2015年11月30日月曜日

神っているの?

今、インドの現役の、インドだけでなく欧米で大人気の聖人、サドグル(Sadhguru)の講話集を読んでいます。このサドグルについてはまた後日書くことになると思いますが、昨日読んで思ったことです。

「むかしあるところに、朝から晩まで神の名前をずっと唱え続けている男がいた。老年となったある日、この男の心にふと疑問が湧いた。もしも神が存在しなかったら?そうしたら自分は人生をまったく棒に振ったことになるではないか。それでその男は、ゴータマ・シッダールタ(仏陀)に、神は存在するのかたずねた。するとゴータマは、存在しないと答えた。」

「そして別のところに、無神論者の男がいたが、老年になったある日、ふと疑問が湧いた。もしもほんとに神が存在するとしたら、自分は死後どうなるのだろう。それでゴータマに、神は存在するのかたずねた。するとゴータマは、存在すると答えた。」

「人間に、どうして神の存在を知ることが出来ようか。人間の知覚のための道具は視覚、聴覚などの五感だけで、これでは神の存在を知ることは出来ない。出来るのはせいぜい「信じる」ことだけだ。ならば、「わからない」というのが一番正直な答えだ。」

・・・・・・・・・

まあ、こういう感じで話は続くのですが、ここで ふと思いました。この人類の歴史に延々と続く宗教戦争。実際的な戦争だけでなく、宗教が理由で結婚できなかったり、離婚できなかったり、家族が仲たがいしたり、個人の人権が踏みにじられたり・・・・・。こういう話は後を絶ちません。

でもどれもこれも、「結局は誰も確信を持って知ることが出来ない」神の存在のせい。そう思ったら、これって、人類全体がまんまとはめられた、ブラックユーモアみたいに思えてきましたよ。

ところで、ここに書いた話を今日ルイにしたら、ルイは、「あ、そのサドグルの講話のビデオ、YouTubeで見た。」と言ったので驚きました。私がサドグルの本を読んだりビデオを見たりしていたので、興味持ったんでしょうね。

ティーンエージャーまで興味を持たせるサドグル、只者ではありません。

そうそう、実は先日デイブまでもがサドグルのビデオ、携帯で見てました。これには本当に驚きました。

人間の心って、ぜんぜん精神世界に興味がないように見える輩でも、やっぱりどこかで何かを探してるんでしょうか。

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2015年11月29日日曜日

ルイの運転のその後

今日はデイブが、家の近くの、誰も近づかない元道路だった私有地に連れて行き、ルイに運転を教えました。

この道は300メートルくらいしかなく、その先は行き止まりです。だから運転の練習といっても、本当に最初の、数メートル走るくらいしか出来ません。でも前回は7回エンストして、20センチくらいしか前進できなかったので、ここで十分です。

20分くらいで帰ってくるだろうと思っていたら、1時間位しても戻ってこないので、少し心配になりました。どこかにぶつかるか、突っ込んで、帰って来れないのかも?

それで電話したら、すぐ帰ってくるとのこと。「もうできるよ。」と、ルイは偉そうに言いました。ハンドブレーキが要らないまっ平らな道で練習したのがよかったようです。

前進はサードギアまで行けたとのこと。まあ道が300メートルしかないから、それは仕方ないですね。

そして3ポイントターン(日本語でなんと言うんでしょう?)も出来るようになったとのこと。ということは、バックも出来るのか。

今は保険なしで練習してるので、こういった私有地でしか運転できません。保険の値段が高いので、3ヶ月だけルイにも保険をかける予定ですが、それは冬至が過ぎてちょっと日が長くなってきてからのつもりです。

それまでにまずセオリーテストを合格するよう言ってあります。それから何回かインストラクターと練習かな。

この週末はこのあたりは豪風で、私も昨日、運転中に風でハンドルが取られて、「ぎゃ~、あぶない~!」ということがありました。運転免許って合格しても、危なげなく、あらゆる天気の中で運転できるようになるには、1年くらいは経験要りますよね~。

合格して、私がぜんぜん心配せず安全運転できるようになるまでは、まだまだ長い道のりだろうなあ。

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パーティーに行ってきました

この週末は、車で5時間ほどの町に住む友人家族の家に遊びに行く予定でしたが、デイブの出張が長引いて、お流れになってしまいました。

そこで早速次のプラン。この近くに住む日本人のAさんに、だんなさんの誕生日パーティーをするからと誘われていたのに、残念ながら行けないわと思ってたのですが、予定変更で急遽押しかけました。

DJのいるガレージパーティーということで、どんなものかと興味津々。あいにく天気が悪く、風雨の真っ暗な田舎道をのろのろ運転して家を探し当てると、外から見ても、ガレージのライティングがピカピカ光ってるのが見えました。

家の裏に回って、ガレージからお邪魔。すると早速蛍光ライトのペンダントを首にかけられ、これまた蛍光塗料で、顔にペイントしてイニシエーション。こんなことするなんてどんな若者パーティーかと思うかもしれませんが、Aさんのだんなさんは40歳で、彼が(うちの子供たちを除けば)一番若いくらいです。年齢層は40から60くらいが多かったんじゃないかな。でも皆蛍光ペンダントをして、ペイントしてましたよ。イギリス人は結構こういうことは乗りがいいです。

ガレージが家につながっているのですが、最初はガレージが人でいっぱいだったけど、だんだん家の中のほうに流れていきました。ガレージのほうはこんな感じで、ワイルドです。でも家の中は、ろうそくなどがあちこちに飾られていて、もっと普通にホームパーティー的。まるで二つのパーティーが同時に行われてるようでした。

パーティーのメインのひとつは、ホグ・ローストと呼ばれる豚の丸焼き。

本当に丸まる1匹の豚が、ホグ・ロースト 用の器具で丸焼きにされていました。豚の大きさは1メートルくらい。これはこの人数で(50人くらいかな)食べるのは無理なのではという量でしたが、最後はこんな風に、ほぼ完食状態。

でもこうしてみると、この写真ちょっと怖いかな。

子供と行ったので、10時過ぎにお暇しようとしたら、 あまったからと、テイクアウト用の容器に入ったお肉を2つももらいました。

早速、ヨルダンから今夜かえって来たデイブの夜食になってました。

ごちそうさまでした。

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2015年11月28日土曜日

ルイの初運転

今日出先から帰ってきたら、運送屋の大きいトラックがちょうど来ていて道をふさいでいたので、いつも停める場所から5メートルくらい離れた場所に車を停めました。

トラックが行った後、車をいつもの駐車場所に動かすのに、ルイにやらせてみようと思い立ちました。先日仮免をとったばかりですが、今まで車の運転席に座ったことはありません。

ルイは運動神経がいいし、Wiiのゲームなどをしても、どうしてこんなに早く反応出来るんだと驚くくらい反射神経もいいです。手先も器用。それにそもそも私と違ってメカに興味大有り、車に興味大有りなので、すぐに運転が上達すると思ってました。

それでまず、シートやミラーの調節から教え、簡単にアクセルやらクラッチやらの場所を確認。

車を動かして、3メートルほど直進し、左に曲がって2メートル動かして停止というプランです。2分で出来ると思ってました。

そしたらですね。エンジンとギアをを入れるまでは出来ますが、そこからがぜんぜんだめです。アクセルを踏んでクラッチをあげながらハンドブレーキをリリースする。これがうまく行きません。結局7回くらいエンストして、最後に20センチくらい進んで、でもハンドルがちょっと右に切れていたので、直進せずに右に行ったので、パニックしてまたエンスト。

意外や意外、大苦戦してました。車を停めてあった場所がほんの少し上り坂だったので、余計難しかったのでしょう。それで今日はあきらめて、また後日ということになりました。教習所の先生なら、もっと簡単に教えられるのか。

私は、こんなことで大丈夫かとちょっと心配になりましたが、ルイは、「ギターでもピアノでも最初はぜんぜん弾けなかったから大丈夫。」と自信たっぷりです。

今度は天気のいい日曜日に、誰もいないスーパーの大きい駐車場で (スーパーは日曜は6時間のみの営業)、練習させてみようと思います。

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2015年11月26日木曜日

予定変更の日

昨日は変な一日でした。

この日はずっと前から、ルイが隣町の総合病院で催される「医学部を目指す学生のためのセミナー」に行くことになっていて、学校がミニバスをチャーターしてくれると決まっていました。それが直前になり、自分で行ってくださいということになり、私が車で連れて行くという予定変更になりました。

それは別にいいのですが、この日は他にも予定がいろいろあり、忙しい一日だと覚悟してました。

そうしたらまず朝の8時前にメールがあり、その日にヨガの写真を撮りに来るカメラマンがこれなくなったとのことでした。

その後、子供たちが家を出て、私が朝ごはんを食べていると、電話が。私が夜教えている学校からで、ホールの屋根が崩れた(!!??)から、今日のレッスンは場所が変わるとのことです。しかもこの日だけでなく、当分どうなるかわからないとのこと。

この電話中に、入り口から誰か入ってきて、ごそごそしてました。チャーリーのスクールバスが来なくて、帰ってきたのかなあと思っていたら、知らない男の人です。

この日の夜来るはずのボイラーの修理の人が、予定が変わったと、朝にやってきたのです。ボイラーはすぐに直してくれました。

この時点でまだ午前9時にもなっていません。ここまでで4つも予定変更です。

こりゃ大変な一日になりそうだな、やれやれと思ってましたが、予定変更という面では、午後はスムーズに進みました。

ただ、暖房のディーゼルオイルを注文するのに、100ポンドも吹っ掛けられそうになったり、ネット販売の荷物がドアの前に置き去りにされていて、もう少し暗かったら、翌日まで雨ざらしになっていただろうという、ちょっとやばかったけど、ぎりぎりセーフということがいくつかありました。

そして夕方仕事に出かける頃には、身体が異様に疲れきって、10分間横になるという私にしては珍しいことがありました。

夜の仕事自体は問題なく、子供たちも水泳の後、知人が家に無事に送り届けてくれました。

・・・・・が、夜寝る前、中東に出張中のデイブからメールがあり、予定の金曜に帰れなくなったとのこと。なので半年前からこの週末に予定していた、知人の家への旅行がキャンセルになりました。

どれもこれといって問題はなかったし、むしろ予定が変わってよかったこともあったんだけど、それにしてもこういうことが続く日ってあるものですね。

星の動きに関係あると思うんだけど、どうなんでしょう。

ま、とにかく疲れてます。

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2015年11月24日火曜日

ごまめ

私が昔から好きだった詩人に伊藤比呂美さんと言う人がいます。偶然にも彼女の現在の境遇は私と似ていて、今はアメリカ人のだんなさんと成人した娘さんが3人と一緒に、アメリカに住んでいます。

今のだんなさんの前には、日本人のだんなさんがいて、お子様が二人いました。その頃は出産記録や育児記録的な散文集や詩集も出版されてました。

その比呂美さんですが、昔、結婚して日本に住んでいたころ、職業が詩人ということは、社会からは、「大きな目で」見られたり、「ああしょうがないわね」という見方をされると書いてました。たとえばゴミを出す日を間違えたら、近所の奥さんたちが、「ああ、でもあの人は詩人だから、しかたないわね。」と思ってくれるそうです。

大阪弁で言うと「ごまめ」と言いますか・・。

で、考えてみたら、私もこれはよくあるんですよ。まず外国人。ロンドンと違いこの辺の外人慣れしてないイギリス人は、きっと私のことを、「まああの人は外人だからしょうがない。」と思ってることが多いと思います。

それからヨガの先生。これも、私が結構一般的によく知られていることにぜんぜん疎かったりした場合、きっと、まあヨガの先生だから、と思われてるでしょうね。

しかも、日本に行ったら行ったで、「あの人は外国暮らしが長いから」と絶対思われてると思いますよ。

これは別に、暖かい愛情のある目で寛容に許してくれるっていうだけではないんですけどね。 「あの人とは世界が違う・常識が違う・次元が違うから、言ってもしょうがない」と思われてるわけです。かといって、白い目で差別してるって言うわけでもないし、「あきらめ」と「寛容」が混ざったような感じかな。

ごまめ扱いされるほうとしては、実はこれはすごく楽です。ちょっとぐらい常識外れても、多めに見てもらえるし、それに慣れてくると、 そのちょっとした疎外感って、拘束がなくて自由。

私が外国に住むことが好きなもの、このちょっとした疎外感、孤独感が好きなのかも。

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2015年11月23日月曜日

家計簿の話の続き

ちょっと前ですが、人生で初めての家計簿なるものを付けてみた話を書きました。

付け始めたのは10月の初日なのですが、銀行の明細などが揃うまで、10月の会計を締めることができずにいたのですが、やっと今日締めれました。

それにしても・・・・・愕然・・・・

人間って使ったお金は、少なく記憶するものなのですね。こんなにお金使っていたのか・・。というか、別に普段より多く買ったわけではないので、普通に生活すると、こんなにお金がかかるものかと愕然としました。

一般に家計簿をつける理由は、このデータを活用して、財政を改善させていくわけですが、いまのところ、呆然とするばかりで、打つ手なしです。だから、家計簿つけても意味ないようなものですが、今までぜんぜんこの事実を知らないでいたということのほうが怖いので、これは当面続けなければと切実に感じました。

まあそれはそうとですね・・・。

家計簿自体はノートにペンでつけたのですが、締めの結果は、ちょうど会計士が付けるような、損益勘定に仕上げてみました。するとなかなか見栄えがよかったので、棒グラフと円グラフにもしちゃいました。

われながら無駄に事務能力高いわあ。

これでWordでグラフを作るやり方を覚えたので、しばらくいろいろグラフにしちゃいそう。体重とか。

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2015年11月22日日曜日

何よりも望むこと

今、サドグルというインドの聖人の講話集を読んでいます。サドグルは歴史的聖人ではなく、今をときめく、話題の生きた聖人。インド国内はもちろん、特に欧米では、インド聖人では1・2を争う人気の時の人です。

その本に、サドグルのインドのロータリークラブでの講話と、その後もたれた質疑応答が載っています。

その質問者がこう尋ねました。

「サドグル、私は妻と二人の子供がいます。私は収入の半分を慈善事業にささげていますが、眠ることができません。ヨガを始めたのも、眠りのためです。医者にも行きましたし、慈善事業にも時間とお金とエネルギーをささげていますが、それでも寝ることができません。どうしたらいいでしょうか?私は富も快適さもいりません。欲しいものは眠りだけです。助けてください。 」

眠りって、お金持ちにも貧乏人にも、賢人にも馬鹿にも、健康な人にも病人にも、善人にも悪人にも、誰にでも差別なくやってくるから、まったく当たり前のものと思っていますよね。

でも深刻な睡眠障害の人にとっては、どんなお金よりも何よりも、のどから手が出るくらい欲しいものなんでしょうね。この質問を見て、改めて感じました。

そしてもちろん睡眠だけでなく、当たり前と思っているものほど、何かのきっかけでそれが入手できなくなると、これほど必要で欲しいものはないという切羽詰った状況になります。健康は当然ながら、視力や聴力、家族や友人、電気、水道。忘れちゃいけないインターネット。いつもは厄介な食欲ですら、まったくないとどれだけ人生がつまらないか。

誰もがまったく当然のことと信じ切って、あることが当たり前の空気ですら、それがないと数分と生きていけないんですから。

今日はシーツも洗濯したことだし、眠れることに感謝しながら安らかな眠りにつきたいと思います。

あ、ところでサドグルですが、この質問には、「瞑想すればいい。」と簡単に答えていました。

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読書感想文 A Catholic Priest Meets Sai Baba

カトリック教についてもサイババについても興味のある人は少ないだろうけど、こういう宗教戦争のご時世にぴったりのタイミングだったので、書きます。

この本は1990年代の初めに、バチカンの現職の神父さんによって書かれました。神学を学び、バチカン内のPR関係の仕事についていた神父さんですが、40代の頃に宗教的な内的危機を迎え、持病となる難病を患ったこともあり、いったんバチカンを離れローマに戻ります。

その頃東洋の宗教やスピリチュアルに惹かれ、ついにインドにサイババに会いに行き、サイババの信奉者となります。

サイババはキリスト教でもイスラムでも、他の宗教を否定しないですから、この神父さんは立場的にはカトリックのままで、9回もインドのサイババのアシュラムに行き続け、この本を書きます。

著者はもともと神的なことにはぜんぜん抵抗のない人ですから、サイババの奇跡などは、まるで普通のことのように受け入れているので、あまり本では触れられません。本の内容はむしろ、カトリックの教義との比較が多いです。

そして彼はついにはこの内的矛盾を抱え続けることができず、この本を出版することにより、カトリック教会に対し、「サイババは神の化身であり、イエスキリストと同じであり、その教えは根本的には同じである」(サイババの教えの通り)とのオープンレターを書きます。彼はイエスキリストもカトリックもサイババも同じように愛しているのです。

しかしそれにより、予想できたことですが、カトリック教会から破門になります。

破門になるとは、教徒に話すことも教会に足を入れることもできなくなり、それまでバチカンから与えられていた住宅や給与だけでなく、年金などのすべての金銭的特権も取り上げられます。しかも、現代でこそこれだけですが、中世なら教会の中庭で、火あぶりの刑に処されていたのと同じ罪とされています。

本はここで終わるのですが、ネットで調べたところ、その後彼はインドに渡りサイババのアシュラムに住み、まだ若くして40代で、サイババに看取られて亡くなったそうです。

日本ではカトリックもプロテスタントも同じキリスト教で区別付かないだろうけど、イギリスでは一部のリベラルな人からは、カトリックは「諸悪の根源」のように思われています。

まず避妊、中絶、離婚禁止。同性愛は罪悪。エイズは同性愛者への神からの罰。HIV感染をエイズの原因と認めず、未だにコンドームの着用を禁止。同棲は罪悪。

そして宗教的対立の元になる、他の宗教への不寛容さ。

それでもカトリック教徒は世界中にたくさんいるから、私の知識が偏ってるんだろうとは思うけど、それにしてもこの本は、カトリック教会がいかにポリティカルな時代遅れのエリート主義の団体かが垣間見れる本でした。

サイババに関しては、それほど触れてなかったので、またサイババ関係の本を2冊アマゾンで注文しました。楽しみです。

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2015年11月20日金曜日

テロの犠牲者の夫のメッセージ

パリのテロの件でもうすこし。

これはBBCのニュースのウェブサイトのビデオなのですが、日本でも見れるかな。ヨーロッパなら大丈夫と思います。フランス語訛りのある英語ですが、簡単な英語で字幕が付いているので、見てください。

 この事件で奥さんが殺された人が語るビデオです。この人は多分30代前半。生後17ヶ月の息子さんと残されました。

このビデオで彼は、「僕は君たちに憎しみというギフトを与えない。だから君たちは勝利することはない。」と語ります。



今日、妻の死に顔を見た。僕の心は 悲しみに満たされた。その意味では、君らは小さな勝利を得たと言えよう。でも僕は君たちを憎まない。だから、君たちは勝利を得ることはない。

もうすぐ息子が起きる頃だ。息子に食事を与えて、それからたっぷり遊ぶつもりだ。彼は母親を失った悲しみを乗り越えて、幸せに成長するだろう。そして彼も、君らを憎むことはしない。

だから息子からも君たちは勝利を得ることはない。

妻は死んだが、彼女の魂は今もここにあり、何十年後かには、僕らは天国でまた出会い幸せになる。

その幸せは、君たちには決して来る事のない幸せだ。



こういう内容です。

時間が経ってからならともかく、このテロリスト事件の直後に こういうメッセージを語れるなんて、すごいです。

慈愛に満ちた完全な赦しの メッセージというわけではないにしろ、この、政治家やメディアを初めとする多くの人が、条件反射のように「報復」「戦争」を語る時に、こういったメッセージが発せられるのは、やはりすごい。言葉がありません。


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2015年11月17日火曜日

日本人の日本を信頼する気持ち

日本人って、日本製のものや日本のものを、物が良いとか、品質という話とはまた別に、
「安全」「安心できる」とすごく信じてると思いませんか?

たとえば食品とか薬とか、化粧品とか。車についてはどうかな。やっぱり日本車のほうが安全って思ってるんでしょうか?

友達のあくあさんが、金融をやめて数年前、美容業界に鞍替えしたのですが、「化粧品の成分にはまってます」というタイトルの、こんなブログを先日書いていました。

それによると、日本の化粧品の成分に関する規制は、ざるといっても良いくらい緩々で、ヨーロッパは、日本の何十倍も厳しそうです。

日本人ってただなんとなく、日本の化粧品のほうが規制が厳しくて、安全だと思ってると思いませんか。私も、漠然とですが、そう思ってました。

この例に限らず、日本人ってどうしてこんなに日本に信頼を持ってるんでしょうね?

ならば、日本の政府や法律に信頼を持ってるかというと、それはそうではないでしょう。ということは、製造業者に信頼を持っているってこと?でも、こちらも利益最優先だから、本当に皆さん信用してるんでしょうか?

というようなことを考えて身近なところを見回すと、そういえばイギリスでも、「国産」の食べ物は安全という漠然とした考えがあるようです。スーパーに行くと、「イギリス産」と誇らしげに書かれた肉や野菜が売っています。(さすがにワインは、国産は細々と、珍しいもの好きな人のために売られれる。)

でもイギリスって、あの「狂牛病」の国だし、この信頼感はどこから来るんでしょうね?

少なくとも国産なら、わけのわからない海外のものに比べ、ある程度までは品質は管理されてるという信頼なのでしょうか。 

まあそう考えあると、イギリス人も日本人も、幸せな国民かな。中国人などは、国産の人口乳は怖いからと、海外で爆買いされてるそうだし。

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2015年11月16日月曜日

陰鬱な月曜

このブログは悪い話は書かないブログなのですが、ちょっとだけ、さらっと。

今日チャーリーが学校から帰ってくるなり、「第三次世界大戦になるのかなあ。」と言いました。

イギリスは今すごく雰囲気悪いです。パリのテロリストの件は、イギリスでもショックは深く、土曜は子供たちの水泳の大会にいったら、「昨日のことについて1分間の黙祷を。」ということがありました。小学生の子供たちにしたら、なにかわからない子もたくさんいたことでしょう。

フランスのお隣のイギリスでもこれだから、パリはよっぽどでしょうね。

今年の1月に同じようなテロ事件があり、そのすぐ後に我々は家族4人でパリに行ったのですが、今度はこの事件。同じ一年に起こったとは思えません。あの時行ったエッフェル塔も美術館も、今は門を閉ざしているとか。ユーロディズニーもです。

イギリスもフランスもイスラム教徒がたくさん住んでいるのですが、気の毒で仕方ありません。普通のイスラム教徒は、普通の人たちなのに、きっと白い目で見る人もたくさんいることでしょう。

シリアからの難民だって、これじゃあますます増え続けるに決まっています。

でもエイブラハムの言うとおり、 問題に目を向け続けても、解決にはなりませんからね。解決に目を向けないといけない。

でも個人的には、どうしたら良いんだろう?

サイババの教え、Love All, Serve Allを、自分の手の届く範囲で、家族とか近所とか、自分たちの周りの地域とか、そういったレベルで実践していくことしかできません。

・・・・って書いたけど、それだけでもぜんぜん実践できてないんだから、まずそこから始めるべきですね。

それにしても、宗教の名の下で、どうしてこんなことが起こりえるんだろう?

世界の皆さん、誰が正しいか正しくないか、それにこだわるのはもうやめませんか?本当に「平和」を望むなら、過去に誰が誰に何をしたかを忘れるしかないと私は思います。

誰が正しいかはっきりさせて、悪いやつは裁いて、それからしか平和はやってこないと信じている限り、平和なんて手に入らないですよ。

そう考えると、まだまだ人類は、それほど平和を望んでいないのかも知れません。

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2015年11月15日日曜日

銀行で耳に挟んだこと

最近銀行で続けて隣の人の話が耳に入ってきて、驚いたことがあったので、書きます。

その1
隣の窓口に私くらいの年の女性がやってきました。封筒を差し出して、「先日、2000ポンド現金で窓口で引き出して、封筒に入れてもらったんだけど、それでそのまま車の支払いに差し出したら、60ポンド足りないと言われた。」とのことです。

現金ですからね。その場で確認しなかったら、証拠がないから、だめなんじゃないのかなあと、ひと事ながらにちょっと気になりました。

すると窓口の女性の反応が、「ああ・・・それね・・・。」という感じで、私の窓口の女性も、「ああ、あれだわ。」という反応。

どうやら、数日前閉店したときに、60ポンド合わないということがあったようです。それで窓口の人が謝って、60ポンド無事に戻ってきたようでした。

全然関係ないのに、隣の窓口からそのお客さんに、「よかったわね、ラッキーだったわね。」と声をかけてしまいました。

イギリスでたまに銀行の不手際の話し耳にするけど、本当にあるんですね。

その2
また同じ銀行で、隣の窓口のお客さんが、銀行の人と顔なじみのようで、先日の自分の65歳のパーティーの話をし出しました。そこで難病に冒された子供のための募金を募り、いくら集まったとか、長々話をしています。

全然興味ないし、結構大声で、うざったいなあと思っていたら、聞こえてきたんです。

「それにしても、去年宝くじ当たって、本当によかったわ。車も新車に替えたし、母の老人ホームのお金もできたし。」

いったいいくら当たったのでしょうね。イギリスの一等って、最高で100億円超えるのもあるし。これを聞いて、その人の身なりを、上から下まで観察してしまいましたよ。まあこんなところで大声で言ってるくらいだから、100万円とか200万円程度かと思うけど、もしかしたらもっと当たったのかもしれません。

たまには宝くじも買わないとなあと思いました。

私の友達は、別の銀行の窓口で働いてるんですが、きっといろいろ面白いこととか耳にすることでしょう。こういう田舎の町は特にそうだと思いますよ。

ヨガの写真、また数枚載せます。





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2015年11月13日金曜日

ヨガの写真

私のヨガのレッスンに、1年ほど前から20歳くらいの若い男性が来るようになりました。物静かで、ヨガなどにすごく興味がある様子です。

若い男性が来るということもまあ珍しいのですが、何よりも私が驚いたのは、私がずっとロンドンで習っていた先生にそっくりなのです。年のころにしたら、彼の息子というのはありえる年ですが、そんな話はぜんぜん出てこないので、完全なる他人の空似だと思います。

彼のヨガに対する態度がまじめなこと、私の先生に似ていることも手伝って、それに年が息子よりちょっと上なだけということもあり、普通より面倒見よく、なんとなく一目置いていました。

しばらくすると来たり来なくなったりしました。そういうことはよくあるので別になんとも思っていなかったのですが、話を聞いてみると、仕事がなくてお金に困っているので、レッスン代が捻出できないようです。それで2度ほどワークショップに呼んだときに、「まだ仕事がないなら、今回は私のおごりよ。」とメールしました。

そうすると丁寧にお礼のメールが来たのですが、結局、「何とかお金ができました。」と払ってくれました。

すると彼から先週メールが来ました。実はカメラマンの卵で、自分のウェブサイトを見てくれとのこと。そしてもしもよければ、ヨガのレッスンと交換で、私のヨガの写真とレッスンの写真を撮ってくれるとのことでした。私のウェブサイトの写真は、私が自分でIphoneで撮ったり、子供たちに撮って貰ったものですから 、そのうち誰か、セミプロみたいな人に撮ってもらおうと思っていたところだったのです。

それで今朝、レッスンの風景と私の写真を撮ってもらいました。200枚くらいは撮ったと思うんだけど、今日のところはとりあえず7枚よく撮れた写真を送ってくれました。ここに数枚載せておきます。

他の写真も見るのが楽しみです。

春になって明るくなったら、ビーチで撮りましょうとも言ってくれています。







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2015年11月12日木曜日

車の運転免許

ルイが17歳になり、車の免許を取ることになりました。

イギリスでは、お金を払って申し込めばすぐに仮免が取れます。そして仮免があれば、隣に普通免許をもっている人が座っている限り、公道で運転できます。

私が免許を取ったときは、仮免を取って運転レッスンを予約して、何回かレッスンを受けた後に、試験を受けて免許を取りました。

・・・・って、実は一回目の試験は落ちて、二回目で合格したんですけどね。レッスンの数は100時間くらい、11ヶ月もかかりました。これはすごく時間がかかったほうで、イギリス人に言うと驚かれるくらいです。(でもそのときの会社の同僚で、8回落ちて、結局免許を取れなかったという人もいました。)

それはロンドンでのことだったのですが、この辺では田舎で道が混んでないので、仮免を取ったら、親などと一緒に親の車に乗って練習して、何回かレッスンも受けて試験を受けるということが多いようです。

それでルイを私の車で教習させようと思ってるのですが、そのためには保険にルイを仮免ドライバーとして入れなければいけません。これってすごく高いだろうなあと思っていたのですが、聞いてみるとそれほどでもありませんでした。(それでも高いが)。

本当に保険が高いのは、試験に通って、晴れて普通免許を取ってからだそうです。免許取立ての17歳男子は一番高くて、年間保険だけで30万円くらいかかるとか。

なので、免許を取っても、ルイに運転させることはない予定ですが、まあ車の免許は取っておくに越したことないですからね。

仮免は先日郵送されてきました。余談ですが、仮免を申請するときに、いったい有効期限はどのくらいなのだろうかとネットでいろいろ調べたら、サイトによって2年とか3年とか10年とか答えがまちまちで、結局わかりませんでした。

送られて来て見たら、有効期限は70歳の誕生日、2068年10月13日、10年後に写真更新でした。こんな簡単なことがネットで調べられないのかと驚いたし、有効期限の長さにも驚いた。これは何度も試験落ちても大丈夫そうです。

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2015年11月10日火曜日

家計簿

私は今まで、家計簿というものを一度もつけたことありませんでした。

別に浪費癖はないし、必要なものを必要なときに買うだけの生活。お金があろうとなかろうと、必要なものは必要なんだし、家計簿なんて時間の無駄で、何の足しにもならないと豪語してました。

しかしここ数年、子供の成長とともに、支出が増えて増えて半端ない。それで、世の中の人がつける家計簿なるもの、私もつけてみようかと、先月からはじめました。

細かくわけでも長続きしないだろうから、「食費」「ガソリン等」「子供、教育関係」「買い物」「デイブ小遣い」「あつこ小遣い」 「その他」のこれだけ。住宅ローンとか保険とか光熱費とか、銀行引き落としのものは、その他に入れています。

そもそもうちは、家計が別々というか、デイブと私が別々に稼いで、お金がある人が払うという大雑把なシステムで来ています。だから小遣いというコンセプトは、そもそもないのです。

デイブの協力なしにこの家計簿をつけてるので、デイブの小遣いは、毎月送られてくる彼の銀行の明細を勝手に見て、そこにあがっているATMでの引き落としが全部小遣い扱いです。

まあ予想通りでしたが、そして考えてみれば、これが怖くて家計簿をつけられなかったようなものですが、デイブの小遣いの割合(大体飲み代)が法外に大きいです。

我が家では、結婚もしてないし家計計画というものも将来設計も別にないし、話し合いがもたれることもないので、家計簿をつけても無駄といえば無駄。むなしいといえばむなしい。

先月の分は、まだ後半の銀行引き落としの部分の明細が来ていないので、整理できていないんだけど、完成したら分析して、円グラフでも作って、デイブの目に付くところに置いておこうかなあ。

しかしさらに考えてみれば、デイブの収入は定期収入だけど、私のは自営なので、会計年度が終わらないと年収がいくらかわからないし、しかもこっそり入ってくる現金収入もあるし、やっぱり家計簿をつける意味は不明のまま・・・・。

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2015年11月9日月曜日

ヨーロッパの難民問題

私は普段は意図的にニュースを見ないようにしてるので、ヨーロッパで難民問題が深刻化していることは知っていましたが、それについて考えることはありませんでした。

でも今日、たまたまニュースを見てしまったら(たまたま見てしまうということは、家族と住んでいるとよくある。)、この問題が今日のヘッドラインでした。

おそらくギリシャなどの、南欧のどこかの海岸での取材でした。ボートが真っ暗な海の中に現れて、岸に着きます。たくさんの悲鳴が夜の空に響いています。大型リュックサックくらいの荷物を担いだ難民がほうほうの体で、岸に引き上げられます。引き上げてるのはボランティアの人達かもしれません。泣いている子供もたくさんいました。海岸に座り込んで呆然としている子供もいます。

その後、昼間の映像が流れました。6畳間くらいの大きさの救命ボートのようなボートに、ぎっしりと難民が座っています。これで海を越えて来るんだから、本当に怖いと思います。

そしてそのボートのむこうには、また同じようなボートが水平線から現れました。

今日だけで、イギリスの海軍だけでも130人以上、この難民危機が始まって以来、8000人以上も海から救命したとのことでした。

岸に着いたら、一息入れる暇もなく歩き出します。目的地は、北欧とかドイツとか、それぞれ人によって違うようです。

夜は道路わきで野宿。ヨーロッパはもうすっかり秋も深まって、夜は零度近くまで気温が下がることもあるかと思います。第一世界のヨーロッパの道端で何百人も毛布に包まって野宿しているなんて、考えられないことです。

ニュースでは、受入国の問題とか、難民がどこから来ているとか、今後の対処とか、とにかくこの問題への対応策がいかに遅れているかを、繰り返すばかりです。どの政府も混乱して、解決の糸口も見つからないといった状態です。

この問題の今後はともかく、私はただこの現象だけで、言葉もないほど圧巻されてしまいました。

これは100年後、200年後にも、歴史の教科書に載るような出来事に発展する気がしてなりません。

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2015年11月8日日曜日

戦没者追悼セレモニーに行きました

11月11日は戦没者追悼の日で、その前の日曜の今日、あちこちでセレモニーが行われます。

私は外国人だし、しかも戦時は敵国だった国の国民ですから、この日はなんとなく居心地が悪く、できるだけひっそりと普通に過ごすようにしています。でも今年は、チャーリーが水泳クラブの女子キャプテンを務めているので、クラブを代表してセレモニーに出席して、ポピーの花輪を献花する役目をおおせ使いました。なので私も初めて、このセレモニーに参加・・・というか、遠巻きに見ることになりました。

写真のように兵隊や、消防隊、カブスカウト、その他、いろんな団体がマーチし、その後に市長やら町の偉いさんとか、そして昔の元兵隊(すごい年ですね)がそれに続いて、公園にやってきました。

そこで整列し、教会関係者のスピーチの後、順番にポピーのリースがささげられました。

こういった戦争に関することに接するたび、日本とイギリスとの違い、戦勝国と敗戦国の違いをつくづく感じさせられます。

イギリスでは、兵隊も過去の戦争も軍隊も、すべてひっくるめて「栄誉」あること と捉えらえられています。今日のスピーチにもあった、「わが国のために命をささげた兵隊達」「平和のための戦い」などの言葉が、知的階級にもそうでない階級にも、まったく何の違和感もなく受け入れられています。自分の頭でよく考察してみれば、これはいろんな矛盾を含む言葉だと、少なくとも疑問を感じても良いようなものなのに、おそらく99パーセントの国民は、まったく何の疑問も持っていません。

しかし考えてみれば、一方の日本での、「日本は平和憲法に守られている」と、軍備や改憲への頭からの反対や、アレルギー反応も、立場は違えど、無責任に一般論を鵜呑みにしているということでは同じことです。

私を含め、日本人もイギリス人も大半の人が、「教育」された社会的観念や、マスコミなどを通して入ってくる表面的な社会的論調を、特に疑問視することも、深く考察することもなく、受け入れてるんじゃないでしょうか。

もちろん政府を含め、支配者階級にとっては、国民がそういう問題は深く考えず、一般的な世論に流れてくれるのが一番ありがたいわけでもあります。

そんなことを考えていると、この記念碑の周りの花壇に、10センチくらいの高さの、真ん中に小さいポピーの飾られた十字架がたくさん立っているのに気が付きました。戦争で死んだ兵隊達のお墓の レプリカです。

戦争で死んでいくのは二十歳前後の若者たち。自分の息子がそれに近い年ですから、その両親の悲しみがひしひしと胸にしみました。やっと大人になって、これから大きい将来が開けていくという年での死。無念、無念、無念。

どんなに美しい言葉で飾っても、「無駄死」以外の何物でもありません。

戦争って、やっぱり人類の狂気でしかないと思います。子供を戦争で失うお母さんがこの世で少しでも減ることを祈ります。

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2015年11月7日土曜日

息子と猫と

最近息子のルイが悪くなってきました。放蕩息子って言うわけではないのですが、とにかく態度が悪い。別に悪態をつくとか、悪い言葉を使うわけではありませんが、まず私と極力会話を避ける。話をするときは、すごく嫌そうにする。できるだけ少ない言葉を発し、ぜんぜん会話にならない。

夏にはあんなに日本でいろいろ楽しく過ごしたのに、どういうわけなのでしょうね。

音楽や阪神やワンピースなど、自分の興味のある話には少しは乗ってきますが、それ以外は普通の会話はぜんぜんありません。

17歳ってこんなものなんでしょうかね。あんなにかわいかったルイちゃんが、こんなになってしまうなんて寂しいものです。

一方で、家でもう一人困った人が。というか、人ではなくて猫のペッパーちゃん。うちの猫は自由に中と外を行き来する猫で、家猫ではありますが、外では外の縄張りとか、いろいろ自分の世界があるようです。それで我々の関係は、ペッパーが家にいるときはえさをやって、時々は遊んであげるという程度で、べったりしない程度に仲が良いという、理想的な関係でした。

それがここに来て、ペッパーがすごくべたべた甘えるのです。禁止されているのにすぐに寝室に行って、夜は人間と寝たがるし。私が台所に立っていると、ずっと足元にまとわり着いて、うっとおしいことこの上ない。

それで思ったんですが、まるでルイとペッパーが入れ替わったみたい。 まったくの偶然だとは思うけど、それでもまるで魂を交換したみたいです。

それで思いました。これからはルイのことは、今までのペッパーのように扱おうって。

勝手に家に出たり入ったりして、家にいるときは食事を与え、外で食べるときは放っておき、たまに家にいるときは、私が暇ならちょっと相手にしてあげる程度にしよう。

こうすると、そのうちまた心が入れ替わるか?それともティーンエージの男の子って、飼い猫程度の扱いが一番なんでしょうか?

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パンプキンのその後

昨日はイギリスではガイフォークスの日。話せば長い歴史的背景があるのですが、 一般人にとっては、焚き火と花火の日です。

この日が余りにもハロウィンに近いので、ハロウィンのパンプキンはこの日も何と無くズルズルと飾られてます。(ちなみに日本人には考えられないことですが、クリスマスツリーも元旦過ぎてもしばらく飾られています。)

でもハロウィーンから数日もしたら、パンプキンがだんだんしぼんでいって、怖い顔になってきます。

チャーリーのパンプキンはこんなに恐ろしい。

そしてルイのトトロも、なんか人相の悪い、怖い顔になってきました。

カビも生えてきたし、灯をともすのも今日で終わりかなあ。

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2015年11月5日木曜日

コンピューターとニュージーランドおめでとう

コンピューターがやっと帰ってきました。

症状が始まったのは数ヶ月前でした。スリープモードから目覚めるときに、コンピューター自体は目覚めているようなのに、スクリーンが目覚めないということが数回起こりました。でもしばらくするとその症状もなくなり、ほぼ忘れかけていたときに、また悪化し始めました。

時々立ち上がらなかったり、スクリーンの画像がぐちゃぐちゃになったり、そして作業中に突然消えたり。

コンピューターショップでは修理のウエイティングリストに載せられて、見てもらえるまで1週間以上かかりました。それでいろいろ考えちゃうんですよね。もうこれで寿命かとか。直ったとしても、70ポンドから100ポンドくらいはかかるだろうなあと思ってました。

そうしたら火曜の夜に電話があり、直ったから取りにこいとのこと。グラフィックカードに問題があったらしい。それで修理代を聞いたらなんと。。。。

12ポンド50ペンスでした。2千円くらいです。安~。

店に取りに行って、恐々自分でつなげて、今で24時間以上。さくさく順調です。あー、ほんま、餅は餅屋ですね。

5年ほど前、コンピューターが同じく壊れたことがあったのですが、 そのときはiPHONEも持ってなかったし、デイブの仕事用のラップトップがあるだけだったので、本当に困りました。今回は自分のデスクトップが修理中でも、スマホもタブレットもラップトップもあるし、不便は不便だけど、問題はなかったです。

でもやっぱり、自分のデスクトップが一番なんでもさくさくと速いですね。やっぱりタブレットのキーボードより、本物のキーボードのほうがぜんぜんタイプしやすいし。

ところでこの写真は、昨日送られてきた郵便の消印です。「2015年ラグビーワールドカップ、ニュージーランド、優勝おめでとう」とスタンプされています。

このワールドカップ、イングランドは早々に敗退で、一気に盛り下がるかと思われましたけど、やっぱりイギリス人ってラグビーが好きなんですね。決勝の日は、その時間道路から車が消えるくらい皆が見ていました。

自国とは関係ない国、ニュージーランドを祝福する消印をロイヤルメールが作るとは、イギリスとはやっぱりフェアな国だなあと思いました。

日本なら、開催国がどこであれ、なでしことか、日本が勝てば同じようなことするかもしれませんが、よその国なら、祝福のメッセージをすべての郵便に消印したりしないでしょうね。

次のワールドカップ日本だけど、日本もラグビーブーム、盛り上がるといいですね。

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