2009年12月30日水曜日

Wii

遅ればせながら我が家にもWiiが来ました。子供たちがクリスマスにもらったお金で、共同で買ったものです。昨日届いてセッティングして、今日数時間遊んでました。

ゲームのほうは買ったときにWII スポーツとWII リゾートがついてきました。スポーツのほうはテニス、ボクシング、ボーリング、野球、ゴルフ、リゾートの方は剣道、水上スキー、卓球、アーチェリーなどです。

テレビにつなげる一番初めのセッティングはわたしがしたのですが、後は子供たちが勝手にやりました。使い方もあっという間。よそでやったことがあるから、すぐわかるようです。

コンピューターゲームやDS などに比べると、皆で順番にやって点数を競い合うので、その点家族や友達と一緒に遊んでると言うのは良い感じですね。むしろこんなの一人でやってたら悲しいかなあ。

スポーツ関係のゲームが多いんですが、これさえあればもう外でスポーツする必要ないねなんて声も聞いたことがありますが、それはぜんぜん違います。反射神経の訓練にはなるだろうけど、運動にはなりませんね。何しろ座ったままでも出来るんですから。(でもたいてい立ち上がってテレビの画面の前に陣取って、結構体を動かしながらゲームしてしまいますけどね。)

どのゲームもよく出来てるなあと感心します。私はテニスが一番好きです。でもサーブが絶対に入るので、これはちょっとありえないなあという感じ。意外に面白いのがボクシングです。要するに相手を殴り続けるわけですが、結構長時間パンチし続けたり、かわし続けたりするので、テニスよりは運動量は多いです。

ゴルフは面白くないなあと思うんですが、デイブとルイは気に入ってるので、これはWIIのゴルフというよりも、ゴルフというスポーツ自体、たぶんやっても私には面白くないんだろうなあ。

普段は子供たちがテレビやコンピューターゲームをする時間は制限があるのですが、今日と明日はものめずらしいので大目に見てます。

さて明日は大晦日。友人からパーティーにお呼ばれしましたが、なんとなく気が向かず、口実を作っていかないことにしました。その代わり元旦にはアバターを見に行く予定です。

2009年12月29日火曜日

90歳のドライバー

今日たまたまニュースをつけたら、90歳のおばあさんのドライバーがインタビューされてました。彼女は今オーストラリア1周のドライブ一人旅行中です。これはここ数年毎年やっていることで、今年はなんとホンダがスポンサーしてくれて、ホンダのかっこいい車で周ってます。

動機を聞かれて、「それはもう、一人でこの広々とした道を運転してると、本当に自由!!って感じがして、最高に気持ち良いからよ。」とのこと。

彼女は75歳でだんなさんが亡くなるまでは、あまり運転をすることもなかったのだけれど、未亡人になって運転するようになって、虜になったとのこと。オーストラリア1周はこれで5回目くらいらしいのですが、一度は事故って車が丘から転落。「ああ、これでおしまいだなあ。まあ良いや、こんな死に方なら文句なし。」と思っていたら、車は転がったあと無事に着地して、事なきを得たそうです。

彼女は外見はとても90歳には見えません。確かに皺があって白髪で、老人には見えるけれど、それもせいぜい75歳くらい。足腰がしっかりしていて、健康そのものといった感じです。何よりも表情が生き生きしていて、インタビューの内容もユーモアがあって話し上手で、まさに自分の好きなことを思う存分している満足感で輝いていました。

インタビューの最後に、「これを一体いつまで続けられると思いますか。」とちょっとぶしつけな質問をされていました。

「確かに毎年年をとっていってるのは否定できないわ。だから毎年、これが最後かもしれないと思うの。でもそれが良いのよね。これが最後だから、何でもかんでもやりたいことは全部するぞーって思うの。」とのこと。

こういうの良いですよね。私も90歳になっても、好き勝手なことやっていたいです。

そのためにはまず体が資本。そのためには運動して食事に気を使って、若さを保たなければいけないのかな。でももしかしたら、気持ちが何よりも大切で、いつも好奇心を大切にして、周りの目や年のことなんて気にしないで、やりたいことをどんどんしていれば、体もついてくるのかな。

アブラハムに言わせるときっと後者だと思うんだけど。

現在の生活を犠牲にしない程度に、苦痛にならない程度に、楽しい範囲内で、体も鍛えたいですね。

2009年12月28日月曜日

Kazuo Ishiguro


昨日はすごく久しぶりにテレビで映画を見ました。The Remains of the Daysという1993年の映画です。主演はアントニー・ホプキンスとエマ・トムソン。脇役で有名になる前のヒュー・グラントや元気なころのクリストファー・リーブスが出てました。イギリスの1940年代が舞台で、執事のホプキンスと女中頭のエマ・トムソンの、恋愛というにはとてもいえないような、イギリスイギリスした、静かな映画です。でもこれアカデミー賞、取ったかノミネートされたか、とにかく有名な映画です。

この映画の原作の作者はカズオ・イシグロといいます。日本でも翻訳されているのかなあ。彼は年は私より10歳くらい上。何でも生まれは長崎で、6歳からイギリスに住んでいて、たぶん日本語は出来ないんじゃないかなあ。この本The Remains of the Days(残りの日々)は彼の3作目の本です。

ロンドン大学にいたとき、文学の授業の課題が彼の2作目の本、An Artist of the Floating Worldで、そのときレクチャーに来てくれました。そのとき本にサインをしてもらってた人もたくさんいたのですが、それ以降こんなに立派な作家になるとわかっていれば、私ももらっておくんだった。

彼はイギリス人ですが、イギリスだけでなく英語圏の世界中ですごく高く評価されています。イギリスの、というよりは英語圏の世界で最も権威あるブッカー賞をこの本は受賞したし、ほかにも3回最終審査にノミネートされました。そして1995年には、1920年代にTimes 誌が創刊されて以来最も偉大な作家の100人に選ばれています。

私の読んだのはこのAn Artist of the Floating Worldと The Remains of the daysのほかに When we were OrphansとNever let me go の4冊。

An Artist..はまだ英語で読むのに慣れてない頃にはじめて読んだので、また読み返しました。これは舞台は戦後の長崎で、このartist of floatin worldというのは浮世絵師という意味です。イシグロ氏は子供のとき日本を離れて一度も帰っていないらしいんですが、それにしても英語で読んでると言うことを忘れるくらい、すごく舞台の日本に馴染んでました。

どれも読んだのはしばらく昔なので、それぞれの感想は書きませんが、彼の小説って、どこか(大体最後)大声で声を上げて泣き出したくなるような部分があるんです。それも安っぽいセンチメントや恋愛小説ではなく、切なく本当に胸がつまされると言うか、大声で泣く意外どうすることも出来ないような、諸行無常というか、人生の不条理さというか。ものの哀れと表現した評論家もいました。

昨日この映画見て、カズオイシグロがどんなにすごい作家であるか思い出しました。機会があれば読んでみてくださいね。きっと翻訳されてますよ。

彼のことを書いた同じブログではずかしながら、詩のブログ更新します。先日書いたセント・キャサリンズ・トーのことです。
http://fordfarmpoems.blogspot.com/

2009年12月27日日曜日

一人です

先日ちょっと書いたのですが、日本から母が産経新聞のエッセイコンテストの記事を送って来たので、12月に入ってからは、冬休みが来るまでにと、それを書いていました。たった1600字なので、その気になれば2日もあれば出来ました。

それを出し終わってやっと冬休み。それで日本から知人が送ってくれた「公募ガイド」という雑誌を読んでいると、詩の公募が二つ見つかりました。ひとつは詩集コンテストと言い、10編以上をまとめて出さなければいけません。これは締め切りが12月28日。

これに気付いたのは20日くらいでしたから、1週間しかありません。何もないところから新しい詩を書くわけではなく、書き散らかしてあるノート中からよさそうなのを拾って推敲するだけなので、普通なら1週間あれば出来るんですが、何しろクリスマスです。お酒も入ります。

無理かなあと思いながらも、毎晩家族が寝静まってから、一人で詩の推敲をせっせとしていました。でもやっぱりクリスマスはそういう気にはなりませんでした。お酒はワイン1杯くらいしか飲みませんでしたが、それでも詩を推敲できるような頭ではありません。昨日も1時間くらいコンピューターの前で頭をひねりましたが、最後の最後まで推敲しきれるかどうか。やっぱり無理かなあ、と思っていたら・・・・

今日からデイブが子供たちをつれて実家のイングランド北部に行くことに急に決まりました。行くとは言っていたのですが、誰にも連絡しないし、たぶん行かないだろうなあと思っていたら、急に昨日決めたようです。

それで今日から火曜まで私は一人です。おかげで今日の午後は詩の整理に費やし、今日やっとぎりぎりでネットで応募しました。郵送だったら無理でした。

昨日まで食べ過ぎたので、一人ですごす3日間、節食してすっきりしようと思っていたのですが、締め切りに間に合ったことでほっとして、今晩は一人で普段見ないようなテレビを見ながら、あれこれ冷蔵庫の中の食べ物をつついています。あの大きなトライフルというデザートも一人で平らげてしまいました。(残っていた分を、ですよ)

クリスマスの25日と26日は前に書いたように、暴飲暴食でした。暴飲のほうはワイン1杯くらいなので、問題は暴食のほう。普段の何倍もの動物性脂肪やたんぱく質や白砂糖を食べました。それでさすがに昨日は眠りがよくなかった。朝ちょっとのどがいたいと思ったくらいでした。

それで今日からは食生活を正すつもりでしたが、家中においしそうな食べ物があって、今日もちょっと食べすぎ。

今日はそれでもヨガをしたので、これがスタート。明日からもっと規則正しくしたいと思います。でもその前に、子供のいない休日の朝、罪の意識なく遅くまで熟睡したいです。

2009年12月26日土曜日

ボクシングデー

今日はボクシングデー。クリスマスの次の日です。名前の由来は、昔の貴族やお金持ちのご主人たちが、クリスマスの日にがんばってくれた召使やコックに箱に入ったプレゼントを上げる習慣があったことからきたとか。今ではただの祭日です。

今日は朝ごはんのあと海の近くをほんのちょっと散歩に行って、そのあと午後には久しぶりに家族で昔ながらの人生ゲームのようなゲームをしました。クルードという探偵ゲームと、モノポリーという不動産を買い占めるゲームです。

モノポリーはすごく時間のかかるゲームで、結局ルイが勝ちましたが、3時間以上かかりました。そういうわけで今日はほとんどほかには何もしていません。

食べ物も昨日の残り物やら、出来合いのものがたくさんあるので、ほとんど料理らしい料理もしてません。

食べ物はふんだんにあります。普段はダイエットしてますから、常に食べる量を気にしていますが、昨日と今日は量を気にせず食べました。そうすると思ったんですが、油断すると普段食べる量の3倍ぐらい簡単に食べられるんです。ということはいつもは、腹八分目どころか、満腹の25パーセントくらいしか食べてないことになります。しかも普段飲まないお酒を飲んだから、カロリーはさらにとってるだろうなあ。

まあ良いや。明日からデイブが子供たちをつれて実家に行くんです。その間節食しよ。でも相変わらず食べ物は冷蔵庫にふんだんに残ってるしなあ。道中のお弁当として、持たせるしかないかなあ。

2009年12月25日金曜日

クリスマスの御馳走2

(前のブログからの続き。そちらを先に見てください。)
ローストビーフをお皿に載せて、こんな感じで食べます。付け合せはにんじん、メキャベツ、パースニップ、ローストポテト、赤キャベツ、マスタード、ホースラディッシュ。そして2つある丸いのは、ヨークシャープディング。これは冷凍。


 帽子をかぶって食べるルイ


チャーリーもおいしく食べてます。
今日はとってもいい天気で(毎年クリスマスは天気が良い)、写真がきれいに取れました。食べ過ぎたし天気が良いので散歩にでもと出かけましたが、デイブは昨日の怪我のひざが痛く、ルイは転んだときにうった腰が痛く、遠くまで歩きませんでした。おまけに残っていた氷で、懲りずに遊んだチャーリーはひざを怪我して、家はけが人ばかりです。

クリスマスの御馳走 1

  今日はクリスマスです。写真を中心に食べ物のブログです。まずは前菜。えびとスモークサーモン。

 これはテーブルセッティング。お皿の前にある筒のようなものは、クリスマスクラッカーで、これを開けると中から物が(景品)出てきます。今年は自家製を作りました。中にはお菓子のほかに、クリスマスディナーを食べるときには必ずかぶる紙の帽子とお金を入れました。


 これはメインコースのローストビーフ。このまま食べるわけじゃありません。これを切って取り分けて食べます。




デザートの悪魔のケーキ(このブログではおなじみ。死ぬほどおいしい)とトライフル。

そしてサマープディング。これは本当に、作った自分が言うのもなんですが、泣けるくらいおいしかった。
5枚しか写真が載らないようなので、残りを別に載せます。



2009年12月24日木曜日

クリスマスイブ




今日はクリスマスイブです。今は午後8時。フェイスブックの友達のコメントを見ていると、もう野菜も準備したし、中には七面鳥ももうできたと言う人も。皆さん準備万端で、家族そろってのんびりしてる様子です。

でもうちは違う。今日はデザートを3つ作ったあと、なぜか窓拭きをして、そのあと餃子を山ほど晩御飯に作りました。餃子は手間がかかるので、我が家ではご馳走です。今日は日本から送ってもらった皮を使ったのでそうでもありませんでしたが、皮から自家製で作るときは3時間くらいかかります。今日は珍しくデイブが手伝ってくれたので、まあまあ早く出来ました。数えてみると87個ありました。

ご存知のようにイギリスでは寒波が続いていますが、今年ほど氷がひどいのは初めてです。昨日は私は夜買い物に出かけるときにころびそうになったのですが、デイブは車から物を出すときに転んでひざを痛めたとか。今朝も転んで足首とあごを打ち、車もスリップしてお隣さんも居間に突っ込みそうになったらしい。

そのあとルイが隣の家に遊びに行こうとして転んで、頭をコンクリートで強打。救急車を呼ばなければいけないかと思うくらいでした。我が家だけで3回事故があったくらいですから、全国的には大変な数の人が怪我をしたことでしょう。

高速道路も閉鎖、空港も欠便や閉鎖、その上ロンドンとフランスをつなぐユーロスターも先週の寒波でトンネル内の立ち往生になり、まだ平常には戻ってません。今年のクリスマスは、過ごしたいところで過ごせない人がたくさんいそうです。

今子供たちが寝室に行きました。これから明日のためにじゃがいもや野菜を剥いたり、プレゼントのラッピングです。サンタは今夜来ます。サンタのためにミンスパイとにんじんをテーブルの上において、子供たちはベッドに行きました。眠れないよ今夜はきっと。

写真は家の出口の氷と餃子。
詩のブログ、よければ見ていってください。http://fordfarmpoems.blogspot.com/

2009年12月23日水曜日

クリスマスショッピングとプリンスウイリアム




明日はクリスマスイブです。日本ではイブが祝われますけど、イギリスでは25日がお祝いです。イブは日本の大晦日のような感じです。朝からいろいろ忙しく、午後から夕方にかけて落ち着いていくと言う感じ。サンタが来るのは24日の夜なので、私たちはラッピングとかいろいろ忙しい。

私はラッピング以外に残っている大きい仕事は食料品の買出し。近所には2件スーパーがあるんですが、これがむちゃくちゃ混むんです。大きい駐車場があっても、なかなかスペースが見つからず、おまわりさんが交通整理していたとしもありました。

停めたら停めたで、中が超混雑で人を押し分けての買い物で、しかもレジで長蛇の列。昨日行った知人は30分並んだとのこと。

それで今日、晩御飯が終わったあとで行きました。この時間ならすいてるだろうと。でも問題は寒波が来ていることです。今日は午後雨が降っていたのですが、これが夕刻後は凍り、家から車までの間2メートルくらいがまず滑って危ない。大丈夫かなあと恐々でしたが、大きい道に出ると大丈夫でした。

店のほうは混んでました。この時間なのに。知人がここで働いているのですが、彼によると今夜は今年一番混む晩だとのこと。でも駐車も待たずに出来たし、レジの列もそれほどではなかったので、作戦成功。これでクリスマス明けまで買い物はいりません。といっても店が閉まってるのはクリスマスと、その翌日だけで、その後はまた営業するんですけどね。

話は変わります。

プリンスウイリアムって知ってますよね。イギリスチャールズ皇太子の長男で、王位継承権の2番目に当たります。お母さんは亡きダイアナ妃。

このウイリアム王子、先週ホームレスの人のチャリティーのために、一晩ロンドンの町の裏通りで寝たそうです。ご存知のとおり最近は寒くって、その日も最低は零下3度まで下がったとか。

彼一人じゃなくて、そのチャリティーの代表の人と一緒だったのですが、多分そのほかにもボディーガードとかがついていたことでしょう。それにしても、よくがんばったなあって見直しました。朝6時までそこで寝て、その後チャリティーの経営するホームレスの人の簡易宿泊所で朝ごはんを作るのを手伝ったそうです。

私は原則的には王室には興味がありません。いまだに上院が指名制の貴族院で、世襲の議員なんかも少数ながらいることなんかを考えると、王室なんてなくなったほうが民主主義のためには良いと思うんだけど、それにしてもイギリスの王室はなかなかやります。

ダイアナ妃もいろいろチャリティーのためにつくした人でした。まだエイズに関する偏見が強いころ、エイズ患者を見舞って握手したり肩を抱きあったりして、偏見をなくすのに貢献したし、ホームレスのチャリティーもよく訪問していました。死ぬちょっと前は、地雷禁止のためにキャンペーンに力を入れていました。

私は別に今まではウイリアムもハリーもぜんぜん興味なかったんだけど、この寒空の中、本当に道端で寝たのかと思うと、なかなかやるね、すごいね。

ほかの王室メンバーでは、ウイリアムの弟のハリー王子は空軍に入っていて、湾岸戦争では現地に行くと自分で言っていました。でも実際には、そうすると敵からのターゲットにされて足手まといということで、実現しませんでした。

チャールズの弟のアンドリュー皇太子は海軍(だったと思う)で、こちらはフォークランド戦争の時にはフォークランドに行ってました。

日本の皇室に比べて、イギリスの皇室ってアクション派なんですね。

どちらにしても、民衆から隔離して特権のある生活をしているだけでなく、こうしていろいろ社会の役に立っているというのは、やっぱりイギリスの王室っていろいろ話題になるだけあるなあと思います。
ところで昨日に引き続き詩のブログを更新しました。似たような詩になっちゃいました。

2009年12月22日火曜日

クリスマス休み2日目

朝起きると雪景色でした。といっても2センチくらい。それでも地面が凍っているのでぜんぜん融けません。デイブは今朝家から大きい道に行くまでの1キロくらいの坂道が車で上れなかったそうです。幸いなことに別の道があるので、バックしてそちらから行ったらしい。お隣さんも車をいつも停めている自分たちのヤードではなく、私のうちの前に停めているので、どうしたのかなあと思っていたら、ほんのちょっとの傾斜が上れなかったとのこと。

ヨーロッパとか、日本の北国とか、雪深いところに比べるtこんなの雪とはいえないくらいなのに、準備がないとは怖いことです。大きい道は寒い夜は夜中に塩がまかれるのですが、このダンプも台数が限られていて、25パーセントくらいの道にしか出来ないとか。

ロンドンを含むイギリス東部ではもっと本格的な雪が降っていて、空港も閉鎖、道路も閉鎖、昨夜は2000人の人が車が立ち往生になり、レスキューされたとか。

今日はルイの友達のハリーが遊びに来ました。お母さんのメアリーと上の娘さんも一緒です。昨日書いたとおり、メアリーは最近だんなと別居したということで、お茶でも一緒に話を聞こうじゃないのということになりました。

メアリーには子供が4人。上の二人(18歳、17歳)は最初のだんなとの子供、ハリーを含む下の二人は今の(というか、数週間前までの)だんなとの子供です。今日来たのは2番目の17歳の娘。

娘さんがいるところでこんな話するのどうかなあと思ったのですが、メアリーはぜんぜん気にしていないよう。年のせいもあるし、別れる相手が彼女の父親ではないと言うせいもあるのか、彼女の前で平気で旦那の浮気の顛末を教えてくれました。

相手は友人の友人で200キロくらいはなれたところに住んで知るらしい。夏ぐらいからだんなとこの女性はメアリーの前でおおっぴらによく電話したり、フェイスブックで連絡を取ったりしていたそうです。でもただの友達だと主張していたそうです。

こういうの心理セラピー用語ではデナイアル(否定)というんですけど、日本語でも言うのかな。メアリー、しっかりしなさいよ。そんなの友達のわけがないでしょ。こんなに長い間、目の前で堂々とこんなことされて、そんな言葉を信じるなんて。

まあ、そういうことは他人だからわかるんだけど、当人としては信じたいことを信じて、だまされてしまうんだなあ。

メアリーはだいぶやせたようでした。でもそのせいもあってか、今日は今までになくきれいに見えました。お化粧もばっちりマスからつけて、ひざまである編み上げブーツで決めてました。たいてい女の人って離婚するときれいになるんだよね。

それにしてもメアリーと娘さんは本当に友達のように仲がよさそうで、うらやましかった。彼女にすれば本当のお父さんではないから、私と一緒になって彼のことをけなしてました。

メアリーがトイレにたったすきに、彼女と大学はどんなところに行きたいのか、何を専攻したいのかという話をしました。すると、父方のお兄さんがオーストラリアに住んでいるので、そこで大学に行きたいと、嬉しそうに話してくれました。お母さんがこういうことになっても、自分は自分でぜんぜん平気で、あれもしたいこれもしたいと夢を語ってくれると言うのは、若々しくてのびのびしてて、まあメアリーも最初は大変だろうけど、すぐに元気になるだろうという気がしました。

詩のブログ更新しましたので、よろしければ見てください。ちょっと事情があり(?)、しばらくまめに更新することになりますので、よろしければこれからもちらりと見てやってください。

http://fordfarmpoems.blogspot.com/

2009年12月21日月曜日

クリスマス休み初日

今日は子供たちのクリスマスホリデー初日。18日が最後の日だったんですが、これは例年より早い。日本と違って休みの日が始まるのは学校によっても年によっても違います。例年は大体22日位かな。

早くから休みが始まると、ちょっと困る。クリスマスまで1週間もある。子供たちはもちろんクリスマスがすごく楽しみなので、指折り数えて落ち着かない。大人たち(私)はクリスマス前にいろいろすることがある。買い物はもちろん、クリスマスカードとか(大体終えた)、プレゼントの用意とか。大掃除も出来たらしたい。いろいろ料理もある。はっきり言って子供たちが家にいないほうが仕事がはかどるのに。24日まで学校に行ってくれ!

しかも冬なので遊びに困る。夏なら海に行ったり外で遊んだり、いろいろ娯楽はあるのに。かといって一日中テレビやコンピューターゲームをさせるわけにも行かないので、「退屈、退屈」という愚痴を一日中聞くことになる。そんなに暇なら、家事を手伝ってくれ!

今日はすごく寒かったものの、晴れてはいたので、学校の校庭でテニスをしました。ルイは習っているので文句も言わずプレーしましたが、チャーリーはあまりうまくないことと寒いことでぶーぶー文句を言っていました。それでも1時間近く寒空の中でテニスとバトミントンをして帰ってきました。

これにしても昨日の海岸の散歩にしても、実は私の都合もあるんですけどね。というのは、40歳を過ぎてから毎日運動しようという目標を上げているので、普段子供のいないときはヨガやサルササイズやスイミングをしているのですが、子供のいるときは一緒にするのが一番手っ取り早い。実は子供たちは今晩も水泳のトレーニングはあるので、彼ら自身は運動不足の心配はないんですが。

昨日はルイの友達の家に電話しました。彼は2年位前に学校を辞めたんですが、まだ仲が良いので遊びに来ないかとお誘いの電話でした。いなかったので伝言を残すと、彼のお母さんから朝電話がありました。

「どう、元気?」と聞くと、「うーん、まあ何とか」とさえない返事。実はだんなが別の女性と付き合いだしで、別れることになったとのこと。夏位からこの情事はわかっていたのだけど、なかなか家を出ることが出来ず、2週間前に引越ししたところだとのことでした。

それで明日の朝、子供をつれてやってきます。買い物の前に子供を家に置いていって遊ばせるという予定ですが、その前にお茶でも飲もうということになりました。

いつも元気な人なんですが、今日はさすがにしょげてました。「ばかばかしいんだけど、まだ彼のことを愛してるのよね。」とのこと。うーん。そんなことはないよ、きっと。未練があるから愛してるような気がしてるだけで、本当は愛してるなんてことはありえないよ。早速インターネットデートして、新しい人を探せ!

そういえば金曜も、子供たちの水泳クラブで、夫婦でクラブの委員会に入っていていろいろ貢献しているご両親が、離婚することになったとのこと。これもだんなさんが女性を作って出て行ったらしい。子供4人もいるのに、お母さん大変だなあ。おしどり夫婦という感じだったんですけどね。

イギリス人って結構こういうことを堂々と宣言します。まあうわさされるのも嫌だから、自分から言うんでしょうね。まあ残念な状況ではありますが、秘密にしたり隠し事すると余計状況が悪くなりそうだから、堂々と公言して、次の新しいステップを探すというのは良いことでしょう。

2009年12月20日日曜日

St. Catharine's Tor, Speke's Mill Mouth




昨日の天気予報によると、今日は「身を切るように寒い」とのことでしたが、朝目がさめてみると太陽が出ています。それで朝ごはんのあと散歩に行こうと言うことになりました。わたしが言いだしっぺだったんですが、私は近所を歩こうと言うつもりだったんですが、ルイが「じゃあ、あの滝のあるところに行こう」といったので、車で15分位のハートランドという海岸沿いを歩きました。

日は出たり隠れたりしてましたが、寒かったですね。何しろ海沿いの切り立った崖を歩くんですから。それでも数年前初めてここを歩いたときはかなり遠かったような気がしましたが、今日は案外近いなあという感じでした。

ハートランドキーというパブが一見ある小さい波止場に車を止めます。ここは絶壁でとっても厳しい景色で、イギリスの中でも有数の美景なんですが、何しろ都市から遠いので、いつきてもすいています。ここはそういうわけで、船が難破することでも有名。

そこから崖に沿って2ー3キロ歩きます。するとスピークス・ミル・マスという滝に着きます。これが海に流れ込んでいます。途中小川が流れていたり、牛や羊が放牧してあったりします。波が良いときは、岩だらけの、ありえないようなところでサーファーがサーフィンしてるのが見えます。

このちょうど中間点くらいにセントキャサリンズ・トー(St. Catherine's Tor)という場所があります。Torというのは古い英語で、丘という意味。ここになんとも奇妙な形の、ちょうどおわんをひっくり返したような丘が海沿いにあります。そしてこの丘から陸よりの場所に、大きい陸上競技場位の大きさの平地があり、それが、3方が石造りの壁で囲まれています。壁の高さは1メートルくらい。

何でもここには昔settlementがあったとか。セトルメントというのは集落という意味ですが、語感としてはもっと原始的な感じです。それでそれについての歴史を調べてみたんですが、なかなか見つかりません。何でもここに修道院があったとか、ローマ時代の集落があったとか。どちらにしても、どうしてこんな場所にというような、とても不便なところにあります。

ここはいつ来てもなんか不思議な感じがします。時間の狭間につかまったようなと言うか、そこだけ時間が大昔から変わっていないような、わたしがその昔の時間にタイムスリップしたような。空気の濃度が違うと言うか、なんか妙なんです。でも怖いとか不気味だとかそういうのではない。良いか悪いかで言えば、良い感じです。

別に何かの霊が見えたり聞こえたりするわけでは全然ないんですが、何かspiritを感じます。スピリットというのは日本語にすると霊とか魂とかですけど、そんなおどろおどろした感じではなく、何かの息遣いが感じられると言う感じです。

この先にある滝(スピークス・ミル・マス)、そこにはこの海岸線の散歩道を見つける前に、別の方角から車で2回ほど昔行ったことがありました。(今ではもう車で行くのは無理なんじゃないかなというくらい、細くて危ない道なんですが。)

そのときもこの場所をすごく気に入ったんですが、そのときの気に入り方も、ちょっと不思議な気に入り方でした。なんだか別世界に来たような、現実ではない場所に足を踏み入れたような気になったのを覚えています。そのときは、「やっぱりこんなに人里はなれた、ほとんど人が来ない場所に来たからだなあ。」と思っていましたが、今から思えば、何かあったんですよきっと。セント・キャサリンズ・トーとは1キロくらいしか離れてないんですから。

写真は途中で撮った海岸線。なぜかセント・キャサリンズ・トーの写真は撮り忘れました。次のときに覚えて撮ってきます。何かうつってるかも?!

2009年12月19日土曜日

ホワイトクリスマス?




昨日から寒波が来ています。東はシベリアからと北は北極からです。特にイングランド北部とロンドンを含む東側が雪の被害が出てるらしい。昨日のニュースでは、その辺の学校は休校、道路は閉鎖になったり、事故で渋滞。飛行場もヒースローはあいてるようですが、キャンセルが相次いでるそうです。

でも昨日の天気予報によると、イギリス中どこも雪なのに、私たちが住む南西部だけは雪はないとのことでした。

それが今朝10時ごろから降り始めました。実際降っていたのは1時間位かな。軽くぱらぱらと降っていましたが、さすがに寒いので融けなくて、午後になって太陽がちょっと顔を出すまで雪景色でした。子供たちも小1時間雪で遊べました。

子供って雪が好きですよね。私は暖かい大阪育ちなので、雪が積もったと言う経験はなく、雪だるまを作るのが夢でした。ここはイギリスの中では暖かいんですが、それでも1年に1回くらいは積もるくらい降ります。

雪が毎年たくさん降るならそれで準備が出来てるんでしょうが、この国はめったに降らないので、降ったときは大変です。車がスノータイヤじゃないから、運転がすごく危ない。つるつるすべったり坂を上れなくなったり。電車もキャンセルになるし、飛行機もキャンセルになったり空港が閉まったり。学校も休校。毎年のようにあることだから、何とかならないんですかね。めったにないことのためにインフラを備えるよりは、不便を忍んだほうが安上がりということなんでしょうか。

去年も雪の日に水泳に行こうとして、家から車までの2メートルくらいの間で2回転んで、怖くなって行くのをやめたということがありました。

旅行の予定が狂ったり、仕事や用事が出来なくなったりすると、すごく雪って嫌ですが、勝手なもので、自分の予定が関係ないときは、子供のように雪って楽しみですね。

この寒波はしばらく続くらしく、ホワイトクリスマスになるかもと言われています。クリスマスの日はたいていの人は旅行や出張や仕事、会議などの狂うと困る予定もないし、そうなると良いです。

2009年12月18日金曜日

アブラハムはペテン師?




今日で子供たちの学校が終わりというのに、昼前に学校から電話があり、チャーリーが具合が悪いから迎えに来てくれとのことでした。行ってみると確かに顔色が悪いけど、そんなに具合は悪くなさそう。今日はすごく寒いので、外で遊んでいて具合が悪くなったようです。ちょっと熱があるので、今日は早く寝ました。明日は回復してると良いんですが。

この辺は気温はゼロ度近くですが、雪は降っていません。でもロンドンをはじめ南東地区では雪で道路がいろいろ閉鎖されてます。ここ数日はこの寒波が続くようで、温暖なこの辺も雪が降るかも。

昨日アブラハムのウエブサイトを見ようと思ってグーグルすると、「アブラハムはペテンか?」というサイトがたくさん出てきました。そのうちのいくつかをちらりと見てみました。

内容は大体同じようなもの。エスター・ヒックスとジェリー・ヒックス夫妻が、ただ金儲けのためにアブラハムをチャネルすると言う狂言じみたことを始め、それで本やDVDを売ってがっぽり稼いでると言う話です。

アブラハムが自分で言っているように、彼らのメッセージはわかる人にしかわからない。そのスピリチュアル的レベルにいない人には、説明することが出来ない。だからアブラハム自身が、「知人や友人に勧めても、うざったがられるだけだから言わないように。」とまで言っています。

アブラハムの教え等については前に書いたので省きますが、それにしても、こういった記事を書いている人たちって、本当にまともにアブラハムのセミナーを聞いたことがあるのかなと思います。

まず、彼らはこれを始める前からサクセスフルなビジネスマンで、お金持ちだったので、こんなことしてお金を設ける必要がない。そもそも、チャネリングしてお金をもうけるなんて、詩人になってお金を儲けるくらい、ありえないことなのではないでしょうか。実際には彼らの本はベストセラーになったり、お金になってるのですが、それでもそもそもこんなことして金儲けしようなんて発想、ちょっとありえないんじゃないでしょうか。

それからアブラハムの言葉は、この手の関係の本をたくさん読んだわたしが聞いても、うーんとうならせるすごいことばかり。今まで2年以上ほぼ毎日のように彼らの言葉に接していますが、一度も矛盾してるという部分を見たことがありません。それにもまして、内容がすごい。知恵というほかはない。こんなことをエスターが自分で考えていってるとしたら、そのほうがありえないと思うくらいすごい。

しかもそのスピード。彼らのセミナーはランチや休憩を挟んで、丸1日のセミナーらしいんですが、アブラハム(エスター)は会場からの質問を次々休みなく受け付けます。それをその場で答えていく。その質問も、アブラハム自身が「どんなことでも良い。タブーはない。」といいます。お金のこと、仕事のこと、健康のこと、結婚や家庭や恋愛のことといった直接的な悩みから、オーラの見方や、宗教問題、戦争のこと、地球の将来、死後の世界、政治問題、ゲイレズビアンや黒人差別問題、など考え付く限りの質問が次々され、アブラハムはどんどんそれに答えます。大体一人持ち時間は10分くらいのようです。

この答え方がまたすごい。質問を受けて、それを考えたりする暇なく次々と答える。時には質問者をさえぎって質問の先を読んだり、質問者のことをよく知ってるような答え方をするときもある。

その上彼女は多分70歳くらいのおばあさんなんです。(まだまだ若々しいけれど)。その人がほぼ1日中ステージに立って、途中水を飲んだりすることすらなく、ずっと質問に答え続けてます。聞いているだけでも疲れてくるような深い内容なのに。

これを目の当たりにすると、やっぱりこれは文字通り人間業ではないなあと思う。

まあそれはともかく、わたしが書きたかったのは、わたしがこんなにすごいと思ってるアブラハムの教えでも、ペテン師だと思ってる人が世の中にはたくさんいるんだなあということです。つまり、どんなことでも反対意見の人はいるんだなあ。というかむしろ、すごいものほど反対する人もたくさんいる。光が強いと、影も濃くなるということでしょう。

話は飛ぶけど、あの今やカルト化しているジョンとエドワードでも、彼らが大嫌いという人はたくさんいます。それから先週Xファクターで優勝した、歌がうまくってかわいいジョーですら、うちの隣のおばさんは「彼の顔を見ると、ほっぺたをひっぱたきたくなるのよね。」ですって。

アブラハムが言っていました。「ほかの人があなたのことをどう思うかは、あなた自身の価値とはぜんぜん関係がない。それは彼ら自身も問題だ。」 (What other people think about you is nothing to do with you.)

アブラハムのことをペテン師だと思う人は、それなりに個人的な経過や経験があってそう思うんでしょう。ジョンとエドワードが嫌いな人と同じように。

それで考え付きましたが、私ってもしかしてアブラハムと出会う前だったら、ジョンとエドワードが嫌いなほうに回ってたかもしれない。アブラハムを知って、心に余裕が出てきたというか、ユーモアのセンスが出てきて、物事を軽く楽しく見るようになったから、ジョンエドのすごさがわかったのかもしれない。

うーん。何事も人それぞれということですね。

写真は今年受け取ったクリスマスカードと、ルイが学校で作ったカード。まだ18日ですから、まだまだ増えるだろうなあ。
今から久しぶりに詩のサイト更新します。誰についての詩か、12月14日のブログを読んでいただければわかります。クリスマスナンバーワン、なるか?ページはこちら。

2009年12月17日木曜日

家の保険


このクリスマス前の忙しい時期に、昨日と今日は半日かかって家の保険を探していました。建物自体の保険と、家具等の所有物の保険。


これ毎年のことなんです。


今の家を買ったのは2000年。買うと決めて不動産屋と契約したのは1999年の6月でした。でもそのときはここは家ではなく、半分改築しかけの牛舎でした。牛舎とはいっても、石造りの大きい建物ではあるんですが。それで、家のローンを借りるための抵当に入れる家自体が出来ていず、そのほかにも裏の土地の境界線がはっきりしていなかったり、生垣が大きすぎて道路との見通しが悪く問題になったりと、いろいろ弁護士を入れて解決しなければいけない問題があり、実際に買えたのが2000年の1月4日でした。


それで家の保険も1月4日が毎年更新です。イギリスはクリスマスは祭日は25.26日と1月1日だけで、銀行とかはちゃんとカレンダーとおりにあいてるはずなんですが、それでも20日くらいから年が明けるまでは、いろんなことがちゃんと機能していない。


保険の更新は、放っておくと自動的に更新になるんですが、そうすると毎年少しずつ保険料が高くなる。それでインターネットでいろいろ調べました。


日本ではどうか知りませんが、イギリスでは自動車保険やら旅行保険やら、何でも価格を調べて比較してくれるサイトがたくさんあり、こういうので調べると、ちょっと面倒ではありますが、かなり安いのが見つかる。


うちの場合も40パーセントくらい安いのが見つかりました。120ポンドくらい安い。


忙しいときに時間をとられたけど、まあ2万円くらい浮いたことを考えると、やったかいありですね。


今年は私もデイブもこうやって車の保険がずいぶん安くなったし、同じようなやり方でインターネットのプロバイダーを変えたし。こういうのいちいち自分で一件ごとに電話していたらとても時間がかかって比較なんて出来ないけど、便利な時代になりました。


それにしても逆に言えば保険屋は競争が厳しくなって、苦しいだろうな。


写真はルイが学校でしたアートワーク

2009年12月16日水曜日

写真撮影

先週は子供たちの学校のクリスマス劇でした。これは劇は主に1年生と2年生が出ます。あと合唱団が歌を歌ったり、上級生が聖書の朗読をしたりします。

去年までは毎年行ってました。チャーリーが合唱団でソロを歌ったりしたから、カメラを持って行きました。劇ではルイは小さいころ東洋の賢者(そりゃ学校唯一の東洋人の彼は永遠に東洋の賢者でしょう)と村人、チャーリーは天使とナレーターをしました。

でも今年はチャーリーは合唱団を辞めたし、初めて見に行きませんでした。いつも楽しみに行ってはいたんですが、行かないとなるとそれはそれで楽。

この劇の日の前に学校からEメールが来ました。

「写真撮影されてはいけない子供がいるので、劇のビデオも写真もご遠慮ください。」とのこと。

これは出演者の親にとってはかなりがっかりだろうなあ。でも実際には、劇の後ステージで記念写真を撮ることが出来たそうです。

写真を撮られてはいけない子供。こんな小さな学校でも、いろいろ事情がある人がいるんですね。おそらくは両親が別離していて、何かの理由で父親に居場所を知られたくない、そんなところだと思います。子供やお母さんに暴力を振るうとか、犯罪や麻薬中毒で裁判所から父親が子供と接触することを禁止されているとか。

極端な例のようですが、こういう話結構あるんですよね。こんな田舎の村でも。

これとはちょっとだけ話が違いますが、日本はどうか知りませんが、イギリスではめったなことでは公の場で子供の写真を取れません。たとえばチャーリーの出ているバレエのステージだとか、水泳の大会だとか。児童保護のためだそうです。これはわかるようなわからないような。何からの保護かというと、子供対象の性的犯罪からの保護だと思います。

そういう犯罪、別によくあるわけではないのですが、年に1度くらいあってそれが大ニュースになったりするから、ちょっとパラノイアだと私は思うんですけどね。

2009年12月15日火曜日

貴重な1週間

今週は実は私にとっては結構貴重な週なのです。

私は9月から週に6クラスヨガを教えているのですが、そのうちの4クラスは短大の夜間学校で教えているので、先週が最後でした。それなので今週は近所で教えている2クラスだけです。その上子供たちの学校は金曜が終業式なので、今週は学校に行ってます。つまり昼間仕事があまりなくて、子供も家にいない。自分の自由時間がたくさんある週なんです。

昨日は何をしたか。朝教えて、午後リフレクソロジーのお客さんが来て、その後大急ぎで銀行に行って、子供を水泳に連れて行ってその合間に晩御飯の支度。うーん、ぜんぜん自由時間じゃないな。

今日は午前中掃除の後ちょっとコンピューターに向かったり電話をかけた後、デイブの親戚用のクリスマスプレゼントの買い物の後、プールに行って1キロ泳いできました。午後は懸賞向けのエッセイを仕上げていると子供たちが帰宅。宿題をさせながら私は仕事関係の雑務をしました。まあ、ゆったり時間があったというわけではないけど、まあちょっと気分的にはのんびりしていました。

明日とあさってはこれといって予定はありません。ただ、週に一度の大きい買い物やら、クリスマス前にやっておきたい大掃除だとか、カードやプレゼントを贈ったりという雑用がいろいろあります。それから懸賞のエッセイ、年内に送りたいので、それも推敲を仕上げなければいけません。

だから、まったくの自由時間というわけではないのですが、それでも普段より多く自由時間があるというのは嬉しいものです。

ここ数日日本の母から妹の愚痴のメールが来ます。何でも忘年会がたくさんあって、毎晩のように出かけてるのが気に入らないらしいんですが。夏に日本で出かけた以外は、ここ何年も飲みに行ったことがない私としては、うらやましい限りです。そんなに声がかかるなんて、人望あるのねって。誘ってくれる人がいるうちが花ですよ。

まあうちの母は昔から私と妹のすることは、何でも気に入らない人だったんですが、それにしても40を過ぎても、夜が遅いと母親に叱られる妹、かわいそうです。

毎晩のように楽しく出かけられる妹に比べれば、私の今週のささやかな自由時間なんて、音楽でも聞きながらお茶でも飲んだらすんでしまうようなものですが、あれこれ文句をいう人がいないだけ、ましかなあ。

考えてみれば、私は自営業で上司もいないし、デイブが夫というわけでもないし、私にあれこれ言える立場の人はこの世に誰一人いない。ああこれって、もしかしたら最高の幸せ?

2009年12月14日月曜日

Joe Mcelderry


昨日はXファクターファイナルの二日目、最終日でした。残っているのはわたしが応援しているジョーとオリー。ジョーは北イングランドはニューカッスル出身の18歳の背の低いかわいい男の子。オリーは25歳くらいのロンドン郊外の男性です。

今日は二人とも2曲ずつ歌います。まずはじめは今まで歌った中で自分のお気に入り。オリーはビートルズのツイストアンドシャウト。ジョーは昔ジャーニーというバンドが歌ったDon't stop believing.という曲です。声が良いのでよくスローな曲を歌うんですが、これはロックでなかなか若々しくて、はつらつとしていて、私は気に入ってます。

その後最後に二人が同じ曲を歌います。曲はThe Climbという曲。これはオリーもなかなか味のある歌い方だったのですが、やっぱリ天使のような歌声のジョーは、圧倒的でした。圧倒的とはいっても、大声で押し付けがましく「どうだ、僕は歌がうまいだろう」という歌い方ではなく、本当に自然にただのびのびと歌ってると言うすごさです。

このファイナル、後で聞いたところによると、視聴率は1900万人。イギリスの人口6000万人ですから、3人に一人が見てることになります。さすがにいつもニコニコしてるジョーも緊張してるのがわかります。

そして電話投票による結果の発表。

ジャーン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

という永遠かと思えるサスペンスの後、勝者は、

「ジョー!!」

私とルイは手をたたきあって喜びました。


ジョーは顔面蒼白。気持ちを聞かれて、ほとんど声が出ていません。今にも気絶するんじゃないかという感じ。

すると司会者が、CDを取り出しました。そこにはジョーの顔と名前が印刷してあります。さっき歌ったクライムという曲、勝者のバージョンがそのままシングルになって、昨日の夜中の12時からインターネットダウンロード、そして今日からレコード店で売出しとのこと。

そしてまだ口がきけないでいるジョーの手にマイクを渡し、ではもう一度歌ってくださいとのこと。こんなに声も出ない状態なのに、大丈夫かな。

さすがにマイクを手にすると、きちんと歌い始めました。でも嬉しさがこみ上げてきたのか、ニコニコと今にも笑い出しそうです。すると歌の途中から、今まで過去3ヶ月ライバルだったほかの11組もステージに登場、ジョーを取り巻いて喜び合っています。よく見るとここにジョンとエドワードも出ています。(向かって左)二人とも他人のことなのにすごく嬉しそうに飛び上がって喜んでます。

ここに二つリンクと載せておきます。一つ目はDon't Stop Believing. そして二つ目はこの受賞後の嬉しそうな歌。日本ならここで泣くんだろうけど、実際イギリスでも去年優勝した人は涙で歌えないほどでしたが、嬉しそうな微笑が隠せないのは若々しさがあふれてて良いです。

http://www.youtube.com/watch?v=YaS8YqRuY8o

http://www.youtube.com/watch?v=7rwE8MH9kP0


この曲、まず間違いなくイギリスではクリスマスナンバーワンになると言われています。だから日本でもラジオで流れるんじゃないかな。

彼の本名はジョー・マッケルダリー Joe Mcelderry. ご注目くださいね。

2009年12月13日日曜日

クリスマスツリー







今日は朝からデイブがルイをラグビーの試合に連れて行きました。私はローストビーフを作りながら、遅いなあと思っていると1時半ごろ帰ってきました。外を見るとクリスマスツリーが。帰りに買ってきたようです。

こちらでもブラスチックのツリーを飾る家も多いですが、本物のもみの木を飾る家のほうがまだ多いと思います。うちも本物。やっぱり本当の木は良いです。なんといっても匂いがあるし。

数年前までは、クリスマスツリーを育てているファーム(林)に行って選んできってもらっていました。クリスマス前の週末に家族でツリーを切りに行くのは楽しいイベントだったんですが、残念なことにそのファームではもう大きい木は切りつくされてしまって、後数年経たないと我が家が買うような大きい木はないんです。(うちはいつも天井まである2メートルくらいのツリーを買います。こんなに大きくなくても私は良いんだけど、デイブの趣味。こどもたちもずっとこれを見て育ってるので、小さい木だと納得しないだろうなあ)

別のファームを探せば良いんだけど、ここ1・2年週末は水泳の大会やらラグビーやら乗馬やらで忙しく、なかなか切りに行く時間も無いので、去年と今年は店で買いました。おととしは庭(というか原)の生垣の中にちょうど良いのが自生していたので、それを切って飾りました。

今日買ってきた木は22ポンド。うーん。4000円弱か。ちょっと高いなあ。でも日本で〆縄を買うようなもので、これを飾らないとクリスマスが来ないからなあ。

でもおまけに小さいツリーの苗をもらってきました。これを天気の良い日に植えて、数年後にはこれを使おう。

2009年12月12日土曜日

二つのファイナル

今日は二つのファイナルを見ました。一つ目はルイとチャーリーのスイミングクラブのファイナル。

SPEEDOガーラという全国的な大きな大会で、この地元のスイミングクラブは第3ディビジョンなのですが、今年がんばったので今日はファイナルに出場でき、今日8チーム中1位か2位になればディビジョン昇格ということでした。

チャーリーはメドレーと自由形のリレー、ルイはリレーが3つと自由形と背泳ぎの個人種目に出ました。ルイは背泳ぎで一位、自由形で1秒以下の差で2位でした。どちらも個人ベスト。

でもチームは主力選手が5人故障とインフルエンザで欠場。中間発表ではぎりぎり2位だったのですが、結局4位にとどまり、昇格はなりませんでした。

でもうちの子供たちはぜんぜん平気そうです。クラブ皆で観光バスをチャーターして行ったので、友達とずっと一日中一緒で楽しかったみたい。女の子は小学生はチャーリーだけだったのですが、チャーリーは12歳のダニーという女の子と意気投合して、バスも帰りに寄ったマクドナルドも一緒で、これも嬉しかったみたいです。

それにルイは自由形と背泳ぎで良い記録を出したので、満足してます。これが個人競技である水泳の良いところなんですよね。

ルイの自由形の自己最高は32秒。(50メートル)。クラブの歴代の11歳男子の最高記録は30秒で、もうちょっとでがんばれば手が届きそう。特にまだ11歳になったばかりなので、まだ10ヶ月あるんです。それで具体的な目標が出来て、トレーニングにも力が入りそうです。

この大会はバスで2時間半くらいの街でした。5時に終わって、途中でマクドによって帰ってきたら、家に着いたのが8時半でした。ぎりぎりでもうひとつのファイナル、Xファクターに間に合いました。(おととい書きましたね)

わたしが応援しているジョーを入れて3人が残っていて、今日電話投票で一人が落ちて、明日一騎打ちとなり、優勝が決まります。周りの人に聞いてみると、皆子供も大人もジョーに勝って欲しいとのこと。私の周りではこうなんだけど、どうでしょうか。

今日は一人3曲ずつ歌いましたが、私は最初の曲は見逃しました。2曲目は有名なミュージシャンとのデュエットということで、ジョーはあのジョージマイケルとデュエットです。「信じられない、信じられない。」と、本人を前にして言っているので、初々しくてかわいかった。

ここに上げたリンク、一つ目は一番最初のオーディションで歌った歌をもう一度歌っています。二つ目がジョージマイケルとのデュエット。

一つ目のビデオで最後にコメントをする美人の審査員は、ガールズアラウドというバンドの歌手なんですが、彼女はこのコンテストが始まってからずっとジョーのコーチ役をしていました。それで今日は彼女は感極まって、涙で声を詰まらせてコメントしています。

http://www.youtube.com/watch?v=g1npCeD9e_s
http://www.youtube.com/watch?v=RCjLXkb73Rc


ジョージマイケルってワム!でデビューしたときから知っていて、デビューアルバム今でもファンキーでソウルフルで大好きなんですが、そのころの彼って18歳くらいだったんですよね。ちょうど今のジョーと同じくらい。それが今日ステージにあがっているのを見ると、貫禄があるというか、おじさんになってます。まああれから二十年以上経ってるからそりゃ当たり前なんだけど、私の中ではあのイメージがまだまだ強いから、ショックというか、感慨がありましたねえ。

そうそう、肝心の結果ですが、ジョーは無事通過。明日決勝戦です。がんばって欲しいなあ。

2009年12月11日金曜日

エッセイ

先日もちょっと書きましたが、今年の春、文芸思潮という雑誌のエッセイ大賞と現代詩大賞に応募しました。それでその結果の載った雑誌をイギリスまで送っていただいたのですが、そこにエッセイ大賞受賞作品が15編ほど載っていました。(私はエッセイは一次予選、詩は二次予選通過にとどまりました。まあ初めてのことで満足しています。)

こういう公募は大体字数が少なくて、これも2000字から4000字だったように記憶しています。そのエッセイを読んだのですが、その三分の一くらいが戦争についてかかれたことでした。被爆してなくなった青年の話や、戦争中に食べようと亀を焼いた話。グライダーの訓練の話など。

それから肉親の死や病気についての話も多くありました。寝たきりになった母親の話。自殺したお姉さんの話。自分を捨てていった母親との再会。憎みあった父親の死。

ほかには不運な人生を送って苦しんで死んでいった患者さんの話。自閉症になった話。会社の同僚が殺人を起こした話。自閉症の娘の話。父親の死。

それから海外での生活の苦労話もありました。言葉の通じない南米に中学生のときに留学した苦労話や、サウジアラビアに親の転勤で住んでいて、現地人の友達と断食(ラマダン)した話。

全体の3分の2くらいはさすが文章がうまいなあ、この人はもう何年も書いてるんだろうなという感じの作品でした。後の3分の1くらいは、これくらいなら私でもがんばればかけるかなという感じでした。

それにしても思ったんですが、テーマが重い。一応エッセイですから、100パーセント実話でなくても、実際の体験に基づいてると思うんですが、なかなかこんな体験は普通の人は持っていません。すると、なんだか普通の体験に基づいて書いたエッセイなんて、こんな重い話と比べればテーマが比較にならないから、初めから勝ち目はないような気がしてきました。それともこれって、負け惜しみ?いえいえ、そんなつもりはないんですが、私には幸いにも戦争体験もないし、肉親が死んだこともないし、それだけでぱっとひきつけるような大きなドラマがないんです。

よくよく考えてみれば、私の母親は子供のころ2回も離婚してるし、自分も離婚してるし、波風ない人生を送ってきたわけでもないんですが、それとて別にエッセイにするほどのことでもない。これは私の分析力、文章力がないせいか?

よくない思い出のことを、深く思い出して書こうという気にもなりません。アブラハムの引き寄せの法則によると、嫌なことはとにかく忘れることが幸せに生きるコツ。まあこれはアブラハムでなくても当たり前と言えば当たり前。だからエッセイのためとはいえ、掘り返して書こうとは思いませんね。

文章力も当然ながら、そこも賞をとる人ととらない人の差につながるのかも。

今また別のエッセイコンテストのための原稿を書いています。今度はたった1600字なので、すぐに書けることは書けるんですが、なかなかテーマが浮かんできませんでした。テーマは約束。テーマに沿っていれば題は自由です。明るいエッセイ募集とのことなので、戦争体験のない私でも大丈夫か?

過去の受賞作品を見てみると、婚約者のおじいさんとの約束とか、中学生のときのサッカーの先生との約束とか、美容師さんが入院中の患者さんとした約束とかの話でした。それでいろいろ考えたんですが、私には思いつくような約束がない!

それでちょっとひねって、水仙の球根をテーマに書くことにしました。秋に植えた球根は、何ヶ月も寒くて暗いイギリスの冬を地面の中ですごし、わたしが忘れたころの早春に花咲いて、春がそこまで来ていることを知らせてくれる。たった30円やそこらで買った球根の約束が守られると言うテーマです。小さいテーマだから、1600字という短さでもまとめやすいし。

でもこれってたぶん主催者の意図とはぜんぜん外れてると思うんですよね。産経新聞の公募なのですが、あのサラ金のプロミスが主催者のようです。だからテーマが約束。こんなぜんぜんヒューマンドラマのない、心の温まらないテーマ、書く前からぜんぜん入賞なんて無理と思って書いています。

なら時間の無駄だからやめれば良いようなものなんですが、やっぱり物好きで書いてます。だめでもともとというよりも、こうやって公募の経験を重ねるのも良い修行だなって思いながら。結局楽しいんですよね。

2009年12月10日木曜日

インターネット、ありがたや

おとといのブログですごく久しぶりにバレエをしたと書いたんですが、考えてみればこのブログを読んでくれている人の中には、私を昔から知ってる人が多いと思うんですが、バレエというのは初耳という人も多かったのでは。

バレエをやっていたのは大人になってから。24歳位から28歳くらいまでかな。5年くらい、結構熱心に週に3回くらい通ってました。それがヨガを始めてからはヨガのほうが面白くなって、バレエは行かなくなったんだけど。今から思えばヨガも良いけど、バレエも続けていればよかったなあ。ヨガのクラスなんてどこでもあるけど、なかなかバレエのクラスはないからなあ。

バレエはこどものときから好きでした。小学校2年生のときに赤い靴というバレエドラマがテレビでやっていて、熱心に見てたの覚えています。幼稚園のときか小学1年生のときに、母にバレエを習いたいといったら、うちはそういう柄ではないと一笑に付されて、傷ついたのを覚えています。まあ、今の時代でも私でも四苦八苦してチャーリーのレッスン代を払っているから、まあ経済的に無理と言えばそのとおりだったんですけど。

それが機会があり(ロンドンはどんなことにも機会がある)、大人になってバレエを始めることができました。初めてコベント・ガーデンのバレエ屋に行ってレオタードとピンクのタイツとバレエシューズを買ったときのこと、どんなに嬉しかったか覚えています。この年ではじめても、ぜんぜんステージに立つ見通しも将来のあても何にもないんだけど、とにかくバレエに関するすべてが好きでした。今でもそれは変わりなく、チャーリーのレッスンに行ったり、楽屋で皆が衣装を着たりメイクしているのを見ると、子供の時のようにわくわくします。

チャーリーのバレエの先生は元ロイヤルバレエのプリマドンナで、バレエ界でこれ以上の地位はないというくらいのところまで上った人です。こんな田舎でこんなすごい先生に付けるなんて、すごい幸運なんですが、ぜんぜん宣伝をしないこの先生を知ったのもたまたまの偶然でした。それを思うと、アブラハムの言うとおり、Ask and It Is Given. 純粋に願うことは、そのことにこだわらなければ必ずかなうと言う、その言葉どおりのようです。

でも今日のブログに書こうと思ったのは、そういうことではないんです。昔から私を知ってる人でも、わたしがバレエをやっていたことを知らないのは、おそらくそのころは仕事やなんやで忙しくて、あまり昔の友人に連絡が取れていなかったからだろうなあというのが今日のテーマ。

だってそのころはまだ国際電話は高かったから、親以外日本に電話することなんてなかったし(毎週会社から日本まで私用電話してました)、手紙を書く暇もなく、年に一度クリスマスカードを送るのが精一杯でした。だから連絡が途切れない程度につながっていたけど、お互いの近況を詳しく知らせあうなんてことはありませんでした。

それが今はメールはあるし、ブログがある。電話は相変わらずあまりしないけど、それはその必要がないから。電話代は安くなって、イタリアにいる友達には無料でかけられるほどです。スカイプを入れれば日本でも無料のはず。でもそんなのしなくても、うちの母が携帯メールをやっと使えるようになったので、毎日のようにメールで連絡しているし、友達もブログを読んでくれています。15年ぶりくらいにイギリスに会いに来てくれたノルエーに住む友達は、子供の名前どころか、猫の名前まで知っていました。

そのおかげもあって、今年日本に帰ったときは、20年ぶりなんて友人にたくさん会えたし、本当に楽しかった。インターネットってすばらしいですねえ。

2009年12月9日水曜日

Xファクター最終回


例のジョンとエドワードが出ていたXファクターという番組は今週の土曜が最終日です。

夏の終わり位から予選が始まり、この予選、良いのも悪いのも取り混ぜて何週間もテレビで放送していました。何でも20万組以上がオーディションを受けたとか。ちなみにイギリスの人口は6000万人ですから、300人に一人?ちょっと間違ってるんじゃないかなあ、これ。

テレビ放送していたのは歌のうまい人だけでなく、とんでもない人たちも報道されてました。それがまた面白くて結構番組になっていました。私はこの時点ではぜんぜん興味ないんだけど。

その後だんだん人数が絞られていきます。この辺がまた数週間にわたって放送されます。このあたりからだんだん歌のうまい人でも落とされる人などが出てきて、ちょっと面白くなる。わたしが初めてジョンエドを見たのもこのあたりです。(まだそのころは好きではなかった。)

そしていよいよ12人に絞られ、毎週土曜にライブショーが始まります。一人ずつ歌ってそれを視聴者が電話投票し、次の日の結果ショーで毎週一人ずつ落とされます。私は2週間目にジョンとエドワードが真っ赤なスーツを着てOoops, I did it again.を歌うのを聞いて、すっかりファンになっちゃいました。ご存知のように、うまいとかへたとか言うよりも、とにかく規格はずれというかはちゃめちゃというか、とにかく恐れ入りました。そしてあっという間にぞっこんになってしまいました。(ルイははじめのほうから好きだった。)

それがご存知のように2週間前に落選。そこまでは経過をご存知の方もいらっしゃるかな。

そのXファクター、この土曜日が最終回です。3人残っていて、このうちの一人が100万ポンドのレコード契約が出来て、そして例年、クリスマスナンバーワンのヒット曲となります。この番組、ジョンとエドワードが落選してから、やっぱり100万人くらい視聴者が減ったらしいのですが、そのころは1600万人、48パーセントの視聴率だったと言うことですから、紅白歌合戦なみです。

この3人はさすがに皆歌がうまい。でもその中でジョーという18歳の男の子がいて、わたしは大応援しています。顔もまあまあかわいいのですが、とにかくうたがうまい。それも変なクセのある、すれたような歌い方ではなく、ほんと、聞いていて心が広々としてくるような、すがすがしいうたい声なんです。ちょっとくらい嫌なことがあっても、彼の歌を聴くと、しばらくの間幸せになれるような。

レポートによると、彼っていつものんびりしていてプレッシャーを特に感じてるようでもなく、とても礼儀正しい普通の男の子らしい。審査員のルイ・ウォルシュによると、彼はスターになろうとか、有名になろうとかいう野心があるわけではなく、ただ歌が好きで歌ってるとのこと。彼の歌ってるのみてると、本当だろうなあという感じがします。ここに先週歌ったのを載せますので、まあ聞いてやってください。



http://www.youtube.com/watch?v=TWZP0G_ciF8

彼が勝つと良いんだけど、勝たなくてもレコード出すことは間違いないだろうなあ。

それでも、私自身は受話器を取って35ペンスかけてジョーに投票しようという気はしません。ジョンとエドワードのときは何度もかけたんだけどね。やっぱりそこはエネルギーが違うと言うか、ジョーはすごいけど普通の範囲内でのすごさ、ジョンエドの場合は、常識を超えたすごさなんです。

ジョンエドのその後ですが、落選して以来あちこちでライブショーをステージでしているようです。出演料はなんと一回4万ポンドらしい。これ、800万円くらいなんだよね。同じくらいのときに落選したほかの人たちは4000ポンド代だそうです。

今日のニュースでは、あのロード・オブ・ザ・リングス(LOTR)のピータージャクソンが、LOTRの続編ならぬ前編、つまりあの話の前になるホビットという本を映画化するに当たり、ジョンエドが双子の役でオーディションを受けると言う話です。

これが実現するとハリウッドデビュー。うーん、どうなるかなあ。

2009年12月8日火曜日

バレエ

今日は15年ぶりくらいにバレエをしました。チャーリーが初めて大人のクラス(中学生から大学生)に行ったので、先生にお願いして、私も参加させてもらいました。

レベルは中級でかなり難しい。わたしが昔バレエを辞めた時以上のレベルです。それでも昔やったことがあったり、知っていることも多かったので、バーでのレッスンはそれほど難なくこなせましたが、真ん中で踊るのは難しかった。私って結構コーディネーションが悪いんだなあと実感。

その後コンテンポラリーダンスのクラスにも参加しました。これは初めてだったので、結構難しかったです。でもチャーリーはよくがんばっていて(チャーリーもコンテンポラリーは初めて)、こっちのほうが楽しかったといっていました。

楽しいな、また踊りたいなあという気持ちがわいてきましたが、このクラスは私にはちょっと難しい。でも小さいバレエスクールだからほかに良いクラスもないので、多分もう行かないだろうな。一度バレエのクラス参加したいなあとずっと思っていたので、これで気が済んだという面もあります。

レッスンが始まるまで、チャーリーにはお母さんも参加するつもりだと言っていなかったので、チャーリーはちょっと顔をしかめてました。一体どう思ったか?「いい年して辞めて、恥ずかしい」と思ったか、それとも一緒に出来て楽しいと思ったか?ちなみにレベル的にはまだチャーリーには負けてなかったと思います。

2009年12月7日月曜日

プレゼント

イギリスはいよいよクリスマスが近くなったなあという感じがしてきました。子供たちの学校は後2週間です。クリスマスのデコレーションをつけている家も多くなってきました。でも今のところ私の周りでクリスマスらしいあわただしさを感じるのは、買い物ですね。



日本人は贈り物が好きといいますが、イギリス人もクリスマスはプレゼントだらけです。家族などの親しい人のほかに、日ごろお世話になった人に渡したりと、お歳暮的な面もあるし、親戚の子供にはお金を送ったりと、お年玉的面もあります。ここはロンドンと違って買い物が不便で、通販やネットでないと代えないものも多いので、買い物は11月位から始めます。私も大体プレゼント関係のものは買い終わりました。

お世話になっている子供たちのバスの運転手さんとスイミングクラブのコーチへのプレゼントに、ワインとチョコレートを買いました。

遠くに住む友達の子供には服、そして日ごろお世話になっている 知人にネクタイを送りました。


そして子供たち。メーンのプレゼントはサンタからなんですが、ルイは望遠鏡、チャーリーは化学の実験セットをアマゾンで買いました。それからお父さんとお母さん(つまり我々)からは本。ルイはギネスブックとスパイ物の小説、そして天体ガイド。チャーリーはGirls are the bestという、歴史で大活躍した女性のことについて書かれた本と、中国が舞台になった小説。そしてカラオケCDの5枚組み。

それからSalt Rockというサーフィンショップがバーゲンしてたので、こまごまと買いました。ルイはT シャツと帽子と手袋、チャーリーにはTシャツとネックレスと部屋履き。

そのほかに、プレゼントといってはなんですが、習い事で必要になったものがあったので、これを母と妹がクリスマスにと送ってくれたお金で、彼女たちからのプレゼントとすることにしました。ルイとチャーリー二人に競泳用のゴーグル。それからルイはラグビーショーツの下に履くサポートショーツ、チャーリーは新しいピンクのレオタードです。

そのほかに長靴(というかイギリスでは靴下ですけど)に入れるお菓子の類をいろいろ買いました。

買いすぎかな、という感じかもしれませんが、これでも例年より控えたほうなんですよね。イギリスってクリスマスが商業的過ぎるって言いますが、ほんと、これだけプレゼント買ってたら無理もないかな。

そうそう、デイブのプレゼントはね。私は彼からプレゼントをもらうのがすごく嫌いなんです。端にも棒にもかからないようなものをこまごまくれて、はっきりいって迷惑。彼はプレゼントはサプライズにするべきだと思ってるので、何が欲しいかすら聞いてくれない。同じ家計から無駄なものをたくさん買われて、毎年むっとしてます。それで、おととしははっきり、何にもいらないからチャリティーに寄付してくれといって15ポンド私の名前で赤十字に寄付してもらいました。去年はHMV(レコード屋)のインターネットのバウチャー。

でも来年デイブは50歳になるので、そのお祝いをかねて家族でロンドンに数日とまって、ミュージカルを見たりいろいろしようと計画してるので、その資金のためにも今年はお互いのプレゼントは無しにしようと、説得するつもりです。

この年になるとプレゼントが嬉しくない、というわけではないけれど、やっぱりもらって素直に無邪気に喜べるのは、子供のうちだけですね。

2009年12月6日日曜日

ありがたいもの

昨日見た(聞いた)アブラハムのビデオ、ちょっと面白かったので書きます。

質問者は、「いつもアブラハムの教えを聞いて、そのとおりにしようと思ってるのだけど、ついつい忘れてしまって、なかなか実行できない。」と言いました。それについての答えです。

「(冗談で)われわれの教えはとっても複雑でわかりにくようだ。長年勉強しても身につかないらしい。なので、もっとわかりやすく説明してみよう。『幸せになりなさい。どんなことをしても。』そのためにはもしも家出することが必要なら家出しなさい。毎日ビーチに行くことが必要ならそうしなさい。とにかくなんとしてでも幸せになりなさい。

ただし、行動だけで幸せになろうとすると、付けが回ってくることもある。たとえば毎日ビーチに行くと、仕事をくびになるかもしれない。だから行動よりは、考え方を変えることによって幸せになりなさい。今ある環境で、心の平安をえるようにしなさい。幸せに感じられるものを見つけなさい。」

話はちょっと変わります。

今、ナポレオン・ヒルという人の昔書いたThink and Grow Richという本を読んでます。これは古い本で、ビジネスの世界でもこの本を読んだ人は多いようです。だからビジネス書的なところもあります。どうしてこんな本を読んでるかというと、アブラハムをチャネルしているエスターの旦那さんのジェリーが、昔サーカスの曲芸師をしていたころ(彼は今はおじいさんなので、ちょっと想像できない)読んで、感銘を受けて、あっという間に100万ドル稼いだということで、時々話題に出てくるので、読んでいます。

それで昨日、なるほどと考えさせられるところがありました。 「資本家」という言葉にはちょっとよくない響きもありますよね。貪欲な、慈悲なき、労働者を搾取する汚い人たち、というような。でもわれわれが当たり前のように送っている生活は、資本家たちが私財を投じ、知能を才能を集めて、ビジネスリスクをとってきたからこそ成り立っている部分がたくさんあるというお話です。

この本のたとえはアメリカの朝ごはんでしたが、うちの昼ごはんを例にとって見ましょう。

今日の昼はローストチキンでした。(うちは日曜は午後3時ごろ、週に一度のご馳走のローストディナー)食べたものがどこから来たか、あげてみます。
チキン イギリス
じゃがいも イギリス
にんじん 庭
パースニップ 庭
メキャベツ イギリス
調味料  コンソメ 多分イギリス製
塩 不明      
コショウ 多分インドネシアなど、アジア
しょうが  上と同じ

イギリスで生産されたチキンにしてもじゃがいもにしても、農家で時間をかけて育てられて、それが新鮮なうちに輸送されてスーパーの棚に並び、私が車で買いに行って、冷蔵庫で保管されます。庭で育てた野菜といっても、種のカタログから簡単に何百種類もの中から簡単に注文したら、安価で送られてきます。それを蛇口をひねるだけで出てくる水で洗います。外国で取れるスパイスに関しては、そんな遠くの行ったこともない国から、空輸や船で送られてきて、それが簡単に買えます。しかもお手軽な値段で。

たとえばしょうがひとつとっても、アジアの国のおそらく近代的農家で作られて、それが処理所できれいに洗浄され、飛行機に乗せられてイギリスにやってきて、それをトラックで全国のスーパーに運ばれる。そのプロセスのどれをとっても、今まで資本家が資本を投資してそういうシステムを築き上げたおかげて、私たちはこんなに安くしょうがを買える。(ほんと、一かけ20ペンスくらいでした。)

この中のトラックひとつとっても、エンジンが発明されそれが商品化され、車が作られ、やがて大型トラックが開発されていって、同時に莫大なお金を投入して高速道路のシステムが開発されていって、そのおかげで一かけ20ペンスでしょうがが買える。だたしょうがをスーパーに流通させると言うだけで、歴史的にはどれだけの資本家の力が必要となったか。

これを読んで、目からうろこが落ちるような気がしました。資本家のおかげというのはともかくとしても、エンジンを発明した人、車を発明した人、飛行機や船を発明した人、冷蔵庫を発明した人、電気や水道のシステムを開発した人、商店やスーパーなどの流通のシステムを築いた人。どれをとっても、過去に生きた人たちが、そういうもののないところから、『こうなれば良いな。こうなれば便利だろうな。こうなれば人の役に立つだろうな。』そんな風に考えて、想像して、夢見て、それが実現していったのだと思うと、たった10ポンド以下で出来るローストチキンでも、人類の英知の集積だと思いませんか?

そうして考えると、最初のアブラハムの言葉に戻りますけど、『今ある場所で幸せになりなさい。幸せに感じられる理由を見つけなさい。』という言葉が、実体を持ってくるようです。

2009年12月5日土曜日

難解な現代詩

現代詩を読む人口ってどのくらいでしょう?結構日本では雑誌が出ているようだけど、現代詩手帳という雑誌ご存知ですか。そのバックナンバーを手に入れたので、読んでいました。雑誌とはいえぱらぱらとめくれると言う感じではなく、結構敷居が高い感じです。それで、対談やコメントは飛ばして、詩だけを読んでるんですが、うーん、たとえばこの詩、どう思われますか?作者は荒川洋治という、現代詩人の中ではなかなか名前の知られた人です。タイトルは「初恋」

(前略)

不確かな弟の宿題を解くように
肌を合わせ切ってみた
「井原」は戦争の画家となった
この絵でビルマを全部出す
朝食を抜いてもいつもベロが口の中にあった
車の場所を何度も見て
安堵の袋をいっぱいにふくらませた

胸はこんなにいっぱいなのに
違反はひとつ
全部を残して、全部が消え去ることだ
あたりにはふたをもつ森のようにたたかって
「それはわかります。
明日も気をつけて、私の中にこられますように」
超然と奥地で陸稲を刈るひとたちに
定規のような形相が
絵の中に浮かぶ
全部とはおんなだ 婦警のからだは途中から歩き始めた
初恋は過ぎていった
駐車は続き
夕日は下がらない


前半を省略したのでわからないなあと思ってらっしゃるかもしれませんが、前半を読んでもぜんぜんわかりません。前半で出てくるのは、井原という人が画家でビルマにいて、婦警が駐車を取り締まってる。そういうことが書いてありますが、調子としてはこんな感じで、わけがわからない。筋がわからないだけでなく、何が良いたいのかがわからないだけでなく、どこが良いのかがわからない。

それに最後から3行目に初恋が出てきますが、それに関わるようなことは何にも出てこない。それなのにタイトルは初恋。

この詩に限らず、この雑誌の詩は大体こんなもので、すごく難解。こういう詩がわかるどころか、これを鑑賞できるようでなければ、現代詩を読むどころか書くなんてとんでもないって言うことなんでしょうか?

日本に行く前に「文芸思潮」という雑誌の現代詩大賞に応募したところ、二次予選を通過したとのご連絡をいただきました。それでその結果の載った雑誌を送っていただいたんですが、1307人の応募があったそうです。現代詩なんて読者すら少ないだろうに、そんなに書く人がいるんですね。そう思っても、「競争が激しい」という気にはならず、へえ、そんなに詩を書く酔狂な人がいるのか。すごいもんだなあと、なんだか嬉しいと言うか、心づけられる気持ちもします。

この1307人のうちの一人は私ですが、私以外の1306人のうちでも、こんな難解な詩、一体何人の人がわかるんだろう。私以外の人は大体わかるんだろうか?

もちろん難解なほうが良いというわけではないことはわかっていますし、難解な詩もあれば簡単なのもあって、その自由さが現代詩なんですけど、お粗末ながら詩を書くものとしては、こんなにぜんぜん理解できなくて大丈夫だろうか、というか、なんか不安な気持ちがしないではありません。

詩のついでに久しぶりに詩のブログ更新しておきます。
http://fordfarmpoems.blogspot.com/

2009年12月4日金曜日

ジョンエド近況

シンプソンズって知ってますか?アメリカのアニメで黄色く目の大きいキャラクター。多分日本でも見られるでしょう。そのシンプソンズにジョンとエドワードが出ると言う話があるそうです。出るといってももちろん本人が出るのではなく、彼らをアニメ化したキャラクターがテレビに出ると言うことです。



これ聞いて、ほんと、良いアイデアだと思いました。あの二人、確かに現実より大きいと言うか、アニメのキャラクターにちょうどよさそうだと思いませんか。



それにしてもよく考えてみれば、あの二人ってただタレント志望の素人のショーに出ただけだと言うのに、しかもまだレコードも出してなくて、2週間前落選したばっかりなのに、すごいことになってます。



Xファクターに出ていたときは髪の毛を立てていて、それがトレードマークでしたが、今週はいろいろファッション誌の撮影があったようで、イメージが違うのがいろいろネットに出ていました。やっぱり彼らは美形なのね。



そして昨日のニュースでは、あのXファクターの審査員で、いつも彼らの見方だったルイ・ウォルシュが、彼らと契約したとのことでした。いよいよレコードが出来るみたいです。もしかしたらクリスマス前にリリースされるかも。



ジョンエドってたぶん日本で受けると思うよ。日本人の若い女の子の好きそうなタイプだから。こちらでも若い女の子に人気はありますが、子供にもすごく受けています。ちょっとコミカルな感じがこちらでは売りのようです。



写真を載せますので、ファンの人はお楽しみください。

2009年12月3日木曜日

アブラハムのビデオ


なんとなく最近調子が今ひとつ。元気がないとか鬱だとかそんなたいそうなことではないんだけど、ちょっと覇気がなくなってきたというか、心が躍るようなことが少なくなってきた。私は冬と暗い朝が苦手なので、まあ無理もないといえばそうなんだけど、何とかしたいなあということで、アブラハムのビデオをYOUTUBEで見ました。

アブラハムをチャネルしているエスターとジェリーの公式なサイトがあって、そこには30本ビデオが出ています。どれも10分弱だから、ちょっと見るにはちょうど良い。ほかにもDVDを何枚か持ってるんだけど、これはどれも2枚組で4時間くらいあるので、なかなかまとまって時間のあるときにしか見れません。

この公式のサイトにはエスター(アブラハム)がセミナーで話しているところがうつってるんですが、これとは別に非公式というか、彼ら以外の人が載せているビデオもたくさん(おそらく何百も)ありました。こちらはエスターはうつっていなくて、ただ彼女の声ときれいな写真のビデオだけだけです。

それでそのうちのいくつかを昨日とおととい見てみました。やっぱり良いですねえ。本当に心が元気付けられます。こういうことを信じない、胡散臭いと思う人もいるでしょうが、そういうことを抜きにして聞いても、はっと気づかされることが多いです。正直言って、もしもこれをチャネルしているんじゃなくて、エスターおばさんが自分で考えていっているとしたら、そっちのほうがすごいと思います。

これは彼らの本の前書きに書いてあったんですが。(書いたのは、ややこしいですがアブラハムではなくてエスター。)あるティーンエージャーが彼らのところに来て、「僕は前はこんなのは騙しだ、アブラハムなど存在しなくてエスターが自分で話していると思っていたけれど、どれだけアブラハムの言うことがnon-judgemental(偏見のない、人をあれこれ批判しない)かを知り、アブラハムの存在を信じるようになった。人間ではこんなにnon-judgementalにはなりきれない。」と言ったそうです。

私も本当にそうだと思う。彼らはどんな立場も批判したり、道徳をといたり、善悪のものさしを取り出したりしません。そこがすごい。

昨日聞いたビデオは、ギターが趣味の人が、どうしたら音楽家として食べていけるかと言う質問でした。アブラハムの答えは長くなるのでここには書きませんが、次のようなたとえをしていました。

「レストランで大好物のとってもおいしい物を注文して、それを食べているときに、『ああ、どうしてあの別のレストランに行ったり、あの別のものを食べたりしていないんだろう。悔しい。』とは思わないだろう。そのときはただ、今食べているものをおいしく味わって食べるだろう。毎日をそういう風に生きなくてはいけない。」

つまり、たいていどんなときでも、その気になれば何か感謝できること、楽しいこと、ありがたいことが思いつく。どうしてそれに意識を集中してそれを楽しむ代わりに、心配したり腹を立てたり不満を言ったりするのか、ということです。

たとえば今朝私はサルササイズのクラスに行きました。音楽にあわせて踊ったり体を動かすのは楽しいので、それに気持ちを集中していれば良いのに、時々ふと心配事や面白くないことに気持ちが行ったりしてしまいます。まあこの場合はたった45分のことなので、「いけないいけない」と気持ちを集中しますが、こんなわかりやすい例でなくても、「常に楽しいこと、良いことに気持ちを集中する。」というのは、肝に銘じたいです。

こうして考えると、人間って悲観したり悪いことを考えたり、腹の立つことにこだわったり、どうしようもないことをくよくよしたり。そう言う習性になってるんだなあ。だからちょっとやそっと、ポジティブシンキングしようなんて思いつくだけじゃぜんぜん無理で、毎日毎日、ことあるごとに自分に言い聞かせなければいけない、常に心がけていなければいけない、大変なことなんだなあと思います。

そのためにも、このたくさんあるアブラハムのビデオ毎日見るのを日課にしようと思ってます。

あ、残念ながらこれ英語なんですよね。本は翻訳が出ていますが、ビデオは訳されていません。

私イギリスに住んで20年以上になりますが、このアブラハムに出会っただけでも、このビデオを見れるだけでも、英語できてよかったって心の底から思ってます。

写真はチャーリーの新しいタトゥー。(友達が遊びに来て、友達と一緒にお互いの腕にペンで書いた。)

2009年12月2日水曜日

眠れない夜

昨日は夜よく眠れませんでした。昔は本当、子供のころから寝つきが悪かったのですが、子供が生まれてからは睡眠時間が極端に減ったので、不眠症は直ったはずだったんだけど。

まずそもそもは、2ヶ月前に家計簿をつけ始めたのが悪かった。うちは今まで本当にどんぶり勘定で、まあ何とか食べていけてるから大丈夫だろうと言う感じで10年以上やってきたのですが、ちょっと気になって10月と11月だけ試しにつけてみたんです。やっぱり世間並みにつけた方が良いかなって。それで、11月が終わったので、総計したのが悪かった。そのことが気になって、なかなか眠れませんでした。(もう家計簿は辞めるぞと決心しました。アブラハムの教え通り、気分の良くないことはしてはいけない。)

それでちょっとうとうとしたかなというころに、明日のお弁当のパンを解凍していないことに気づいた。それで温かい布団を出て、階段を上がって、台所に行きました。これが1時半。

それからやっぱり眠れないんです。頭がさえてと言うか、いろいろ考え事やら心配事やらが浮かんできて、なかなか眠れない。

時計を見なかったのですが、多分寝たのは3時半くらいなんじゃないかな。そのあとも、ぐっすり寝たという感じではありませんでした。

それでふと気になって朝カレンダーを見てみると、やっぱり思ったとおり。今日は満月なんです。

満月のときに眠れない人って結構います。それも、私のようなニューエージだとかスピリチュアリティーを信じるタイプではなく、普通の人がそういいます。だから、月の引力だとか、潮の満ち干だとか、人の睡眠に影響を与えるものがいろいろあるんですよ。うちはすごく田舎なので、月夜はすごく明るい。都会にしか住んだことのない人には考えられないくらい、満月の夜って明るいんです。街灯のまったくないここで、月夜は電灯なしで外が歩けます。昼間みたいに影が出来ます。それくらい明るいんだから、睡眠が妨げられても仕方がないのかも。

そのことを今日人に話すと、そういえば私も良く寝られなかったといっていました。

ちなみに英語では月の形容詞はLunarですが、Lunaticというのは、気違いという意味なので、月が人間の精神に与える影響はよく知られているのかも。

ところであまり知られていませんが、新月に始まったことは長続きすると言う話を聞きました。新月というのはそこから新しい月が生まれるんですからね。自分の経験で言うと、まさにぴったり、ということがいくつかあります。

2009年12月1日火曜日

変な停電

昨日夕方子供たちを水泳に連れて行こうと準備していると、急に真っ暗闇に。停電です。キャーというチャーリーの声。でも数秒ですぐに明かりが戻りました。でもなんかへんなんです。

電気が戻ってきたとたんにいろんなものがまたスイッチが入って動き出しますが、子供たちが見ていたテレビが戻らない。それで電源をつけたり切ったりしても、うんともすんとも言いません。このテレビもう12年くらい経っているから、もうそろそろ寿命がきてもおかしくはないんですが、このクリスマス前の物入りのときに、テレビを買いたくないなあ。壊れたのかなあ。

それから暖房のボイラーが動いていない。でも電源は入っていて、パイロットランプはついています。そんな、また故障?先月ボイラーを400ポンド以上かけて直したところなのに。

電源を急に入れたり切ったりすると、コンピューターなどデリケートな機械は壊れることがあるとは聞いていますが、停電のせいで壊れたのか?

それから入り口の電気もつきません。オーブンのライトもちかちかと頼りなく点灯している。

でも仕方がないので、子供たちをつれてプールに向かいました。向かいの家を見ると、電気がついてることはついてるけど、弱々しい。途中のロータリーでは街灯がともっていませんでした。

プール自体は家から5キロ以上離れているので、問題なしでした。この辺は停電ではないみたい。それで子供を残して家に帰ると、近所の家、表にクリスマスライトがついていたり、玄関の電気がついています。でも村で唯一の街灯は消えている。さっと見回してみると、どの家も何がしかの明かりはついていますが、こうこうと言う感じではない。

家に帰ると、お隣さんの防犯ライト、普段は車が通るとこうこうと輝くのですが、オレンジの弱々しい光です。つけっぱなしにしていった台所の電気は、ついてはいるけど、弱々しい。それでお隣に行って、どんな感じか聞いてみると、うちと同じみたいです。

結局、この辺一体が停電だったと言うことで、1時間後くらいに平常に戻りました。でもこんな変な停電ははじめてです。普通ならオンかオフなのに、電気がちょっとだけ流れていると言う停電でした。

ボイラーもテレビも電気が戻ると大丈夫でした。

それにしても、たまにこういうことがあると電気のありがたさをしみじみ感じますね。電気代が高くなったと文句言っていましたが、はっきり言って電気はプライスレス。本当に貴重なありがたいものです。これをこんなに誰でも払えるようなお手軽な値段で供給してくれて、しかも私たちの支払能力を信頼して後払いでサービスを受けられているんですから、ありがたやありがたや。

うちはひとつすごく古いプロパンガスのストーブがあり、それから数年前に買ったキャンプ用品のランプやコンロがあるのですが、緊急時にこれがあって本当によかった。

それにしても先日ブログに停電の事を書いて、こんなこと書いてると引き寄せるぞ、といっていたところだったんですよね。その前も11月に13日の金曜日だったとき、朝一番に、「あ、13日の金曜だな」と思ったんです。でもこんなこと考えると引き寄せるから考えないようにしようとしたんですが遅かったみたいで、いろいろなことがうまく行かない一日で、最後はお母さんは大爆発して一日が終わりました。

引き寄せの法則の勉強をすると、こういうことがよくあるそうです。すぐにひきつけてしまう。これはアブラハムの説明によると、「時速5マイルで走ってる車が木に衝突しても被害はたいしたことないが、時速100マイルで走ってると、インパクトが大きい。」ということらしい。つまりエネルギーや気の流れの速くなってる人は、ちょっと悪いことを考えると引き寄せやすくなるらしい。でもこれは副作用のようなものなので、だから余計に悪いことを考えないよう努力しないといけないんです。

ここ数日、ちょっとネガティブになりかけていたので、また心して、何事も前向きに考えるようにします。

2009年11月30日月曜日

ちょっと鬱な11月


昨日の日曜は久しぶりに子供たちの行事がなく、しかも珍しく子供たちがおとなしくしていたので、朝ゆっくり目が覚めました。でも朝一番に思ったのは、ああなんかつまらないなあ、でした。これといった予定のない日曜、こんなありがたいものはめったにないはずなのに。

それでも着替えて朝食をすませ、洗濯、食事の用意、掃除などを順番にこなしていくと、一日の歯車があってきて、何とか普通の一日となりました。それでも、いつもなら、「あれもしたい、これもしたい。でも時間がない。しょうがない、睡眠を減らそう。」という感じで一日がまわるのに、何をしても今ひとつ心が惹かれないで、時間が過ぎました。普通ならコンピューターに向かうと、次々に見たいページや調べたいこと、読みたいこと、書きたいことがあるんですが、なんとなくそんな気もしなかった。それでテレビをつけてみましたが、面白くないこともなかったけど、なんだか時間の無駄のような気がして、いつもより早めに寝ました。

朝遅く起きたから、眠れるかなあとちょっと不安でしたが、問題ありませんでした。

ちょっと鬱。ひとつには、ジョンとエドワードがXファクターから落選して、楽しみがなくなったこと。それから多分、やっと子供たちが元気になって、ほっとした反面緊張が解けたこと。そして何よりも、天気が悪いことだと思います。

昨日は一日中小雨で、空には暗雲がずっとかかっていました。ここ2週間ばかり、こんな日が続いています。でもこの辺はましなほうで、イングランド北部の湖水地方のあたりでは、2週間ほど前に集中豪雨で洪水になり、橋が流され死亡者が出ました。そのあとも雨は降ったりやんだりで、ぜんぜん復旧の見込みはなさそうです。

洪水になった家をニュースで映していました。本当に水が入ると家具も電気製品も何もかもがだめになりますから、気の毒です。でもこういうことは年に最低一度はどこかで起こるので、ああ、また今年もか、という感じです。

そういうわけで、ちょっと気が滅入っている。いや、滅入ってるとか鬱とか、それほどたいそうなものじゃないんだけど、なんかこう、ちょっと気力が落ちてきてるという感じかな。よくないよくない。

今日は晴れでした。ちょっとだけですが、お日様も出ました。するとやっぱりちょっと調子がよくなりますね。でも明日からはまた天気が悪いそうです。

明日から12月。いよいよクリスマスが近づいてきました。子供たちはアドベント・カレンダーといって、12月1日からクリスマスまでの日にちの入った、そしてその日ごとに小さなチョコレートが出てくるカレンダーを明日から始められます。

学校はあと3週間。私は6つ教えているヨガのクラスのうち、3クラスが今週で今年はおしまいです。そうしているうちにクリスマスカードやら、プレゼントの準備やら、クリスマスの食料品の準備やらで、だんだん忙しくなって、気力がない、なんて言っていられなくなるんでしょう。

そうしているうちに冬至になって、それからはだんだん日が長くなっていくんですよね。ああ、欧州の冬はつらい。

2009年11月29日日曜日

粗品

金曜にルイが学校から帰ってくると、これもらったと嬉しそうにT シャツを見せました。Tシャツの背中にはgifted and talentedと書いてあります。学校からの手紙によると、先日書いた、スポーツの才能ありと選ばれた子供たちのアカデミーのTシャツです。1月にウエールズにある大きなスタジアムで行われるスポーツの大会に参加できることになって、そのときに着るTシャツとのことでした。

でもルイは、ただでTシャツもらったのが嬉しいようです。

日本では何かとただでもらうことが多いけど、イギリスではめったにこういうことはありません。9月にサイクリングの催しに選ばれて出場したときにもTシャツと水筒をもらって、嬉しそうでした。

昔テレビで女優の松坂慶子が、道でテッシュをもらうと嬉しいといっていました。松坂慶子にティシュー配る人も間抜けだと思うけど、あんな人でもただでもらうと嬉しいのかな。うちの子供たちも、すごく喜んでました。それからお祭りや花火に行ってただで配る団扇も嬉しそうにもらってました。

日本では銀行でサランラップやティシューもらいますよね。イギリスではこれは絶対考えられない。それくらい銀行って敷居の高いところなんです。(それでも最近は、口座をあけると貯金箱をもらえるというキャンペーンをみたことがありますが。)私の実家では、サランラップもポケットティシューも買ったことがないんじゃないかな。置き場所に困ってか、時々高いエアメールの送料を払って、イギリスまで送ってくれます。まあ、日本のラップは質が良いから、すごくありがたいですけど。

妹の彼氏は、企業がお客さんに配る粗品を扱う会社をしています。そりゃあれだけ粗品が配られるんだから、それに関わる産業もあるでしょう。それで日本に行くと、粗品なんて言っては罰当たりのようなものをいろいろくれます。ポケモンのレジャーシートとか。

デイブのおとうさんは大きな農場を経営していたのですが、その昔銀行の支店長に会いに行って支店長室に通され、「まあ、ブランディーでもいかがですか。」と薦められ、「いや結構。そのブランディーはわれわれが銀行に払ってる利子で買われていますからね。それよりは利息を少しでも減らしていただきたいですね。」といったそうです。

確かに、銀行でもどこでも、粗品ってただのようでも、そのコストは全部最終的には消費者にまわってきてるんですからね。

2009年11月28日土曜日

水泳の活躍とつまらない土曜

今日はルイとチャーリーの水泳のクラブチャンピオンシップの最終日でした。ルイもチャーリーも病みあがりながらがんばり、全部一位になりました。

それで、帰りにテイクアウトを買ってきて、晩御飯を食べ終わったのは9時過ぎでした。テレビでXファクターが始まるのは8時。もしもジョンとエドワードが出ていたら、あわてて帰ってきてあわててご飯を食べたんだけど、もう私はぜんぜん興味がなくなったので、のんびりしていました。

でも私以外の家族、特にデイブとチャーリーはちょっと気になるようで、ご飯を食べ終わってから終わるまで30分くらい見ました。あと5人残っていて、今日は2曲ずつ歌ったらしいけど、やっぱり全然面白くなかった。ジョーという歌のうまい男の子がいて、確かに彼は歌うまいし、残ってる人の中では一番好感が持てるけど、それでもぜんぜん面白くない。あーあ、つまんなくなった。

一方先週落選したジョンとエドワードのほうは、あちこちテレビのインタビューやトークショーに出たり、いろんな仕事のオファーがあったりと、忙しそうです。自家用ジェットをもらって、アイルランドとイギリスの間を往復してるらしい。

彼らに関する賭けもまだまだあるようです。

今週見つけたのは以下のとおり。

ブリット賞(イギリスで一番クールな音楽賞)に2015年までにノミネートされる勝率  3-1

2010年にユーロソングビジョンコンテストで(昔からある、ヘタウマのきわみのカルト的なコンテスト)アイルランドを代表する。6-1

2011年までに、自分たちのジョンとエドワードテレビショーを始める。 8-1

2011年までに数百万ポンドでテレビ番組の司会の契約をテレビ局とする。10-1

2015年までに15枚シングルレコードを出す。12-1

2010年にアメリカのオプラ・ウィンフリーショーに出る。 18-1

2015年までにハリウッドの映画に出演する。 33-1

2011年までにアメリカのタイムズ誌の表紙を飾る。100-1

いろいろありますが、私は一番のブリット賞と、ユーロソングビジョンコンテスト、そして司会契約が一番ありそうだなあと思うんですが。これって街の賭け屋に行って、ほんとにそれでお金を賭けられるんですよ。最低いくらからか知らないけれど、ハリウッドの映画 33-1なんてのに10ポンドかけたら、330ポンド戻ってくるのか。悪くないかな。

ちなみに月曜の賭けでは、今週のXファクターの視聴率が10パーセントくらい減る、というのがありましたが、どうだったんでしょうね。


そうそう、ファッションモデルをするという話もあるそうです。




2009年11月27日金曜日

双子考

ジョンとエドワードのライブやらビデオダイアリーやインタビューを見ていて、なんとなく二人の違いがわかるようになってきたような気がします。ジョンの右耳の先がとがっていると言うのが見分け方なんですが、表情でわかったりします。

それでも角度によってはぜんぜんわからない。それくらいそっくりです。でもちょっと性格が違うような気がしてきました。インタビューでは大体ジョンが喋って、エドワードがそれに付け加えると言う感じです。それからジョンはまじめに答えて、エドはちょっと茶化すようなことを言って、それでジョンが笑うと言うことが多い。リハーサルでもジョンのほうがまじめで熱心のようです。歌もジョンのほうがうまいのか、彼のほうがパートが多い。

それで思ったんですが、双子の違いってどこで出てくるんでしょう?性格的にはジョンのほうがリーダー的ですが、それはたった10分だけど先に生まれたと言うことに関係あるんでしょうか?声だってそっくりだけど、歌のうまさの差なんて、どこから出てくるの?

それで双子について調べてみました。双子ってまずどのくらいの割合で生まれるのか。一卵性双生児は人種による違いはなく、1000件に3件くらいの割合だそうです。でも二卵性になると人種による違い、というか遺伝するようで(双子の家系というのがある)日本はまれで1000件に6件、インドでは1000件に15件とのこと。別の統計では、世界的には双子は90件に1件とのことです。イギリスでも双子は多いです。(人工授精での妊娠はここでは考えないことにします。)

身近なところでは、子供たちの学校150人中、2組双子です(一卵性は1組)。水泳クラブでも100人くらいのうち2組(多分どちらも一卵性)。ルイの友達のお母さんも一卵性の双子、ほかにも幼稚園関係の知り合いで二組(一卵性一組)。日本では双子の知人ってほとんどいなかったんだけどな。

この統計によると二卵性の方が多いみたいだけど、それでも一卵性もそんなにまれなわけではないんだ。330件に1組。

ジョンとエドワードを見ていると、一人が話し始めたことをもう一人が締めくくったり、まったく同じタイミングで歌い始めたり、またその音階がぴったりあっていたりと、さすが双子
息がぴったり、を通り越して、不気味なくらい、この二人はどこかでつながってるんじゃないかという感じすらします。

あるインタビューで、喧嘩はしないのかと聞かれると、ジョンは「一度もしたことがない。エドワードと喧嘩するなんて、自分とするのと同じだ。」と答えてました。この感覚はわからないなあ。

実家は大きいのに、別室に行くのを嫌がって今も同じベッドルームをシェアしているそうです。マラソンクラブも同じ。とにかくこの二人何をするのも同じらしい。そういうのって、ちょっと嫌にならないのかな。自分は違う道を行くぞ、見たいな。

一卵性がどうかはDNAを検査しないとわからないだろうから、世の中には「おそらく」一卵性、二卵性という双子がたくさんいるのではないかな。知り合いの二卵性双子は、その子たちは男の子なんですが、ほとんど似てません。普通の兄弟くらいの似方。でも生物学的には二卵性双子は兄弟と同じだけの遺伝子しか分け合っていないので、それが当たり前です。

しばらく前、人間をクローンすることの可能性についていろいろ論議がありましたが、一卵性双子ってクローン人間と同じということですよね、自分とまったく同じ遺伝子プロファイルを持った人がいる。これってどんな気持ちだろう。それから彼らはやっぱり普通の人たち以上に、以心伝心だとかテレパシーがつながってるとか、そういうことがあるんだろうか。

あくあさんのいもうとさん双子だけど、一卵性なのかな、よく似てらっしゃったように覚えてるけど。

うーん、やっぱり双子って不思議で魅力的。ジョンとエドワードの人気の秘密のひとつだよなあ。

2009年11月26日木曜日

困るもの

おとといインターネットがダウンしていて、なんだか変な感じでした。はじめは一体どうしてだめなのかわからないので、こっちのハードウエアのせいか、それともウイルスか、誰か人を呼んで修理してもらわなければいけないのかと心配しましたが、むこうの問題だとわかってからは、ただ手持ち無沙汰な、妙な感じでした。仕方なくテレビを見たりしましたが、ニュースもぜんぜん面白くなく、結局早く寝ました。ちょっとのどが痛かったので、ちょうどよかったと言えばよかった。

なぜかメールだけは使えたので、必要な連絡は問題なかったし、ちょっと気になったことといえば、クリスマスプレゼントをオーダーしようと思ったところだったので、それがいつ出来るのかなあと心配になったくらいでした。それでもインターネットが元に戻るまでは、なんだか落ち着かない、不安な感じがしました。

それにしても、たった数年の間に、こんなにインターネットに依存する生活になっていたんですね。それで、普段当たり前のように思ってるものの中で、サービスがとまると何が一番困るか考えてみました。

1.一番は水道かなあ。めったにないことですが水道管の破裂で、水が使えないということがあります。飲み水は短期間ならミネラルウォーターを買えば良いけど、なんといってもトイレが困る。まあうちは田舎だから、いざとなったら野原のどこかで、ということも出来るけど。数日以上になると、お風呂の問題が出てきますよね。
田舎のせいか、どこかで工事をすると、水がにごることがあるんです。そのたびに電話して聞くとにごっても問題無しとのことなのですが、本当かなあ。

2.電気。停電、たまにあります。あらかじめ予告が来て、4-5時間停電になることもある。こういうのは昼間なので、わかってさえいれば、その間冷蔵庫の開け閉めを減らして、あらかじめコンピューターも万が一のためにバックアップしたり、テレビの電源を抜いたりと、対処できます。夜急に停電になると、ここはもう真っ暗。それでも数時間なら良いですけどね。

うちは何でも電気なので、本当に困ります。お湯も沸かせない。暖房はディーゼルだけど、電気がないと動かない。冷蔵庫、冷凍庫も長く停電だと困る。屋根裏部屋にキャンプ用のガスコンロがあるので、前回はそれで何とかお湯を沸かしました。

3.電話。今は携帯があるから、それほど困らないけど、昔今の家に引っ越してきた直後、赤ちゃんを二人抱えて、携帯電話もシグナルが弱くだめで、電話が数日故障したときは、困ったと言うよりは、不安でした。赤ちゃんっていつ何時救急車が必要なほど具合が悪くなったり、事故があったりするかわからないし。それにしても故障を連絡してから、4日くらい来てくれませんでした。1日につき15ポンドくらい補償が降りて、一か月分くらい電話代が浮いた。

4.車。うちはこれはすごく困る。子供たちはスクールバスがあるけど、私もデイブも車なしでは仕事に行けないし、それどころか、歩いていける店や施設が何にもなくて、バスが日に5本くらいしかないので、車なしじゃどうしようもない。子供が急病になったり、先日のように急に学校から電話で引き取りに行かなければいけなくなると、本当に困る。まあ、タクシーがあるけど、実はここに越してきて、ここ10年ばかりタクシー、乗ったことないんです。

5.ディーゼルオイル。これはうちの暖房と給湯の燃料。家の外に大きい1.5トンくらい入るタンクがあって、これに年に2回ほど、タンクロリーが来て補給していきます。今の家に引越しした2ヵ月後ぐらいに、タンクの残量の調べ方を間違えていて、オイルを切らしてしまったことがあったんです。12月の寒いときで、生後3ヶ月と2歳の赤ちゃんがいて、しかもお父さんはロンドンに遊びに行ってるし、オイルが来るまで数日困りました。しかもオイルが補給された後も、オイルを切らしてしまったためボイラーが故障して修理屋に来てもらわなければならず、1週間くらい乳飲み子を抱えて12月に暖房なしで生活しました。

6.ボイラー。この給湯と暖房のボイラー、これが10月の末に壊れたんです。だからその日はお風呂はだめ。翌日に修理屋が来て何とかお湯だけは出るようになったのですが、暖房は部品がなくて1週間くらい直せませんでした。その間、人に電気ヒーターを借りて何とかやり過ごしました。その一週間後に暖房が直ったのですが、幸いなことに温かかったので、難を逃れました。ちなみに修理費は、息を呑むような額でした。

7.携帯。これはそんなに困らないけど、ちょっと不安かな。特に車に乗るときに、途中で故障したときに連絡できる手段がないというのはね。でもこれって、10年前くらいまではそんなこと考えなかったから、世の中便利なった反面、万が一のときの不安感が増した気がしますね。昔は、まあそうなったらそうなったで何とかなるさって感じだったんでしょう。友達が予定のキャンセルとかでメールしてきたら、壊れてたら不便だろうな。

ああ、こんなこと考えすぎると、引き寄せてしまうかも。今何もかもちゃんと機能していて、ありがたいありがたいと思うことだ!

全然関係ないけど、ジョンエドのリハーサルのビデオです。かわいいよ、不真面目さが。

http://xfactor.itv.com/2009/music/mix-tapes/detail/item_200871.htm

2009年11月25日水曜日

怪しい名前

昨日子供が寝た後、ラップトップのコンピューターに向かっていたデイブが、ぶつぶつ言ってます。インターネットの接続が悪いのか、コンピューター自体がおかしいのか聞くと、両方だとのこと。

それで私も居間のコンピューターを立ち上げると、すごく遅い。不思議なことにアウトルックエクスプレスはちゃんとつながるのに、インターネットがぜんぜんだめ。でもまったく接続できないかというとそういうわけでもなく、5分くらい放っておくと、半分くらいページが出てきたりする。それであちこちいじってるうちに、スクリーンが真っ黒になってしまったり、何を押してもうんともすんとも言わなかったり。

それでコンピューターを消してまた立ち上げると、やっぱりインターネットはだめ。コンピューター自体は大丈夫のようです。それであきらめて消そうと左下のスタートボタンを押すと、なんとユーザーネームが見たこともない名前に変わってます。Tod Fungini

こ、これはなんだ?デイブに聞いてもわかりません。何かインターネットの回線がごちゃごちゃになって、ほかに人のユーザーネームが入ってきたのか?Todはよくあるイギリスの名前。Funginiはイタリア語っぽく聞こえます。いや、それとも何か悪いウィルスが?Fungiとはマッシュルーム、そしてカビのことだし、ウイルスにちょうど良い名前のような気もする。

それで超遅いグーグルで検索してみましたが、tod funginiでは何も出てきません。一体何なんだ?

ということを1時間くらい続けていると、急にデイブが「あ」といって笑い出しました。

「ルイだ、ルイ」

何でも数週間前の土曜に、ルイが「ユーザーネーム変えても良い?」と聞いたらしいのです。それでこの名前に変えたらしい。

それで今朝聞いてみると、やっぱりそうでした。この名前どこから来たのと聞くと、僕の頭の中からとのこと。ルイってマッシュルームが嫌いなので、そこから来たのか?

ちなみにインターネットのほうは今日もダウンで、会社に電話すると録音したメッセージで、全国的にダウンとのこと。でも夕方には戻りました。

Tod Funginiのせいではなかったのね。

2009年11月24日火曜日

スポーツの才能

今日の午後学校から電話で、「ちょっと急なことなんですが。」とのこと。

実はルイがスポーツの才能ありとのことで学年から3人が選ばれ、1年間に3回もたれる大会に出場できる。そこで良い結果が出れば、夏にバース大学でのコースに進出できますとのことでした。

で、これの第一回目がいつかというと、なんと明日なんです。明日の9時から3時半まで近所の中学でもたれるとのこと。

これはいくらなんでも無理です。今日は学校すら行かなかったのですから。明日無理をすれば出場できないことはないけれど、良い結果は望めそうもないし、断りました。今回病欠でも、1月にもたれる次の会には出席できるそうです。

それにしてもルイの学校って、校長先生がスポーツを毛嫌いしていて、スポーツアクティビティーをぜんぜん推進しません。今回のことも前日まで連絡がないのは、そのせいか?

ルイは土曜日も水泳のチャンピオンシップに出れなかったし、明日は夜また別の水泳の何とか杯があるらしいし、今回のインフルエンザのせいでいろいろ残念でした。去年は骨折でチャンピオンシップ出れなかったし。

それにしてもルイに運動の素質があるとは驚き。ルイが水泳がうまいことは先生たちは誰も知らないはずだし、昔からサッカーが苦手で、友達がサッカーで遊んでいるとつまらながっていたのに。自分でも僕はスポーツは得意じゃないと、つい最近まで思ってたようです。まあイギリスって「サッカー上手=スポーツが出来る」というような認識なので、それも仕方ないのかも。

ルイに聞くと、最近よその団体が学校に来て6年生にスポーツテストをして、そのうちの数人が選ばれることになっていたとのこと。お母さんは昔からスポーツが苦手だったんだけど、そうかそうか、ルイはスポーツが出来るのか。

水泳にしても、ぜんぜん親がプレッシャーをかけないところが良いのかもしれません。特に水泳なんて個人競技だから、トレーニングに行ってもただ毎回黙々とレーンを泳ぐだけで、よく飽きないなあと思うのだけど、ルイもチャーリーもよい記録を出す、大会で勝つという目的設定がよく出来ているのか、本当にまじめに練習に通います。

逆にチャーリーのバレエは私と先生が期待をかけすぎたようで、ちょっと意欲が落ちてきたようなのですが、最近、まあ辞めたかったら辞めればという姿勢に代えると、なんだかまた急に上達してきました。本当、子供って親がごちゃごちゃ言わず、ほっておくのが一番ですね。

2009年11月23日月曜日

世界から明かりがひとつ消えました

昨日のショッキングなニュースの後、テレビやインターネットでは彼らの話題が絶えません。本当に、まるでつかの間の夏が終わって、暗くて寒い冬がやってきたようです。この世から良いことがひとつなくなりました。世界は一歩悲しい場所になりました。有名人のファンも多く、彼らがTWITTERで書いたことがニュースになっています。中でもボブ・ゲルドフの娘のピーチズ・ゲルドフは大ファンで知られていますが、こんなことを書いていました。


Jedward are out・・・・・It may be the end, but we witnessed something truly beautiful. The end of an era. But their legacy lives on in the hearts of millions always and forever united in our battle cry of JED WE CAN!


「ジェドワードは落選。これが終わりだとしても、少なくとも本当に美しいものを私たちは目撃した。時代は終わった。だが彼らの残したものは何万もの人の心に永遠に生きる。JED WE CANという叫びの中に!」

まあ、これは半分冗談ですから、軽くとってください。ハハハ。彼らは今朝のテレビインタビューに出ていましたが、これを聞いて「すごいクールだ」と笑ってました。


前にも書いたとおりイギリスでは賭け屋が街のあちこちにあって、いろいろなことの賭けを受け付けています。今日から始まった新しい賭けは次のとおり。

1.ジョンエドは次のユーロソングビジョンコンテストでアイルランドを代表する。(彼らは実はアイルランド人。このコンテストは昔からあるコンテストで、昔アバが優勝しました。今では超キッチュなヘタウマのきわみのような、でも毎年話題になる不思議なコンテストです。ありえるありえる)

2.ジョンエドはウエラとヘア製品の契約をする。(まずこれは間違いないでしょう)


3.ジョンエドは2015年までにブリット賞を取る(これはイギリスの一番有名な音楽の賞で、グラミーよりももっと若者向けでクール。これはいくらなんでも無理でしょう。)

4.X ファクターは来週は視聴率が10パーセントくらい落ちる。(そうだと思いたいですね。私は見ないですよ。)



考えてみるとどうしてジョンとエドワード、こんなに人気があるんでしょうか?分析してみるに、
1.かわいい。すごくハンサムではないが、まあ悪くない。

2.双子。これはすごいプラスだと思いますよ。一卵性双子ってなんか人をひきつけるものがあるじゃないですか。しかもこの二人は本当にそっくりで、ほとんど見分けがつかない。しかもすごく仲よさそうで、インタビューでも一人が話し始めて、それをもう一人が締めくくるという具合に、どこかでつながってるんじゃないかというような息の合い方。それがまたかわいい。

3.いつものほほんと、ハッピーそうにしている。現実離れして無邪気な感じ。話してることがまた的を外れていたりして、自分たちの有名さがわかっていない。ビデオダイアリーが無茶無茶面白い。

4.こんなに批判されたりけなされたりしてもぜんぜんこたえてないで、いつも明るく楽しそう。これはほんとけなげで、お母さんたちの母性本能をくすぐります。

5.ファッションとか行動とか、今の本当の高校生の最先端で、同世代からはとってもクールと見られている。

6.こんなことしてますが実は育ちが良いらしく、とても礼儀正しくてマナーが良いとのことです。性格がとってもいいと誰もが言っています。テレビで実家を写していたら、とっても大きいお屋敷でした。アイルランドの名門知り高校に通ってる(た)そうです。



今日のテレビインタビューで、「こんなにブーイングされたりけなされたりして、どうしてめげないの?」という質問には、「そういうのは考えないようにして、ファンだとか僕たちを励ましたりサポートしてくれたり親切にしてくれる人たちのことだけを考える。」とのこと。

これですこれ!私にとって一番魅力的なのはこの点です。これってまさにアブラハムの教えどおりなんですよね。良いことだけに目を向けなさいと言う。

それにしてもどう考えてみても、歌もあまりうまくないし、踊りも下手ではないけどトレーニング受けているわけでもないこの二人が、どうしてこんなことになったのか、やっぱりわかりません。超ハンサムというわけでもなし、双子だって世の中にはほかにもいるし。

この二人、昔からポップスターになるのが本当に夢だったんですって。同じ学校の同級生は、「あのこたち昔から自分たちは今に有名になるぞと言っていて、授業中サインの練習までしてたのよね。」

これってやっぱりアブラハムの教えを地で行ってるなあ。「夢や望むことだけに集中して、いつも良いことだけを考えなさい。現実をあれこれ考えて、気持ちをそがれるのはやめなさい。人のいうことなど気にしてはいけません。夢にしっかりと目を向け、それが必ずかなうということを疑いなく信じ、心配や余計なことを考えなければ、願い事はすべてあちらからやってきます」

これ、ジェドワードですよ。

次の活躍が楽しみです。

そうそう、忘れていた。ルイですが、学校に行けるほどではないけど大分よくなりました。でも彼もジョンとエドワードが落選して、すごくがっかりしてます。

2009年11月22日日曜日

ルイのその後と悲しいお知らせ

ルイは今朝はほんのちょっとよくなったようで朝ごはんをほんの数口食べましたが、そのあとまた高熱が。こりゃ今日もぜんぜんだめだなあ。それでルイを除く3人でローストチキンを午後に山ほど食べました。



その後寝ているのかと見に行くと、カーテンがあいてベッドにもいない。部屋の隅で一人でカードで遊んでいました。おなかがすいたということで、ままごとのような量のローストチキンを食べました。こんなの消化悪いと思うんだけど、用意したおかゆよりもこっちがいいとか。今はほんのちょっと気分が良いのか、ソファーで寝ころがって任天堂DSに興じています。

そして今日の夜とっても悲しいことが起こってしまいました。



例のXファクターの結果発表だったのですが、ジョンとエドワードが落選してしまったのです。視聴者の投票で最下位の2組が歌いなおして、それを審査員が投票して決めます。そしてあの才能のない、カイリー・ミノークの妹というだけで知られているダニ・ミノークがこともあろうにジョンエドを落とすと言う決定的な最後の1票を投じました。

http://www.youtube.com/watch?v=JPa0S8vFEe4

これがその最後のパフォーマンスです。下から2番だと言う結果を知らされてから歌うまで5分くらいしかないので、踊りも演出もありませんが、なかなか良いハーモニーです。でも緊張してるのがわかります。いつも楽しそうにしてる彼らのこんな姿ははじめてです。かわいそう。


でもある意味では、これは良いことという声もあります。彼らがレコード契約をしたり、テレビタレントになることはもう間違いないでしょうから、もうこれでこの番組は十分だと、彼らの指導者の審査員のルイも言っていました。

それに彼らはファンが多い反面、アンチジョンエド派もたくさんいて、常道をきしたような人たちもいます。命を脅されたり、フェイスブックでも、「ジョンとエドワードを殺せ」というグループがあったり。どうしてかというと、彼らがいるから自分たちがサポートしているコンテスタントが落とされると思ってる人たちがいるからです。これには警察も目を光らせているとか。先週のパフォーマンスで誰かがステージに上がったということもありましたから、ほんと、身の危険があるんです。それを思うと、ここらで番組を降りて正解だったのかもしれません。

この結果ショーの後、あるジャーナリストが「残念だったね」というと、「でも僕らはバックストリードボーイズ(彼らの好きなバンド)に会えたから、ハッピー」といったらしい。彼ららしいです。

チャーリーは今晩寝るとき、元気がありませんでした。病気がぶり返したのではなく、ジョンエドが落選したからです。大丈夫、またもうすぐテレビに出てくるよというと、「でも皆は彼らのことを忘れてしまうかもしれない。」と心配しています。チャーリー、そんなにジョンエドが好きだったんだ。

「そんなことないよ。でももしもそうなったら、うちに呼んであげよう」というと、じゃあ電話番号を調べようと楽しそうにしてました。

でもそんなことはないよ、チャーリー。ジョンとエドワードはとっても有名になるよ。

2009年11月21日土曜日

ルイのその後とジョンエドとジョー

昨日の夜もルイちゃんはかなり苦しそうでした。朝熱を測ると37度台に下がっていましたが、朝ごはんをほんのちょっと食べているうちにまた39度まで。こうなったら時間を無駄にしないでタミフルを飲ませることにしました。

デイブがルイの看病で私は午前中はチャーリーのバレエに。帰ってくるとルイはソファーで寝てます。タミフルを飲んで2回吐いたとか。副作用は吐き気ということで、20パーセントくらいが訴えるとのこと。もともと熱で気持ちが悪いと言っていたので、まあ無理もありません。

今日は1日こんな調子でした。タミフルは一日2回なのですが、朝吐いたのでもう飲むのは嫌だと言います。そんな選択の自由はなしと夜強引に飲ませました。食べ物と一緒に飲むとましかもしれないとことなので、おかゆをほんのちょっととオレンジジュースとみかんを食べました。

明日にはちょっとよくなるかなあ。

水泳はチャーリーだけ行きました。種目は50メートルバタフライと自由形。どちらも1位にはなりましたが、チャーリーにしてはあまりよくないタイムでしたが、1週間トレーニングしていないし、病み上がりなので仕方ありません。

さて今日はお楽しみのXファクターでした。病気のルイもこれだけは起きてきて、ソファーに寝そべってジョンとエドワードが出てくるまで見ていました。今週はヮム!とジョージマイケルウィークでした。まずはご覧ください。

http://www.youtube.com/watch?v=VoUw9qojUFU

審査員のコメントは、

ダニ・ミノーク「コスチュームが良い。歌は外れていなかったけど、ラップはタイミングが乱れてた。良くわからないわ。でも楽しかった。」(なんともつまらないコメント。彼女はジョンエドが嫌い)

シェリル「あなたたちはいつもほかの人たちよりも大掛かりな演出でよくがんばっている。勝とうが負けようが、ここまで来てよくやったを胸を張りなさい。」(うーん、これも社交辞令のような、ぬるま湯的発言)

サイモン「ちょっと内容が詰め込まれすぎていて、(彼らを指導している)ルイは君たちをアクション人形化している。」

ルイ「それはなぜなら、ジョンとエドワードはそれが出来るからだ。彼らは誰よりも一番長く練習し、誰よりも努力している。」

サイモン「このコンテストのはじめのほうでは、僕を含め君たちを悪く言う人たちが多かったが、今ではそれらの人たちもだんだん君らを認め始めている。それはなぜかというと、君たちは休むことなく次々と努力し、がんばるからだ。」

うーん、だんだんサイモンもジョンエドのよさがわかってきているみたいですね。先週のUnder Pressureのパフォーマンスの後、「これは今までのベストだ」と褒めてましたが、その後楽屋でカメラに向かって「僕は頭がおかしくなってきてるんじゃないだろうか。」なんていってました。ほらほら、そうしてジェドワードファンが増えてくるんですよ。

ところでこのショー、今で6組残ってるのですが、もう一人とってもうたがうまい18歳の男の子がいて、ジョンエドの次に気に入ってます。名前はジョー。ほかにも歌のうまい人はたくさんいますが、彼の場合は声に無理がなくて自然で、聞いていて心が広々としてくるような、天使のような声です。
http://www.youtube.com/watch?v=UkvPp1w_QuM

2009年11月20日金曜日

タミフル

昨日の夜中に誰かが叫んでる声で目が覚めました。私の部屋は子供たちの部屋から遠くて、よっぽど大きい声でないと聞こえないので、夢かなと思っていたらまた聞こえてきました。それでチャーリーのへやにとんで行くと、チャーリーは怒ってます。「ルイが私の部屋に飛び込んできて起こされた。」というのです。

それでルイの部屋に行くと、「悪夢を見た。世界が僕の部屋の中に入ってきた。」と言います。まあ、なんと詩的な夢。熱があってうなされてるんだなあ。でもその割にはニコニコしています。夜中でしたので水を飲ませてまた寝なさいと言いました。

今日ルイにそのことを聞くと、初めは覚えていないようでしたが、すぐに思い出しました。世界が部屋に入ってくるってどういうこと?と聞くと、世界というのは地球という意味らしく、大きな球状のものが入ってきたとのこと。それがどんどん大きくなってルイを圧迫するという夢だったらしい。これを聞いてちょっとびっくりました。

私も子供のとき、熱があって同じような夢を見たことがあるからです。夢というよりは幻覚というかうなされていると言うか。部屋の中に私と大きな風船のようなものがあって、その風船がどんどん大きくなってわたしが部屋の隅に押しつぶされるような感覚でした。しかもそれが懐かしいと言うか馴染みあるというか、変な感じだったのを思えています。おそらく小さい頃から熱があるたびに同じような夢を見たんでしょう。

それをルイも昨日見たようです。これってほかの人も似たような経験があるのでしょうか。

それにしても親の部屋に行かずに、妹の部屋に助けを求めに行くところが、かわいらしいと言うか、親のことを頼りにしていないと言うか。

今朝はチャーリーは待ちきれないと言う感じで元気に学校に行きました。ルイは朝から38度以上あり、私は今日2クラスヨガを教えることになっていたので、デイブに電話して昼間はお父さんが家にいました。でもいるだけで飲み物も勧めないし、ベッドに入れともいわないで、好きなだけゲームをさせていたせいか、夜には40度近くまで熱が上がって、お母さんはちょっと心配になってきました。

それで昨日書いたネットのNHS(国民医療サービス)の新型フルの問診に答えると、タミフルがもらえる承認ナンバーが発行されました。これをもって明日近所の病院に行くとタミフルがもらえるそうです。でもタミフルにも副作用があるし、熱はあって食欲はないものの本人は割合精神的に元気だし、それになんといっても発熱してから48時間以上経っているので、効き目はあまりなさそう。

どうしたものかと悩んだあげく、NHSの電話サービスに連絡しました。はじめに出た人が詳細をとり、60分以内に誰かが電話しますからとのことでした。

もう1時間半経つなあ。かかってこないかなあと思った頃に電話がなりました。夜の11時過ぎです。

新型フルだと思うんですが、発症以来48時間以上経つので、タミフルを飲ませたものか、どうでしょうかというと、1からいろいろ質問されました。どのくらい熱があるかとかそういうことです。

質問のひとつは、首を難なく曲げられるか、光をまぶしがらないか、発疹がないかでした。脳膜炎でないということをはじめにチェックしてるようです。テレビを見ていたから光は大丈夫。首は、そういえば肩が痛いと言っていたなあ、とちょっと気になりました。それで、「今から起こしに行って、チェックしたほうが良いか?」と聞くと、そうしてくださいとのこと。「じゃあ2分くらいかかりますが、良いですか。出来るだけ早くしますから。」と気を使って言うと、「ああ良いですよ、必要なだけ時間を取ってください。発疹がないかも調べてください。」とのことでした。

それでルイを起こすと、「なあに、お母さん?」とニコニコしています。ルイって本当に病気のときでも朗らかで、性格がすごく良いんです。かわいい息子。「今お医者さんが電話で、ちょっとチェックしたいことがあるの。」というと、なんとなく嬉しそうです。今回病気になっても、チャーリーが一足先に悪くなっていたのであまりお母さんの同情が得られなくて、今になって心配されているのが嬉しいのか?

首は大丈夫でした。電灯も正視できるし、発疹もなし。脳膜炎じゃありません。

それでまた電話に戻ってそのことを話し、タミフルをあげたものか相談しました。結構長く話しに付き合ってくれたものの、結局NHSもはっきりしたことはいえないようで、それはこちらしだいということでした。48時間以上経っても飲んではいけないと言うことはない。早く飲むほうが効き目が強いけど、それとて病気の期間が1ー2日短縮するだけとのこと。もしも飲まないで悪化したら、また電話してくださいとのことでした。

その後いろいろ細かく、看病の仕方をアドバイスしてくれました。大体はもう知ってること。でもひとつ気になっていたことがあったので聞きました。

日本では熱があると温かくして頭に氷嚢などをのせて寝ますよね。でもこちらでは、熱が出ると薄着にして熱を冷まさせるんです。水に入浴させたり、体を濡れタオルで拭いたりもします。でも私は熱があるとぶるぶる悪寒がして、いくら厚着してもたりないくらい寒くなるし、一体どうしたものだろうと思ってたんです。

そのことを聞くと、水入浴などはやりすぎだけど、厚着にしないでTシャツと短パンなどを着せて、布団も薄くしなさいとのこと。でも昨日ルイはぶるぶる震えて鳥肌を立てていたというと、そういう時は温かく着せなさいとのこと。熱が上がるときは悪寒がするので、適度に暖めて、熱が下がってくるとき、解熱剤を飲んだときなどは汗をかくので、そのときは薄着にとのことでした。そうか、それなら最初からちゃんと説明してくれれば良いのに。私は日本式の頭寒足熱が良いと思うんですが、要するに常識範囲で本人の気持ちの良いようにということですね。

金曜の11時過ぎというのに、しかも今全国的にインフルエンザがはやってこのNHS電話サービスはパンク状態だというのに、ぜんぜんせかすことなく、とっても丁寧にいろいろ教えてくれました。何度も「ほかに質問はないですか?」と聞いてくれて、最後には「また何かあったらすぐに電話してください。」といってくれました。

イギリスのNHSってご存知のとおり誰でも無料です。それでいろいろ文句いう人はいるし、確かに誤診や頼りないお医者さんというのもないわけではないのですが、それでも今までお世話になった限りでは、お医者さんや助産婦さん、そして特に看護婦さんたち、皆さんとっても親切で献身的な人ばかり。

このNHS 電話サービスは結構新しいシステムで、10年位前に出来たのですが、昔2回ほど利用したのですが、そのときも何時間もたって忘れた頃に電話してくれて、夜だったのか電話に出なかったら、10分くらいの間隔で何度も出るまでかけてきてくれました。

そうそう、タミフルですが、この承認ナンバーは明日使わなければいけないわけでもないらしいので、月曜日まで様子を見ようと思います。もう48時間以上、明日薬をもらう頃には70時間くらい経ってるしね。それに熱は高いけど、解熱剤を飲めば下がるし、本人はテレビを見たがったり、ラジオを聴きたがったりと、じっと寝てるのは苦痛みたいだし、食事もいつもの5分の1くらいだけど少しは食べれるし、月曜までにはよくなるかなあという気がします。

明日は水泳のクラブチャンピオンシップなんですけどね。一番大切な種目の100メートルメドレーがあるんですが、奇跡でも起きない限り無理だろうなあ。まあ良いや、今までたくさん優勝しているから。チャーリーは大丈夫と思うで、明日がんばろう。私はルイとお留守番なら、Xファクターが見れるぞ!

2009年11月19日木曜日

新型インフルエンザ

やっぱりそれは新型インフルエンザではないのというこんのさんのご意見で、こちらのウエブサイトで症状を調べて見ました。

こちらの医療システムはすべて国営で、治療代はすべて無料でNHS(ナショナル・ヘルス・サービス)という機関の管轄です。そこのNHSのサイトに新型インフルエンザの対策のページがありました。

病気の人が医者に行くと、そこに来ている人にうつる可能性があるので、このサイトの問診票でチェックして、新型フルということになれば、全国に設立された専用のセンターに知人や家族に行ってもらって、タミフルがもらえるようになってるそうです。普通は薬は働いてる人は処方箋代が1500円ほどかかるんですが、何も書いていないのでただのようです。

べつに日本のように検査するわけではありません。検査しても結果が出るのに時間がかかるし、タミフルのストックはたくさんあるので、こんな雑な発行の仕方でも問題ないみたいです。

私は問診票は記入しませんでした。新型フルだとしても普通のインフルエンザと変わらないようだし、数日おとなしくしていればタミフルなしでも直るでしょう。二人とも今日もお休みでした。ルイは熱があって食欲なし。でもじっとベッドに入っているほど具合が悪いわけでもなく、おとなしくしてるのが退屈で苦痛のようです。よしよし、スピリットは元気でよろしい。チャーリーは熱は下がったようで、こちらもぜんぜん昼寝しません。無理やりベッドに入れても本読んでます。晩御飯は好物のパスタだったので、いつもの80パーセントくらいは食べました。本人は明日学校に行きたがってるのですが、今せきをしているのでどうかなあ。

面白半分にそのサイトのQ&Aを読んでみました。

今の新型インフルエンザが悪性に変わることについては、今のところその兆しはないようです。でももしもそうなったら、今このマイルドな新型フルにかかっても、またかかる可能性はあるらしい。それでも一度かかっていくばくかの抗体は出来ているので、少しは免疫ができているはずとのことです。

では「新型インフルエンザパーティー」を開いて、症状がマイルドなうちに感染しておくべきかという質問がありました。この答えはNO。この病気についてはまだわからないことが多いし、マイルドとはいえ人によっては悪化することもあるので、そのようなリスクはとってはいけないとのことです。まあ、当たり前のお答えですが、質問者の意図も良くわかる。

それからイギリスらしい質問が、「ペットにうつる危険はありますか」です。確かに猫には猫インフルエンザというのがあって、これで猫は命を落とすことが多い。なので猫愛好家にとっては心配なことかもしれません。答えは、「良くわからないが、おそらくNO」でした。そういえば今日ルイがペパーに、「フルがうつるから近くによってはだめだよ」と言っていました。

それから私の一番気になる潜伏期間は5日から1週間だそうです。私は昨日ちょっとのどがはれかけてるかなあという気がしたのですが、今朝はとっても元気に目が覚めました。でもせっかく日本から妹が餞別にマスクをくれたので、今日は子供たちと接するときは、冗談で「あんたたちは有毒で危険だから」とマスクをすると、チャーリーは憤慨、ルイは面白がっていました。

ジョンとエドワード おまけ

ジョンとエドワードのこんなビデオ見つけました。二人がX ファクターハウスでカラオケ歌ってるところです。エドワードで途中でやめようとするんですが、ジョンは続けます。それでまたエドワードが今度は左から参加。すごくかわいい。なんというか双子って不思議ですね。すごく息がぴったりで中がよさそうで、見ていて本当にほほえましい。それに歌だってそんなに下手ではないですよ。ハーモニーがきれいだし。レコードにすればちゃんと修正できます。土曜はワム!の歌だそうです。楽しみ!http://www.youtube.com/watch?v=Wy7bfZAR1FU

2009年11月18日水曜日

2 ダウン




月曜に学校から帰ってくるとチャーリーはなんとなく元気がありません。お弁当もほとんど手をつけていない。話を聞くと、その日学校では33人中11人がお休みだったとか。それでその日は水泳はお休みさせました。

火曜の朝起きてこないので見に行くと、ちょっと熱っぽいようです。それで学校はお休みさせましたが、わたしがヨガのクラスがあったので、仕方なく連れて行きました。特に具合悪くもなさそうで、一人で任天堂DSで遊んでいました。

今朝もまだ朝起きてこないので、学校は休ませました。すると自分の部屋にはいましたが、ずっとハリーポッターの本を読んでいます。眠くもなさそう。顔色も悪くないし明日は学校かなと思っていたら、昼過ぎに学校から電話があり、今度はルイが具合が悪くなったので引き取りに来てくれとのことでした。

ルイもお弁当をあまり食べていません。自分の部屋に行かせましたが、退屈だ退屈だと騒いでいます。これじゃこちらも明日は学校と思っていると熱が出てきて、38度以上ありました。元気そうなチャーリーも電子体温計を面白がって計ると、こちらも38度以上。こりゃ二人とも明日も休みだな。

二人ともめったに病気しないので、二人ともいえに病気でいるなんてはじめてです。働くお母さんは子供の病気が一番頭が痛い。だから普段は病気知らずで本当に親孝行な子供たちです。

ルイのクラスは9人お休みでした。学校を早退させるときにサインするノートがあるんですが、昨日と今日でかなりの数の子供が早退していました。うちの学校だけでなく、近くの別の小学校でもすごくたくさんの子供が病欠だとか。

この広がり方って昔幼稚園で水疱瘡がはやったときのようです。一人がなるとまるで野火のようにあっという間に広がって、その兄弟たちにも広がり、小さい幼稚園のほぼ全員が感染しました。

新型インフルエンザがこの辺でも流行ってるという話を聞いたんですが、これがそうなら良いのになあと思ってます。症状は38度以上の高熱が出て、要するに普通のインフルエンザと同じということですよね。二人はそれほど具合が悪そうでもないけど、38度以上熱があるし、食欲もない。そうだとしたらこれでもう終わりだから、心配がなくなって良いのですが。

そうそう、私も気をつけなければ。一緒に住んでるから菌がうつるのを防ぐのは無理だろうなあ。家でマスクするのもたいそうだし。それで手洗いだとか、Tツリーオイルでうがいだとかしてます。後はビタミンだとかハーブだとか、抵抗力をつけるのに効くというものを飲んでます。

でもそういえば、私はアブラハムの教えを実行し始めて以来、一度も風邪ひとつ引いていないんですよね。うつるんじゃないかなと思うからうつる。私はすごく生命力があって、いつもポジティブに考えるように努力しているし、楽しいこと好きなことばかりを考えてのびのび生き生き暮らしているから、病気なんてやってこないよ、と思っていれば病気なんてやってこない。

だから私は大丈夫ですよ。明日も元気にお母さんは好きなことします。(あ、でも子供が家にいるので、家を出られないなあ。)

子供たちには、学校はどうでも良いから、土曜の水泳のクラブチャンピオンシップまでには元気になってねといってあります。学校はそんなに病欠の子供がいっぱいなら、勉強になんてならないでしょうからね。




写真はペパーちゃんが今日捕まえたねずみ。すごく小さくてかわいいので写真にとりました。ほんの2センチくらい。ハーベストマウスかな。こういうねずみは家には入ってこなくて、かわいいんですよ。

2009年11月17日火曜日

虫の世界

今日も動物ねたで行きます。

テレビでライフという新しい野生動物のドキュメンタリーのシリーズが始まりました。イギリス人なら誰もが敬愛する有名なデビッド・アテンバラという人がやってます。今日は昆虫がテーマでした。

いろいろ驚くようなことが描かれているのですが、特に印象に残ったもの、驚いたものについて書きます。

まずはある日本の昆虫。名前はわかりませんが、赤くてコメツキムシをちょっと丸くしたような虫でした。虫というのは普通は子供の世話をしないそうなのですが、この虫の親は違います。子供虫はある珍しい木の実しか食べないそうで(「好き嫌いが激しい!」とうちの子供たちは叫んだ。)、母親虫はそれを子供たちのために探しに行きます。どれでも良いというわけではなく、ちょど良い熟れ具合でないといけないらしく、いろいろ吟味してこれというものを選んで巣に持って帰ろうとするのですが、そこに同じ種類の別の虫がやってきて、奪い合いになります。

その間おなかをすかせた子供たちは待ちきれず巣を抜け出して、別の巣に行きます。

母親同士の奪い合いは後から来た虫が勝ち、それを自分の巣に持って帰るのですが、そこでは子供の数が倍になっています。そうです、ほかの巣からよその子供たちがやってきたんです。それで今度はこのお母さんは今まで以上に朝から晩まで休みなく働きづめで餌を探します。

そしてやっと子供たちが成長して自分で餌を探せるようになるころ、お母さんは疲労懇倍して死んでしまいます。すると子供たちは、巣立つ前の最後の食事としてお母さんの死骸を食べるんです。

うーん、なんかシビアな、人間の親子関係のたとえみたいな話でした。(というと、うちの子供たちは・・・・という反応だった。私はお母さんは食べないよとチャーリーは言った。)

それから(多分)オーストラリアのあるアリの話。アリというのはご存知のようにコロニーと呼ばれる巣を作ります。このアリは、1種類のアリでありながら、大きいのやら小さいのやら、あごが大きくて鋭いはがあるのやら、いくつかのタイプがいます。このアリは草原の中に住むのですが、その中であごの大きいアリは草によじのぼって草を噛み切ります。多分長さは2-3センチだと思う。たくさんいるのですが、皆器用に同じような大きさに切ります。

すると今度はあごの小さい同じ種類のアリがやってきてこれを巣に運びます。何万ものアリが葉を切り、何万ものアリがこれを運びます。たくさんいるので、間違えた物を運んだり、サボってほかのアリの荷物(草)にぶら下がって楽チンしているのとかいます。まるで人間社会のようです。なんとひとつのコロニーで半トンもの草を刈り取るそうです。

でも驚いたことに、このアリたちは草を食べられない(消化できない)んです。コロニーの中には奥深くにある種類のカビが生えています。このカビは世界中でこのアリの巣以外どこにも無いそうです。それでこの草をどうするかというと、これを巣にもってかえって、このカビの餌にするんです。そしてアリ自体はこのカビを食べるんです。つまり草でカビを育ててるんです。

驚くのはこれだけではありません。

このカビは生きていますから、アリの巣の奥深くにあって、危険なくらいの量の二酸化炭素を排出します。それでアリは巣に煙突をたくさん作るのですが、その形が絶妙に設計されていて、ほんの少しの風が吹いただけで中の悪い空気が外に抜け、新鮮な空気が入ってくるように出来ているんです。

ほかにもいろいろ驚くようなことがあったのですが、こういうことを知ると、ほんと、世の中には秩序があって、何にも悩んだり心配したりしなくても、すべてうまく行くようになってるんだなあって思います。このアリの社会にしても、人間社会のように、怠け者で働かないのや勤勉なのや、要領よくバランスよく草を運べるアリや、要領の悪いのや、頭が悪いのかふざけているのか、ぜんぜん関係ないものを運んでいるのとかいましたが、全体としては信じられないくらいうまく出来ている。そしてこの煙突のデザイン!

個人個人のアリのレベルでは全体のことはわからないはずなのに、やっぱりどこかで全体とつながってるとしか思えない。

これを人間にも当てはめてみると、人間ってあまりにも自己(エゴ)が大きくなりすぎて、自分の視点でしか物事が見えない。でも実はどこかでは全体(神、源、宇宙、the Force)でつながっていて、修行を積んだ仙人だとか霊媒だとか聖人だとか、イエスとか釈迦とかサイババとか、そういう人にはわかるんだろうなあという気持ちをまた深めました。

アブラハムによれば、聖人でなくても誰でも同じなんですよ。だから私もあなたも、そんなにばたばたと気をもんだり心配したり悪いことを考えたりせず、のんびりと楽観的に暮らせば、物事はどんどんうまくまわるもんなんですよ。笑う角には福来る。果報は寝て待て。金は天下の回り物。そういうことです。

今日は久しぶりに詩のブログ、今から更新します。今までとは違うスタイルというか、新しい領域というか、想像力がワイルドに飛んでいった詩になったので、自分では気に入っています。
http://fordfarmpoems.blogspot.com/

2009年11月16日月曜日

猫とテレビ

うちの猫のペパーちゃんはテレビを見ません。まったく興味を示さないどころか反応もしません。昼寝をしているときに、車の音や人の足音が遠くでするとはっと目を覚ますのに、大きい音で音楽やテレビを入れてもびくんともしません。

鏡の前に連れて行ってもまったく反応しません。まるでそれが壁であるかのように、まったく100パーセント無視しています。それでテレビとか鏡とかそういった2Dのものは、猫の目の構造のせいで、見れないようになってるんじゃないかと思っていました。

それが前日こんなことがありました。

夜晩御飯の後、チャーリーがテレビで「ライオンマン」という番組を見ていました。これはドキュメンタリーで、ニュージーランドの動物園経営者が外国の動物園からライオンやトラを連れて帰るまでのいきさつのレポでした。そこにはもちろんトラやライオンがたくさん出てきます。

番組の最後のほうで、仔トラと仔ライオンが成長して、はじめて大きなエンクロージャーに移されて、広々とした草原を走り回っているところを映していると、ちょうどそのときにペパーが外から入ってきて、私たちのいる居間にやってきました。

ペパーは普段ならテレビの横においてある小さいソファーに寝そべるのですが、その日は皆が座ってるソファーの前のコーヒーテーブルの下に入って、テレビに向かって座ったのです。そしてなんとテレビに移ってるトラやライオンをじっと見ています。これって本当!?

ペパーがテレビの画面を見ているのははじめてです。確かにトラやライオンは親戚ですから、興味があるのかもしれない。でもテレビの画面を見ているからって、そこに映っているものを見ているとは限らない。ただそちらに向けて目を向けているだけかもしれない。

そう思っていたらテレビが終わりました。われわれ家族はこの時点ではもうテレビの内容よりも、猫の動向のほうが気になります。それで番組が終わっても皆黙りこくってペパーを凝視していました。

そしたらなんと!番組が完全に終わってコマーシャルになったとたんに、ペパーは立ち上がって自分のソファーに行きました。

これ、本当にテレビ見てたのでしょうか?それともただの偶然?昔通信販売のカタログで、「猫が絶対に見るビデオ。」というのを売っていました。こんなのだましだ、猫はテレビが見えないんだとてっきり思っていたんですが、もしかして猫もテレビが見れるのでしょうか?そういえば、猫は鏡に映る自分の姿が怖いと言う話も聞いたことがあります。それならばあんなふうに完全に無視するもの、怖いから知らん顔してるのでしょうか?知ってる人がいたら教えてください。

2009年11月15日日曜日

水泳とジェドワード


昨日はすごく忙しかったんです。朝チャーリーをバレエに連れて行った後、その足で家族全員でスイミングクラブの遠征にブリストルまでチャーターした観光バスで行きました。ブリストルまでバスで行くと2時間半くらいです。

この競技会にはうちのチームを入れて5チーム来ていました。ウエールズから2チーム、イギリス西部から1チーム、そしてデボンから2チームです。チャーリーは自由形とメドレーのリレー(50mx4)。ルイはチャーリーと同じ種目と個人の自由形と背泳ぎ50メートルのレースに出場しました。

チャーリーはまだ9歳になったばかりだと言うのに11歳のレースに選ばれました。レースもさることながら、いつも仲の良いチームメートは来ていず、中学生の女の子たちと混じって話しについていったり、仲間に混ざったりするのにちょっとしんどそうでしたが、なかなかがんばっていました。バスの中でも親とは座らずに、チームメートに混じって座っていました。(小学生の女の子はチャーリーだけだった)

レースのほうははじめは自由形リレー。これはなんとチャーリーはアンカーです。それもチャーリーの番が来たときは1位でした。ああ、チャーリー。がんばって。せっかく皆が作ってくれたリード、あまり失わないように。最下位だけには終わらないように、と心で祈っていたら、チャーリーはすごくがんばって逃げ切り、チームは1等でした。

次のレース、メドレーリレーはチャーリーは3番手でバタフライを泳ぎます。チャーリーの出番が来たときは1メートルくらいの差で2位でしたが、チャーリーが泳ぎ始めるやあっという間に追い抜き、悠々1位でバトンタッチ。次の選手が逃げ切り、これも1等でした。 チャーリーのバタフライすごく早いんです。

ルイは個人レースの背泳ぎは2位でしたが、自己記録。自由形はタッチの差で2位でしたが、これもすごく良いタイムでした。

自由形リレーはルイは3番手。一人目のダニエルがターンで失敗し3位でしたが、2番手のダグラスががんばり差を縮め、ルイは自己最高記録の速さで泳ぎ1位でバトンタッチ、アンカーのボビーが逃げ切り、結果は1位。

メドレーはルイは1番手の背泳ぎで、大きく差をつけて1番でバトンタッチ。次のデイビッドは、隣の選手がめちゃめちゃ早く、2位に下がってしまいました。その次のボビーのバタフライはがんばったものの首位を奪い返すまでにはいたらなかったのですが、アンカーのダニエルが今度は無茶無茶早く泳ぎ(自己記録を2秒も更新!)最後まで競り合いの末、1位でゴールしました。

付き添いでやってきた父兄たちもなじみの顔ばかりで、声援にも熱が入り、特にリレーではすごく盛り上がりました。

帰りのバスがブリストルを出たのは8時半過ぎ。途中で1度止まって、ビデフォードについたのは12時前でした。そこでおなかペコペコの私たちはケバブをテークアウトし、家で食べて子供たちが寝たのは1時ごろでした。

それから私は早速コンピューターでXファクターのジョンとエドワードの今日のパフォーマンスを見ました。曲はクィーンのアンダー・プレッシャー。シルバーのおそろいのスーツで、ラップがが混じっていてとってもクールでした。彼ららしかった。

そして審査員のコメントなんですが、、なんと今まで大の天敵だったサイモンがこんなことをいいました。

「(このジョンエド現象が何なのか)ちょっとわかってきた。現実の世界で君たちを判断しようとしても無駄なんだ。これはジェドワードランド(彼らは最近ファンの間でジェドワードと呼ばれている)の世界で考えなければいけない。それでその場所に自分を置いて考えてみると、今日のパフォーマンスは今までの最高だった。」

!!!

「それから君たちは(マスコミやネットでの批判やボイコットの中にあって)立派に行動してきた。君たちは文句ひとつ言わずに、がんばっている。」

なんという褒め言葉!!

http://www.youtube.com/watch?v=_J2_t_9BmAo

このパフォーマンスの途中で誰かがステージに上がってジョンに飛びつくと言うハプニングがありました。あっという間のことなので見逃すと思うんですが、2分24秒あたりです。でも二人はぜんぜん動じず歌い続けます。なんというプロ精神。立派と審査員のルイからも褒められます。

後でこのことについてインタビューされると、のんきな二人は「これはステージ演出の一部かと思った」ですって。

今日はどきどきの結果発表だったのですが、今週は無事通過でした。フェイスブックのファンサイトで、「こんなことは2度と起こってはならない。皆必ず投票しよう。」というキャンペーンがありましたので、ファンはがんばって電話投票しました。

来週もまたジョンエドが見れる!

2009年11月13日金曜日

謎の鳥

今日仕事から帰ってくると家の中が羽だらけでした。ああ、またペパーちゃん鳥を殺してしまったんだなあ。一体家の中のどこに転がっているだろうと見てみると、台所も居間も羽がいっぱい。そしてコンピュータの隣にCD などが積んであるのが床に落ちています。この辺を荒らしたのかしらとよく見てみると、その近くの窓とブラインドの間がごそごそいっている。

見てみるとそこに鳥がいました。それも小鳥ではなくて鳩くらいの大きさ。ペパーが持ってきたんではなくてどこかから入り込んだのではないかと思うくらいの大きさです。でも窓も開いていないし、ペパーが持ってきたとしか考えられません。

ばたばたいっていますが飛べるほどの力はなく、簡単に手で捕まえられました。見てみると、今まで見たことのない鳥。よっぽど写真に撮ろうかと思いましたが、何せ鳥を片手に捕まえているので、そうも行きません。裏のドアから逃がしましたが、飛べるとも思えないので残念ながら今夜あたり狐かアライグマの餌になっているかもしれません。かわいそう。

その後散らばった羽を掃除機で掃除していると、いくつかきれいな模様の羽が見つかりました。たいていは黒い羽だったのですが、一部白い羽や黄土色、しまの模様やぶち模様の羽もあります。

それでこの鳥は一体何なのか、イギリスの鳥の図鑑で調べてみました。手がかりは羽と大きさと、それからくちばしが長くて(2.5センチくらい)赤かったこと。

でもこの描写にあうのがありません。1羽だけ聞いたこともない鳥で似ているのがあったのですが、これは水辺に住む鳥で、めったに見られないとのこと。でも冬には渡り鳥としてやってくるので見られることもあるそうなんですが。でもここは池もないし、川の近くでもないんだけど。これなのかな。もしもそうでないとしたら、よっぽど珍しい鳥だったのかな。それもどこかに群れで移動している最中だったのか。


本当に写真を撮らなくて残念でした。羽の写真を載せておきます。

2009年11月12日木曜日

ジョンとエドワードと新井先生のその後

先週日曜のXファクターの手に汗握る結果の後、これを放送するテレビ局には、「審査員のサイモンはいつもあんなにジョンエドをけなしているくせに、最後の最後に彼らを救うなんて、歌の審査よりもテレビの視聴率しか頭にないのだろう。」という苦情が4000件以上も来たそうです。

そりゃテレビだってスポンサーのお金でまかなってますからね、それも仕方ないんじゃないですか。

ところでその当人のジョンエド、実は本人たちはいつ落選しても良いと思ってると言うニュースもありました。どうしてかというと、CBBC( BBCの子供番組局)、ニッケルドン(大きな子供向けのテレビ局)、そしてディズニーから契約のオファーが舞い込んでいるからだそうです。髪の毛のヘアジェルの会社からコマーシャルの話も来てるとか。100万ポンドくらい軽く儲かると言われています。

そりゃそうでしょう。これだけ話題になってるんだから。私だって、もしもどの会社も契約をオファーしなかったら、何とかしてお金を借りまくってレコードデビューさせてやって一儲けさせてもらうと思いますよ。

どちらにしろ、近いうちに日本でも見られるようになるんじゃないかなあ。

それからイギリスには「賭け事務所」というのが街中にあって、競馬やスポーツに限らずいろんなものに賭けをすることが出来ます。そこでこのX ファクターについての賭けも受け付けています。二つ大きい会社があって、そこが毎週倍率を発表しています。今週はジョンエドは、優勝の倍率はA 社が14/1 B 社が 12/1 、逆に来週落選のほうの倍率はそれぞれ9/4 と15/8です。

賭けの倍率のことはよく知らないのですが、4週間前は彼らが勝つ倍率は100/1 だったらしい。その直後にジョンとエドワードの人気が急に上がってきたので、本当に彼らが優勝したらこの会社は大損害と言われていました。先週は10/1まで下がったのですが、またこの間の日曜の結果で少し倍率がよくなったようです。

土曜が次のライブショーなんですが、今回はクィーンのラジオ・ガガを歌うと言われています。でも私たちは残念なことに水泳の大きい競技会でブリストルまで行かないといけないので見れません。ちゃんとビデオをセットしていかねば。(ビデオ録画2年くらいしたことがない)

http://www.youtube.com/watch?v=mEIDLfiFOPw
第1週目のライブショー、まだ載せていなかったと思うので、ご興味おありの方はお楽しみください。

それから高校の時の、恩師という言葉さえ使えない新井先生の話の続きですが、同窓会の幹事さんがわざわざ大阪から神奈川県まで行って、インタビューを撮影してきてくれたそうです。その話を同窓会のブログ(という物があるんです)で読みましたので、転載します。

『納得のいかない福井幹事長、昨日、はるばる新井先生宅へ行ってきたようです。以下、福井幹事長のコメントです。
> 昨日、文化の日のお休みを利用して、新井先生のビデオレター を撮るべく、真鶴(小田原と熱海の中間くらい)まで行って来ました。
> 79歳とは思えない、階段の上り下りもものともしない達者な足取りで見た目も当時とほとんど変わずとってもお元気でした。
> 同窓会で披露するビデオレターを撮りに行ったのですが、旅行先で 買われたじゅうたんや焼き物やお庭のみかんの説明が延々と続き、 「伝えたいことは手記にまとめておいたからそれをみんなに見せてください」とのことで、帰る間際に1分程度メッセージをいただくに留まり ました・・・』


やっぱり足腰丈夫なんですね、あれだけ旅行しているから。それにしても、いくらなんでもあれから25年以上も経ってますから、当時と見た目もほとんど変わらないなんてこと、化け物でもあるまいし、あるんだろうか。やっぱり新井先生は只者ではありません。
旅先のお土産の披露。うん、旅行好きはまだ変わってないんですねえ。


わざわざ大阪から新幹線に乗って行った幹事長に1分だけのメッセージとは、相変わらず新井先生、マイペースですね。なんかああいう生き方うらやましいなあ。

2009年11月11日水曜日

10年を振り返る。

今日は仕事で夜9時半ごろに帰ってきました。予定ではご飯を食べてブログを書いて早く寝る予定だったのだけど、ご飯を食べるときにテレビをつけてしまったら、面白くて11時半になってしまいました。

やっていたのは「2000年代の10年を振り返る」番組です。そういえば今は2009年の11月。この10年間(英語ではディケード)が終わろうとしています。えー!!2000年がやってくると1999年12月31日の夜中にカウントダウンしたのがつい最近のようなのに。

番組自体は冗談を交えて、この10年間にはやっとこととか、発明されたことの100位までのランキングでした。全部見たわけではないのですが、全然知らないこともたくさんありました。そういえば2000年にチャーリーが生まれてから5年くらいはテレビもまったく見ない、新聞も読まない、夜もまともに寝ない、家事と子育てと仕事しかしてなかったので、無理もありません。

トップ3は
1、テクスト
これは日本でいえば携帯電話のメールに相当するもの。イギリスでは携帯メールはあまり普及してなくて、SMSテキストをおくります。
2.サイモン・カウル
Xファクターの審査員。先週日曜日に、日ごろけなしているくせに、ジョンとエドワードを救ったことで、今イギリスで(ジョンエドを嫌っている人たちから)すごく攻撃の矢先に立っている、元スパイスガールスのプロデューサーです。
3.グーグル


ほかにもいろいろ興味を引くものがありましたが、もう今日は遅いのでこれにて。

2009年11月10日火曜日

節電


先日電気の請求書が来ました。イギリスでは、電力会社によりますが、大体年に2回くらいメーターを読んで、まとめて請求書がきます。我が家の場合はそれをもとに翌年分が計算され、同じ額が毎月引き落としになって、年に一度払いすぎたり足らなかった分の清算があります。

日本もそうではないかと思いますが、ここ数年イギリスでは電気がすごく高くなった。1.5倍から2倍くらいになったんです。3年くらい前は確か月に20ポンドくらいだったのが(3500円くらい)去年は38ポンド、そして来月からは41ポンドに上がります。これはきつい。それで詳しく請求書を調べてみると、電気料金自体が上がったのに加え、電気の使用量がほんの少し増えています。日本に5週間帰っていたから、むしろ減っていて当たり前なのに。

それで、これはいかん、節電を心がけなければと思い立ち、とりあえず一体何がどれだけ電気を消費するのか調べてみることにしました。

まず環境問題では先を行っているデンマークのウエブサイトに、一般家庭での電気製品の消費量の内訳が載っていました。この中には電気での暖房は入っていません。(家庭によってガスだったり、オイルだったりいろいろだからでしょう。)

IT/ 電子機器(テレビやコンピューターなどでしょう)28%
冷凍冷蔵庫18%
洗濯18%
照明13%
給湯9%
調理9%
その他5%

これってちょっと意外でした。テレビやコンピューターって結構電力かかるんだね。確かに私のコンピューター、いつもファンががんばってぶんぶんうなって冷やしています。冷蔵庫はわかる。洗濯は多分デンマークだから、ドライヤーがかなり電力消費するんじゃないでしょうか。それから照明。これも意外。

その下にアイテム別で年間の電気消費量が載っています。興味を惹いたのだけあげると
32インチテレビ(昔風の、我が家はこれ) 100-350kWh
42インチプラズマテレビ  400-480
携帯電話 10
ゲーム(Wiiなどでしょう)50-100
ヘアドライヤー 20(意外と少ない。まあ時間が短いからね)
歯ブラシ 10
掃除機 25(これも意外に低い)
電気ベッド 44 (これって一体なんだ!デンマーク特産?)

それからイギリスの別のサイトで、自分の電力会社の1KWhの料金と自分の家の電気製品の数や使用頻度を入れて計算するページがあったのでやってみました。

照明  13.44ポンド(月額)
洗濯機 3.36
乾燥機 1.68
テレビ 2.52
掃除機 0.89
トースター0.62
ケトル(電気やかん)3.36

これを足すと26ポンドくらいです。ここには上がっていなかったけど、これにオーブンやレンジ、冷蔵庫、コンピューターもろもろを足すと、41ポンドくらいにはなるんだろうなあ。歯ブラシですら年間10KWHということは1.4ポンドかかってるんですから。

これって読むだけでも面白かたけど、結構役に立ちそうです。わかったこと、節約のポイントをまとめると、

1、照明って結構電気代がかかる。電燈なんてほとんど電気を消費しないものと思っていましたが、大間違いでした。「使わない部屋の電気を消しなさい」とうるさく言っていた母は正しかった。

2.コンピューターも電気を食う。一度消してしまうと立ち上げるのにちょっと時間がかかるから、めんどくさくて付けっぱなしにすることが多かったのですが、15分以上使わないときは消そうと思いました。

3.子供がコンピューターゲームのチャージを毎日のようにしています。それで、使い終わった後消さないでそのままスタンバイにして一晩中おいてある。こんなのたいした消費じゃないと思ってたのですが。それを消すようにいいます。

こんなところでしょうか。調理だとか洗濯や掃除は、もう節約の仕様はないですからね。それにしてもこどもって、大きくなったら食費がかさむだけじゃなくて、電気を消費するゲームやらCDプレーヤーやら、コンピューターゲームやら、電気代もかさむんですね。

写真はレンというイギリスで一番小さい小鳥。かわいくて珍しい鳥なのに。でも悪いペパーちゃんが殺してしまいました。そっと手に乗せるとまだ温かさが残っていて、今にも目を開けて飛びそうでした。猫ってしょうがないなあ。