2009年12月30日水曜日

Wii

遅ればせながら我が家にもWiiが来ました。子供たちがクリスマスにもらったお金で、共同で買ったものです。昨日届いてセッティングして、今日数時間遊んでました。

ゲームのほうは買ったときにWII スポーツとWII リゾートがついてきました。スポーツのほうはテニス、ボクシング、ボーリング、野球、ゴルフ、リゾートの方は剣道、水上スキー、卓球、アーチェリーなどです。

テレビにつなげる一番初めのセッティングはわたしがしたのですが、後は子供たちが勝手にやりました。使い方もあっという間。よそでやったことがあるから、すぐわかるようです。

コンピューターゲームやDS などに比べると、皆で順番にやって点数を競い合うので、その点家族や友達と一緒に遊んでると言うのは良い感じですね。むしろこんなの一人でやってたら悲しいかなあ。

スポーツ関係のゲームが多いんですが、これさえあればもう外でスポーツする必要ないねなんて声も聞いたことがありますが、それはぜんぜん違います。反射神経の訓練にはなるだろうけど、運動にはなりませんね。何しろ座ったままでも出来るんですから。(でもたいてい立ち上がってテレビの画面の前に陣取って、結構体を動かしながらゲームしてしまいますけどね。)

どのゲームもよく出来てるなあと感心します。私はテニスが一番好きです。でもサーブが絶対に入るので、これはちょっとありえないなあという感じ。意外に面白いのがボクシングです。要するに相手を殴り続けるわけですが、結構長時間パンチし続けたり、かわし続けたりするので、テニスよりは運動量は多いです。

ゴルフは面白くないなあと思うんですが、デイブとルイは気に入ってるので、これはWIIのゴルフというよりも、ゴルフというスポーツ自体、たぶんやっても私には面白くないんだろうなあ。

普段は子供たちがテレビやコンピューターゲームをする時間は制限があるのですが、今日と明日はものめずらしいので大目に見てます。

さて明日は大晦日。友人からパーティーにお呼ばれしましたが、なんとなく気が向かず、口実を作っていかないことにしました。その代わり元旦にはアバターを見に行く予定です。

2009年12月29日火曜日

90歳のドライバー

今日たまたまニュースをつけたら、90歳のおばあさんのドライバーがインタビューされてました。彼女は今オーストラリア1周のドライブ一人旅行中です。これはここ数年毎年やっていることで、今年はなんとホンダがスポンサーしてくれて、ホンダのかっこいい車で周ってます。

動機を聞かれて、「それはもう、一人でこの広々とした道を運転してると、本当に自由!!って感じがして、最高に気持ち良いからよ。」とのこと。

彼女は75歳でだんなさんが亡くなるまでは、あまり運転をすることもなかったのだけれど、未亡人になって運転するようになって、虜になったとのこと。オーストラリア1周はこれで5回目くらいらしいのですが、一度は事故って車が丘から転落。「ああ、これでおしまいだなあ。まあ良いや、こんな死に方なら文句なし。」と思っていたら、車は転がったあと無事に着地して、事なきを得たそうです。

彼女は外見はとても90歳には見えません。確かに皺があって白髪で、老人には見えるけれど、それもせいぜい75歳くらい。足腰がしっかりしていて、健康そのものといった感じです。何よりも表情が生き生きしていて、インタビューの内容もユーモアがあって話し上手で、まさに自分の好きなことを思う存分している満足感で輝いていました。

インタビューの最後に、「これを一体いつまで続けられると思いますか。」とちょっとぶしつけな質問をされていました。

「確かに毎年年をとっていってるのは否定できないわ。だから毎年、これが最後かもしれないと思うの。でもそれが良いのよね。これが最後だから、何でもかんでもやりたいことは全部するぞーって思うの。」とのこと。

こういうの良いですよね。私も90歳になっても、好き勝手なことやっていたいです。

そのためにはまず体が資本。そのためには運動して食事に気を使って、若さを保たなければいけないのかな。でももしかしたら、気持ちが何よりも大切で、いつも好奇心を大切にして、周りの目や年のことなんて気にしないで、やりたいことをどんどんしていれば、体もついてくるのかな。

アブラハムに言わせるときっと後者だと思うんだけど。

現在の生活を犠牲にしない程度に、苦痛にならない程度に、楽しい範囲内で、体も鍛えたいですね。

2009年12月28日月曜日

Kazuo Ishiguro


昨日はすごく久しぶりにテレビで映画を見ました。The Remains of the Daysという1993年の映画です。主演はアントニー・ホプキンスとエマ・トムソン。脇役で有名になる前のヒュー・グラントや元気なころのクリストファー・リーブスが出てました。イギリスの1940年代が舞台で、執事のホプキンスと女中頭のエマ・トムソンの、恋愛というにはとてもいえないような、イギリスイギリスした、静かな映画です。でもこれアカデミー賞、取ったかノミネートされたか、とにかく有名な映画です。

この映画の原作の作者はカズオ・イシグロといいます。日本でも翻訳されているのかなあ。彼は年は私より10歳くらい上。何でも生まれは長崎で、6歳からイギリスに住んでいて、たぶん日本語は出来ないんじゃないかなあ。この本The Remains of the Days(残りの日々)は彼の3作目の本です。

ロンドン大学にいたとき、文学の授業の課題が彼の2作目の本、An Artist of the Floating Worldで、そのときレクチャーに来てくれました。そのとき本にサインをしてもらってた人もたくさんいたのですが、それ以降こんなに立派な作家になるとわかっていれば、私ももらっておくんだった。

彼はイギリス人ですが、イギリスだけでなく英語圏の世界中ですごく高く評価されています。イギリスの、というよりは英語圏の世界で最も権威あるブッカー賞をこの本は受賞したし、ほかにも3回最終審査にノミネートされました。そして1995年には、1920年代にTimes 誌が創刊されて以来最も偉大な作家の100人に選ばれています。

私の読んだのはこのAn Artist of the Floating Worldと The Remains of the daysのほかに When we were OrphansとNever let me go の4冊。

An Artist..はまだ英語で読むのに慣れてない頃にはじめて読んだので、また読み返しました。これは舞台は戦後の長崎で、このartist of floatin worldというのは浮世絵師という意味です。イシグロ氏は子供のとき日本を離れて一度も帰っていないらしいんですが、それにしても英語で読んでると言うことを忘れるくらい、すごく舞台の日本に馴染んでました。

どれも読んだのはしばらく昔なので、それぞれの感想は書きませんが、彼の小説って、どこか(大体最後)大声で声を上げて泣き出したくなるような部分があるんです。それも安っぽいセンチメントや恋愛小説ではなく、切なく本当に胸がつまされると言うか、大声で泣く意外どうすることも出来ないような、諸行無常というか、人生の不条理さというか。ものの哀れと表現した評論家もいました。

昨日この映画見て、カズオイシグロがどんなにすごい作家であるか思い出しました。機会があれば読んでみてくださいね。きっと翻訳されてますよ。

彼のことを書いた同じブログではずかしながら、詩のブログ更新します。先日書いたセント・キャサリンズ・トーのことです。
http://fordfarmpoems.blogspot.com/

2009年12月27日日曜日

一人です

先日ちょっと書いたのですが、日本から母が産経新聞のエッセイコンテストの記事を送って来たので、12月に入ってからは、冬休みが来るまでにと、それを書いていました。たった1600字なので、その気になれば2日もあれば出来ました。

それを出し終わってやっと冬休み。それで日本から知人が送ってくれた「公募ガイド」という雑誌を読んでいると、詩の公募が二つ見つかりました。ひとつは詩集コンテストと言い、10編以上をまとめて出さなければいけません。これは締め切りが12月28日。

これに気付いたのは20日くらいでしたから、1週間しかありません。何もないところから新しい詩を書くわけではなく、書き散らかしてあるノート中からよさそうなのを拾って推敲するだけなので、普通なら1週間あれば出来るんですが、何しろクリスマスです。お酒も入ります。

無理かなあと思いながらも、毎晩家族が寝静まってから、一人で詩の推敲をせっせとしていました。でもやっぱりクリスマスはそういう気にはなりませんでした。お酒はワイン1杯くらいしか飲みませんでしたが、それでも詩を推敲できるような頭ではありません。昨日も1時間くらいコンピューターの前で頭をひねりましたが、最後の最後まで推敲しきれるかどうか。やっぱり無理かなあ、と思っていたら・・・・

今日からデイブが子供たちをつれて実家のイングランド北部に行くことに急に決まりました。行くとは言っていたのですが、誰にも連絡しないし、たぶん行かないだろうなあと思っていたら、急に昨日決めたようです。

それで今日から火曜まで私は一人です。おかげで今日の午後は詩の整理に費やし、今日やっとぎりぎりでネットで応募しました。郵送だったら無理でした。

昨日まで食べ過ぎたので、一人ですごす3日間、節食してすっきりしようと思っていたのですが、締め切りに間に合ったことでほっとして、今晩は一人で普段見ないようなテレビを見ながら、あれこれ冷蔵庫の中の食べ物をつついています。あの大きなトライフルというデザートも一人で平らげてしまいました。(残っていた分を、ですよ)

クリスマスの25日と26日は前に書いたように、暴飲暴食でした。暴飲のほうはワイン1杯くらいなので、問題は暴食のほう。普段の何倍もの動物性脂肪やたんぱく質や白砂糖を食べました。それでさすがに昨日は眠りがよくなかった。朝ちょっとのどがいたいと思ったくらいでした。

それで今日からは食生活を正すつもりでしたが、家中においしそうな食べ物があって、今日もちょっと食べすぎ。

今日はそれでもヨガをしたので、これがスタート。明日からもっと規則正しくしたいと思います。でもその前に、子供のいない休日の朝、罪の意識なく遅くまで熟睡したいです。

2009年12月26日土曜日

ボクシングデー

今日はボクシングデー。クリスマスの次の日です。名前の由来は、昔の貴族やお金持ちのご主人たちが、クリスマスの日にがんばってくれた召使やコックに箱に入ったプレゼントを上げる習慣があったことからきたとか。今ではただの祭日です。

今日は朝ごはんのあと海の近くをほんのちょっと散歩に行って、そのあと午後には久しぶりに家族で昔ながらの人生ゲームのようなゲームをしました。クルードという探偵ゲームと、モノポリーという不動産を買い占めるゲームです。

モノポリーはすごく時間のかかるゲームで、結局ルイが勝ちましたが、3時間以上かかりました。そういうわけで今日はほとんどほかには何もしていません。

食べ物も昨日の残り物やら、出来合いのものがたくさんあるので、ほとんど料理らしい料理もしてません。

食べ物はふんだんにあります。普段はダイエットしてますから、常に食べる量を気にしていますが、昨日と今日は量を気にせず食べました。そうすると思ったんですが、油断すると普段食べる量の3倍ぐらい簡単に食べられるんです。ということはいつもは、腹八分目どころか、満腹の25パーセントくらいしか食べてないことになります。しかも普段飲まないお酒を飲んだから、カロリーはさらにとってるだろうなあ。

まあ良いや。明日からデイブが子供たちをつれて実家に行くんです。その間節食しよ。でも相変わらず食べ物は冷蔵庫にふんだんに残ってるしなあ。道中のお弁当として、持たせるしかないかなあ。

2009年12月25日金曜日

クリスマスの御馳走2

(前のブログからの続き。そちらを先に見てください。)
ローストビーフをお皿に載せて、こんな感じで食べます。付け合せはにんじん、メキャベツ、パースニップ、ローストポテト、赤キャベツ、マスタード、ホースラディッシュ。そして2つある丸いのは、ヨークシャープディング。これは冷凍。


 帽子をかぶって食べるルイ


チャーリーもおいしく食べてます。
今日はとってもいい天気で(毎年クリスマスは天気が良い)、写真がきれいに取れました。食べ過ぎたし天気が良いので散歩にでもと出かけましたが、デイブは昨日の怪我のひざが痛く、ルイは転んだときにうった腰が痛く、遠くまで歩きませんでした。おまけに残っていた氷で、懲りずに遊んだチャーリーはひざを怪我して、家はけが人ばかりです。

クリスマスの御馳走 1

  今日はクリスマスです。写真を中心に食べ物のブログです。まずは前菜。えびとスモークサーモン。

 これはテーブルセッティング。お皿の前にある筒のようなものは、クリスマスクラッカーで、これを開けると中から物が(景品)出てきます。今年は自家製を作りました。中にはお菓子のほかに、クリスマスディナーを食べるときには必ずかぶる紙の帽子とお金を入れました。


 これはメインコースのローストビーフ。このまま食べるわけじゃありません。これを切って取り分けて食べます。




デザートの悪魔のケーキ(このブログではおなじみ。死ぬほどおいしい)とトライフル。

そしてサマープディング。これは本当に、作った自分が言うのもなんですが、泣けるくらいおいしかった。
5枚しか写真が載らないようなので、残りを別に載せます。



2009年12月24日木曜日

クリスマスイブ




今日はクリスマスイブです。今は午後8時。フェイスブックの友達のコメントを見ていると、もう野菜も準備したし、中には七面鳥ももうできたと言う人も。皆さん準備万端で、家族そろってのんびりしてる様子です。

でもうちは違う。今日はデザートを3つ作ったあと、なぜか窓拭きをして、そのあと餃子を山ほど晩御飯に作りました。餃子は手間がかかるので、我が家ではご馳走です。今日は日本から送ってもらった皮を使ったのでそうでもありませんでしたが、皮から自家製で作るときは3時間くらいかかります。今日は珍しくデイブが手伝ってくれたので、まあまあ早く出来ました。数えてみると87個ありました。

ご存知のようにイギリスでは寒波が続いていますが、今年ほど氷がひどいのは初めてです。昨日は私は夜買い物に出かけるときにころびそうになったのですが、デイブは車から物を出すときに転んでひざを痛めたとか。今朝も転んで足首とあごを打ち、車もスリップしてお隣さんも居間に突っ込みそうになったらしい。

そのあとルイが隣の家に遊びに行こうとして転んで、頭をコンクリートで強打。救急車を呼ばなければいけないかと思うくらいでした。我が家だけで3回事故があったくらいですから、全国的には大変な数の人が怪我をしたことでしょう。

高速道路も閉鎖、空港も欠便や閉鎖、その上ロンドンとフランスをつなぐユーロスターも先週の寒波でトンネル内の立ち往生になり、まだ平常には戻ってません。今年のクリスマスは、過ごしたいところで過ごせない人がたくさんいそうです。

今子供たちが寝室に行きました。これから明日のためにじゃがいもや野菜を剥いたり、プレゼントのラッピングです。サンタは今夜来ます。サンタのためにミンスパイとにんじんをテーブルの上において、子供たちはベッドに行きました。眠れないよ今夜はきっと。

写真は家の出口の氷と餃子。
詩のブログ、よければ見ていってください。http://fordfarmpoems.blogspot.com/

2009年12月23日水曜日

クリスマスショッピングとプリンスウイリアム




明日はクリスマスイブです。日本ではイブが祝われますけど、イギリスでは25日がお祝いです。イブは日本の大晦日のような感じです。朝からいろいろ忙しく、午後から夕方にかけて落ち着いていくと言う感じ。サンタが来るのは24日の夜なので、私たちはラッピングとかいろいろ忙しい。

私はラッピング以外に残っている大きい仕事は食料品の買出し。近所には2件スーパーがあるんですが、これがむちゃくちゃ混むんです。大きい駐車場があっても、なかなかスペースが見つからず、おまわりさんが交通整理していたとしもありました。

停めたら停めたで、中が超混雑で人を押し分けての買い物で、しかもレジで長蛇の列。昨日行った知人は30分並んだとのこと。

それで今日、晩御飯が終わったあとで行きました。この時間ならすいてるだろうと。でも問題は寒波が来ていることです。今日は午後雨が降っていたのですが、これが夕刻後は凍り、家から車までの間2メートルくらいがまず滑って危ない。大丈夫かなあと恐々でしたが、大きい道に出ると大丈夫でした。

店のほうは混んでました。この時間なのに。知人がここで働いているのですが、彼によると今夜は今年一番混む晩だとのこと。でも駐車も待たずに出来たし、レジの列もそれほどではなかったので、作戦成功。これでクリスマス明けまで買い物はいりません。といっても店が閉まってるのはクリスマスと、その翌日だけで、その後はまた営業するんですけどね。

話は変わります。

プリンスウイリアムって知ってますよね。イギリスチャールズ皇太子の長男で、王位継承権の2番目に当たります。お母さんは亡きダイアナ妃。

このウイリアム王子、先週ホームレスの人のチャリティーのために、一晩ロンドンの町の裏通りで寝たそうです。ご存知のとおり最近は寒くって、その日も最低は零下3度まで下がったとか。

彼一人じゃなくて、そのチャリティーの代表の人と一緒だったのですが、多分そのほかにもボディーガードとかがついていたことでしょう。それにしても、よくがんばったなあって見直しました。朝6時までそこで寝て、その後チャリティーの経営するホームレスの人の簡易宿泊所で朝ごはんを作るのを手伝ったそうです。

私は原則的には王室には興味がありません。いまだに上院が指名制の貴族院で、世襲の議員なんかも少数ながらいることなんかを考えると、王室なんてなくなったほうが民主主義のためには良いと思うんだけど、それにしてもイギリスの王室はなかなかやります。

ダイアナ妃もいろいろチャリティーのためにつくした人でした。まだエイズに関する偏見が強いころ、エイズ患者を見舞って握手したり肩を抱きあったりして、偏見をなくすのに貢献したし、ホームレスのチャリティーもよく訪問していました。死ぬちょっと前は、地雷禁止のためにキャンペーンに力を入れていました。

私は別に今まではウイリアムもハリーもぜんぜん興味なかったんだけど、この寒空の中、本当に道端で寝たのかと思うと、なかなかやるね、すごいね。

ほかの王室メンバーでは、ウイリアムの弟のハリー王子は空軍に入っていて、湾岸戦争では現地に行くと自分で言っていました。でも実際には、そうすると敵からのターゲットにされて足手まといということで、実現しませんでした。

チャールズの弟のアンドリュー皇太子は海軍(だったと思う)で、こちらはフォークランド戦争の時にはフォークランドに行ってました。

日本の皇室に比べて、イギリスの皇室ってアクション派なんですね。

どちらにしても、民衆から隔離して特権のある生活をしているだけでなく、こうしていろいろ社会の役に立っているというのは、やっぱりイギリスの王室っていろいろ話題になるだけあるなあと思います。
ところで昨日に引き続き詩のブログを更新しました。似たような詩になっちゃいました。

2009年12月22日火曜日

クリスマス休み2日目

朝起きると雪景色でした。といっても2センチくらい。それでも地面が凍っているのでぜんぜん融けません。デイブは今朝家から大きい道に行くまでの1キロくらいの坂道が車で上れなかったそうです。幸いなことに別の道があるので、バックしてそちらから行ったらしい。お隣さんも車をいつも停めている自分たちのヤードではなく、私のうちの前に停めているので、どうしたのかなあと思っていたら、ほんのちょっとの傾斜が上れなかったとのこと。

ヨーロッパとか、日本の北国とか、雪深いところに比べるtこんなの雪とはいえないくらいなのに、準備がないとは怖いことです。大きい道は寒い夜は夜中に塩がまかれるのですが、このダンプも台数が限られていて、25パーセントくらいの道にしか出来ないとか。

ロンドンを含むイギリス東部ではもっと本格的な雪が降っていて、空港も閉鎖、道路も閉鎖、昨夜は2000人の人が車が立ち往生になり、レスキューされたとか。

今日はルイの友達のハリーが遊びに来ました。お母さんのメアリーと上の娘さんも一緒です。昨日書いたとおり、メアリーは最近だんなと別居したということで、お茶でも一緒に話を聞こうじゃないのということになりました。

メアリーには子供が4人。上の二人(18歳、17歳)は最初のだんなとの子供、ハリーを含む下の二人は今の(というか、数週間前までの)だんなとの子供です。今日来たのは2番目の17歳の娘。

娘さんがいるところでこんな話するのどうかなあと思ったのですが、メアリーはぜんぜん気にしていないよう。年のせいもあるし、別れる相手が彼女の父親ではないと言うせいもあるのか、彼女の前で平気で旦那の浮気の顛末を教えてくれました。

相手は友人の友人で200キロくらいはなれたところに住んで知るらしい。夏ぐらいからだんなとこの女性はメアリーの前でおおっぴらによく電話したり、フェイスブックで連絡を取ったりしていたそうです。でもただの友達だと主張していたそうです。

こういうの心理セラピー用語ではデナイアル(否定)というんですけど、日本語でも言うのかな。メアリー、しっかりしなさいよ。そんなの友達のわけがないでしょ。こんなに長い間、目の前で堂々とこんなことされて、そんな言葉を信じるなんて。

まあ、そういうことは他人だからわかるんだけど、当人としては信じたいことを信じて、だまされてしまうんだなあ。

メアリーはだいぶやせたようでした。でもそのせいもあってか、今日は今までになくきれいに見えました。お化粧もばっちりマスからつけて、ひざまである編み上げブーツで決めてました。たいてい女の人って離婚するときれいになるんだよね。

それにしてもメアリーと娘さんは本当に友達のように仲がよさそうで、うらやましかった。彼女にすれば本当のお父さんではないから、私と一緒になって彼のことをけなしてました。

メアリーがトイレにたったすきに、彼女と大学はどんなところに行きたいのか、何を専攻したいのかという話をしました。すると、父方のお兄さんがオーストラリアに住んでいるので、そこで大学に行きたいと、嬉しそうに話してくれました。お母さんがこういうことになっても、自分は自分でぜんぜん平気で、あれもしたいこれもしたいと夢を語ってくれると言うのは、若々しくてのびのびしてて、まあメアリーも最初は大変だろうけど、すぐに元気になるだろうという気がしました。

詩のブログ更新しましたので、よろしければ見てください。ちょっと事情があり(?)、しばらくまめに更新することになりますので、よろしければこれからもちらりと見てやってください。

http://fordfarmpoems.blogspot.com/

2009年12月21日月曜日

クリスマス休み初日

今日は子供たちのクリスマスホリデー初日。18日が最後の日だったんですが、これは例年より早い。日本と違って休みの日が始まるのは学校によっても年によっても違います。例年は大体22日位かな。

早くから休みが始まると、ちょっと困る。クリスマスまで1週間もある。子供たちはもちろんクリスマスがすごく楽しみなので、指折り数えて落ち着かない。大人たち(私)はクリスマス前にいろいろすることがある。買い物はもちろん、クリスマスカードとか(大体終えた)、プレゼントの用意とか。大掃除も出来たらしたい。いろいろ料理もある。はっきり言って子供たちが家にいないほうが仕事がはかどるのに。24日まで学校に行ってくれ!

しかも冬なので遊びに困る。夏なら海に行ったり外で遊んだり、いろいろ娯楽はあるのに。かといって一日中テレビやコンピューターゲームをさせるわけにも行かないので、「退屈、退屈」という愚痴を一日中聞くことになる。そんなに暇なら、家事を手伝ってくれ!

今日はすごく寒かったものの、晴れてはいたので、学校の校庭でテニスをしました。ルイは習っているので文句も言わずプレーしましたが、チャーリーはあまりうまくないことと寒いことでぶーぶー文句を言っていました。それでも1時間近く寒空の中でテニスとバトミントンをして帰ってきました。

これにしても昨日の海岸の散歩にしても、実は私の都合もあるんですけどね。というのは、40歳を過ぎてから毎日運動しようという目標を上げているので、普段子供のいないときはヨガやサルササイズやスイミングをしているのですが、子供のいるときは一緒にするのが一番手っ取り早い。実は子供たちは今晩も水泳のトレーニングはあるので、彼ら自身は運動不足の心配はないんですが。

昨日はルイの友達の家に電話しました。彼は2年位前に学校を辞めたんですが、まだ仲が良いので遊びに来ないかとお誘いの電話でした。いなかったので伝言を残すと、彼のお母さんから朝電話がありました。

「どう、元気?」と聞くと、「うーん、まあ何とか」とさえない返事。実はだんなが別の女性と付き合いだしで、別れることになったとのこと。夏位からこの情事はわかっていたのだけど、なかなか家を出ることが出来ず、2週間前に引越ししたところだとのことでした。

それで明日の朝、子供をつれてやってきます。買い物の前に子供を家に置いていって遊ばせるという予定ですが、その前にお茶でも飲もうということになりました。

いつも元気な人なんですが、今日はさすがにしょげてました。「ばかばかしいんだけど、まだ彼のことを愛してるのよね。」とのこと。うーん。そんなことはないよ、きっと。未練があるから愛してるような気がしてるだけで、本当は愛してるなんてことはありえないよ。早速インターネットデートして、新しい人を探せ!

そういえば金曜も、子供たちの水泳クラブで、夫婦でクラブの委員会に入っていていろいろ貢献しているご両親が、離婚することになったとのこと。これもだんなさんが女性を作って出て行ったらしい。子供4人もいるのに、お母さん大変だなあ。おしどり夫婦という感じだったんですけどね。

イギリス人って結構こういうことを堂々と宣言します。まあうわさされるのも嫌だから、自分から言うんでしょうね。まあ残念な状況ではありますが、秘密にしたり隠し事すると余計状況が悪くなりそうだから、堂々と公言して、次の新しいステップを探すというのは良いことでしょう。

2009年12月20日日曜日

St. Catharine's Tor, Speke's Mill Mouth




昨日の天気予報によると、今日は「身を切るように寒い」とのことでしたが、朝目がさめてみると太陽が出ています。それで朝ごはんのあと散歩に行こうと言うことになりました。わたしが言いだしっぺだったんですが、私は近所を歩こうと言うつもりだったんですが、ルイが「じゃあ、あの滝のあるところに行こう」といったので、車で15分位のハートランドという海岸沿いを歩きました。

日は出たり隠れたりしてましたが、寒かったですね。何しろ海沿いの切り立った崖を歩くんですから。それでも数年前初めてここを歩いたときはかなり遠かったような気がしましたが、今日は案外近いなあという感じでした。

ハートランドキーというパブが一見ある小さい波止場に車を止めます。ここは絶壁でとっても厳しい景色で、イギリスの中でも有数の美景なんですが、何しろ都市から遠いので、いつきてもすいています。ここはそういうわけで、船が難破することでも有名。

そこから崖に沿って2ー3キロ歩きます。するとスピークス・ミル・マスという滝に着きます。これが海に流れ込んでいます。途中小川が流れていたり、牛や羊が放牧してあったりします。波が良いときは、岩だらけの、ありえないようなところでサーファーがサーフィンしてるのが見えます。

このちょうど中間点くらいにセントキャサリンズ・トー(St. Catherine's Tor)という場所があります。Torというのは古い英語で、丘という意味。ここになんとも奇妙な形の、ちょうどおわんをひっくり返したような丘が海沿いにあります。そしてこの丘から陸よりの場所に、大きい陸上競技場位の大きさの平地があり、それが、3方が石造りの壁で囲まれています。壁の高さは1メートルくらい。

何でもここには昔settlementがあったとか。セトルメントというのは集落という意味ですが、語感としてはもっと原始的な感じです。それでそれについての歴史を調べてみたんですが、なかなか見つかりません。何でもここに修道院があったとか、ローマ時代の集落があったとか。どちらにしても、どうしてこんな場所にというような、とても不便なところにあります。

ここはいつ来てもなんか不思議な感じがします。時間の狭間につかまったようなと言うか、そこだけ時間が大昔から変わっていないような、わたしがその昔の時間にタイムスリップしたような。空気の濃度が違うと言うか、なんか妙なんです。でも怖いとか不気味だとかそういうのではない。良いか悪いかで言えば、良い感じです。

別に何かの霊が見えたり聞こえたりするわけでは全然ないんですが、何かspiritを感じます。スピリットというのは日本語にすると霊とか魂とかですけど、そんなおどろおどろした感じではなく、何かの息遣いが感じられると言う感じです。

この先にある滝(スピークス・ミル・マス)、そこにはこの海岸線の散歩道を見つける前に、別の方角から車で2回ほど昔行ったことがありました。(今ではもう車で行くのは無理なんじゃないかなというくらい、細くて危ない道なんですが。)

そのときもこの場所をすごく気に入ったんですが、そのときの気に入り方も、ちょっと不思議な気に入り方でした。なんだか別世界に来たような、現実ではない場所に足を踏み入れたような気になったのを覚えています。そのときは、「やっぱりこんなに人里はなれた、ほとんど人が来ない場所に来たからだなあ。」と思っていましたが、今から思えば、何かあったんですよきっと。セント・キャサリンズ・トーとは1キロくらいしか離れてないんですから。

写真は途中で撮った海岸線。なぜかセント・キャサリンズ・トーの写真は撮り忘れました。次のときに覚えて撮ってきます。何かうつってるかも?!

2009年12月19日土曜日

ホワイトクリスマス?




昨日から寒波が来ています。東はシベリアからと北は北極からです。特にイングランド北部とロンドンを含む東側が雪の被害が出てるらしい。昨日のニュースでは、その辺の学校は休校、道路は閉鎖になったり、事故で渋滞。飛行場もヒースローはあいてるようですが、キャンセルが相次いでるそうです。

でも昨日の天気予報によると、イギリス中どこも雪なのに、私たちが住む南西部だけは雪はないとのことでした。

それが今朝10時ごろから降り始めました。実際降っていたのは1時間位かな。軽くぱらぱらと降っていましたが、さすがに寒いので融けなくて、午後になって太陽がちょっと顔を出すまで雪景色でした。子供たちも小1時間雪で遊べました。

子供って雪が好きですよね。私は暖かい大阪育ちなので、雪が積もったと言う経験はなく、雪だるまを作るのが夢でした。ここはイギリスの中では暖かいんですが、それでも1年に1回くらいは積もるくらい降ります。

雪が毎年たくさん降るならそれで準備が出来てるんでしょうが、この国はめったに降らないので、降ったときは大変です。車がスノータイヤじゃないから、運転がすごく危ない。つるつるすべったり坂を上れなくなったり。電車もキャンセルになるし、飛行機もキャンセルになったり空港が閉まったり。学校も休校。毎年のようにあることだから、何とかならないんですかね。めったにないことのためにインフラを備えるよりは、不便を忍んだほうが安上がりということなんでしょうか。

去年も雪の日に水泳に行こうとして、家から車までの2メートルくらいの間で2回転んで、怖くなって行くのをやめたということがありました。

旅行の予定が狂ったり、仕事や用事が出来なくなったりすると、すごく雪って嫌ですが、勝手なもので、自分の予定が関係ないときは、子供のように雪って楽しみですね。

この寒波はしばらく続くらしく、ホワイトクリスマスになるかもと言われています。クリスマスの日はたいていの人は旅行や出張や仕事、会議などの狂うと困る予定もないし、そうなると良いです。

2009年12月18日金曜日

アブラハムはペテン師?




今日で子供たちの学校が終わりというのに、昼前に学校から電話があり、チャーリーが具合が悪いから迎えに来てくれとのことでした。行ってみると確かに顔色が悪いけど、そんなに具合は悪くなさそう。今日はすごく寒いので、外で遊んでいて具合が悪くなったようです。ちょっと熱があるので、今日は早く寝ました。明日は回復してると良いんですが。

この辺は気温はゼロ度近くですが、雪は降っていません。でもロンドンをはじめ南東地区では雪で道路がいろいろ閉鎖されてます。ここ数日はこの寒波が続くようで、温暖なこの辺も雪が降るかも。

昨日アブラハムのウエブサイトを見ようと思ってグーグルすると、「アブラハムはペテンか?」というサイトがたくさん出てきました。そのうちのいくつかをちらりと見てみました。

内容は大体同じようなもの。エスター・ヒックスとジェリー・ヒックス夫妻が、ただ金儲けのためにアブラハムをチャネルすると言う狂言じみたことを始め、それで本やDVDを売ってがっぽり稼いでると言う話です。

アブラハムが自分で言っているように、彼らのメッセージはわかる人にしかわからない。そのスピリチュアル的レベルにいない人には、説明することが出来ない。だからアブラハム自身が、「知人や友人に勧めても、うざったがられるだけだから言わないように。」とまで言っています。

アブラハムの教え等については前に書いたので省きますが、それにしても、こういった記事を書いている人たちって、本当にまともにアブラハムのセミナーを聞いたことがあるのかなと思います。

まず、彼らはこれを始める前からサクセスフルなビジネスマンで、お金持ちだったので、こんなことしてお金を設ける必要がない。そもそも、チャネリングしてお金をもうけるなんて、詩人になってお金を儲けるくらい、ありえないことなのではないでしょうか。実際には彼らの本はベストセラーになったり、お金になってるのですが、それでもそもそもこんなことして金儲けしようなんて発想、ちょっとありえないんじゃないでしょうか。

それからアブラハムの言葉は、この手の関係の本をたくさん読んだわたしが聞いても、うーんとうならせるすごいことばかり。今まで2年以上ほぼ毎日のように彼らの言葉に接していますが、一度も矛盾してるという部分を見たことがありません。それにもまして、内容がすごい。知恵というほかはない。こんなことをエスターが自分で考えていってるとしたら、そのほうがありえないと思うくらいすごい。

しかもそのスピード。彼らのセミナーはランチや休憩を挟んで、丸1日のセミナーらしいんですが、アブラハム(エスター)は会場からの質問を次々休みなく受け付けます。それをその場で答えていく。その質問も、アブラハム自身が「どんなことでも良い。タブーはない。」といいます。お金のこと、仕事のこと、健康のこと、結婚や家庭や恋愛のことといった直接的な悩みから、オーラの見方や、宗教問題、戦争のこと、地球の将来、死後の世界、政治問題、ゲイレズビアンや黒人差別問題、など考え付く限りの質問が次々され、アブラハムはどんどんそれに答えます。大体一人持ち時間は10分くらいのようです。

この答え方がまたすごい。質問を受けて、それを考えたりする暇なく次々と答える。時には質問者をさえぎって質問の先を読んだり、質問者のことをよく知ってるような答え方をするときもある。

その上彼女は多分70歳くらいのおばあさんなんです。(まだまだ若々しいけれど)。その人がほぼ1日中ステージに立って、途中水を飲んだりすることすらなく、ずっと質問に答え続けてます。聞いているだけでも疲れてくるような深い内容なのに。

これを目の当たりにすると、やっぱりこれは文字通り人間業ではないなあと思う。

まあそれはともかく、わたしが書きたかったのは、わたしがこんなにすごいと思ってるアブラハムの教えでも、ペテン師だと思ってる人が世の中にはたくさんいるんだなあということです。つまり、どんなことでも反対意見の人はいるんだなあ。というかむしろ、すごいものほど反対する人もたくさんいる。光が強いと、影も濃くなるということでしょう。

話は飛ぶけど、あの今やカルト化しているジョンとエドワードでも、彼らが大嫌いという人はたくさんいます。それから先週Xファクターで優勝した、歌がうまくってかわいいジョーですら、うちの隣のおばさんは「彼の顔を見ると、ほっぺたをひっぱたきたくなるのよね。」ですって。

アブラハムが言っていました。「ほかの人があなたのことをどう思うかは、あなた自身の価値とはぜんぜん関係がない。それは彼ら自身も問題だ。」 (What other people think about you is nothing to do with you.)

アブラハムのことをペテン師だと思う人は、それなりに個人的な経過や経験があってそう思うんでしょう。ジョンとエドワードが嫌いな人と同じように。

それで考え付きましたが、私ってもしかしてアブラハムと出会う前だったら、ジョンとエドワードが嫌いなほうに回ってたかもしれない。アブラハムを知って、心に余裕が出てきたというか、ユーモアのセンスが出てきて、物事を軽く楽しく見るようになったから、ジョンエドのすごさがわかったのかもしれない。

うーん。何事も人それぞれということですね。

写真は今年受け取ったクリスマスカードと、ルイが学校で作ったカード。まだ18日ですから、まだまだ増えるだろうなあ。
今から久しぶりに詩のサイト更新します。誰についての詩か、12月14日のブログを読んでいただければわかります。クリスマスナンバーワン、なるか?ページはこちら。

2009年12月17日木曜日

家の保険


このクリスマス前の忙しい時期に、昨日と今日は半日かかって家の保険を探していました。建物自体の保険と、家具等の所有物の保険。


これ毎年のことなんです。


今の家を買ったのは2000年。買うと決めて不動産屋と契約したのは1999年の6月でした。でもそのときはここは家ではなく、半分改築しかけの牛舎でした。牛舎とはいっても、石造りの大きい建物ではあるんですが。それで、家のローンを借りるための抵当に入れる家自体が出来ていず、そのほかにも裏の土地の境界線がはっきりしていなかったり、生垣が大きすぎて道路との見通しが悪く問題になったりと、いろいろ弁護士を入れて解決しなければいけない問題があり、実際に買えたのが2000年の1月4日でした。


それで家の保険も1月4日が毎年更新です。イギリスはクリスマスは祭日は25.26日と1月1日だけで、銀行とかはちゃんとカレンダーとおりにあいてるはずなんですが、それでも20日くらいから年が明けるまでは、いろんなことがちゃんと機能していない。


保険の更新は、放っておくと自動的に更新になるんですが、そうすると毎年少しずつ保険料が高くなる。それでインターネットでいろいろ調べました。


日本ではどうか知りませんが、イギリスでは自動車保険やら旅行保険やら、何でも価格を調べて比較してくれるサイトがたくさんあり、こういうので調べると、ちょっと面倒ではありますが、かなり安いのが見つかる。


うちの場合も40パーセントくらい安いのが見つかりました。120ポンドくらい安い。


忙しいときに時間をとられたけど、まあ2万円くらい浮いたことを考えると、やったかいありですね。


今年は私もデイブもこうやって車の保険がずいぶん安くなったし、同じようなやり方でインターネットのプロバイダーを変えたし。こういうのいちいち自分で一件ごとに電話していたらとても時間がかかって比較なんて出来ないけど、便利な時代になりました。


それにしても逆に言えば保険屋は競争が厳しくなって、苦しいだろうな。


写真はルイが学校でしたアートワーク

2009年12月16日水曜日

写真撮影

先週は子供たちの学校のクリスマス劇でした。これは劇は主に1年生と2年生が出ます。あと合唱団が歌を歌ったり、上級生が聖書の朗読をしたりします。

去年までは毎年行ってました。チャーリーが合唱団でソロを歌ったりしたから、カメラを持って行きました。劇ではルイは小さいころ東洋の賢者(そりゃ学校唯一の東洋人の彼は永遠に東洋の賢者でしょう)と村人、チャーリーは天使とナレーターをしました。

でも今年はチャーリーは合唱団を辞めたし、初めて見に行きませんでした。いつも楽しみに行ってはいたんですが、行かないとなるとそれはそれで楽。

この劇の日の前に学校からEメールが来ました。

「写真撮影されてはいけない子供がいるので、劇のビデオも写真もご遠慮ください。」とのこと。

これは出演者の親にとってはかなりがっかりだろうなあ。でも実際には、劇の後ステージで記念写真を撮ることが出来たそうです。

写真を撮られてはいけない子供。こんな小さな学校でも、いろいろ事情がある人がいるんですね。おそらくは両親が別離していて、何かの理由で父親に居場所を知られたくない、そんなところだと思います。子供やお母さんに暴力を振るうとか、犯罪や麻薬中毒で裁判所から父親が子供と接触することを禁止されているとか。

極端な例のようですが、こういう話結構あるんですよね。こんな田舎の村でも。

これとはちょっとだけ話が違いますが、日本はどうか知りませんが、イギリスではめったなことでは公の場で子供の写真を取れません。たとえばチャーリーの出ているバレエのステージだとか、水泳の大会だとか。児童保護のためだそうです。これはわかるようなわからないような。何からの保護かというと、子供対象の性的犯罪からの保護だと思います。

そういう犯罪、別によくあるわけではないのですが、年に1度くらいあってそれが大ニュースになったりするから、ちょっとパラノイアだと私は思うんですけどね。

2009年12月15日火曜日

貴重な1週間

今週は実は私にとっては結構貴重な週なのです。

私は9月から週に6クラスヨガを教えているのですが、そのうちの4クラスは短大の夜間学校で教えているので、先週が最後でした。それなので今週は近所で教えている2クラスだけです。その上子供たちの学校は金曜が終業式なので、今週は学校に行ってます。つまり昼間仕事があまりなくて、子供も家にいない。自分の自由時間がたくさんある週なんです。

昨日は何をしたか。朝教えて、午後リフレクソロジーのお客さんが来て、その後大急ぎで銀行に行って、子供を水泳に連れて行ってその合間に晩御飯の支度。うーん、ぜんぜん自由時間じゃないな。

今日は午前中掃除の後ちょっとコンピューターに向かったり電話をかけた後、デイブの親戚用のクリスマスプレゼントの買い物の後、プールに行って1キロ泳いできました。午後は懸賞向けのエッセイを仕上げていると子供たちが帰宅。宿題をさせながら私は仕事関係の雑務をしました。まあ、ゆったり時間があったというわけではないけど、まあちょっと気分的にはのんびりしていました。

明日とあさってはこれといって予定はありません。ただ、週に一度の大きい買い物やら、クリスマス前にやっておきたい大掃除だとか、カードやプレゼントを贈ったりという雑用がいろいろあります。それから懸賞のエッセイ、年内に送りたいので、それも推敲を仕上げなければいけません。

だから、まったくの自由時間というわけではないのですが、それでも普段より多く自由時間があるというのは嬉しいものです。

ここ数日日本の母から妹の愚痴のメールが来ます。何でも忘年会がたくさんあって、毎晩のように出かけてるのが気に入らないらしいんですが。夏に日本で出かけた以外は、ここ何年も飲みに行ったことがない私としては、うらやましい限りです。そんなに声がかかるなんて、人望あるのねって。誘ってくれる人がいるうちが花ですよ。

まあうちの母は昔から私と妹のすることは、何でも気に入らない人だったんですが、それにしても40を過ぎても、夜が遅いと母親に叱られる妹、かわいそうです。

毎晩のように楽しく出かけられる妹に比べれば、私の今週のささやかな自由時間なんて、音楽でも聞きながらお茶でも飲んだらすんでしまうようなものですが、あれこれ文句をいう人がいないだけ、ましかなあ。

考えてみれば、私は自営業で上司もいないし、デイブが夫というわけでもないし、私にあれこれ言える立場の人はこの世に誰一人いない。ああこれって、もしかしたら最高の幸せ?

2009年12月14日月曜日

Joe Mcelderry


昨日はXファクターファイナルの二日目、最終日でした。残っているのはわたしが応援しているジョーとオリー。ジョーは北イングランドはニューカッスル出身の18歳の背の低いかわいい男の子。オリーは25歳くらいのロンドン郊外の男性です。

今日は二人とも2曲ずつ歌います。まずはじめは今まで歌った中で自分のお気に入り。オリーはビートルズのツイストアンドシャウト。ジョーは昔ジャーニーというバンドが歌ったDon't stop believing.という曲です。声が良いのでよくスローな曲を歌うんですが、これはロックでなかなか若々しくて、はつらつとしていて、私は気に入ってます。

その後最後に二人が同じ曲を歌います。曲はThe Climbという曲。これはオリーもなかなか味のある歌い方だったのですが、やっぱリ天使のような歌声のジョーは、圧倒的でした。圧倒的とはいっても、大声で押し付けがましく「どうだ、僕は歌がうまいだろう」という歌い方ではなく、本当に自然にただのびのびと歌ってると言うすごさです。

このファイナル、後で聞いたところによると、視聴率は1900万人。イギリスの人口6000万人ですから、3人に一人が見てることになります。さすがにいつもニコニコしてるジョーも緊張してるのがわかります。

そして電話投票による結果の発表。

ジャーン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

という永遠かと思えるサスペンスの後、勝者は、

「ジョー!!」

私とルイは手をたたきあって喜びました。


ジョーは顔面蒼白。気持ちを聞かれて、ほとんど声が出ていません。今にも気絶するんじゃないかという感じ。

すると司会者が、CDを取り出しました。そこにはジョーの顔と名前が印刷してあります。さっき歌ったクライムという曲、勝者のバージョンがそのままシングルになって、昨日の夜中の12時からインターネットダウンロード、そして今日からレコード店で売出しとのこと。

そしてまだ口がきけないでいるジョーの手にマイクを渡し、ではもう一度歌ってくださいとのこと。こんなに声も出ない状態なのに、大丈夫かな。

さすがにマイクを手にすると、きちんと歌い始めました。でも嬉しさがこみ上げてきたのか、ニコニコと今にも笑い出しそうです。すると歌の途中から、今まで過去3ヶ月ライバルだったほかの11組もステージに登場、ジョーを取り巻いて喜び合っています。よく見るとここにジョンとエドワードも出ています。(向かって左)二人とも他人のことなのにすごく嬉しそうに飛び上がって喜んでます。

ここに二つリンクと載せておきます。一つ目はDon't Stop Believing. そして二つ目はこの受賞後の嬉しそうな歌。日本ならここで泣くんだろうけど、実際イギリスでも去年優勝した人は涙で歌えないほどでしたが、嬉しそうな微笑が隠せないのは若々しさがあふれてて良いです。

http://www.youtube.com/watch?v=YaS8YqRuY8o

http://www.youtube.com/watch?v=7rwE8MH9kP0


この曲、まず間違いなくイギリスではクリスマスナンバーワンになると言われています。だから日本でもラジオで流れるんじゃないかな。

彼の本名はジョー・マッケルダリー Joe Mcelderry. ご注目くださいね。

2009年12月13日日曜日

クリスマスツリー







今日は朝からデイブがルイをラグビーの試合に連れて行きました。私はローストビーフを作りながら、遅いなあと思っていると1時半ごろ帰ってきました。外を見るとクリスマスツリーが。帰りに買ってきたようです。

こちらでもブラスチックのツリーを飾る家も多いですが、本物のもみの木を飾る家のほうがまだ多いと思います。うちも本物。やっぱり本当の木は良いです。なんといっても匂いがあるし。

数年前までは、クリスマスツリーを育てているファーム(林)に行って選んできってもらっていました。クリスマス前の週末に家族でツリーを切りに行くのは楽しいイベントだったんですが、残念なことにそのファームではもう大きい木は切りつくされてしまって、後数年経たないと我が家が買うような大きい木はないんです。(うちはいつも天井まである2メートルくらいのツリーを買います。こんなに大きくなくても私は良いんだけど、デイブの趣味。こどもたちもずっとこれを見て育ってるので、小さい木だと納得しないだろうなあ)

別のファームを探せば良いんだけど、ここ1・2年週末は水泳の大会やらラグビーやら乗馬やらで忙しく、なかなか切りに行く時間も無いので、去年と今年は店で買いました。おととしは庭(というか原)の生垣の中にちょうど良いのが自生していたので、それを切って飾りました。

今日買ってきた木は22ポンド。うーん。4000円弱か。ちょっと高いなあ。でも日本で〆縄を買うようなもので、これを飾らないとクリスマスが来ないからなあ。

でもおまけに小さいツリーの苗をもらってきました。これを天気の良い日に植えて、数年後にはこれを使おう。

2009年12月12日土曜日

二つのファイナル

今日は二つのファイナルを見ました。一つ目はルイとチャーリーのスイミングクラブのファイナル。

SPEEDOガーラという全国的な大きな大会で、この地元のスイミングクラブは第3ディビジョンなのですが、今年がんばったので今日はファイナルに出場でき、今日8チーム中1位か2位になればディビジョン昇格ということでした。

チャーリーはメドレーと自由形のリレー、ルイはリレーが3つと自由形と背泳ぎの個人種目に出ました。ルイは背泳ぎで一位、自由形で1秒以下の差で2位でした。どちらも個人ベスト。

でもチームは主力選手が5人故障とインフルエンザで欠場。中間発表ではぎりぎり2位だったのですが、結局4位にとどまり、昇格はなりませんでした。

でもうちの子供たちはぜんぜん平気そうです。クラブ皆で観光バスをチャーターして行ったので、友達とずっと一日中一緒で楽しかったみたい。女の子は小学生はチャーリーだけだったのですが、チャーリーは12歳のダニーという女の子と意気投合して、バスも帰りに寄ったマクドナルドも一緒で、これも嬉しかったみたいです。

それにルイは自由形と背泳ぎで良い記録を出したので、満足してます。これが個人競技である水泳の良いところなんですよね。

ルイの自由形の自己最高は32秒。(50メートル)。クラブの歴代の11歳男子の最高記録は30秒で、もうちょっとでがんばれば手が届きそう。特にまだ11歳になったばかりなので、まだ10ヶ月あるんです。それで具体的な目標が出来て、トレーニングにも力が入りそうです。

この大会はバスで2時間半くらいの街でした。5時に終わって、途中でマクドによって帰ってきたら、家に着いたのが8時半でした。ぎりぎりでもうひとつのファイナル、Xファクターに間に合いました。(おととい書きましたね)

わたしが応援しているジョーを入れて3人が残っていて、今日電話投票で一人が落ちて、明日一騎打ちとなり、優勝が決まります。周りの人に聞いてみると、皆子供も大人もジョーに勝って欲しいとのこと。私の周りではこうなんだけど、どうでしょうか。

今日は一人3曲ずつ歌いましたが、私は最初の曲は見逃しました。2曲目は有名なミュージシャンとのデュエットということで、ジョーはあのジョージマイケルとデュエットです。「信じられない、信じられない。」と、本人を前にして言っているので、初々しくてかわいかった。

ここに上げたリンク、一つ目は一番最初のオーディションで歌った歌をもう一度歌っています。二つ目がジョージマイケルとのデュエット。

一つ目のビデオで最後にコメントをする美人の審査員は、ガールズアラウドというバンドの歌手なんですが、彼女はこのコンテストが始まってからずっとジョーのコーチ役をしていました。それで今日は彼女は感極まって、涙で声を詰まらせてコメントしています。

http://www.youtube.com/watch?v=g1npCeD9e_s
http://www.youtube.com/watch?v=RCjLXkb73Rc


ジョージマイケルってワム!でデビューしたときから知っていて、デビューアルバム今でもファンキーでソウルフルで大好きなんですが、そのころの彼って18歳くらいだったんですよね。ちょうど今のジョーと同じくらい。それが今日ステージにあがっているのを見ると、貫禄があるというか、おじさんになってます。まああれから二十年以上経ってるからそりゃ当たり前なんだけど、私の中ではあのイメージがまだまだ強いから、ショックというか、感慨がありましたねえ。

そうそう、肝心の結果ですが、ジョーは無事通過。明日決勝戦です。がんばって欲しいなあ。

2009年12月11日金曜日

エッセイ

先日もちょっと書きましたが、今年の春、文芸思潮という雑誌のエッセイ大賞と現代詩大賞に応募しました。それでその結果の載った雑誌をイギリスまで送っていただいたのですが、そこにエッセイ大賞受賞作品が15編ほど載っていました。(私はエッセイは一次予選、詩は二次予選通過にとどまりました。まあ初めてのことで満足しています。)

こういう公募は大体字数が少なくて、これも2000字から4000字だったように記憶しています。そのエッセイを読んだのですが、その三分の一くらいが戦争についてかかれたことでした。被爆してなくなった青年の話や、戦争中に食べようと亀を焼いた話。グライダーの訓練の話など。

それから肉親の死や病気についての話も多くありました。寝たきりになった母親の話。自殺したお姉さんの話。自分を捨てていった母親との再会。憎みあった父親の死。

ほかには不運な人生を送って苦しんで死んでいった患者さんの話。自閉症になった話。会社の同僚が殺人を起こした話。自閉症の娘の話。父親の死。

それから海外での生活の苦労話もありました。言葉の通じない南米に中学生のときに留学した苦労話や、サウジアラビアに親の転勤で住んでいて、現地人の友達と断食(ラマダン)した話。

全体の3分の2くらいはさすが文章がうまいなあ、この人はもう何年も書いてるんだろうなという感じの作品でした。後の3分の1くらいは、これくらいなら私でもがんばればかけるかなという感じでした。

それにしても思ったんですが、テーマが重い。一応エッセイですから、100パーセント実話でなくても、実際の体験に基づいてると思うんですが、なかなかこんな体験は普通の人は持っていません。すると、なんだか普通の体験に基づいて書いたエッセイなんて、こんな重い話と比べればテーマが比較にならないから、初めから勝ち目はないような気がしてきました。それともこれって、負け惜しみ?いえいえ、そんなつもりはないんですが、私には幸いにも戦争体験もないし、肉親が死んだこともないし、それだけでぱっとひきつけるような大きなドラマがないんです。

よくよく考えてみれば、私の母親は子供のころ2回も離婚してるし、自分も離婚してるし、波風ない人生を送ってきたわけでもないんですが、それとて別にエッセイにするほどのことでもない。これは私の分析力、文章力がないせいか?

よくない思い出のことを、深く思い出して書こうという気にもなりません。アブラハムの引き寄せの法則によると、嫌なことはとにかく忘れることが幸せに生きるコツ。まあこれはアブラハムでなくても当たり前と言えば当たり前。だからエッセイのためとはいえ、掘り返して書こうとは思いませんね。

文章力も当然ながら、そこも賞をとる人ととらない人の差につながるのかも。

今また別のエッセイコンテストのための原稿を書いています。今度はたった1600字なので、すぐに書けることは書けるんですが、なかなかテーマが浮かんできませんでした。テーマは約束。テーマに沿っていれば題は自由です。明るいエッセイ募集とのことなので、戦争体験のない私でも大丈夫か?

過去の受賞作品を見てみると、婚約者のおじいさんとの約束とか、中学生のときのサッカーの先生との約束とか、美容師さんが入院中の患者さんとした約束とかの話でした。それでいろいろ考えたんですが、私には思いつくような約束がない!

それでちょっとひねって、水仙の球根をテーマに書くことにしました。秋に植えた球根は、何ヶ月も寒くて暗いイギリスの冬を地面の中ですごし、わたしが忘れたころの早春に花咲いて、春がそこまで来ていることを知らせてくれる。たった30円やそこらで買った球根の約束が守られると言うテーマです。小さいテーマだから、1600字という短さでもまとめやすいし。

でもこれってたぶん主催者の意図とはぜんぜん外れてると思うんですよね。産経新聞の公募なのですが、あのサラ金のプロミスが主催者のようです。だからテーマが約束。こんなぜんぜんヒューマンドラマのない、心の温まらないテーマ、書く前からぜんぜん入賞なんて無理と思って書いています。

なら時間の無駄だからやめれば良いようなものなんですが、やっぱり物好きで書いてます。だめでもともとというよりも、こうやって公募の経験を重ねるのも良い修行だなって思いながら。結局楽しいんですよね。

2009年12月10日木曜日

インターネット、ありがたや

おとといのブログですごく久しぶりにバレエをしたと書いたんですが、考えてみればこのブログを読んでくれている人の中には、私を昔から知ってる人が多いと思うんですが、バレエというのは初耳という人も多かったのでは。

バレエをやっていたのは大人になってから。24歳位から28歳くらいまでかな。5年くらい、結構熱心に週に3回くらい通ってました。それがヨガを始めてからはヨガのほうが面白くなって、バレエは行かなくなったんだけど。今から思えばヨガも良いけど、バレエも続けていればよかったなあ。ヨガのクラスなんてどこでもあるけど、なかなかバレエのクラスはないからなあ。

バレエはこどものときから好きでした。小学校2年生のときに赤い靴というバレエドラマがテレビでやっていて、熱心に見てたの覚えています。幼稚園のときか小学1年生のときに、母にバレエを習いたいといったら、うちはそういう柄ではないと一笑に付されて、傷ついたのを覚えています。まあ、今の時代でも私でも四苦八苦してチャーリーのレッスン代を払っているから、まあ経済的に無理と言えばそのとおりだったんですけど。

それが機会があり(ロンドンはどんなことにも機会がある)、大人になってバレエを始めることができました。初めてコベント・ガーデンのバレエ屋に行ってレオタードとピンクのタイツとバレエシューズを買ったときのこと、どんなに嬉しかったか覚えています。この年ではじめても、ぜんぜんステージに立つ見通しも将来のあても何にもないんだけど、とにかくバレエに関するすべてが好きでした。今でもそれは変わりなく、チャーリーのレッスンに行ったり、楽屋で皆が衣装を着たりメイクしているのを見ると、子供の時のようにわくわくします。

チャーリーのバレエの先生は元ロイヤルバレエのプリマドンナで、バレエ界でこれ以上の地位はないというくらいのところまで上った人です。こんな田舎でこんなすごい先生に付けるなんて、すごい幸運なんですが、ぜんぜん宣伝をしないこの先生を知ったのもたまたまの偶然でした。それを思うと、アブラハムの言うとおり、Ask and It Is Given. 純粋に願うことは、そのことにこだわらなければ必ずかなうと言う、その言葉どおりのようです。

でも今日のブログに書こうと思ったのは、そういうことではないんです。昔から私を知ってる人でも、わたしがバレエをやっていたことを知らないのは、おそらくそのころは仕事やなんやで忙しくて、あまり昔の友人に連絡が取れていなかったからだろうなあというのが今日のテーマ。

だってそのころはまだ国際電話は高かったから、親以外日本に電話することなんてなかったし(毎週会社から日本まで私用電話してました)、手紙を書く暇もなく、年に一度クリスマスカードを送るのが精一杯でした。だから連絡が途切れない程度につながっていたけど、お互いの近況を詳しく知らせあうなんてことはありませんでした。

それが今はメールはあるし、ブログがある。電話は相変わらずあまりしないけど、それはその必要がないから。電話代は安くなって、イタリアにいる友達には無料でかけられるほどです。スカイプを入れれば日本でも無料のはず。でもそんなのしなくても、うちの母が携帯メールをやっと使えるようになったので、毎日のようにメールで連絡しているし、友達もブログを読んでくれています。15年ぶりくらいにイギリスに会いに来てくれたノルエーに住む友達は、子供の名前どころか、猫の名前まで知っていました。

そのおかげもあって、今年日本に帰ったときは、20年ぶりなんて友人にたくさん会えたし、本当に楽しかった。インターネットってすばらしいですねえ。

2009年12月9日水曜日

Xファクター最終回


例のジョンとエドワードが出ていたXファクターという番組は今週の土曜が最終日です。

夏の終わり位から予選が始まり、この予選、良いのも悪いのも取り混ぜて何週間もテレビで放送していました。何でも20万組以上がオーディションを受けたとか。ちなみにイギリスの人口は6000万人ですから、300人に一人?ちょっと間違ってるんじゃないかなあ、これ。

テレビ放送していたのは歌のうまい人だけでなく、とんでもない人たちも報道されてました。それがまた面白くて結構番組になっていました。私はこの時点ではぜんぜん興味ないんだけど。

その後だんだん人数が絞られていきます。この辺がまた数週間にわたって放送されます。このあたりからだんだん歌のうまい人でも落とされる人などが出てきて、ちょっと面白くなる。わたしが初めてジョンエドを見たのもこのあたりです。(まだそのころは好きではなかった。)

そしていよいよ12人に絞られ、毎週土曜にライブショーが始まります。一人ずつ歌ってそれを視聴者が電話投票し、次の日の結果ショーで毎週一人ずつ落とされます。私は2週間目にジョンとエドワードが真っ赤なスーツを着てOoops, I did it again.を歌うのを聞いて、すっかりファンになっちゃいました。ご存知のように、うまいとかへたとか言うよりも、とにかく規格はずれというかはちゃめちゃというか、とにかく恐れ入りました。そしてあっという間にぞっこんになってしまいました。(ルイははじめのほうから好きだった。)

それがご存知のように2週間前に落選。そこまでは経過をご存知の方もいらっしゃるかな。

そのXファクター、この土曜日が最終回です。3人残っていて、このうちの一人が100万ポンドのレコード契約が出来て、そして例年、クリスマスナンバーワンのヒット曲となります。この番組、ジョンとエドワードが落選してから、やっぱり100万人くらい視聴者が減ったらしいのですが、そのころは1600万人、48パーセントの視聴率だったと言うことですから、紅白歌合戦なみです。

この3人はさすがに皆歌がうまい。でもその中でジョーという18歳の男の子がいて、わたしは大応援しています。顔もまあまあかわいいのですが、とにかくうたがうまい。それも変なクセのある、すれたような歌い方ではなく、ほんと、聞いていて心が広々としてくるような、すがすがしいうたい声なんです。ちょっとくらい嫌なことがあっても、彼の歌を聴くと、しばらくの間幸せになれるような。

レポートによると、彼っていつものんびりしていてプレッシャーを特に感じてるようでもなく、とても礼儀正しい普通の男の子らしい。審査員のルイ・ウォルシュによると、彼はスターになろうとか、有名になろうとかいう野心があるわけではなく、ただ歌が好きで歌ってるとのこと。彼の歌ってるのみてると、本当だろうなあという感じがします。ここに先週歌ったのを載せますので、まあ聞いてやってください。



http://www.youtube.com/watch?v=TWZP0G_ciF8

彼が勝つと良いんだけど、勝たなくてもレコード出すことは間違いないだろうなあ。

それでも、私自身は受話器を取って35ペンスかけてジョーに投票しようという気はしません。ジョンとエドワードのときは何度もかけたんだけどね。やっぱりそこはエネルギーが違うと言うか、ジョーはすごいけど普通の範囲内でのすごさ、ジョンエドの場合は、常識を超えたすごさなんです。

ジョンエドのその後ですが、落選して以来あちこちでライブショーをステージでしているようです。出演料はなんと一回4万ポンドらしい。これ、800万円くらいなんだよね。同じくらいのときに落選したほかの人たちは4000ポンド代だそうです。

今日のニュースでは、あのロード・オブ・ザ・リングス(LOTR)のピータージャクソンが、LOTRの続編ならぬ前編、つまりあの話の前になるホビットという本を映画化するに当たり、ジョンエドが双子の役でオーディションを受けると言う話です。

これが実現するとハリウッドデビュー。うーん、どうなるかなあ。

2009年12月8日火曜日

バレエ

今日は15年ぶりくらいにバレエをしました。チャーリーが初めて大人のクラス(中学生から大学生)に行ったので、先生にお願いして、私も参加させてもらいました。

レベルは中級でかなり難しい。わたしが昔バレエを辞めた時以上のレベルです。それでも昔やったことがあったり、知っていることも多かったので、バーでのレッスンはそれほど難なくこなせましたが、真ん中で踊るのは難しかった。私って結構コーディネーションが悪いんだなあと実感。

その後コンテンポラリーダンスのクラスにも参加しました。これは初めてだったので、結構難しかったです。でもチャーリーはよくがんばっていて(チャーリーもコンテンポラリーは初めて)、こっちのほうが楽しかったといっていました。

楽しいな、また踊りたいなあという気持ちがわいてきましたが、このクラスは私にはちょっと難しい。でも小さいバレエスクールだからほかに良いクラスもないので、多分もう行かないだろうな。一度バレエのクラス参加したいなあとずっと思っていたので、これで気が済んだという面もあります。

レッスンが始まるまで、チャーリーにはお母さんも参加するつもりだと言っていなかったので、チャーリーはちょっと顔をしかめてました。一体どう思ったか?「いい年して辞めて、恥ずかしい」と思ったか、それとも一緒に出来て楽しいと思ったか?ちなみにレベル的にはまだチャーリーには負けてなかったと思います。

2009年12月7日月曜日

プレゼント

イギリスはいよいよクリスマスが近くなったなあという感じがしてきました。子供たちの学校は後2週間です。クリスマスのデコレーションをつけている家も多くなってきました。でも今のところ私の周りでクリスマスらしいあわただしさを感じるのは、買い物ですね。



日本人は贈り物が好きといいますが、イギリス人もクリスマスはプレゼントだらけです。家族などの親しい人のほかに、日ごろお世話になった人に渡したりと、お歳暮的な面もあるし、親戚の子供にはお金を送ったりと、お年玉的面もあります。ここはロンドンと違って買い物が不便で、通販やネットでないと代えないものも多いので、買い物は11月位から始めます。私も大体プレゼント関係のものは買い終わりました。

お世話になっている子供たちのバスの運転手さんとスイミングクラブのコーチへのプレゼントに、ワインとチョコレートを買いました。

遠くに住む友達の子供には服、そして日ごろお世話になっている 知人にネクタイを送りました。


そして子供たち。メーンのプレゼントはサンタからなんですが、ルイは望遠鏡、チャーリーは化学の実験セットをアマゾンで買いました。それからお父さんとお母さん(つまり我々)からは本。ルイはギネスブックとスパイ物の小説、そして天体ガイド。チャーリーはGirls are the bestという、歴史で大活躍した女性のことについて書かれた本と、中国が舞台になった小説。そしてカラオケCDの5枚組み。

それからSalt Rockというサーフィンショップがバーゲンしてたので、こまごまと買いました。ルイはT シャツと帽子と手袋、チャーリーにはTシャツとネックレスと部屋履き。

そのほかに、プレゼントといってはなんですが、習い事で必要になったものがあったので、これを母と妹がクリスマスにと送ってくれたお金で、彼女たちからのプレゼントとすることにしました。ルイとチャーリー二人に競泳用のゴーグル。それからルイはラグビーショーツの下に履くサポートショーツ、チャーリーは新しいピンクのレオタードです。

そのほかに長靴(というかイギリスでは靴下ですけど)に入れるお菓子の類をいろいろ買いました。

買いすぎかな、という感じかもしれませんが、これでも例年より控えたほうなんですよね。イギリスってクリスマスが商業的過ぎるって言いますが、ほんと、これだけプレゼント買ってたら無理もないかな。

そうそう、デイブのプレゼントはね。私は彼からプレゼントをもらうのがすごく嫌いなんです。端にも棒にもかからないようなものをこまごまくれて、はっきりいって迷惑。彼はプレゼントはサプライズにするべきだと思ってるので、何が欲しいかすら聞いてくれない。同じ家計から無駄なものをたくさん買われて、毎年むっとしてます。それで、おととしははっきり、何にもいらないからチャリティーに寄付してくれといって15ポンド私の名前で赤十字に寄付してもらいました。去年はHMV(レコード屋)のインターネットのバウチャー。

でも来年デイブは50歳になるので、そのお祝いをかねて家族でロンドンに数日とまって、ミュージカルを見たりいろいろしようと計画してるので、その資金のためにも今年はお互いのプレゼントは無しにしようと、説得するつもりです。

この年になるとプレゼントが嬉しくない、というわけではないけれど、やっぱりもらって素直に無邪気に喜べるのは、子供のうちだけですね。

2009年12月6日日曜日

ありがたいもの

昨日見た(聞いた)アブラハムのビデオ、ちょっと面白かったので書きます。

質問者は、「いつもアブラハムの教えを聞いて、そのとおりにしようと思ってるのだけど、ついつい忘れてしまって、なかなか実行できない。」と言いました。それについての答えです。

「(冗談で)われわれの教えはとっても複雑でわかりにくようだ。長年勉強しても身につかないらしい。なので、もっとわかりやすく説明してみよう。『幸せになりなさい。どんなことをしても。』そのためにはもしも家出することが必要なら家出しなさい。毎日ビーチに行くことが必要ならそうしなさい。とにかくなんとしてでも幸せになりなさい。

ただし、行動だけで幸せになろうとすると、付けが回ってくることもある。たとえば毎日ビーチに行くと、仕事をくびになるかもしれない。だから行動よりは、考え方を変えることによって幸せになりなさい。今ある環境で、心の平安をえるようにしなさい。幸せに感じられるものを見つけなさい。」

話はちょっと変わります。

今、ナポレオン・ヒルという人の昔書いたThink and Grow Richという本を読んでます。これは古い本で、ビジネスの世界でもこの本を読んだ人は多いようです。だからビジネス書的なところもあります。どうしてこんな本を読んでるかというと、アブラハムをチャネルしているエスターの旦那さんのジェリーが、昔サーカスの曲芸師をしていたころ(彼は今はおじいさんなので、ちょっと想像できない)読んで、感銘を受けて、あっという間に100万ドル稼いだということで、時々話題に出てくるので、読んでいます。

それで昨日、なるほどと考えさせられるところがありました。 「資本家」という言葉にはちょっとよくない響きもありますよね。貪欲な、慈悲なき、労働者を搾取する汚い人たち、というような。でもわれわれが当たり前のように送っている生活は、資本家たちが私財を投じ、知能を才能を集めて、ビジネスリスクをとってきたからこそ成り立っている部分がたくさんあるというお話です。

この本のたとえはアメリカの朝ごはんでしたが、うちの昼ごはんを例にとって見ましょう。

今日の昼はローストチキンでした。(うちは日曜は午後3時ごろ、週に一度のご馳走のローストディナー)食べたものがどこから来たか、あげてみます。
チキン イギリス
じゃがいも イギリス
にんじん 庭
パースニップ 庭
メキャベツ イギリス
調味料  コンソメ 多分イギリス製
塩 不明      
コショウ 多分インドネシアなど、アジア
しょうが  上と同じ

イギリスで生産されたチキンにしてもじゃがいもにしても、農家で時間をかけて育てられて、それが新鮮なうちに輸送されてスーパーの棚に並び、私が車で買いに行って、冷蔵庫で保管されます。庭で育てた野菜といっても、種のカタログから簡単に何百種類もの中から簡単に注文したら、安価で送られてきます。それを蛇口をひねるだけで出てくる水で洗います。外国で取れるスパイスに関しては、そんな遠くの行ったこともない国から、空輸や船で送られてきて、それが簡単に買えます。しかもお手軽な値段で。

たとえばしょうがひとつとっても、アジアの国のおそらく近代的農家で作られて、それが処理所できれいに洗浄され、飛行機に乗せられてイギリスにやってきて、それをトラックで全国のスーパーに運ばれる。そのプロセスのどれをとっても、今まで資本家が資本を投資してそういうシステムを築き上げたおかげて、私たちはこんなに安くしょうがを買える。(ほんと、一かけ20ペンスくらいでした。)

この中のトラックひとつとっても、エンジンが発明されそれが商品化され、車が作られ、やがて大型トラックが開発されていって、同時に莫大なお金を投入して高速道路のシステムが開発されていって、そのおかげで一かけ20ペンスでしょうがが買える。だたしょうがをスーパーに流通させると言うだけで、歴史的にはどれだけの資本家の力が必要となったか。

これを読んで、目からうろこが落ちるような気がしました。資本家のおかげというのはともかくとしても、エンジンを発明した人、車を発明した人、飛行機や船を発明した人、冷蔵庫を発明した人、電気や水道のシステムを開発した人、商店やスーパーなどの流通のシステムを築いた人。どれをとっても、過去に生きた人たちが、そういうもののないところから、『こうなれば良いな。こうなれば便利だろうな。こうなれば人の役に立つだろうな。』そんな風に考えて、想像して、夢見て、それが実現していったのだと思うと、たった10ポンド以下で出来るローストチキンでも、人類の英知の集積だと思いませんか?

そうして考えると、最初のアブラハムの言葉に戻りますけど、『今ある場所で幸せになりなさい。幸せに感じられる理由を見つけなさい。』という言葉が、実体を持ってくるようです。

2009年12月5日土曜日

難解な現代詩

現代詩を読む人口ってどのくらいでしょう?結構日本では雑誌が出ているようだけど、現代詩手帳という雑誌ご存知ですか。そのバックナンバーを手に入れたので、読んでいました。雑誌とはいえぱらぱらとめくれると言う感じではなく、結構敷居が高い感じです。それで、対談やコメントは飛ばして、詩だけを読んでるんですが、うーん、たとえばこの詩、どう思われますか?作者は荒川洋治という、現代詩人の中ではなかなか名前の知られた人です。タイトルは「初恋」

(前略)

不確かな弟の宿題を解くように
肌を合わせ切ってみた
「井原」は戦争の画家となった
この絵でビルマを全部出す
朝食を抜いてもいつもベロが口の中にあった
車の場所を何度も見て
安堵の袋をいっぱいにふくらませた

胸はこんなにいっぱいなのに
違反はひとつ
全部を残して、全部が消え去ることだ
あたりにはふたをもつ森のようにたたかって
「それはわかります。
明日も気をつけて、私の中にこられますように」
超然と奥地で陸稲を刈るひとたちに
定規のような形相が
絵の中に浮かぶ
全部とはおんなだ 婦警のからだは途中から歩き始めた
初恋は過ぎていった
駐車は続き
夕日は下がらない


前半を省略したのでわからないなあと思ってらっしゃるかもしれませんが、前半を読んでもぜんぜんわかりません。前半で出てくるのは、井原という人が画家でビルマにいて、婦警が駐車を取り締まってる。そういうことが書いてありますが、調子としてはこんな感じで、わけがわからない。筋がわからないだけでなく、何が良いたいのかがわからないだけでなく、どこが良いのかがわからない。

それに最後から3行目に初恋が出てきますが、それに関わるようなことは何にも出てこない。それなのにタイトルは初恋。

この詩に限らず、この雑誌の詩は大体こんなもので、すごく難解。こういう詩がわかるどころか、これを鑑賞できるようでなければ、現代詩を読むどころか書くなんてとんでもないって言うことなんでしょうか?

日本に行く前に「文芸思潮」という雑誌の現代詩大賞に応募したところ、二次予選を通過したとのご連絡をいただきました。それでその結果の載った雑誌を送っていただいたんですが、1307人の応募があったそうです。現代詩なんて読者すら少ないだろうに、そんなに書く人がいるんですね。そう思っても、「競争が激しい」という気にはならず、へえ、そんなに詩を書く酔狂な人がいるのか。すごいもんだなあと、なんだか嬉しいと言うか、心づけられる気持ちもします。

この1307人のうちの一人は私ですが、私以外の1306人のうちでも、こんな難解な詩、一体何人の人がわかるんだろう。私以外の人は大体わかるんだろうか?

もちろん難解なほうが良いというわけではないことはわかっていますし、難解な詩もあれば簡単なのもあって、その自由さが現代詩なんですけど、お粗末ながら詩を書くものとしては、こんなにぜんぜん理解できなくて大丈夫だろうか、というか、なんか不安な気持ちがしないではありません。

詩のついでに久しぶりに詩のブログ更新しておきます。
http://fordfarmpoems.blogspot.com/

2009年12月4日金曜日

ジョンエド近況

シンプソンズって知ってますか?アメリカのアニメで黄色く目の大きいキャラクター。多分日本でも見られるでしょう。そのシンプソンズにジョンとエドワードが出ると言う話があるそうです。出るといってももちろん本人が出るのではなく、彼らをアニメ化したキャラクターがテレビに出ると言うことです。



これ聞いて、ほんと、良いアイデアだと思いました。あの二人、確かに現実より大きいと言うか、アニメのキャラクターにちょうどよさそうだと思いませんか。



それにしてもよく考えてみれば、あの二人ってただタレント志望の素人のショーに出ただけだと言うのに、しかもまだレコードも出してなくて、2週間前落選したばっかりなのに、すごいことになってます。



Xファクターに出ていたときは髪の毛を立てていて、それがトレードマークでしたが、今週はいろいろファッション誌の撮影があったようで、イメージが違うのがいろいろネットに出ていました。やっぱり彼らは美形なのね。



そして昨日のニュースでは、あのXファクターの審査員で、いつも彼らの見方だったルイ・ウォルシュが、彼らと契約したとのことでした。いよいよレコードが出来るみたいです。もしかしたらクリスマス前にリリースされるかも。



ジョンエドってたぶん日本で受けると思うよ。日本人の若い女の子の好きそうなタイプだから。こちらでも若い女の子に人気はありますが、子供にもすごく受けています。ちょっとコミカルな感じがこちらでは売りのようです。



写真を載せますので、ファンの人はお楽しみください。

2009年12月3日木曜日

アブラハムのビデオ


なんとなく最近調子が今ひとつ。元気がないとか鬱だとかそんなたいそうなことではないんだけど、ちょっと覇気がなくなってきたというか、心が躍るようなことが少なくなってきた。私は冬と暗い朝が苦手なので、まあ無理もないといえばそうなんだけど、何とかしたいなあということで、アブラハムのビデオをYOUTUBEで見ました。

アブラハムをチャネルしているエスターとジェリーの公式なサイトがあって、そこには30本ビデオが出ています。どれも10分弱だから、ちょっと見るにはちょうど良い。ほかにもDVDを何枚か持ってるんだけど、これはどれも2枚組で4時間くらいあるので、なかなかまとまって時間のあるときにしか見れません。

この公式のサイトにはエスター(アブラハム)がセミナーで話しているところがうつってるんですが、これとは別に非公式というか、彼ら以外の人が載せているビデオもたくさん(おそらく何百も)ありました。こちらはエスターはうつっていなくて、ただ彼女の声ときれいな写真のビデオだけだけです。

それでそのうちのいくつかを昨日とおととい見てみました。やっぱり良いですねえ。本当に心が元気付けられます。こういうことを信じない、胡散臭いと思う人もいるでしょうが、そういうことを抜きにして聞いても、はっと気づかされることが多いです。正直言って、もしもこれをチャネルしているんじゃなくて、エスターおばさんが自分で考えていっているとしたら、そっちのほうがすごいと思います。

これは彼らの本の前書きに書いてあったんですが。(書いたのは、ややこしいですがアブラハムではなくてエスター。)あるティーンエージャーが彼らのところに来て、「僕は前はこんなのは騙しだ、アブラハムなど存在しなくてエスターが自分で話していると思っていたけれど、どれだけアブラハムの言うことがnon-judgemental(偏見のない、人をあれこれ批判しない)かを知り、アブラハムの存在を信じるようになった。人間ではこんなにnon-judgementalにはなりきれない。」と言ったそうです。

私も本当にそうだと思う。彼らはどんな立場も批判したり、道徳をといたり、善悪のものさしを取り出したりしません。そこがすごい。

昨日聞いたビデオは、ギターが趣味の人が、どうしたら音楽家として食べていけるかと言う質問でした。アブラハムの答えは長くなるのでここには書きませんが、次のようなたとえをしていました。

「レストランで大好物のとってもおいしい物を注文して、それを食べているときに、『ああ、どうしてあの別のレストランに行ったり、あの別のものを食べたりしていないんだろう。悔しい。』とは思わないだろう。そのときはただ、今食べているものをおいしく味わって食べるだろう。毎日をそういう風に生きなくてはいけない。」

つまり、たいていどんなときでも、その気になれば何か感謝できること、楽しいこと、ありがたいことが思いつく。どうしてそれに意識を集中してそれを楽しむ代わりに、心配したり腹を立てたり不満を言ったりするのか、ということです。

たとえば今朝私はサルササイズのクラスに行きました。音楽にあわせて踊ったり体を動かすのは楽しいので、それに気持ちを集中していれば良いのに、時々ふと心配事や面白くないことに気持ちが行ったりしてしまいます。まあこの場合はたった45分のことなので、「いけないいけない」と気持ちを集中しますが、こんなわかりやすい例でなくても、「常に楽しいこと、良いことに気持ちを集中する。」というのは、肝に銘じたいです。

こうして考えると、人間って悲観したり悪いことを考えたり、腹の立つことにこだわったり、どうしようもないことをくよくよしたり。そう言う習性になってるんだなあ。だからちょっとやそっと、ポジティブシンキングしようなんて思いつくだけじゃぜんぜん無理で、毎日毎日、ことあるごとに自分に言い聞かせなければいけない、常に心がけていなければいけない、大変なことなんだなあと思います。

そのためにも、このたくさんあるアブラハムのビデオ毎日見るのを日課にしようと思ってます。

あ、残念ながらこれ英語なんですよね。本は翻訳が出ていますが、ビデオは訳されていません。

私イギリスに住んで20年以上になりますが、このアブラハムに出会っただけでも、このビデオを見れるだけでも、英語できてよかったって心の底から思ってます。

写真はチャーリーの新しいタトゥー。(友達が遊びに来て、友達と一緒にお互いの腕にペンで書いた。)

2009年12月2日水曜日

眠れない夜

昨日は夜よく眠れませんでした。昔は本当、子供のころから寝つきが悪かったのですが、子供が生まれてからは睡眠時間が極端に減ったので、不眠症は直ったはずだったんだけど。

まずそもそもは、2ヶ月前に家計簿をつけ始めたのが悪かった。うちは今まで本当にどんぶり勘定で、まあ何とか食べていけてるから大丈夫だろうと言う感じで10年以上やってきたのですが、ちょっと気になって10月と11月だけ試しにつけてみたんです。やっぱり世間並みにつけた方が良いかなって。それで、11月が終わったので、総計したのが悪かった。そのことが気になって、なかなか眠れませんでした。(もう家計簿は辞めるぞと決心しました。アブラハムの教え通り、気分の良くないことはしてはいけない。)

それでちょっとうとうとしたかなというころに、明日のお弁当のパンを解凍していないことに気づいた。それで温かい布団を出て、階段を上がって、台所に行きました。これが1時半。

それからやっぱり眠れないんです。頭がさえてと言うか、いろいろ考え事やら心配事やらが浮かんできて、なかなか眠れない。

時計を見なかったのですが、多分寝たのは3時半くらいなんじゃないかな。そのあとも、ぐっすり寝たという感じではありませんでした。

それでふと気になって朝カレンダーを見てみると、やっぱり思ったとおり。今日は満月なんです。

満月のときに眠れない人って結構います。それも、私のようなニューエージだとかスピリチュアリティーを信じるタイプではなく、普通の人がそういいます。だから、月の引力だとか、潮の満ち干だとか、人の睡眠に影響を与えるものがいろいろあるんですよ。うちはすごく田舎なので、月夜はすごく明るい。都会にしか住んだことのない人には考えられないくらい、満月の夜って明るいんです。街灯のまったくないここで、月夜は電灯なしで外が歩けます。昼間みたいに影が出来ます。それくらい明るいんだから、睡眠が妨げられても仕方がないのかも。

そのことを今日人に話すと、そういえば私も良く寝られなかったといっていました。

ちなみに英語では月の形容詞はLunarですが、Lunaticというのは、気違いという意味なので、月が人間の精神に与える影響はよく知られているのかも。

ところであまり知られていませんが、新月に始まったことは長続きすると言う話を聞きました。新月というのはそこから新しい月が生まれるんですからね。自分の経験で言うと、まさにぴったり、ということがいくつかあります。

2009年12月1日火曜日

変な停電

昨日夕方子供たちを水泳に連れて行こうと準備していると、急に真っ暗闇に。停電です。キャーというチャーリーの声。でも数秒ですぐに明かりが戻りました。でもなんかへんなんです。

電気が戻ってきたとたんにいろんなものがまたスイッチが入って動き出しますが、子供たちが見ていたテレビが戻らない。それで電源をつけたり切ったりしても、うんともすんとも言いません。このテレビもう12年くらい経っているから、もうそろそろ寿命がきてもおかしくはないんですが、このクリスマス前の物入りのときに、テレビを買いたくないなあ。壊れたのかなあ。

それから暖房のボイラーが動いていない。でも電源は入っていて、パイロットランプはついています。そんな、また故障?先月ボイラーを400ポンド以上かけて直したところなのに。

電源を急に入れたり切ったりすると、コンピューターなどデリケートな機械は壊れることがあるとは聞いていますが、停電のせいで壊れたのか?

それから入り口の電気もつきません。オーブンのライトもちかちかと頼りなく点灯している。

でも仕方がないので、子供たちをつれてプールに向かいました。向かいの家を見ると、電気がついてることはついてるけど、弱々しい。途中のロータリーでは街灯がともっていませんでした。

プール自体は家から5キロ以上離れているので、問題なしでした。この辺は停電ではないみたい。それで子供を残して家に帰ると、近所の家、表にクリスマスライトがついていたり、玄関の電気がついています。でも村で唯一の街灯は消えている。さっと見回してみると、どの家も何がしかの明かりはついていますが、こうこうと言う感じではない。

家に帰ると、お隣さんの防犯ライト、普段は車が通るとこうこうと輝くのですが、オレンジの弱々しい光です。つけっぱなしにしていった台所の電気は、ついてはいるけど、弱々しい。それでお隣に行って、どんな感じか聞いてみると、うちと同じみたいです。

結局、この辺一体が停電だったと言うことで、1時間後くらいに平常に戻りました。でもこんな変な停電ははじめてです。普通ならオンかオフなのに、電気がちょっとだけ流れていると言う停電でした。

ボイラーもテレビも電気が戻ると大丈夫でした。

それにしても、たまにこういうことがあると電気のありがたさをしみじみ感じますね。電気代が高くなったと文句言っていましたが、はっきり言って電気はプライスレス。本当に貴重なありがたいものです。これをこんなに誰でも払えるようなお手軽な値段で供給してくれて、しかも私たちの支払能力を信頼して後払いでサービスを受けられているんですから、ありがたやありがたや。

うちはひとつすごく古いプロパンガスのストーブがあり、それから数年前に買ったキャンプ用品のランプやコンロがあるのですが、緊急時にこれがあって本当によかった。

それにしても先日ブログに停電の事を書いて、こんなこと書いてると引き寄せるぞ、といっていたところだったんですよね。その前も11月に13日の金曜日だったとき、朝一番に、「あ、13日の金曜だな」と思ったんです。でもこんなこと考えると引き寄せるから考えないようにしようとしたんですが遅かったみたいで、いろいろなことがうまく行かない一日で、最後はお母さんは大爆発して一日が終わりました。

引き寄せの法則の勉強をすると、こういうことがよくあるそうです。すぐにひきつけてしまう。これはアブラハムの説明によると、「時速5マイルで走ってる車が木に衝突しても被害はたいしたことないが、時速100マイルで走ってると、インパクトが大きい。」ということらしい。つまりエネルギーや気の流れの速くなってる人は、ちょっと悪いことを考えると引き寄せやすくなるらしい。でもこれは副作用のようなものなので、だから余計に悪いことを考えないよう努力しないといけないんです。

ここ数日、ちょっとネガティブになりかけていたので、また心して、何事も前向きに考えるようにします。