しい!と思うのではないかと思うのですが、まずやせている人は、一様にげんなりした顔をしています。あんまり高カロリーのものが好きでないようです。実験の後で、ああ、もうこれで一生クロワッサンを食べたくないといっている人もいました。太らないなら、私は一生毎日でもクロワッサンを食べたいのに。

それでも毎週する健康チェックでは、10人中の5人くらいは着実に体重が増えていって、4週間後には一番増えた人で、6キロくらい増えていました。

でも中には体重は3キロ近く増えたのに、見た目は全然変わらなくて、ベルトの穴も同じ。という人もいました。それで詳しくテストすると、脂肪の比率が増えていないのです。つまり筋肉が増えていた。でも実験の最中は運動は禁じられているのです。

科学者の説明によると、人間の体は、同じ体重を維持しようという強いメカニズムがあって、筋肉のほうが脂肪細胞よりもカロリーを消費するので、体が余分なカロリーを減らそうと、勝手に筋肉をつけたのだとのこと。うらやましすぎる!

ボランティアのうちの2人は、実験は最後まで続けましたが、そんなには食べられませんでした。どんなにがんばっても食べれなくて、無理して食べると吐いたそうです。

でも一番ショックだったのは、この実験が終わるや、全員が何も努力しなくても、2週間で元の体重に戻ったのです。つまりもともと細い人は、無理やり食べれば太れるけれど、普通に食べるや否や、元の体重に戻る。細い人は、クリスマスにどんなに飽食しても、1月に普通に食事をすると、勝手にやせると言うことです。ということは、もともと太い人は、いくらダイエットしてやせても、油断したとたんに元に体重に戻ると言うこと。

これはショッキングではありながら、周りを見渡せばすごく納得いく。だって人間って、子供を産んだり、わたしくらいの歳になれば、年のせいで少し太ってくるとしても、全体としては生涯を通して、あまり極端に体重が変わることってないでしょう。それに確かに病気とかで急にやせても、治ったとたんに元の体重に戻るし。しかもイギリスでもアメリカでも肥満は大問題で、ほぼ誰もがやせたがっているけど、すごくやせてそれを簡単に維持している人なんて、めったにいません。というか個人的には、一人も知りません。

だからここで私もダイエットを放り出すべきか。難しいところです。もう少しがんばって、その後はマインドトレーニング、ヴィジュアライゼーションなどに変えてみようかな。まあ実験の科学者も、少しずつ減らせば、メインてナンスは可能だからと、最後に赤子をあやすようなことを言っていました。

2009年1月27日火曜日

スノードロップ

         スノードロップ

          数日前の朝八時のお隣さんの庭に向かっての景色

チャーリーはやはり今朝は元気がなく、学校は休ませました。午前中は遅く起きてきてパジャマでごろごろしていましたが、午後には一人でゲームをしたりパズルをしたりと、退屈そうにしていました。ルイが帰ってくるや、ルイがお隣さんがおとといから飼い始めた鶏の卵をとりに行くのを手伝いに行くと、自分もあっという間に着替えて、出て行きました。そしてルイが戻ってきても帰ってこない!



夕食は煮込みうどんをどんぶり一杯食べて、ヨーグルトも食べて、普通の食欲。それに声も普通でよくしゃべっていたし、歩いているときも、よく見ると軽いスキップだったので、明日は大丈夫そうです。夕食後は楽しそうにルイと二人で遊んでいました。



今朝スクールバスを待っていると、ドライブのヘッジの中にスノードロップが咲いているのを見つけました。毎年1月の末に咲き始め、春が確実に近づいていることを知らせてくれます。まだまだ朝も8時近くまで暗く、春の気配などはないのですが、それでもスノードロップは長い冬が後半に入ったことを知らせる嬉しい嬉しい花なのです。30メートルくらいあるドライブの道路近くから咲き始め、2週間後くらいにはこのヘッジ一面がこの可憐でささやかな白い花で一杯になります。500から1000くらいは咲くでしょうか。スノードロップが終わるころには、水仙の黄色い花が咲き始め、いよいよ春が本格的に近づいてきます。



春が近づいてくる喜びは、冬が暗く厳しい国に住んだものには格別です。このブログを北欧で読んでくれている人もいると思うのですが、彼女にとっては、私以上に春は待ち遠しいものでしょう。



数年前に友達が言っていたのですが、「年を取っていいことの一つは、冬が短く感じられることだ。」とのこと。確かにこの国で冬が短く感じられるとは、年を取った証拠に違いありません。ぎゃー!!

2009年1月26日月曜日

チャーリー少し元気なし

今朝起きると、チャーリーはもうお父さんとルイと一緒に朝ごはんの食卓に座っていたのですが、ボウルの中には何も入っていなくて、何もいらないと言います。それでも無理やり少しだけシリアルを食べさせたのですが、食欲がないようです。いつもならシリアル2杯とパンを少し食べるのに。なんだかとっても静かで、元気がない。聞いて見るとのどが痛いらしい。でも熱もないし、学校に行かせました。

学校から帰ってきてもまだ元気がない。顔色も目の下にクマが出来て、ちょっと悪い。でも熱はなく、何も言わなくても勝手に宿題とピアノの練習をしてました。ランチは全部食べていましたが、おやつに作ってあげたココアもなかなか手をつけません。それで、水泳の練習はとりあえず休ませて、ルイが水泳をしている間に、残り物のスープとポテトサラダを晩御飯に食べて、お風呂にはいってルイより先に寝ました。

うちの子供って本当にめったに病気をしないんです。いつもは元気が有り余っていて、特にチャーリーは声が大きくて、うるさいなあと思っているのに、とっても静かで、こちらもなんだか淋しくなります。ルイも、チャーリーが病気だと静かでいいとか言いながらも、ちょっと淋しそうでした。チャーリーが寝ている間に、彼女が壊したビーズのアートを直してあげたり、自分たちの部屋で物音を立てないようにと、気を使っているようでした。

病気に慣れていないので薬のことをすっかり忘れていましたが、パラシタモール(こちらでよく使われる痛み止め兼解熱剤)くらいあげればよかった。

明日は元気になっていてくれるといいのですが。そうでなくて学校を休まれたりしたら、お母さんの予定が狂ってしまう!

子供たちが寝た後、熱帯魚の水槽を見ると、魚が1匹死んでいました。チャーリーの身代わりになって成仏してくれたので、明日の朝にはチャーリーはすっかり声の大きい娘に戻ってくれているといいな。

2009年1月25日日曜日

ラグビーシャツ

今日はルイのラグビーの試合の予定でした。でも昨日の夜から雨が激しく降り始めました。もちろんラグビーは雨天決行ですが、先週は雨が続いてピッチが泥だらけだったので、週末雨が降るとキャンセルだろうなあと思っていました。試合は今週は家から10分のホームグラウンドなので、9時過ぎに起きてコーチに電話をすると、試合は決行、10時15分に集合するようにとのこと。

あわててご飯を食べて、洗濯物を洗濯機に入れて、出かけました。どうして急いでいるのに洗濯したかと言うと、今日は私がチームのラグビーユニフォームを洗う当番なので、家のものを先に済ませたかったからです。

今日は寒さも和らいで、日が出て青空で、いいラグビー日和でした。でも選手たちがラグビーグラウンドを歩いていると、泥のぐちゃぐちゃという音が聞こえます。これは泥だらけになるなあと思いました。

ルイはに前半後半あわせて20分の試合を、2回プレーしました。去年ラグビーをはじめるや、骨折してしばらく練習できなかったので、今まであわせて5回くらいしか練習したことがありません。でも試合は3度目で、結構がんばっていた。タックルもよくしていたし、トライも決めていた。

試合の後、メンバーのお母さんたちの用意したホットドッグとチップスを食べて、楽しそうにしていました。チャーリーとデイブも試合の始まるのを待っているあいだに1ポンドで売っていた、これもお母さんたちが作ったベーコンロールをおいしそうに食べていました。私もダイエット中でなければ、食べていたと思う。まあ、健康食とは決していえないけれど、日曜の朝ラグビーの試合に家族で行って、こういうものを食べると言うのは、なんだか日本でお祭りの夜店でホットドッグや綿菓子を食べるような感じで懐かしくて、ついつい子供に買ってあげてしまいます。子供の頃買ってもらえなかったこともその原因。

家に帰ると早速14枚の泥だらけのラグビーシャツを外に置いたバケツの水に浸しました。そして天気予報を見ると、今週は晴れは今日だけで、明日から雨とのこと。それで急いで洗濯して、夕方まで少しの時間外で干して、今はラジエーターで乾かしています。繕いがあったのは直しました。

でも中でも一番汚かったのはルイのラグビーショーツで、ポケットの中にまで泥が入っていました。これはまだお風呂場で熱湯に浸してあります。ラグビーシャツは赤なので、しみは取れましたが、ショーツは真っ白で、全然きれいになりません。3回しかはいていないのに、もう泥のしみだらけです。

14枚シャツがあるということは、14人選手がいて、14人の保護者がいるので、今シーズンはもう洗濯はまわってこないはずですが、こういうことはいつもする人が限られているので、またまわってくるだろうなあ。まあ、こうして少しはチームのお役に立つのは嬉しいのですが。

2009年1月24日土曜日

車の窓ガラスの傷

今日の朝、いつもどおりのチャーリーをバレエのレッスンに連れて行くのに、18キロほど先のバーンスタプルという隣町まで、車で大きい道路を走っていました。これは15年位前に出来た両方で2車線の道で(つまり片側1車線)、真ん中に中央分離帯はなく、白線があるだけなのですが、時速60マイル(96キロ)が制限速度です。田舎のためモーターウエーにする予算がなかったのかもしれませんが、結構この道、交通量が多くて、事故が多い。途中両方で3車線になっているところがあって、ここで追い抜くことが出来るのですが、これがよく事故の元になります。

私も数年前、急ブレーキをかけたときに車がスピンして対向車線までくるりとスキッドして行ったことがありました。本当に死ぬかと思ったけど、超ラッキーでたまたま対向車はなく、エンストすらしませんでした。

今朝この道を走っているときにこの3車線のところで追い抜かれたのですが、その時にその車が何かを跳ね飛ばして私のウインドウスクリーンにあたり、ガラスに小さい傷が出来ました。それ自体は本当に小さな傷なのですが、ほっておいて運転中に壊れたりすると怖いので、すぐなおすことにしました。

たまたまバレエの教室の近くで、友達が同じような傷を治してもらったといっていたので、チャーリーを教室に連れて行った後、そのあたりを探すと、それらしい自動車修理のガレージがありました。土曜だし、忙しくて待たされたりとか、別に日に来てくれとか言われるかと思ったら、「今すぐできる。30分くらいかかるけど。」とのこと。イギリスでは(日本でもかな)車を修理したりするのは結構めんどくさくて、その車の無いあいだがとても困るので、こんなに簡単にできるならと、その場でやってもらいました。

待合室があるとのことでしたが、すぐ向かいにLdlsという最近出来た安いヨーロッパのスーパーがあったので、そこにふらふらと買い物に行って、戻ってくるともう直っていました。バレエのお向かいにも十分間に合う時間です。

値段は付加価値税込みで35ポンド。保険で払うか、自分で払うかと聞かれたので、保険ならノークレイムのディスカウントがなくなるかと聞くと、それは大丈夫とのこと。でも私の保険会社は最初の10ポンドは自己負担で、後はレシートを送れば返してくれるとのことでした。本当かなあと思いながら、まあ簡単に直ったしいいやとその場でクレジットカードで払って、レシートをもらって、チャーリーを迎えに行きました。

私は今までありがたいことに、車に限らず一度も保険金をクレームしたことがありません。一度小さい事故に遭ったときも、結局は100%向こうの非で、私の保険からは支払われませんでした。それで、保険金というのはそんなに簡単には出ないものだと思い込んでいました。

それで家に帰って、保険会社に電話すると、ガレージのおじさんの言ったとおりでした。レシートを送ると、25ポンド小切手で返してくれるとのこと。

ただ土曜の朝車を運転しているだけで、35ポンドもかかった、なんて運の悪い、と思っていましたが、これを聞いてすっかり機嫌が直りました。まあそれでも10ポンドかかったし、まだ手続きはこれからだし、運の悪いことには変わりは無いのですが。保険会社ってなかなか支払わないと思っていましたが、こんなにあっさり、気持ちよく手続きが進むなんて思ってなかったので、逆に気分がよくなりました。「事前に電話して許可を得てから修理しないと払えません」、とか、そういうややこしいことを言われるかと思っていました。

窓ガラスが傷ついたのはアンラッキーでしたが、その後はすぐに友達の言っていたガレージが見つかって、簡単にその場で直って、時間のロスがまったくなく、待ち時間すら気持ちよく買い物できて、しかも簡単に保険で戻ってくることがわかって、全体としては、気分的にはプラスな出来事でした。それに今まで車に関するトラブルは、何かあるとデイブに頼っていたし、自分で修理屋を探して自分で車を持っていって、100パーセント自分で処理したのは初めてなので、なんだか自信がついて、とっても気分がいい。

ちなみに私の保険会社は、前に事故に遭ったときも、すごくヘルプフルでした。テレビでよく宣伝している赤い電話が目印の保険会社です。日本語なら「直接線」。

2009年1月23日金曜日

スラング

子供の話すスラングの続きです。

最近うちの子供たちがよく使うのが、バグジーという言葉です。場所や席などを「取る」という意味に使います。子供なので、もっぱら誰がチャンネル権を取るか、コンピューターを先に使うかなどに使っています。I bagsy TV(テレビ取った), I bagsy computer(コンピューター取った)という具合です。スペルは間違ってるかもしれないけど、まああってないようなものなので、bagsyでいいでしょう。おそらくbagという言葉から来てると思う。

不思議なことに、たったこれだけのことなのに、うちの子供たちのあいだでは、この一言が力を持っています。たとえばルイがコンピューターを使おうとして、チャーリーが、「ルイ、私が先にコンピューターをバグジーしていたよ。」というと、ルイはあっさりと譲ります。

このあいだテレビを見ていたら、リアリティー番組のビッグブラザーで、司会者が「リーダーが豪華な寝室をバグジーしました。」などといっていました。なので全国的に使われているようです。

ルイが時々使って、私がとっても気に入ってるのが、'dis'という言葉で、けなすと言う意味です。用途は、Are you dissing me?(けなすのか?) Are you dissing my art?(僕の絵をけちをつけるのか?)など。考えると、Are you dissing*****?という使い方が一番多い。文句あるのか?というような感じに、冗談として、ふてくされた感じで言います。

ルイくらいの年の男の子たちが使いそうな言葉という語感が好きです。多分dismissだとか disrespect 、disapprove 、dislikeなどの言葉をひっくるめて、使われるようになったのでしょう。ちょっと軽くて、でも核心を突いていて、はっきりと開き直ったような語感、というか。

この言葉もルイの読んでいた子供向きの本で使われていました。くすくす笑いながら、そのページを見せてくれたのですが、なんと言うか、仲間同士で使う言葉を本で見つけて、楽しそうにお母さんに見せてくれるところが、まだまだかわいいなあと思いました。

2009年1月22日木曜日

cool

イギリスに住んで20年にもなるので、私はまあ英語は不自由はありません。特に12年前にデボンに越してきてからは、日本語は話すのも読むのも全然機会がないので、まあ当然ですね。聞き取りはイギリス英語ならテレビも映画も問題なしですが、アメリカ英語の映画は、時々わかりにくいこともある。それから読むのは、イギリス人よりはちょっと遅いと思います。

子供たちがだんだん大きくなってきて、子供同士使う言葉も最近覚えました。Coolという言葉はとても頻繁に使われる。冷たい、なんて言っててはいけませんよ。これはかっこいいという意味で使われることは知られているかもしれませんが、それ以外にもあちこち、いわばOKの代わりのように使われます。何でもかんでも、とにかくよければクールです。晩御飯は大好物のピザだよといえば、Oh! Cool!と返事が来ます。学校どうだったのと聞くと、それもIt was cool。

たとえばありがとうというと、大人は、というか普通はイギリスではpleasureと答えます。(Its' my pleasureの略。)welcomeというのはアメリカ英語だと言われますが、最近はよく聞きます。
でも一度、子供たちのあいだで、'Thank you ", "Cool"という会話を聞きました。

多分これは過去10年くらいのトレンドだと思うのですが、最近では大人でも使う人が増えてきました。待ち合わせをして「じゃあ、明日1時半に学校の前で、」というと、クールという答え。まさにOKの代用です。

バレエの先生だとかラグビーのコーチだとか、子供に物を教える人たちは、指示や注意を与えた後、「わかりましたか。」という意味で、Is it cool?といったりします。すると、上の人からの指示というよりも、先輩からの助言のような感じで、子供たちに受け入れられ易いです。まあ、学校の先生は、こんな言い方はしないと思いますが。

他にもいくつかありますが、それはまた明日。

2009年1月20日火曜日

大統領就任式

今日はbbcニュース24で、正午から夜の10時までぶっ続けで、オバマ大統領の就任式の生放送をしていました。私も3時くらいから5時に子供にテレビを撮られるまで見て、夜は9時からずっと見ています。

普段は経済の話も政治の話も世界情勢の話も、気分が悪くなる元になるので、ニュースは見ませんが、こういういいニュースは見たいものです。子供たちも学校から帰ってきて、テレビを見てるお母さんをよそ目に宿題やピアノをした後、一緒に見ていました。ルイは10歳なので、きっと一生記憶に残ると思います。8歳のチャーリーはどうかな。

アリサ・フランクリンの歌は、始めはちょっとぎこちないように思いましたが、後半は胸を打たれました。その後チェロリストのヨーヨー・マを始めとする、ピアノとバイオリンの演奏は、嬉しそうでしたがとっても寒そうでもあった。手がかじかまないかと心配しました。

オバマ氏が選出されたとき、あるアメリカのぱっとしない町の床屋の黒人のおじさんが、「さて、オバマさんが大統領に選ばれたし、わしらもがんばっていい国にしていかないと行かんなあ。」というようなことを言っていました。これを聞いて、やっぱりアメリカは腐ってもアメリカだなあと思いました。イギリス人はこんな風には絶対思わない。日本人もおもわないでしょうね。

ケネディーが大統領に就任したときのスピーチで、

Don't ask what the country can do for you. Ask what you can do for the country.

と言いましたが、まさにその通りです。何でもかんでも政治家に責任を擦り付けるばかりで、自分の市民としての責任を考えないイギリス人とは、やっぱり違います。この床屋さんの声を聞いて、アメリカは大丈夫だなあと思いました。

トップが替わっても、なかなか世界は変わらないよという見方をする人も多いですね。でも俳優のウィル・スミスが、オバマは「観念 (idea)」であるといっていました。つまりネルソン・マンデラと同じように、オバマはシンボルなのです。彼が実際に何をするかよりも、彼が国民に何をインスパイヤーするかが、大切なのだと思います。その意味では、人々が「希望」と「可能性」を彼に見るのは正しい。インスパイヤーすると言うのは、人の頭の中の障害を取り除くと言うことです。最近はめったに聞かなくなったアメリカン・ドリームを人々のサイケの中に蘇らせたと言うのは、ダウジョーンズが10パーセント上がることよりも、重要なことだと思います。

黒人が大統領になる、ということは、もちろん黒人のアメリカ人にとっては歴史的なことです。でもアメリカは白人のほうが数が多い国なので、そういうことはつまり、巨大な数の白人が彼に投票したということですね。黒人が大統領に選出されたという人種の統合こそが、歴史的なことなのではないかと、私は思っています。

2009年1月19日月曜日

合唱団、マーティン・ルーサー・キング・デー

今日はチャーリーの学校の合唱団の練習のお手伝いに初めていきました。おととしくらいからチャーリーは歌い始め、新年度が9月に始まって以来、結構合唱団はがんばって、あちこちで活躍していました。それでだんだん人数も増えてきたし、それに何より、昔合唱団にいた私は、歌心が刺激されて、最近学校でお手伝いもあまりしていないし、週に一度ヘルパーで行くことにしました。

でもチャーリーはすごく嫌がっていたのです。家で私が歌っていると、自分のほうが歌がうまいと思っているので(実際そう)、すごく嫌がります。それで今日も嫌そうにしていました。特に皆に混じって私が歌っていると。

練習したのはLittle light of mine とAin't no mountain high enoughです。あいにくキリスト教の学校なので、キリスト教関係のテーマなのですが、どちらも悪くない。伝統的な教会の歌ではなく、ポップで、子供が楽しく歌えそうです。特にAin't no mountainのほうはゴスペル風の曲だし、'ain't no mountain high enough'という学校の先生が顔をしかめそうな悪い文法のところが、また気に入ってます。

年が明けて今日がはじめての練習だったのですが、昼休みを30分割いてというのに、50人くらい集まりました。現在生徒数は140人くらいなので、学校の3分の1近く!例に漏れず、女の子が大半でしたが、それでも男の子も10人近くいました。クリスマス前よりも増えているので、クリスマスのコンサートやらキャロルサービスやらで、歌心を刺激された子供が他にもいたのかも。

夕方はふと気が向いて、子供たちとピアノで簡単なディュエット弾きました。音楽ってやりだすと楽しい。ルイは今学期から学校でクラリネットの練習があり、家のギターもクリスマス休みに弦を張り替えて調律したので、たまに弾いていています。子供を持って楽しいことの一つは、子供がピアノを習ったりして、自分も音楽に接する機会が増えることかな。でも考えてみれば、子供と一緒に絵を書いたり、アートをしたり、テニスをしたりと、自分が子供と一緒のことを出来るのが、楽しいのでしょうね。自分ひとりでは、工作をしようという気にはなかなかなりません。

なんだか本当に、また(大人の)合唱団に入って歌いたくなりましたが、とりあえず小学校で子供たちを教えます。それがまた何かのきっかけになって、新しいやりたいことが出てくるでしょう。

今日はアメリカはマーティンルーサーキングデー、あしたはオバマ新大統領の就任式ですね。続くところが、なんだか余計盛り上がります。普段はニュースを避けている私ですが、あしたはテレビでしっかり見ようと思います。

2009年1月18日日曜日

おもちゃ考

ラグビーはキャンセルになったのに、今朝起きると青空で風もありませんでした。結構すがすがしい、いい天気だった。午後ちょっとあられが降りましたが。それで、近所に散歩に行きましたが、道路はぬれていて、道の端は雨が川のように流れていたので、昨夜ずいぶん降ったようです。

散歩の後、ずっと午後ルイはレゴ、チャーリーはハマビーズをして遊んでいました。ハマビーズというのは、プラスチックのビーズをトレイに並べて絵を作り、アイロンをあてるとビーズがくっつくというのもです。こうして考えてみると、子供の頃こういうものがあったような気もします。大作に挑戦したので、結局はルイと私の3人も応援して、2時間くらいかかりました。

レゴはもちろん子供の頃からあったけど、うちは女姉妹だったので、家にはありませんでした。今でも、というか昔以上にすごくレゴは人気がある。実際使ってみると、なぜかそれがわかる。おもちゃなのに子供だましではなくて、しっかりと作ってあるのです。プラスチックなのに古くなっても割れることはまずない。すごく考えて作ってあります。値段はその分高いけどね。

女の子向きに色々レゴのシリーズもでているようですが、やっぱりレゴは男の子のおもちゃです。ルイは結構小さいときから、驚くような複雑なものを、設計図を見ながら作っていました。

赤ちゃんのころから色々おもちゃを買って、ずっと家の中がおもちゃで片付かなかったけど、クリスマス前に大掃除をして、大半のもの、バービー人形だとか電車セットとか、全部屋根裏に片付けました。夏になったらカーブーツセールに持っていって売りに出し、売れ残ったら、インターネットでオークションして、処分するつもりです。

今でも遊ぶおもちゃは、ルイはレゴ、チャーリーはビーズやら編み物などの手芸、そして山ほどあるぬいぐるみだけです。それもそれらで遊ぶこともめったになく、普段はテレビゲームや任天堂のゲームばかり。時間を区切ってはいるのですが、学校と習い事で、普段はあまり遊ぶ時間がもともとない。

もうおもちゃでも遊ばない年になってきたかと思うと、嬉しいような、淋しいようなです。

2009年1月17日土曜日

強風様様、今年の抱負

あしたはルイのラグビーの試合の予定でした。場所はHonitonといって、ここから車で1時間以上もかかるExeterの近くです。幸いなことにコーチが一緒に連れて行ってくれることになっていたのですが、それでもビデフォードのラグビークラブに8時45分に集合で、ああ、また日曜なのに朝が早いなあと思っていたのです。

チャーリーはバレエを始めたときは、30分くらい先の町で土曜の9時半からでした。それが今はだんだん上達して遅いクラスになって、10時半に始まります。ルイのテニスも土曜日で、これも始めは9時半始まりだったのが、上達して11時半になりました。それでちょっと土曜の朝ゆっくりできるようになったのですが、ルイはまたテニスで上のグループに行くことになり、また9時半になりました。

それで今週は土曜はテニス、日曜はラグビーで、朝がまた早いなあと思っていたら、強風のおかげで、ラグビーの試合がキャンセルになりました。悪天候も、少しはいいことがあるものです。

今日は午後過ぎまで穏やかで風がなく、まさに嵐も前の静けさでした。それが4時ごろからぶんぶん吹き始め、ドアが開けられないくらいです。時速90マイルだとか。

今年の抱負を考えました。

1.毎日ピアノを5分練習する。去年より5分少ない分、実現可能なのでは。
2.ニュース、新聞など、時事関係のものを見ない。これも去年から思い当たるところあって、実践しているのですが、たまになんとなく何でもいいからテレビをつけたくなって、ニュースを見ると、「ああ、だからニュースを見たくないんだよな。」と思うような目にあうので、絶対見ないようにします。
3.人と意見が異なっても、「まあ、人それぞれだからね。」といい聞かせて、気にしない。対立しない。
4.嫌なことがあったり、悪い風に考えが向かったら、何とかしていいことに心を向ける。
5.食事を肉食を減らして、魚と菜食中心にする。もっとベジタリアンのレシピーを研究する。
6.夜12時までに寝る。まあ無理とは思うけど・・・


などと考え始めたら、色々頭に浮かんできて、きりがなくなってきました。結構私って、自分で決めた規律に従って行動するのが好きなタイプのようです。抱負に縛られずもっとスポンテニアスに生きる、というのを、抱負にしようかな。

2009年1月16日金曜日

天気、新年の抱負

ペパーちゃんの耳はすっかりよくなりました。臭いまでしてひどい状態だったのがたった1週間前だったのに。動物の回復力ってすごい。耳の辺りは今でも毛が抜けたままですが、おそらくすぐに生えてくるでしょう。でも生えてこなくても、耳の後ろが裸のままでも、愛する心には全然変わりないよ、ペパーちゃん。

今週は雨が降って、先週のような激寒ではなくなったのですが、むしろ昼間は湿っぽくて寒くて、一日中暖房を入れています。先週のような天気がよくて寒いときは、きりっと身の引き締まるような心地よさがあるのですが、この骨の芯まで深々としみこんでくるような寒さは、惨めになるばかりです。

これだけでも悪いのに、この週末の天気予報は大風警報が出ています。しかも雨。気温も氷点下以下にはならないようですが、下がるようです。つまり寒くて雨で、豪風。

ロンドンのフラットなどに住んでいると、大風でも寒いだけですが、この辺の田舎の一軒家に住んでいると、本当に被害が恐ろしい。軽いところでは外のプラスチックの植木鉢が飛ばされたり、鉢植えが倒れたり。果樹園の梨の木ももサポートが取れているのがあるので、倒れるのではないかと心配。ひどいところでは屋根瓦が跳んだり、温室のガラスが割れたり。物が飛んできて窓が割れたり、車がへっこんだりということもある。しかも洪水ということなので、道路が閉鎖になったりする。木が倒れて、道をふさいだりとか。

でも引き寄せの法則で、悪いことを考えれば考えるほどそうなるので、なるべく悪いイメージを頭から追い払います。風はまあまあ強風でも被害はなくて、雨も小ぶりですぐにやんで洪水にもならず、寒さもひどくない・・・というのを、昨日の本に習って、ビジュアライゼーションします。

ところで、皆さん、新年の抱負というの、考えましたか?なんだか今年は今になって、そういえば全然考えてなかったなあと思いつきました。新しいのを作る前に、きょねんのほうふをすこしふりかえると、

1.毎日ピアノを10分練習する。これは全然だめでした。3週間くらいしか続かなかった。数ヶ月触りもしなかったこともあったと思う。結局マスターしたのは1-2曲くらいでした。最近また少し弾きだしたけど。引くのは楽しいのですが、練習しなければと思うのは楽しくないですね。ちなみに私はピアノは初心者に毛の生えたようなものです。

2.毎日8時間寝る。これは言うまでもなく、全然だめでした。6時間くらいが平均か。まあ8時間寝るには11時には眠りにつかなければいけないのですが、こんなのは私にとってはまったく非現実的なターゲットです。どんなに美容に悪くても、肥満の原因と言われても、夜早く寝ることは絶対に出来ない体質なのです。

3.毎日運動する。これは出来ました。多分365日中、旅行に行ったりした時を入れても、330日くらいは運動したと思う。

こうして思うと、どうして簡単に達成できる抱負と、全然だめな抱負があるのでしょうね。多分、「これが抱負だ。」と気合を入れたものは、抱負にするくらいだからもともと達成の可能性が薄いのでしょう。運動のほうは、新年の前から、心を入れ替えて毎日するようにしていたので、簡単に達成できた。

これを踏まえて、2009年の抱負を、今月中に考えようと思います。

2009年1月15日木曜日

読書記

最近2冊本を読み終わったのでその話。

Shakthi Gawainという人のかいた Creative Visualizationは1970年代に書かれた今ではクラシカルになるようなニューエイジの本です。クリーエーティブビジュアライゼーションというのは、イメージトレーニングとかマインドトレーニングとか言えば、わかりやすいかな。何かを達成したり、したいと思うときに、行動だけに頼る前に、まず頭の中でイメージをはっきりさせる、ということです。マインドパワーというと、意思の力というか、自分の意思でがんばるという風に思われがちですが、それとは違う。私たちは皆それぞれの中に、限りない可能性があって(それは、実は誰もが「神」と直接つながっているから)、それに集中して、同時にリラックスして宇宙ににゆだねれば、願い事はかなう、ということです。

たとえば街中で、車のパーキングスペースを探しているとすると、イライラとするのではなく、頭に停めやすい最適な駐車スペースを描いてリラックスすると、スペースが見つかります。そんなあまりにも現世利益的な、と思いますが、ボタンを創造するのもお城を創造するのも、ゴルフのスコアを上げるのも不治の病を直すのも、同じプロセスだとのことです。

ビジュアライゼーション自体のテクニックはとても簡単で、2ページくらいで収まります。この本が今でも読まれているのは、その他に書かれていることやプロセスがとてもわかりやすいし、はっきりと説得力がある。そして何かこう、不思議なカリスマ(という言葉を本に使うのはへんですが)がある。エネルギーが通っているせいだと思います。

去年同じ著者がこの本の数年後に書いたLiving in the Lightという本を読みましたが、これはあまり良くなかった。著者の意気込みがからまわりして、長ったらしくて、誠意は感じられた物の、説得力がなかった。私が読んでも、文章自体がよくかけていないと思った。それを思うと、このビジュアライゼーションの本は、著者ががんばって書いたというよりも、書かれるべき本がこの著者を通して、つるりと本になったと言う感じがしました。ミューズがやってきたというか。(ミューズって詩だけにつかうのでしたっけ?)

もう1冊はまったく違う本。Maria Isabel Pitaという人の書いた自伝(らしい)で、恋人の性的奴隷になる話。女性の目で書かれているので、納得の行くところもありますが、そもそも経済力のある独立した美しい女性が、社会的地位のある科学者の深く深く愛しあう恋人の奴隷になると言う設定が、説得力に欠ける。そもそも、その恋人は、インテリで若くして社会的に認められていて、無茶無茶ハンサムでかっこよくて、性技に長けていて、しかも性格が神様のようによくて、その上二人が出会ったときはシングルで、妻帯者ではなくゲイでもない、なんてことがあるわけがない。なので自伝ということも私は疑っています。

でもまあ禁断の世界をのぞき見るのは面白く、この続編のBeauty and Submissionという本を読み始めました。

2009年1月14日水曜日

ダイエット2

ダイエットの話の続き。

昨日のブログにNo pain No gainと書いたように、結局は食べる量を減らすと体重は減るというのは、当然のことです。でもちょっとよくわからないこともあります。

たとえばお酒。お酒はカロリーが高いと言われているし、ギネスを5杯飲めば1日の必要摂取カロリーを越える、何てことも聞きました。でも実際の個人的な体験では、本当かなあということが多い。

私は昔は結構よく飲んでいました。深酒もたまに。365日中300日くらい毎日少しは飲んでいた時期もあります。それがヨガを始めてからほとんど飲まなくなって、子供が生まれてからは飲んでも面白くないので下戸に近い状態です。でもそのおかげで体重が減ったと言うことは全然ない。

シティーで働いていた一時、毎日会社の後で友達と会社の下のパブに行って、毎日2杯マーティーニのレモネード割りを飲んでいたときもありました。それを辞めた後、これでやせるかなあと思ったけど、全然だった。でも反対に、飲んだから太ったと言う覚えもない。

我が家のデイブもよく飲む人で、家で飲むだけでも毎週出すリサイクルの箱にビールの缶が30缶は入っています。もちろんパブにも通う。最近は昔よりは少し太くなったようだけど、昔はとてもやせていました。食べる量も人並以上だし、スポーツもしません。多分5000カロリーくらい採っているのではないかな。半分近くはお酒で。

そういえばシティーにいたころは、朝ごはんはサンドイッチ屋で買うバターを塗ったクロワッサン、昼は同じ店のサンドイッチ、夜は外食かテイクアエイという食生活が普通でしたが、別に太っていたわけでもない。デスクワークだし、運動だってしていなかったのに。今はクロワッサンなんてカロリーの高いものは怖くて食べれないし、サンドイッチもバターを塗らない。夕食も自分で作るので、なるべく油を使わない習性になっています。だからカロリーだけを数えたら、半分ぐらいなのに、体重はむしろ少し増えたくらいです。運動だって毎日しているのに。

年のせい・・というのもあるかもしれないけど、でもそれだけでもないと思う。このクリスマス、本当に普段の倍くらいのカロリー摂取が10日くらい続いたけれど、でも体重はせいぜい1キロか2キロ増えただけです。

つまり人間の体には自然と落ち着く体重の幅があって、食べ過ぎるとその上限に少し近づくだけで、でも逆には、どれだけ必死でダイエットしても、その下限を切ることは難しいのではないか。そしてその幅はせいぜい3キロくらいなのではないか、と思うのです。

今日の私のウエイトウォッチャーのポイントは19ポイントでした。1ポイントオーバーだけど、ヨガをしたので、2ポイント追加の20ポイント以内。でもベルトは相変わらず同じ穴です。やせた気は全然しません。

2009年1月13日火曜日

ダイエット1

1月は私のヨガのクラスは忙しい季節です。と言うのは、クリスマスに食べ過ぎて、新年の抱負で、運動をしようという気になって、人が集まるからです。

私もクリスマス休みのあいだ、ヨガは毎日はしませんでした。その代わり出来るだけ子供たちと体を動かそうと、海辺に散歩に行ったり、スケートやテニスや水泳をしていました。なのでまあ運動量はそれほど落ちなかったのですが、やはりたっぷり食べました。何しろあんなにデザートを作ったし、チーズやらパテやら、普段はカロリーが多くて食べないものがたくさん家にあったので。

それで先週から、ウェイトウォッチャーのコピーを取り出して、ダイエットを始めました。ウエイトウォッチャーというのは、イギリスのダイエットのクラブのようなもので、毎週集まって体重を量ったり、ダイエットについて話し合って、皆でがんばろうという会です。私は会員になったことがないのですが、数年前に友達がずいぶん細くなって、どうしたのと聞くと、彼女のウエイトウォッチャーの資料をコピーしてくれました。

要はカロリー制限。食べ物の表があって、それぞれに点数がついています。たとえばりんごは0.5ポイント、ご飯150グラム3ポイントという具合に。私くらいの体重の人は1日18ポイントに制限しますが、運動をすると2ポイントだけ制限が増えます。

私は3年前くらいに、これでちょっとやせました。人に気付かれたくらいなので、3キロはやせたと思う。期間は1ヶ月くらいだったかな。ポイントをきちんと守れば、割と最初は簡単にやせられます。でもポイントを守るというのが結構しんどい。英語のNo pain, No gainという格言がぴったりです。要するに楽にやせることはできないと言うこと。食べる物をすべて書き留めなければいけないんです。ケチャップやマヨネーズや調理油まで。だから自分で料理する人はポイントを数えやすいけど、外食すると全然だめです。私は外食しないから、その点は大丈夫でした。

18ポイント食べると、おなかはすきません。ひもじい思いは身体的には全然しない。でもみかん一つ食べるにも、気軽に手を伸ばせない。今日どれだけ食べたか、晩御飯に何を食べる予定かを考えて、我慢したりする。だから精神的にはとてもひもじい。

こんなに精神的にひもじい思いをするなら、少しくらいぽっちゃりしても、好きなものを好きなときに食べたいなあと思います。外食もあまりしないし、チョコレートやケーキやビスケットもあまり興味なし。普段は野菜や果物をたくさん食べて、お酒もほとんど飲まない私なのだから、たまにはKFCでフライドチキンを食べたり、ポテトチップの袋を開けたりしてもいいのではないか。果物くらい、好きなだけ山ほど食べてもいいのではないかと。

今回のダイエットは今日で8日目になります。体重は全然落ちていません。ベルトの穴も同じ。本当は、落花生をつまんだり、おせんべいを1枚だけ食べたりと、ポイントを数えないでごまかしているからかな。ご飯1杯といいながら、茶碗ではなくどんぶりだったり。

あしたからは心を入れ替えて、はかりを取り出して、食べる量をチェックしようと思います。そんなにたくさんやせたいわけではなく、3キロくらい減ればとても嬉しいのですが。

ダイエットについてはもっと書きたいことがあるので、また別の日に。

2009年1月12日月曜日

典型的月曜日

また月曜日。早起きしてお弁当を作るのは嫌だけど、子供が学校に行った後、一人になるのは大好き。今日は午前中ヨガを教えに行きましたが、働かない日でも、家事やら何やらで、ゆっくり座ってお茶を飲む時間もありません。でもそれでも、それは子供が帰ってくるまでに、するべき家事などを済ませて、残った時間をヨガをしたりエッセイを書いたりピアノを弾いたりしたいと思っているから、いつも忙しいのです。だからゆっくりする間がないとはいえ、全然文句を言えるような筋合いではなく、むしろそんなにやりたいことがたくさんあるのは、幸せなことですよね。

子供が帰ってきたら宿題やらピアノの練習やらでばたばたして、その後、ほとんど毎日のように、お稽古事やクラブがあります。今日は水泳。その合間を縫って食事の支度。水泳が終わって7時半くらいに帰ってきて、ご飯を食べてお風呂にはいって、子供のベッドタイム。子供も私も、ゆっくりする時間はありません。

子供が寝た後、洗濯物を片付けたりしながら、すっかり中毒になったフレンズを見て、メールをチェックしたりブログを書いたら、もう寝る時間です。早くフレンズが最終回になって、もうテレビを見ないようになりたい。

でも私はそう簡単にはねられません。日記を書いたり、ベッドで30分くらい本を読んで、でも全然眠くならないのだけど、仕方なく12時半から1時くらいのあいだに寝ます。

朝は平日は7時。とても毎日眠くて、しかも冬の今は7時なんて真っ暗で、すごく毎朝辛い。今日は絶対早く寝るぞ、と毎朝一番に決心しておきます。でもまた夜が来ると、全然早く寝られない。やりたいことが多すぎるのです。

2009年1月11日日曜日

猫アップ、魚ダウン

ペパーちゃんは昨晩は、普段なら夜は外に徘徊に行くのに、入り口の椅子の上で寝そべっていたので、ちょっと心配でした。でも今朝起きると怪我はもうかさぶたになってだいぶよくなっているようで、今日は消毒もしませんでした。傷口の周りの毛がすっかり落ちていたのに、なんだかもう生えてきたのか、あまり目立ちません。動物の回復力ってすごいものだと、改めて感心。今日は風が強かったので、外で木の葉を追いかけて遊んでいました。

その一方では、熱帯魚が一匹死んでいました。先日ブログに書いたとおり、水槽の中にタニシのようなものが増えてきて、水質が悪くなっているのを知っていたので、私は少しも驚きませんでした。さすがにデイブもまずいと思ったのか、その後で水を替えていましたが、それでもタニシはまだたくさんいるし、どうなるのか知りません。

もともと熱帯魚を飼うというのも私のアイデアではまったくありません。むしろ飼っていた金魚が全滅して、これで金魚の世話をしなくてよくなったと思っていたのに。でも子供たちが楽しそうにしていたし、デイブも興味がありそうなので、父子で楽しめていいかなあと思いながら、私はいっさい感知しないでいました。そうしたら半年もしないあいだにすっかり興味を失って、子供たちには朝夕言わないと餌をやらないし、デイブは見かねて毎週毎週水を替えたほうがいいのではと控えめに言っても、この有様です。タニシも増えるばかりで、どうしたらいいのか調べようともしないし、ほったらかし。もうこうなったら、魚にはかわいそうですが、私は一切手を洗って、何も言いません。そうしたらおそらく一週間くらいで餓死するのではないでしょうか。でも私は、もう魚の責任まで見切れない!

2009年1月10日土曜日

猫、バレエのレッスン料、水泳の大会

ペパーの耳は今朝は少しよくなっているようでした。それで、やっぱり獣医には連れて行かないと判断して、嫌がるところをまた消毒し続けました。そしたら午後には、またかさぶたを引掻いて、痛さで飛び上がって、ちょっと血がまた出ていました。チャーリーによると、外で木のくいで傷口をこすり付けて掻いていたとか。

それを聞いて、もう勝手にしろ、と思いました。もう心配のしようがありません。動物は人間よりも自然のエネルギーの流れに強くつながっているのだから、こちらの人間が心配してもしょうがない。もう好きに掻いたり引掻いたりして、という気になりました。たぶんペパーちゃんは、「だから最初から、放っておけって言っただろ。」と、また横柄に思っているに違いありません。考えてみれば、傷口は始めは化膿していて、心配だったものの、彼自体は全然平気そうで、別に消毒液を浸した綿で拭いても痛くもなんともなさそうでした。食欲もあるし、事あるごとに何をしているのか知らないけど外に出て行く。

ペットを飼っていても、普段は餌をやったり気まぐれにかわいがったりするだけですが、病気になったり怪我をされると、飼い主の責任をひしひしと感じますね。なんと言うか、動物は人間とは違うのだから、ちょっと直感というか第六感というか、そういうものを使って様子を見なければいけないのかなあと思います。私は特に、人間にしろ動物にしろ、医者のできることは限られていると思っているので。

朝はチャーリーはいやいやモダンダンスとバレエのクラスに行きました。モダンは楽しいのですが、バレエは先生が厳しくて、しかも今新しいことをやっているので難しく、休みのあいだ練習しなかったので、いやだったようです。チャーリーは結構バレエの素質があり、先生も元ロイヤルバレエのすごくいい先生で、がんばれば本格的に踊りをキャリアにすることも出来ると思います。でもそのためには競争はすごく激しいし、よっぽと好きでないとそこまで追求することは出来ない。それにもちろんお金がすごくかかります。私としてはバレエが好きなので、がんばって欲しい反面、中途半端な気持ちでは追求できるようなことではないことも知っているので、本人が嫌なら、まあしょうがないなあと思っていました。

チャーリーのレッスン代はハーフタームまで(学期の半ばまで)でバレエとモダンとタップで67ポンド。まあまあ高いけど、なんとか払えるくらいです。それがチャーリーのレッスン中に、オリビアという15歳くらいの子の請求書を見て、ぶっ飛びました。580ポンド!もちろん彼女はバレエのほかにもタップやコンテンポラリーやらポイントシューズのクラスやらたくさんレッスンを取っているのですが。私はそんなにはとても払えません。だから、チャーリー、嫌なら辞めてもいいのよ、という気になっていたのですが、年初めのレッスンが終わると、またいつもどおりこれからも続けるといっていました。ちょっと胸をなでおろしたのも確かです。複雑。

水泳クラブは1月24日にデボン地区の大会があります。それにチャーリーは初めてチームに選ばれたのですが、ルイは選ばれませんでした。腕のギブスが外れてまだ時間が経っていないからなあと、あきらめてのですが、一応コーチに聞いて見ました。すると、「ああ。ルイはクラブチャンピオンシップにでれなくて、名前がリストに載っていなかったから、忘れていた。じゃあルイもチームに参加してください。」といってもらえました。

自分がチームから落とされていても、あまり気にした様子ではありませんでしたが、そのことを言うととても喜んでいました。やっぱり、少しはがっかりしていたのね。ルイって本当に物事にこだわらない、嫌なことを気にしない、いい性格なのです。本当にうらやましい。

2009年1月9日金曜日

ペパーのその後

昨日の夜の時点ではペパー(Pepper)の耳はまだひどく、獣医に連れて行ったものかどうか悩んでいました。今日の朝は、昨日よりは少しましになっているようでした。においもない。少なくとも悪化はしていない。よかった、このまま消毒を続けたら、多分大丈夫、と思っていました。

そうしたら今日の夕方、いきなり飛び上がって、子供たちの部屋に駆け込んで、2段ベッドの下にもぐりこんでしまいました。ペパーは普段は大体居間のソファーかフランス窓の近くで寝ています。本当は子供が寝ると、自分も子供部屋で、2段ベッドの上のルイかチャーリー(どちらが上で寝るか毎日違う)の足元で寝たいのですが、そうすると叱られるので、こっそりとたまにしかしません。でも、嫌なことがあったり、心配事のあるときは、2段ベッドの下にもぐりこみます。獣医に行く予約のある前の晩も、何も言わないようにしていても、なぜか察してもぐりこみます。

どうしたのかとベッドの下にもぐって嫌がるところを引っ張り出すと、怪我のところのかさぶたをはがしてしまって、またそこから血が出ています。せっかくだんだん直りかけていたのに、また傷口が開いてとっても痛そう。おそらく飛び上がったのは、引っ掻いたせいでしょう。

やっぱり獣医に連れて行くしかないかなあと思うのですが、傷自体はきれい。においもない。おまけにかさぶたと一緒に周りの毛も抜けて、そこだけはげていて、清潔に見えます。もう一度寝る前に消毒したいのですが、多分するとまた家を飛び出して一晩帰って来ないかもしれないので、あしたまでこのまま放っておくことにしました。あしたは土曜なので、獣医は朝しかやっていません。それを逃すと月曜までしまっています。あした様子を見て決めます。でも私としては、本当に獣医に連れて行きたくない。そうなると多分麻酔をして、傷を縫って、抗生物質を、とだんだん大事になる。なんだかそれがかわいそうというか、動物の自然治癒力を人間が介入するのがよくないことのような気がするのです。とはいえ、もちろん症状が悪化したら、急患でも連れて行くしかありません。

昨夜ベッドでCreative Visualizationの本を読んでいたら、離れた人にヒーリングを送る方法が載っていたので、ペパーちゃんに送ってみました。やり方は簡単で、まずリラックスして、その相手をなるべくはっきりと頭に描いて、その人を美しい金色のヒーリングの光で包みます。そして何かできることは無いか聞きます。その後、その人が元気になっているところを想像して、そのことを言葉で自分に言い聞かせておしまい。

まずペパーを思い浮かべて、特に耳の周りを金の光で覆う。そして何かして欲しいことはない?と聞くと、即座に「Lick It (なめろ)」という返事が返ってきました。それで、でもそれはちょっと不潔だから、と断ると、「馬鹿。本当になめるんじゃなくて、想像の中でなめるんだ。」とえらそうに言われました。それでしばらく傷をお母さん猫のようになめてあげて、これでいい?ときくと、「a litte more」とまた短い返事が。それでまたなめた後、あしたまた消毒してもいい?と聞くと「No」といわれました。でも、やっぱり消毒したほうがいいと思う。ちょっとだけやらせて、と頼むと、「only a few times. without fuss.(じゃあ2-3回だけ。さっさと済ませろよ。)」と言われました。

朝起きてこのことを子供たちに言うと、子供たちにも思いっきり呆れられました。でも朝の時点では、ペパーは快方に向かっていたので、私は私が想像の中でなめてあげたからよくなったのだと思っていました。

さてあしたはどうなっているでしょうね。かさぶたを引っ掻いてはがしてしまうというのは人間でもよくするし、かさぶたを掻きたくなるくらいよくなってきているのではないかと、楽観的に考えています。

今晩もすっかり傷が治って、元気になったペパーを思い浮かべながら寝ます。それにしても、ペパーちゃんって、結構人間に横柄な喋り方をする猫だったのね。村上春樹の海辺のカフカの小説に、猫と話が出来るナカタさんと言う人がでてきますが、猫にも上品なのや、頭の悪いのや、色々な喋り方をするのがいました。うちのペパーはぶっきらぼうに短気に喋るタイプのようです。でも性格はとってもかわいいのに。

2009年1月8日木曜日

臭い猫の話

今朝起きると、先に起きていた子供たちが、ペパー(Pepper,猫)の頭に臭いものがついているといいます。くんくんとかいで見ると、確かにくさい。外で犬か狐の糞にでも頭をこすり付けたのかと、ベビーワイプで拭いてみると、赤いものがついいています。もっとよく拭くとどんどん赤が濃くなる。血が出ていたのです。位置は耳の後ろくらい。それで日本から送られてきたオキシドールで拭くと、にゃおうとないて、家を飛び出していきました。

チャーリーに聞くと、朝は餌のボウルが空になっていたし、私がお弁当にツナサンドを作った後、缶に残ったツナもおいしそうに食べていました。だから調子は悪くなさそうです。

その後子供と一緒にスクールバスを待っているときに、猫にかけては詳しい隣のおばさんに、ちょっと聞いて見ました。すると、彼女はそれは多分ドブネズミ(RAT)にかまれたのだろうといいます。ペパーは毎日のように狩りをするのですが、獲物はたいていは10センチ以下のねずみや小鳥です。ラットは20センチ以上で、しかも攻撃性が強く、攻撃されると反撃してくるらしい。想像にたやすい通り、ラットは汚い動物で菌を沢山持っています。そのせいで、かまれた傷口が化膿したのだろうとのこと。もしも悪化したら、獣医に連れて行って抗生物質をもらわないといけないとのこと。でもその前に、まずきれいに傷口を消毒しなさいと、デットルという消毒剤を貸してくれました。それですっかりよくなるということもあるからと。

その後今日は3回くらい、消毒しました。別に痛がるわけでも嫌がるわけでもありません。傷をなめたり掻いたりもしていない。でも傷のある辺りは毛が抜けて、血のついた毛が固まっていて、かなり大きな傷です。2センチくらいかな。嫌なにおいは無くなったので、これでよくなってくれればいいのですが。


本人は至って元気で、いつもどおりソファーで寝そべっているし、餌も普通に食べています。午後には外に遊びに行って、泥だらけの足で帰ってきて、ソファーとカーペットを泥だらけにするといういつもの悪いペパーちゃんです。

猫に薬をやったり、獣医に連れて行ったりするのが、とても嫌なのです。お金もかかるし、嫌がるところを連れて行くのが大変というのもありますが、猫という動物の自然に備わった快癒力を、人間の手で介入するのが、嫌なのだと思います。自然な健康の流れの妨げになりそうな気がして。

チャーリーは学校から帰ってくるや、ペパーはどう?と聞いていました。学校でもずっと気になっていたようです。

今でもけろりとしていますが、明日の朝には、傷が回復してきているといいのですが。

2009年1月7日水曜日

寒い

       今朝8時の天気。霜が降りています。

イギリス人って天気の話が好きですよね。これはなぜかというと、天気が変わりやすくて、結構話題になるからです。それで今日も天気の話です。


今日も昨日に続いて激寒が続いている。相変わらず空気は乾燥しているので、雪は降っていませんが、地面は完全に凍っています。イギリスでは温暖なはずのデボンでも、今日はマイナス10度くらいのところもあるとか。私は今日の午前11時くらいに、外の水道の栓が凍ったので、お湯をかけてジフィー封筒(クッションのはいったふわふわした封筒)を蛇口にかぶせました。すると1時間後には、かけたお湯がコンクリートの上にたまって、氷になっていました。
ニュースでは、ウェールズのある土地では水道管が破裂して、飲み水がトラックで配られているとか。今のところそれ以上のニュースはありませんが、これ以上気温が下がると、何かあるなという言うらい寒い。老人は家を出ないようにしているだろうから、あしたスーパーに買い物に行くとすいてるだろうな。


今午後6時半ですが、骨折して以来始めてルイはラグビーの練習に行きました。Tシャツとトレーナーで、寒くないかなあと思っていましたが。今電話があって、地面が凍りついて危ないので、キャンセルになったとのことです。そのくらい寒い。

2009年1月6日火曜日

激寒


今日も激寒でした。車の中の温度計は朝マイナス8度、夕方6時でもうマイナス4度でした。昼前に出かけようとすると、昨夜からのしもが車の窓からまだ溶けていなくて、霜取りでちょっと約束に遅くなりました。(この寒いのに、友達とプールで泳いだ)


イギリスでは冬は、天気がよくて雨が降らないと寒くなります。だから悪いことばかりではなく、たとえば地面が乾いている。普通は冬は地面は泥だらけなのですが、しばらく乾燥しているので、久しぶりに庭にまだなっている作物をとりに行きました。長ネギは凍っていました。パースニップという根菜は、葉の部分が死んで姿が無くなったので、適当に育っていそうなところをシャベルで掘るのですが、本当に地面がカチカチに凍っていました。生えっぱなしになっている大根も収穫しましたが、かなり董が立っているので、食べれるかな。収穫した野菜は、外に置きっぱなしにしています。冷蔵庫よりももちろん外のほうが温度が低い。


寒いのがだんだん辛くなってきました。まだ雪が降っていないだけましですが、もう朝から晩まで寒くて、嫌だ。サウナか温泉かに入って、体の芯から温まりたい。

2009年1月5日月曜日

2009年10大ニュース

コンピューターが直りました。デイブがコンピューターショップに持っていったら、グラフィックカードが外れていたということで、修理代5ポンド也ということでした。たぶんロンドンとかだったら50ポンドくらいかかるだろうし、ここでもPCワールドなどの大きいチェーン店にもって行けばもっとかかると思うのですが、個人で細々とやっている店に持っていったので。北デボンってこういうところなんです。

今日のニュースであのお皿のウエッジウッドが倒産したとのことでした。別に陶器に興味があるわけではないのですが、昔日本でロイヤルドルトンの輸入をする商社に勤めていたので、ちょっと詳しかった時期もあったので、不思議な気持ちです。まあでも、多分イギリス人はウエッジウッドなんて買わないで、アメリカ人や日本人でもっていたのではないかな。

今日は昨夜雨が降ってちょっと暖かいような気もしたのですが、また今夜は星が美しい晴れ上がった空で、あしたもまた寒いそうです。何でもマイナス10度になるとか。寒いというのは、本当に肌で感じます。肌荒れがひどくて、日に何度も顔にクリームを塗りなおして、手足にも朝晩たっぷりクリームを塗らないと、寒さで痛くなるほどです。

さてさて話は変わって、昨日の続き。今年2009年の10大ニュースです。
1.あれよあれよというまに体重が5キロ落ちて、何を食べても太らない体質になった。
2.とてもいいフェイスクリームが見つかって、小じわがすっかりなくなって、5歳くらい若返った。
3.宝くじに当たって5000ポンドもらった。
4.宝くじのお金で、家族でスキーにいった。
5.ヨガのクラスが2クラス増えて、どのクラスも満員で盛況。
6.去年書いたデボンについてのエッセイが日本で出版された。
7.日本に子供づれで夏に6週間ゆっくり帰国し、高校と大学の同窓会に出席した。
8.ちょうどタイミングよく、ポンドが対円で元のレートに戻った。
9.子供たちが日本語がまあまあ話せるようになった。

10番目は秘密にしておきます。

そういうわけで、2009年はとってもいい年になりそうです。皆様にとってもいい年でありますように。

2009年1月4日日曜日

OUT OF ORDER、10大ニュース

My computer has broken down. Dave let me use his lap top but I cannot type in Japanese and too tired to figure out how.

When I come to think about it, I couldn't type any of the web page in Japanese until recently. And even then, I didn't know why suddenly I could type in japanese.

It is going to the computer shop tomorrow. Hope it will be back by the evening.

Business will be as usual from tomorrow. I will have a class to teach in the morning and the kids will be at school. I planned to do some writing tomorrow which I couldn't during Christmas holiday. It will have to wait. Or may be I can use pen and paper?

ここまで書いて、なぜかわかりませんが、急に日本語でも書けるようになりました。せっかくなので、ちょっと昨日考えていたことを書きます。友達のブログを見ていたら、去年の自分の10ニュースをリストしていました。それでわたしもとかんがえてみたのですが、おもいつくことといえば、子供のことや、本を読んで人生観が変わったとか言う超個人的なことや、ブログに書くのがはばかられるようなことばかりです。
なんだか私の生活って本当に子供中心、そしておたく的だなあと思いました。

こういう前書きをおいてあえて自分のニュースを順不同であげてみると、
* イギリスの田舎についてのエッセイをかき終わった。
*A Course in MiraclesというほんのStudent Workbookを読み終わった。
*Esther & Jerry Hicksという人たちの著書に出会って、人生観、宗教観がすっかりかわった。
*母と妹がイギリスに来た。
*このブログをはじめて、むかしの友達などと親交をあらたにできた。

子供たちはもっと簡単で、
*ルイが水泳で4000メートル、チャーリーが3000メートルのバッジをとった。
*チャーリーが水泳の大会で全部1位になった。
*日本語をおぼえはじめた。
*ルイ骨折
*チャーリーバレエの大会でソロを踊る。
といったところです。

でもいってしまった年を振り返るのも今ひとつ面白くないので、明日は2009年の10大ニュースを書いてみようと思います。

それまでにコンピューターが直っているといいのですが。コンピューターというよりも、スクリーンがおかしいのですが。

2009年1月3日土曜日

天気、熱帯魚

今日もとても寒かった。海辺の散歩も飽きたし、昨日はプールに行ったし、何をしようかと思った挙句、結局小学校のテニスコートでテニスとバトミントンをしにいきましたが、とっても寒くて、最初の20分くらいは手がかじかんだ。しかもテニスコートの日陰になっている一部は凍っていて滑りやすく、コートの3分の2くらいしか使えなかった。でもまあ運動になったし、天気のいい日に家にこもってるのももったいないので、まあ楽しかったです。

今年の冬休みは例年になく天気がよくて、でもイギリスの冬は晴れれば晴れるほど寒くて、毎日零下ぎりぎり前後です。なぜ天気がいいと寒いかというと、曇りの日は雲が毛布のように熱を逃がさないようにするからだそうです。だから晴れた日はからっと気持ちが良いけど、きりりと寒い。もちろんこういう日のほうが、薄暗くどよんとした日よりも好きです。でも今年はまだ雪が一度も降っていません。

話は変わりますが、うちでは夏ぐらいから熱帯魚を飼いはじめました。それが1ヶ月くらい前に、小さいタニシのようなものが水槽の内側にくっついているのを発見しました。まさに「わいた」という感じです。多分、買った水草に卵がついてたのだろうと思ってそのままにしていたのですが、最近これが増えてきて、今ではぱっと見ただけで20匹くらい、おそらくじっくり観察したら50匹くらいいます。大きさも1ミリくらいから1センチ弱とまちまちで、始めは水草の卵としても、今では完全に繁殖しているようです。

私は熱帯魚の世話は、餌をやるだけしかしません。後はデイブと子供たちの仕事です。でも最初は熱心に毎週のようにペットショップに行ってあれやこれやと買ったり、水質を調べてもらったりしていたのですが、今では完全にほったらかし。私だって、魚には健康で長生きして欲しいものの、自分で水を変えたりするのは嫌だし、ましてやいまやタニシが繁殖して、少し気持ち悪くなってきました。まあ熱帯魚自体は元気そうなので、それなりにエコシステムが出来て、バランスが取れているのかもしれません。

2009年1月2日金曜日

世界最強の男

今日「世界最強の男」の決勝でした。これは毎年このくらいの時期にテレビで放送するもので、世界中の重量挙げやらボディービルディングやらなんかのむきむきした男が集まって、トラックを引っ張ったり、ビア樽を投げたり、ジープを持ち上げたりして、誰が世界一か競うもの。

これが毎年テレビでやっていることはなんとなく知っていましたが、マイナーなイベントだし、全然興味がなくて、見たことありませんでした。それが去年の暮れにたまたまはじめてみて、チャーリーがこれにはまってしまったのです。それで今年は予選から家族で毎日見ていました。

全然興味がなくても、毎日見ているとだんだん情が移ってきて、ひいきの選手まで出てくる。チャーリーは唯一のイギリス人を応援していましたが、これは決勝には進んだものの、この中では最下位で、彼女はとても憤慨していました。でも、アメリカ人が優勢な中、去年優勝したポーランド人のおじさんががんばっていて、後半はルイもチャーリーも私も彼を応援。最初は5位で苦戦していたものの、最後に逆転して、5年連続で世界最強の男の栄冠を受けました。


話は変わりますが、夏オリンピックの競技の中では、何が好きですか?見ることに限れば、たいていの人は、体操とか陸上とかですよね。でもチャーリーはなぜが重量挙げが大好きで、ジャークとスナッチという二つのカテゴリーがあることまで知っています。オリンピックのころは、重いものを見るたびに、重量挙げの真似をしていました。他にはテコンドーとか、柔道が好きです。実はしばらく柔道を習っていたこともある。陸上の競技では砲丸投げが好きです。

子供とはいえ、人間の好き好きって、よくわかりませんよね。私はそんなもの全然興味ないし、うちにはチャーリー以外、そんなものを好きな人はいません。


そうそう、あまり見たことがないけれど彼女は相撲も好きです。ルイとチャーリーの相撲はこちらです。
http://uk.youtube.com/watch?v=AZNSrlJvG0E&feature=channel

2009年1月1日木曜日

お正月
















イギリスのお正月はつまらない。何もかもがしまっているし。クリスマスのような楽しいこともない。食べ物もローストチキンをするつもりでしたが、あまり物が余りに沢山冷蔵庫にあるので、今日はそれをなんとか片付けることにしました。昨日のりを一袋あけたので、適当なものを具にまき寿司でも作ります。それからプロフィッタロールという、チョコレートシュークリームのようなものを、一応お正月なので、申し訳程度に、作ろうかと思います。










寒くて(零下2度)あまり天気は良くなかったけど、することもないので、おとといキャンプファーヤーをしたアボシャムクリフから、グリーンクリフという隣の海岸まで、海沿いを歩きました。車から往復5キロ位かな。アボシャムまで戻ってくると、海岸に下りて、岩場で岩礁を観察しましたが、あまりにも寒くなってきたので、車に戻りました。子供たちは文句も言わずよく歩くようになったけれど、今日は足の指が冷たいとチャーリーはちょっと文句を言っていました。


午後には皆でゲームでもしようといっていたのに、ルイは隣の家に行ってしまい、それでチャーリーは隣の女の子を呼んで、今二人でカラオケを絶唱しています。マイクは1本しかないのですが、チャーリーは声が馬鹿でかいので、エミリーがマイクで歌ってチャーリーがマイク無しで歌っても、チャーリーが一人で歌ってるのかと思うほどです。










時々、どうしてこんな声の大きい子を産んでしまったのかと思います。耳が悪いのかと思うと、とんでもない。隣の部屋で話をしていても、聞きつけて跳んできます。声が馬鹿大きくて、地獄耳なんです、この子って・・・・

プロフィッタロールおいしく出来ました