2012年4月30日月曜日

椅子は本当に寿命を縮めるらしい

先日「椅子は死を招く」という記事を書きました。テレビで見たスポーツサイエンスのドキュメンタリーからで、ジムで汗を流すよりも、椅子に座ってる時間を減らして、日常的に動いたほうがカロリーの消費量が多いという内容でした。

その後ちょっと考えました。子供達の水泳で一日中ずっとプールの観客席に座ってるということがよくあるんですが、そういう日は無茶苦茶疲れるんです。しかも運転はデイブがするから、車の中でも座ってるだけ。で、どうしてそんなに疲れるんだろうって疑問でした。そういえば電車や車の長時間の移動もじっとしてるだけでくたくたになります。それから最悪なのがロングホールの飛行機。私は乗り物酔いしやすいほうなので、それも関係あるのかもしれませんが、それにしてもどうしてじっとしてるだけでこんなに疲れるんだろう。

それでこのセオリーについてもうちょっと調べてみました。前回はテレビで見たので、いくらサイエンス番組とは言え、誰にも分かりやすいように簡単に説明してありました。それでネットでニューヨークタイムズ雑誌の記事を見つけました。

すると、一言で言うとこういうことです。「日常ずっと座って生活して、週に数回運動するのは、タバコを毎日一箱吸って、ジョギングしてそれを帳消しにしようとするようなものだ。」

つまりじっと座ってるというのは、ただ動いていることに比べてカロリー消費量が少ないというだけでなく、以下のようなことが体の中で起こっているそうです。

筋肉内の電気活動が落ちて、次々と悪循環をもたらす。
カロリーの消費が歩いているのの3分の1くらいになる 。
インシュリンの効果が悪くなり、肥満しやすい体質になり糖尿病の危険が高くなる。
血液中の脂肪を分解する酵素が激減し、コレステロール善玉が減少する。

 以上です。怖いですね。とにかくそういうわけで、一日中じっと座っていると、無茶苦茶疲れるというわけのようです。

それから、普通体重の人に、普段の食事より1000カロリーオーバーの食事を8週間続けてもらうという実験もされました。生活は今までどおり、運動量を増やしてはいけません。するとみんな8週間後には太ったのですが、太り方が1キロくらいの人から7キロの人までばらつきがありました。

これをさらに調査すると、あまり太らなかったグループは、無意識のうちに運動量が増えていたそうです。つまり貧乏ゆすりしたりせっかちに動き回ったりということです。よく太ったグループはそれが無かったとか。それでその差はどこから来るかというと、これは生まれつきのものだろうとのことです。つまりあまり太らない体質という人たちは、カロリーオーバーになると自然に体が動いてカロリーを消費するようにできているらしい。

2年ほど前BBCで「どうして細い人は細いか」というサイエンスの番組をやっていたのですが、その時の実験も同じような結果でした。

ということで、落ち着きがないのはいい事のようです。どっしり構えて動じないって言うのは、健康には良くないらしい。

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2012年4月29日日曜日

フランス小説


本棚の断捨離で日本語の本を処分していたのですが、コレットの「青い麦」とサガンの「ブラームスはお好き」の2冊、10年以上も前に買って一度も読んだことなかったことに気がついて、早速読んでみました。

どちらも有名な本ですが、青い麦の筋書きを簡単に説明します。15歳と16歳の男女が避暑地で両親と一緒に夏を過ごします。この二人は幼馴染で、しかも深く愛し合っています。将来は同然のように結婚することを望んでいるのですが、大人になるまでのそれまでの間、学校に行ったり大学に行ったり職を見つけたり、そういうことが我慢なりません。しかし16歳の男のほうが、避暑地に現れた大人の女性に誘惑され、夜な夜な夜這いをするようになります。当然ながらそのアバンチュールはその女性がパリに戻ることで終わりになり、それが15歳の恋人にもばれるという話。

この本を読んで村上春樹の2冊の本を思い出しました。海辺のカフカには、深く愛し合う若い幼馴染の恋人達が出てきます。二人の間柄の描写などの雰囲気がよく似ていました。それから国境の南、太陽の西という本では、高校生の主人公にプラトニックの恋人がいるのですが、あるきっかけからその恋人の大学生のいとこと肉体だけの関係になり、その恋人をひどく傷つけるという筋書きでした。

まあ青い麦は有名な小説ですから 、きっと村上春樹も読んでるでしょうね。でもたぶん似た様な設定ということは意識もしてないんじゃないかなあ。

それからサガンの方の筋書きはこうです。

39歳の女性主人公には年上の恋人ロジェがいます。でもロジェは結婚を申し出るわけでもないし、しょっちゅう浮気をします。そして今はある売れない女優に夢中のようです。そうしているうちに、彼女は25歳の美貌のお金持ちの御曹司シモンと知り合い、彼に深く愛されます。初めは彼の求愛をあしらっていたのですが、シモンの熱意にほだされ、ロジェが浮気している寂しさもあり、シモンの愛を受け入れます。でもある日ばったりとロジェと会い、二人は離れられないことを実感し、同棲を始めたシモンと別れロジェを関係を戻します。でも小説の最後は、ロジェと夕食をとるのを待っていると、夜8時にに仕事で遅くなると電話が入ります。二人の間は復縁したからといって好転するわけではなく、主人公の寂しさは変わらないということを示唆するように。

サガンって有名だし、たぶん大学生の時に何冊が読んだと思うんだけど、ぜんぜんいいと思ったことがありませんでした。特にこの小説なんて、大学生じゃまだ分からないと思うんですよ。今読んでやっといろんなことがふんふんとうなづけるという感じです。面白く読みました。

「若いときに本を読め」といわれていますが、小説って若い作者に書かれている物は少ないし、大半の小説ってある程度の年にならないと分からない本も多いんじゃないかなあ。

この小説を読んで思ったのは、主人公とロジェの関係は、いくら紆余曲折があっても別れられない関係。赤い糸の縁。真実の愛といってもいいのかもしれません。でもね、これを読んではっと気づきました。真実の愛を見つけたからといって、幸せになれるとは限らないんですね。いろいろ浮気などの苦労はあれど、最後まで添い遂げる夫婦が幸せと世間で言われていますが、別に同じ伴侶とずっと一緒にいるからって、幸せかどうかとは関係ないと思います。

ロジェはたたき上げの実業家で、ひどい浮気癖。シモンのほうは美青年で、誠実に愛してくれるけど、酒飲みで仕事らしい仕事もしない頼りない男。本当どっちもどっちですよ。世の中にろくな男はおらんのか?

途中でとてもフランスらしい箇所がありました。主人公が心労でやつれてきたので、周りが転地療法を薦めますが、 「パリを離れるのも面倒だし、恋人を取り替えるだけにしておこう。」って台詞です。

どちらの小説からも思ったのですが、フランス人の貞操観念って、リベラルというか、日本ともイギリスともちがいますねえ。さすがに大統領が堂々と愛人を作る国。浮気に関してはすごく寛容みたいです。

そういえば昔読んだスタンダールの恋愛論にも、「オーストリア人の女性はこまやかな愛情があり恋人にかいがいしく尽くし、最高の恋人だ。だがこれは愛人に対しての話である。夫に対するときはオーストリア人でもフランス人も同じようなものだ。」と当たり前のように書いてあったのをしっかり覚えてますから。

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2012年4月28日土曜日

雨が多い

今週はずっと雨でした。そして来週もずっと雨の予想です。そして近所のおばさんによると、来月いっぱい予想は雨とのこと。そんなに先まで分かるのかどうか知りませんが、そういう予報を見たそうです。

うちは毎年5月になったらセントラルヒーティングを切ります。10月までつけません。よっぽど寒い日があるとルールを破ってちょこっとつけることがありますが、基本こうしています。だってコタツと同じで、ある日を境に思い切って片付けないと、ずるずる行ってしまうでしょ。

でも雨が多いこともあって、今年はなんか寒いです。上記のおばさんも、今迄で一番寒い4月だったと言っていました。でもイギリスってある日を境に突然暑くなることもあるので、5月には気温が上がると思いたいです。

まあ寒いのも雨なのも仕方ないんですが、困ったのが果樹園の受粉。今は梨の真っ白な花が花盛りなんですが、写真を撮ろうという気も起こらないくらい天気が悪い。そして先週などは強風で、梨よりも先に咲いていたスモモの花があっという間に散ってしまいました。

花の咲いているときに寒かったり強風だったりすると、蜂が来なくて受粉しないんですよ。ということは、今年はスモモと梨は凶作かもしれません。

スモモは毎年夏になるのですが、この木に実がなるようになってから毎年夏は日本に行っていたので、まともに収穫したことないんです。それで今年は日本に行かないから、楽しみにしてたのに。

菜園のほうはニンジンだとかたまねぎだとか順調に芽が出て育ってはいるんですが、昨日見たら育っていた水菜と小松菜が全部ナメクジに食べられていました。このちょっと温かくなった時期の大雨=ナメクジなんですよね。一応有機栽培用のナメクジの毒をまいてますが、きっとあんまり効果ないやろうなあ。

今日のこのブログに果樹園の美しい梨の花の写真などを載せるといいんだけど、長靴をはかないと外に出られないくらいぬかるんでいて、そんな気になりませんでした。花が散る前に晴れてくれるといいんだけど。

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2012年4月27日金曜日

鳥の巣

7-8年前に始まったことなのですが、この季節になると毎年野生の小鳥がレターボックスに巣を作ります。5年前くらいから猫を飼い出して、過去数年はペッパーがこの巣を狙いに狙って、たまごを盗んでしまいました。それでもう今年は巣を作らないかなあと思っていたら、2週間くらい前ある日突然レターボックスの中が、苔やら草やら馬の毛やらでいっぱいになっていました。

1週間くらい前には、玄関にグレートティットという美しい鳥の死骸が落ちていました。(犯人はもちろんペッパー)。今まで巣を作ったのはグレートティットだったので、もしかしたらつがいの一羽を猫が殺してしまったのではと心配していましたが、昨日見ていると2羽のグレートティットが電線に座って巣の様子を伺っていたので、別の鳥だったようです。





それでも巣ができてからしばらくたつので心配していましたが、昨日見たら二つたまごがありました。(写真の通り)。今朝見たら5つに増えてました。

過去の記録は、初めて巣を作った年は、雛がかえったのになぜか親が世話をしなくて、全部死んでしまいました。翌年は4-5羽がちゃんと育って巣立てって行きました。その後は毎年毎年猫のせいでやられています。

このレターボックス、位置的には猫にも届くんだけど、サイズとか形から言って、どうやって猫が中に手を入れたり蓋を開けたりできるのか、考えられません。でも猫ってそういう動物なんですよね。

今年は今のところ猫はこのレターボックスに何の興味も示していません。うちの猫だけじゃなくてお隣も3匹猫がいるんだけど、みんな老いぼれなのできっとこの巣を攻撃するのは無理。なので敵はペッパーだけです。一応レターボックスの蓋に太い輪ゴムをかけて、蓋が開けられないようにしましたが、相手は猫ですからね。

それにしても、こういった小鳥の寿命って何年くらいなんでしょうね。ずっと同じ種類の鳥だけど、何年も続いてるから、同じ鳥というわけではないと思うんだけど。

そうそう、子供達のピアノの先生の家では、パンジーを植えてあるハンギングバスケットにアヒルがたまごを産んだそうです。この写真見づらいですが、よく見ると壁沿いにアヒルの顔が見えます。こうやって大衆の面前で卵を温めてるようです。

ではまた変化があれば御紹介しますが、去年はだめだったからなあ。今年はうまく雛がかえって成長することを祈りましょう。

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2012年4月26日木曜日

タバコと肥満と糖尿病

昨日のニュースで見たのですが、御存知のようにイギリスの医療はすべて税金でまかなわれていますが、20年後には糖尿病が増えて、医療サービスの財政を脅かすだろうとのことでした。現在のところ糖尿病関係にかかる費用は全体の予算の10パーセントくらいですが、これが16パーセントくらいまで上がることが予想されてるそうです。

御存知だとは思いますが、糖尿病というのは若くして発病する一型と、中年以降に発病する第2型があります。第一型のほうは原因不明なんですが、第二型は生活習慣と関係が深い。第二型糖尿病の一番のリスクファクターは、年齢をのぞけば、肥満が第一の原因だそうです。

こうして考えてみれば、20年位前からつい最近までは、喫煙が国民の健康を脅かす一番の敵だということで、あらゆる手段で喫煙率を下げる努力がされていました。

まずなんといっても高い。1箱6ポンドくらいします。日常用のワインが1本買えてお釣りが来るか、ガソリンが4リットル以上入れれる額です。それから箱の40パーセント以上の大きさに、「タバコは死を招く。」などの警告が入っています。そして、数年前に法律が変わって、今は自宅以外の屋内ではほとんど吸える場所がありません。



スーパーなどではタバコはカウンターの後ろで売ってるんですが、先日行ったらその棚に雨戸のようなものがあって、見えないようになっていました。ディスプレーしてはいけないという法律があるのかもしれません。

まあそういういろんな努力のおかげで、 現在の喫煙率は20パーセントくらいまで下がりました。30年前は男性は40パーセント、女性35パーセントくらいだったので、ずいぶん減りました。ちなみに私が生まれた1965年は、それぞれ55パーセント、42パーセントです。そのおかげで、特に男性の肺がんのケースが大きく減りました。

 それで最近、タバコに替わって成人病の根源と言われるようになったのが肥満です。統計によると、イギリスでは50-60パーセントの男性、40-50パーセントの女性がオーバーウエイトだそうです。なので私が細いほうだと思われてる理由がお分かりでしょう。

で、話が最初の糖尿病に戻りますが、この医療サービスの財政危機を救うには、第二型の糖尿病を減らさなければいけない。そのためには、高齢化はどうしようもないが、肥満を減らさなければいけないと、よく言われるようになりました。

で、その対策の一つとして、ジャンクフードに消費税をかけるという話が出ています。イギリスでは食べ物は消費財がかからないのですが、ジャンクフードだけは20パーセント税金をかけるという案が、結構具体化してるようです。

ジャンクフードといっても、マクドナルドなどのテークアウトはもう税金がかかってるので、ここで対象になるのは、店で売っているもの。たとえば分かりやすく日本を例にすると、パン屋の食パンは無税だけど、アンパンやカレーパンにはかけると言う話のようです。

でもこれって、何を無税にして何を課税するか、難しいと思うんですよね。それに効果のほうも怪しい気がします。1ポンドのソーセージロールが1.20になっても、ただ物価が上がるだけで、消費行動には影響ないんじゃないかなあ。タバコみたいに70パーセントくらい税金をかけないと。

まあ税金のほうは、財政赤字を減らすために便乗されてるって気もしますけど、国を挙げての肥満対策、タバコのように成功すればいいなあって思います。

そうそう、先日BMIの話が出ていたので、子供達の体重と身長を入れてみました。チャーリーは前回学校で身体検査があった時はぎりぎりのところでオーバーウエイトということで、私は憮然としていたのでした。今回はちょっとだけ背が伸びたので、ぎりぎりで健康体重でした。で、ルイを入れてみると、健康体重ではありましたが、オーバーウエイトのちょっと下くらいでした。

でもルイって贅肉1グラムもなしなんですよ。ちょっと脂肪をつけないと、サーフィンしたとき冷えすぎるといわれてるくらい。ルイもチャーリーも毎週20キロくらい泳いでますから、とにかく筋肉のつき方が普通でない。そう思って注意書きを見ると、「思春期の子供と筋肉がたくさんある人は例外です。」というようなことが書いてありました。二人とももう子供体型ではないので、その辺も関係あるようです。

私のほうは、今の体重でど真ん中よりちょっと上の健康体重です。50.8キロまで減らすとちょうどど真ん中くらいに行きます。私よりチャーリーは6センチ背が高くて体重が同じくらいで、私が標準って言うんだから、やっぱりうちの子供たちくらいの年齢の人は、大人用と子供用の標準の間くらいなので、難しいんでしょうね。

2012年4月24日火曜日

歩かなければいけません

先日スイミングクラブの資金集めのためにスイマソンをやって、私は2キロ、子供たちはたぶん5-6キロ泳いだ話を書きました。

来週の週末は、チャーリーがエックスムーアチャレンジというのをします。北デボンにあるエックスムーアという荒野を16マイル(25.8キロ)、子供達だけで4人グループで歩くというもの。

そして私は、友達に誘われて5月19日にナイトウォークという、ホスピスの資金集めのためにイベントに参加することになりました。これは名前の通り、夜に歩くというもの。コースはいくつかあって選べるんですが、友人が18マイルのコースを予約してきやがりました。29キロですよ。夕方8時くらいから歩き始めるので、終わったら真夜中です。

エックスムーアチャレンジと違って、こちらは元鉄道が敷いてあった道を歩くので、ほとんど平坦なのが救いですが、そんなに歩いたことないので、全然自信ないです。

去年の夏から別の友人と毎週海辺などのウォークに行って、2-4マイルくらい歩くことにしてるんですが、何のかんので今年はまだ3回しか歩いてないんですよ。

といっても、会社で働いていたときは、ほとんどトレーニングもしないで5.4キロのミニマラソンに毎年出ていたし、別にそれが無茶苦茶しんどかったわけでもないので、歩くだけだからなあ。18マイル。どうなんでしょうか。歩くこと自体は、最近は段々好きになったんですけどね。

しかも9月には 近所の海岸沿いを13.2マイル、これもチャリティーの資金集めのために歩くことになってます。これはナイトウォークより短いとはいえ、海岸沿いの断崖の道を歩くというもので、上り下りが相当きつそうで、ナイトウォークよりも怖いです。

そういうわけもあって、体重が減れば歩くのも楽になるだろうともくろんでます。

それにしてもナイトウォークまでは後1ヶ月もないんですよね。木曜は一応友達と歩く予定のはずなんだけど、どうなるかな。1時間以上のウォークってなかなか一人でしようって言う気にならないんですよね。せめてランニングでもするべきか。

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2012年4月23日月曜日

一生これで行きます

御無沙汰していた週末、ウェールズの首都のカーディフに子供達のライフセーバーの全国大会に行ってきました。土曜日はチャーリー、日曜はルイでした。

チャーリーは個人レースでメダルが二つ、リレーで一つでした。ライフセーバー用のマネキンを引っ張るレースでは金メダルでした。ということは全国で1位です。

とはいえ、ライフセーバーの競技って競技人口が無茶苦茶少ないから(何しろ海の近くに住んでいないとできない)、全国大会も予選も資格タイムもなくって誰でも出れるんですよ。水泳と大違いです。

で、チャーリーのクラスメイトの男の子も同じ競技で金メダルでした。ということは30人のチャーリーのクラスに、ライフセーバーのマネキン競技の全国一の男の子と女の子がいるということになります。

ルイはまだ13歳なんですが、15歳以下の部で泳いだのでメダルはなしでしたが、スーパーライフセーバーという、潜ったり足ひれつけたりマネキンを引っ張ったりして200メートル泳ぐというタフな種目で10位だったのがベストでした。ルイはそれで十分満足してたみたいです。

がしかし、私が書きたかったのは子供のことじゃありません。私のことです。この週末、本当に体に悪い週末だったなあと思うんですよ。

だってカーディフまで車で3時間、私はうたた寝していただけ。その夜はホテルの隣のパブでご飯を食べましたが、 これはローストビーフと野菜だったのでまず栄養的には合格。

翌日の土曜は朝ごはんはホテルの部屋でクロワッサンを二つとブラックコーヒー。朝8時前にプールについて、その日6時までずっと観客席に座っていました。途中何度か意識してゴミを捨てに行ったり、外の空気を吸いに行ったりしましたが、基本的にじっとしていただけ。そして何をするかといえば、いろいろと食べてしまうんですよ。初めはりんごとかみかんとか食べてたんですが、途中からクラッカーやマッフィン。ランチには持っていったパイだとかキッシュだとか、まあカロリーの高いものばかりです。そしてプールの中は無茶苦茶暑いので売店で買った冷えたコーラ。

その夜は友人の家族とレストランに出かけたのですが、食べた物はステーキとチップス。野菜なし。

そして翌日の土曜日も同じようなものを食べて、8時ごろデボンに帰ってきたので、マクドナルドで晩御飯でした。こうなったら毒食わば皿までか。

 まあそ言ういうわけで、今日からダイエットです。5月にホリデーに行くので、ダイエットしないといけないなあと思っていたので、まあちょうどいいきっかけになりました。だってこのホリデー、オール・インクルーシブ、つまりホテルで3食、食べ放題飲み放題なんです。それだけじゃなくて、アイスクリームやパンケーキなども食べ放題だそうです。ホリデーではダイエットしない主義なので、これはどうしても行く前に痩せていくしかないなあと思ってたんです。

現在の体重のほうは夏に日本から帰ってきて、もうダイエットはやめようという気になってほぼ放任状態。 怖くて計ってなかったんだけど、先週測ったら53キロでした。

今までダイエットに失敗した一番大きい理由は、考えてみるに、目標設定が曖昧だったんですよ。前は目標47キロくらいにしたのですが、49キロくらいからは痩せませんでした。どうしてかというと、たぶん自分の中で本当にはそこまではやせる必要がなかったからです。

私の外見は実はイギリスでは細いほうなんです。それどころかこれ以上痩せたら着るものに困るくらい。今の状態では、服を脱ぐと気になるという程度。私はそんなに細くなりたいわけじゃないんだけど、鏡の前で裸になって、贅肉が気にならないくらいには痩せたい。たぶん骨太なので、どうせスレンダーにはなれないんじゃないかな。だから47キロと設定しても、内心はそこまで痩せようという気持ちがなかったんでしょうね。

それで新たな目標。初めは50キロと思ったんですが、イギリスでは未だにインペリアルの単位を使ってるので、8ストーンということにします。つまり50.8キロだそうです。そうか、これなら後2.2キロなので達成できそう。

それだけでなく、これを一生の体重としてキープしたいと思います。

それで、今回割りとすいすい痩せられたらいいなあと思ってます。そうしたら、今後油断してちょっと太ることがあっても 、簡単に修正できるから。

メソッドとしては、パンを1日1枚に制限、晩御飯を減らす、毎日運動する、椅子に座りっぱなしにしないよう心がける。こんな感じで2.2キロ、ホリデーまでの1ヶ月で痩せれるかなあ。

がんばります。

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2012年4月19日木曜日

食料品の買物

明日の夕方から2泊ウェールズのカーディフに行きます。楽しい春の行楽・・・・・というのではまったくなく、子供達のライフセーバーの全国大会です。ニッパーズという子供の部とジュニアという若者の部があるのですが、去年は二人ともニッパーズだったので土曜日の当日バスで行きましたが、今年はルイはジュニアなので、金曜から泊りかけで行きます。土曜がチャーリー、日曜がルイです。きっと一日中プールの中でしょうが、土曜の夜は友達の家族とカーディフの街中で食事の予定です。

それで昨日と今日はそのための買出しでした。普通一日プールに缶詰というだけで山ほど持っていくので、今回はそれが二日でしょ。朝ごはんでしょ。車の中で食べるものでしょ。すごい量です。

ところでイギリスでは最近物価がかなり上がってきました。それも食料品とかガソリンとか、誰もが否が応でも買わないといけないものの値段が上がったので、どの家庭もなかなか家計を調整するのに苦労してるみたいです。

イギリスのスーパーでは15年位前から、格段に安い自社ブランドの商品を売るようになりました。初めは品数も限られていたんですが、どんどん増えて、今は大体なんでもそれで買えるんじゃないかというほどです。

で、数ヶ月前も書いたんだけど、こういう自社ブランドのものって、昔は売る気がないとしか思えないようなパッケージだったんですが、最近とっても可愛いパッケージに変わりました。しかもシンプルで、私はとっても気に入ってます。そのせいもあって最近この自社ブランドのものをいろいろ買うようになりました。 (もちろん値段も関係ありですが。)単純なもので、前は「安かろう悪かろうだろうなあ。」と思いながらも、背に腹は替えられずという感じで利用していましたが、今は嬉々と買っています。

まずまずお金のありそうな知人も、最近はインフレでやってられないから、自社ブランドのものを買ってるといってましたが、それももしかしてこのデザインに関係あるのかも。

今日買った物はこんな感じです。






パッケージにつられて買うなんて、愚かな買物の典型のように言われていますが、パッケージだってすごく大事だと思うんですよ。主婦にとって毎日手にする物は、いいデザインのほうが断然気分がいい。それに商品のデザインする人だって、美大に行ったり商品の勉強をしたりしてそれを真剣に職業にしているんだし、会社だってデザインにたくさんお金を使っているはず。

今日買ったものの中で、パッケージがすごく好きで、ほぼそれだけの理由で買ってる物もあります。特にこのロッキーというチョコレート。

中身も一つずつデザインがちょっとづつ違って、すごく可愛い。このロッキーに関しては、私はこの手のビスケット+チョコレートのようなお菓子は、絶対ロッキーしか買いません。幸いなことに味もおいしいです。

さてさて最初の話しに戻りますが、カーディフに持っていく食べ物を広げてみました。こんな感じですが、もちろんこれだけではなくて、ミネラルウォーター5リットル、ジュース15カートン、そして冷蔵庫に入っているパイだとかキッシュだとかチーズだとか、いろいろ持参します。

しかも・・・・その上4回は外食になるでしょう。ああ食費が、エンゲル係数が、、、、

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2012年4月18日水曜日

歯磨きの後はすすがないように

先日子供達をつれて歯医者に行きました。6ヵ月後との定期健診です。二人とも問題なし。ルイは犬歯がちょっと飛び出しているので矯正をしてもいいけど、それには健康な歯を3本も抜かなくてはいけないので、よっぽど気にならない限りは放っておいてもいいとのことでした。もちろんルイはぜんぜん気にしていません。

チャーリーは今のところ歯と歯の間にギャップがあり、全部永久歯が生えてくるとそれがきちんと収まるだろう。なかなか矯正もせずにこんなに歯並びがいいなんてことはない、ラッキーですよ、とのことでした。

今回虫歯はなし。

検診の後で気になっていたことを聞きました。最近どこかで、歯を磨いた後口をすすがないようにというのを読んだことがあるんですよ。口の中の歯磨きを吐き出して、その後30分くらいは飲み食いしないようにと書いてありました。それについてどう思うか聞いたところ、その通りとのことでした。

歯磨きの中にはフッ素がはいっていますが、口をすすいだら効果が減るので、吐くだけにしてくださいと言われました。

昔は歯磨きの後はしっかりすすぐようにアドバイスされていたのですが、最近変わったそうです。9歳以下の子供は、まだ歯が形成されている時期にフッ素をとりすぎると、歯に白い点々ができることがあるのですが、9歳以上なら問題なし。歯磨きをそのまま食べてもぜんぜん健康に影響はありませんとのこと。

そういえば国によっては水道水にフッ素が配合されてる国もあるんですよね、カナダで生まれた友達は、カナダの水はフッ素入りで、だから私のは歯強いのよといってました。日本も入ってるんだったかな。イギリスでも、入れるとか入れないとか、時々話題になってます。

まあ健康に問題ないとしても、水ってベーシックなものだし、誰もが使うものだから、私は入れないほうがいいと思うけどね。

そういうわけで、皆さんも歯磨きの後は口をすすがないようにしましょう。私も気をつけてるんだけど、ついつい習慣でやってしまいます。

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2012年4月17日火曜日

目覚めた芸術家

今ちょこっと見たテレビの話です。

普通の20代半ばくらいの男性が、ある日脳卒中で倒れ、回復するとゲイになっていたというドキュメンタリーでした。途中から見たのですが、まず医者からホルモンテストだとか性格テストみたいなものを受けていました。医者によれば、ゲイかストレートかというのはもって生まれたホルモンなどで決まってくるので、思春期を過ぎて成人するに従ってそれまで隠れていた傾向が出てくることはあるけれど、脳卒中が原因で性的傾向が変わるとは考えにくいとのことでした。

この辺から段々つまらなくなったので、テレビを消そうかと思ったら、彼があるアーティストの家を訪問しました。

この人は本当に根っからのアーティストというか、ゴッホみたいにちょっと変人の域に達してるなあという感じの人でした。見かけや話していることは普通なんですが、 なぜそう思ったかというと、とにかく家の中が、天井から床まで自分の作品でびっしりなんです。ドアも壁も隙間なく絵が描かれています。イーゼルも壁にかけてあり、床にもたくさん積まれています。彼が言うには、こういうイーゼルは上に何度も重ね描きしてあるとのことでした。

50代くらいの男性なんですが、11年前に脳卒中になり、ある日突然アートに目覚めたそうです。それまでは土木関係の職業で、両腕に刺青して、毎日仕事の後でパブで大酒を飲むようなタイプの男性だったとのこと。芸術も絵もアートも全然縁のない生活でした。でも脳卒中から回復した途端に、寝ても覚めても取り付かれたように絵を描くようになり、家庭は崩壊、友人も失ったそうです。

そういえば似たような話をテレビで見たことがあるんですよ。こちらはピアノでした。ある中年の男性でしたが、ある日家に帰ってくると無性にピアノが弾きたくなり、その日から寝ても覚めても寝食を惜しんでピアノを弾きまくり、現在はコンサートピアニストです。その人の場合もそれが理由で家庭崩壊となったそうです。

この人の場合は脳卒中だとはいってなかったと思うんだけど、何か特別なきっかけがあったのかなあ。

番組の趣旨としては、脳卒中によって人間の人格がまったく変わることもあるというドキュメンタリーだったんですが、私としてはこの突然にして芸術やピアノに目覚めた、というか取り付かれた話のほうが興味ありました。

そういうのは素晴らしいことだけど、ある日突然仕事もしなくなり家族もまったく顧みず、趣味に没頭しだしたら、周りの人間としたら対応に困るし、家庭の崩壊もそりゃああるでしょうね。

でもきっと偉大な芸術家や音楽家なんて人はたいてい、普通の家庭の幸せなんてものを超越してるだろうし、そういうものに取り付かれてしまったら、もう元には戻ることはできないんだろうなあ。

なんかそういう人生もうらやましい気がします。

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2012年4月16日月曜日

日本語の本のオークション

先日本棚の断捨離をしました。私の本棚には当然ながら結構何冊も日本語の本があります。日本語の本ってこちらで買えないし、いままで処分したことはないんだけど、今回思い切って処分することにしました。

英語の本の場合は、よっぽどコンディションの悪い物は捨てますが、売れそうな物はオークションで売ったりカーブーツセールで売ったりします。その中間くらいな物は学校のジャンブルセールに寄付します。

でも日本語の本の場合はカーブーツでもジャンブルセールでも売れませんからね。ロンドンに住んでいたときは1件日本語の本の古本屋があってそこで無茶苦茶の安値で買ってくれていたそうですが、ここではそういう店もありません。

なので抵抗があったのですが、ゴミ袋に入れて、古紙のリサイクリングに出すことにしました。

本棚にはたくさんブックカバーのかかったままの文庫本がたくさんあります。それでそのカバーをはずしていると、本当に新品みたいなんですよ。

それで思い立って、橋本治の文庫本6冊セットと、リリーフランキーの東京タワーの単行本をこちらのオークションサイトに載せました。まあ売れないだろうな。でも日本人もたくさんロンドンに住んでるし、時間をかければ売れるかなあ。まあゴミに出すよりはいいよな。そう考えて、すっかりそのことは忘れていました。



そしたら昨日そのオークションが終わって、橋本治の本のほうは買い手が付いていました。入札者はイギリス人のようです。

残念ながら送料が思ったよりもかかったので、ほとんどプロフィットはでていないんですが、捨てるよりは気分いいし、なかなか面白いことでした。

これに味を占めて、これからまた徐々に日本語の本をオークションしていこうと思ってます。

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2012年4月15日日曜日

怠惰なライフガード

今日も昨日に続いて水泳の大会に行きました。今日は午後の部だけに出場だったのでウォームアップは2時からでした。1時半ごろつくとランチタイムで、プールはディスコと化して、子供や若い人たちのディスコでかかる振り付けのあるような曲が(YMCAとか)がかかっていて、30人くらいのスイマー達が飛び込み台に立ったりして踊ってました。

それでアナウンサーが、「一番踊りのうまい人に賞品。ライフガードを踊らせた人にも賞品。」とアナウンスすると、女の子5人くらいが嫌がるライフガードを説得して、1曲踊らせました。

こういう水泳の大会でも、たとえそれがオリンピックの選考大会でも、プール際には必ずライフガードがいないといけないという規則があるので、トレーニングのときも大会のときもいつでも暇そうなライフガードがいます。だってたぶん泳いでる人たちの大半はライフガードより泳ぎがうまいし、周りもコーチだとか泳ぎのうまい人に囲まれてます。なので、こういう大会のライフガードほど退屈な仕事もないだろうなあといつも思っていました。

だから今日このライフガードが無理やり踊らされて、「まあ暇なんだからちょっとくらい踊ったほうが退屈しのぎでいいんじゃないの。」と思ってみていました。

するとこの午後の部で、なんと2回もライフガードの出番がありました。

一度目は女子の400メートル個人メドレー。最後が100メートルの自由形で終わるんですが、終わったとたんに一人が(14-5歳かな)呼吸困難になったんです。たぶん喘息。プールから上がることもできずぜーぜーいってます。ライフガードが駆け寄って、アナウンサーが「xxxクラブのコーチ、インへーラー(日本語でなんというのかな。喘息の人が吸入するくすり。)を持って来て下さい。」とアナウンスしました。

すると見ていると一人のコーチが何も持たずゆっくり遠くから歩いてくるんですよ。このプール50メートルですごく広いのに。私は結構近くにいたので、私が持っていたチャーリーのインへーラーを貸してあげました。 結局それは使わずに彼女の呼吸は収まってきたんですが、ちょっとどきりとした事件でした。

実際喘息もちで水泳してる人多いんですよね。たまにうちのクラブのコーチもこんな感じになって青い顔でプールの横でうずくまってます。はたで見てると怖いです。ちなみにこの彼女は、このレース、ビリではありませんでしたので、きっと死ぬ気で泳いだんでしょうね。

その15分くらい後にまた、女子100メートル自由形のレースでも誰かが途中で泳げなくなって、レーンロープにつかまって棄権しました。その時はアナウンサーがライフガードを呼び出さなければいけませんでした。ライフガードって高い椅子に座って常に監視するのが仕事なのに、呼び出されないと気がつかないなんて怠惰もいいところ。

彼女は8レーンある中の真ん中のレーンで、ちょうどプールの真ん中くらいです。ほらほらライフガード、飛び込んで助けろと思っていたのに、近くのプールサイドに行って「大丈夫ですか?」とか言ってるだけです。それで結局その女の子(彼女も14-5歳かな)は、自分でレーンロープの下をいくつかくぐってプールサイドまで泳いで来ました。

彼女は呼吸は困難ではなさそうだったので、何があったのかなあ。

そういうわけでイベントフルな大会でした。来週の週末は金曜から2泊泊りがけでウェールズの首都カーディフでライフセーバーの全国大会です。

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2012年4月14日土曜日

ずっと座りっぱなしで疲れました

今日は朝5時におきて、また水泳の大会に行ってきました。車で2時間掛けて行って、8時半からウォームアップ。終わったのは6時くらいでした。子供二人がそれぞれ3レースずつ泳いだのですが、待ってる時間がとにかく長くて、本当に長い一日でした。

明日も行きます。でも明日は午前中のレースには参加せず、ウォームアップ は午後2時からなので、ちょっと朝ゆっくりできます。週末土曜日曜と両方早朝から大会に行くと、本当に週末は何にもできないんですよね。私は洗濯一つできないし、金曜の夜早く寝ないといけないから、子供たちは宿題するのが関の山で、ピアノの練習一つできません。

でも今日は、たまたまルイが先週水泳の合宿で仲良くなった友達とこの大会で再会しました。彼らはロンドンのクラブに所属していて、州大会でも地区大会でも会うことはないから、全国大会にでも出ない限り再会することはないと思っていたので、嬉しかったです。

今日はそういうわけで、疲れきっているので早く寝ます。といっても、車すらデイブが運転したので、一日中本当に何にもしなかったんですよね。疲れる理由が無いんだけど、ぜんぜん動かないっていうのもなぜかぐったりと疲れます。やっぱり昨日書いたように、「椅子は死を招く」ですね。

ところで、さるさん、先日コメントありがとうございました。今日初めて気づきました。3月29日の猫の好きな食べ物のページに返信コメント入れましたので、よかったら見てくださいね。

では、今日は手抜きの無いようで申し訳ないですが、もしもそれでもよろしければ、こちらのボタンをよろしくお願いいたします。
 
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2012年4月13日金曜日

椅子は死を招く

昨日運動についての科学番組を見ました。運動っていうと、もちろんしないよりはしたほうがいいし、まあ週に合計2-3時間くらいは運動しないと体に悪いっていうのが常識となってます。

この番組はその常識をいろいろ分析して、科学的に検証していました。いろいろ面白かったんですが、一番興味深かったのは、「せっかちで落ち着きの無い人が痩せる」という話です。

世の中には食べても太らない人っていますが、実はそういう人は落ち着きがなくいつも動き回ってるからだという話を何度か聞いたことがあります。 科学的に実証されてるということも聞いていましたが、半信半疑でした。

それがこの番組では、一番いい運動は日常的に活発にしていることだと証明する実験をしていました。3人が選ばれて、サイクリングパンツに機械のついたようなモニターを着ます。このモニターは24時間の運動量を記録します。

3人の一人はカフェで働いていて、1日中立ちっ放しで忙しく動き回っています。二人目はライターで、仕事上デスクワークが中心。でも彼は毎日夕方ジムで汗を流します。3人目はジャーナリストで、彼もデスクワーク中心。しかも運動もしません。

結果を見ると、カフェで働いてる女性が一番消費カロリーが上でした。

それでジャーナリストの人が奮起して、翌日は意識的に体を動かすようにしていました。駅まで車ではなく自転車で行って、 エレベータは使わず、なるべく歩く量を増やします。するとたったそれだけで500カロリーも消費エネルギーが増えたそうです。500カロリーって相当ですよ。ビックマックが一つ食べられます。

とにかく座ってるっていうのは一番体に悪いそうです。なのでデスクワークでどうしても椅子に座りがちな人は、とにかくあらゆる機会を見つけて席を立つようにとのこと。「現代人の一番の死因は椅子に座ってることです。」とまで言ってました。

といっても上記はあくまでも痩身目的の話です。よく知られてることですが、運動だけではやせるって言うのは相当難しく、むしろこんな風にして日常のエネルギー消費量を増やすのが一番効果的ということです。

でも運動の効果は痩身だけではありません。この番組の実験によると、運動すると油っぽいものを食べてもそれが血液中のコレステロールになりにくくなり、血糖値を下げるインシュリンの働きもよくなるので、糖尿病になりにくくなります。なので、ジムに行ったりランニングしたりするのが好きな人は、それを続けるのが一番だそうです。

それから、肺活量を増すために一番効果的な運動は、短時間(20秒)全力で運動して,しばらく休むということを繰り返すことで、これを一日3回、週2回すれば、効き目が高いとのこと。ということは週にたった2分の運動です。全力の運動とは、全速力で走ったり自転車をこいだりということです。

 私は結構運動してるほうだけど、長時間泳いだり歩いたりゆっくり走ったり、ヨガだったりと、全力で運動することって考えたらないんですよ。なので次に泳ぎに行くときは、25メートル全力で泳ぐというのを3本はやってみようと思います。まあ道路で全速力で走るのはちょっと人に見られたら恥ずかしいからね。

最後になりますが、実は今は血液検査で、その人の運動の効果の予想をすることができるそうです。運動能力に関する遺伝子は9つだか6つかあり、人口の20パーセントくらいは、実は運動しても有気運動能力が改善しない運命にあるそうです。

私も結構運動してる割には肺活量ぜんぜん改善しないんですよ。もしかしてその遺伝子を持っているのかも?

血液検査で簡単に分かるそうなんですが、高いジムのメンバーシップとか払う前にそういうテストして欲しい物ですよね。運動しても改善しない運命なら、もうあきらめて運動なんかで時間を無駄にしないっていう生き方もあるし。

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2012年4月12日木曜日

スイマソンの結果

またもや目覚ましを3つ掛けて4時におきてスイマソンに行きました。起きて着替えて子供を起こして外出。4時20分には家をでました。私は朝ごはんはカートンのジュースだけ。子供達はこんな時間から車でドーナツやらマッフィンやらを食べていました。

プールに着くと、12-15人くらい人がいました。泳いでるのは5人だったかな。プールの近くには寝袋やらマット、リュック、食べ物などが散乱しています。これが始まったのは昨日の午前7時でもう22時間も経過していますから、相当キャンプっぽくなっています。

プールの中ではチャーリーの同じ年のトマスはこんな時間に5000メートルのバッジに挑戦しています。 それからスイミングコーチのローラは顔をつけないで平泳ぎ(おばあさん泳ぎ)しています。ローラは実はこのスイマソンが始まってから、1時間泳いで1時間休むという挑戦中。もう22時間目になりますから相当意識もぼんやりしてるみたい。

私と子供たち、そしてルイの友達3人が午前5時から7時のシフトです。何メートルかを数えればバッジがもらえるそうですが、うちの子供たちは興味なし。私は別にバッジはどうでもいいけど、一応習慣として数え始めました。普段は大体40から50本(25メートルプールなので1000mから1250m)くらいが目標なんだけど、今日は時間も時間だしこんな時間に泳いだことないし、しかも私は朝に弱いので、目標1000メートル。

ウォームアップは必ずクロールからとのことなので、まず苦手なクロールで1往復。平泳ぎだけで泳ぐと腰が痛くなるので、計画はクロール2本、平泳ぎ8本を4回繰り返すことです。

いつもながらに初めの20本はしんどいです。肉体的にというわけではないけど、とにかくできるだけ頭を空っぽにして、ねじを巻くようにせっせと泳ぎます。 そのくらいから段々普通は楽になるんだけど、今日は車で飲んだジュースが気持ち悪くなってきました。考えたら、胃に物が入ってすぐうつぶせ姿勢を長時間するからね。そう考えるとドーナツやらマッフィンを食べた子供はどうなんだと思って隣を見ると、ぜんぜん平気なよう。やっぱり慣れですね。まあ私は実は早起きすると午前中吐き気がするくらい朝が苦手なので、それもあったのかもしれません。

それでも吐き気もすぐにおさまって、その後こつこつと30本を越えるあたりから楽になってきました。それで計画変更で、40本でとりあえず止まって水を飲んで、60本まで泳ぐことにしました。これは何度か泳いだことのある距離です。今までの最長距離は64本。1600メートル、つまり1マイル。

50本くらいで、せっかくだし時間もあるし、2キロまでチャレンジしようかなあという気になってきました。でもあと30本も泳がなければいけません。そう考えるとしんどいので、とにかく60本、そして1マイルと決めました。

1マイル泳いだくらいで、段々体が重くなってきました。ビート板を使って1往復背泳ぎしたのですが、これで右肩がちょっと変な感じになっちゃいました。いつも使わない筋肉だったんだなあ。

でも外は白々と明るくなって来ています。時間は6時を過ぎて、ローラが最後の1時間の泳ぎに入りました。そして私は段々眠くなって来ました。泳ぎながらでも眠くなるってありえるんですね。それに疲労も混ざってちょっとうつろな感じ。で、この辺からあんまり細かい記憶がないんですが、とにかく2キロくらい泳いだろうやないのという気分になって、またこつこつ。

最後の10本はクールダウンということでゆっくり泳いだんですが、頭もぼんやりうっとり、水も体温とぴったりなじんで、なんというかお魚がぼんやり泳いでるような感じで、気持ちよく泳ぎました。

その後シャワーを浴びて、差し入れのドーナツ等を車から出してきてまたプールサイドに戻ると、6時40分でした。子供達はスイマソン終了の7時まで泳ぐ予定。ローラはもう泳げなくなって、でも意地でもプールから上がるかということで、プールの中の階段に座って7時が来るのを待っています。

その間このスイマソンの記録を見ると、50人くらいが泳いだみたいです。中学生の子供たちは昨夜の9時ごろから3時ごろまで、それぞれ3時間くらい泳いだみたいです。距離に挑戦した人が多いようで、チャーリーの友達は4時間掛けて10キロ泳いでました。その子、チャーリーよりは泳ぎは下手なんですが、それでも10キロなんて本当によくがんばりました。

そうしているうちにカウントダウンが始まって午前7時。スイマソン無事終了。ぱちぱち。もっと賑やかに歓声が上がるかと期待していたんですが、人数も少ないし、長時間キャンプしていた人たちは疲労しきっているしで、みんな言葉少なく帰っていきました。

でも子供ってすごい元気ですよね。うちの子供もルイの友達もぜんぜん元気です。まあ普段からあれだけ泳いでるから、2時間くらいどうってことないよね。

家に着いたら。8時。11時からピアノだったので、ちょっとそれまで寝なさいというと、ぜんぜん眠くないとのこと。でもこっちが眠いんじゃ、寝ろ。ということで無理やりカーテンを閉めて寝かしました。でも私は眠いながらも一旦起きたし運動したし、やっぱり寝れません。では子供はと見に行くと、二人ともすっかり熟睡していました。

肝心のお金のほうはどれだけ集まったかなあ。最低でも3000ポンドくらいは集まっていたらいいんだけど。

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2012年4月11日水曜日

スイマソン

今時刻は夜の9時。子供達は水泳のトレーニングに行っています。9時半に終わるので、10時ごろデイブがつれて帰ってくる予定。

その後我々はさっさと早寝して、明日は朝4時に起きなければいけません。どうしてかというと、またプールに行って朝5時から7時まで泳ぐからです。これは子供だけではなく、私も泳ぐ予定。

実は今日はうちのスイミングクラブの24時間スイマソンなのです。 と言ってももちろん一人で24時間泳ぐわけではなく、クラブの誰かが24時間泳ぐリレーです。

なぜこういうことをするかというと、資金集めのため。実はこのプールちょうど1年前に天井が壊れたんです。それで修理に時間がかかり、1年間の閉鎖の後やっと今週オープンになったんです。どうしてそんなに時間がかかったかというと資金繰り。資金のめどがつかず、一時は閉鎖という話まで出たそうです。

で、オープンになるのはいいんだけど、その間、クラブの備品が全部アスベストスを浴びて廃棄処分になってしまいました。ビートバンやら足ヒレやら浮きやらといった細々したものから 、レーンロープや飛び込みブロックまで。

それでクラブメンバーがそれぞれ知人や家族から資金を集めるために、スイマソンをしています。

具体的には、個人がスポンサー表を渡され、人に頼んでリストに名前といくらスポンサーするかを記入してもらい、そのイベントが成功した暁には(この場合はクラブが24時間リレーを達成した場合は)、その額のお金をいただくという物です。イギリスではこの手の資金集めは多く、学校やホスピスなどでよくやるし、私自身もまあよくスポンサーを頼まれるので、持ちつ持たれつです。

学校などから来るスポンサーは面倒なので適当に自分の名前などを書いて数ポンド払ってお茶を濁すことが多いんですが、 水泳クラブとなると、うちの子供たちは無茶苦茶お世話になっていますから、適当に済ませるわけにはいきません。それで知人やヨガの生徒さんにお願いしたり、遠隔地に住む人にはメールでお願いしたり、子供が近所の人を廻ったりして、二人で150ポンドくらい集まりました。

後は泳ぐのみ。このスイマソンは午前7時に終わるので、我々が終わるのが最終スイマーです。

楽しみですが、朝起きられるか心配。まあ大丈夫でしょう。

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2012年4月10日火曜日

女性指導者

先日ビルマの選挙でアウンサンスーチーさんが当選してこちらでは結構大きいニュースでした。

昔から思っていたのですが、世界って、国が危機的状況にあったり大変革が起こるときって、女性リーダーがでてくることが多いと思いませんか。

それを私が初めて思ったのは、昔フィリピンでマルコス政権が失脚してアキノ氏が大統領になったときです。そう考えてみればアジアではインドでもインディラ・ガンジー、パキスタンでもブットー氏と女性首相、大統領って、結構います。インドもパキスタンも女性の社会進出に関してはすごく保守的なのに。

イギリスではサッチャーさんが有名ですが、あの時もイギリスはストライキに次ぐストライキでぜんぜん国が廻っていなくて、大変な時期だったそうです。サッチャーさんはアメリカでは受けがいいけど、イギリスでは大体の人に嫌われています。それでもあの無茶苦茶だった国を叩きなおしたんだから、やっぱり政治家としての手腕には敬意を表しないわけには行きません。

イギリスは歴史的に見ればエリザベス1世、ヴィクトリア女王が有名ですが、どちらも統治がすごく長くて有名な女王ですよね。エリザベス1世はヘンリー8世の娘ですが、ヘンリー8世の死後、内輪のいざこざや宗教問題などで、王位継承は血生臭く混乱した時代が続いたのですが、エリザベスが王位についてからは、宗教のいざこざも収まり、いい統治をしたそうです。スペインの無敵艦隊を破ってイギリスがパワーを握ったのもこのときでしたよね。

ビクトリア女王の時は工業革命の時期で、イギリスでは鉄道から橋から、公共のエンジニアリングが大進歩した時期でした。

そういえばドイツも西と東を統合して混乱した後、すぐ女性リーダーに変わりましたよね。アメリカでも、記憶によれば、過去3人の国務長官は女性のはず。

日本はまだまだ本格的なリーダーと言える女性は出てきていないけど、昔社会党が力をつけてきたときは土井たかこさんが党首でしたよね。

生物的にいえば女性は世界の人口の半分だけど、社会的には、政治の面でもビジネスの面でもまだまだ女性はマイノリティー。でも能力では絶対男性には劣らない・・というかこうやって見てみるともしかして 男性より上かも?

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2012年4月9日月曜日

元気をもらうな

半年くらい前ですが、誰かが、「元気をもらう、元気をもらうって、鼻につく。」ということをどこかに書いていました。

そういわれてみれば「元気をもらう」って表現、最近よく見かけます。私が初めに気づいたのは、阪神の選手が障害者の 方たちの施設か何かを訪問して、みんな元気に応援してくれて、「逆に元気をもらって来ました。」みたいなことだったと思います。

その後同じような状況では、この元気をもらうっていうのがお決まりの言葉としてみかけます。まあ気持ちはわかりますよね。こういう訪問は慰安訪問と言う言葉があるくらいなので、プロ野球選手などが元気を出してもらおうと言う趣旨で訪問して、でもみんなに声援を受けてかえって元気をもらって帰ってきたというの。

それで気になりだすと、あちこちで見かけます。音楽を聴いて元気をもらった、映画を観て元気をもらった、庭の花から元気をもらった、等々。

いつからこういう表現するようになったのかなあ。昔は元気って出すものだったよね。もらうものじゃなくて。ということは昔は元気は自分で作り出すものだったけど、いまはよそからもらってくるものなったのかなあ。

まあそういう分析はともかく、元気をもらうって言う言葉の意味は、おそらくインスパイア(Inspire)されるっていう意味なんだろうけど、ここに英語で書いたように、ぴったりの日本語が思いつきません。感化されるっていうのかな。別の言葉で言えば、Uplifting(アップリフティング)。誰かの様子を見て、自分もがんばろうとか元気を出そうとか、自然と自分の中からそういう意欲が湧いてくるようなことです。

たぶん「元気をもらう 」と言っている人の意図はその辺だと思うんですよ。

「もらう 」っていうのは自分の外からやってくるものだけど、元気っていうのは自分の内側から沸いてくるものなので、やっぱり元気をもらうっていう表現は他力本願なので、言霊だとか引き寄せの法則の見地からしたら、使わないほうがいいのかもしれません。

自分の中には元気の源があると思うんですよ。子供の頃はそこから簡単に元気を取り出せたんだけど、大人になるとなかなかそこに手が届かなくなるし、そもそもそんな源が自分の中にあるとも思い出せなくなる。そういうときに、たとえば障害なんて物ともせずにがんばっている人たちや、素晴らしい音楽や、偉大なスポーツ選手やビジネスマンや、自然の素晴らしさにに出会うと、その自分の中の源から元気をすくい出すことができる。

元気をもらうってそういうことなんじゃないかなあ。っていうことは元気は誰かにもらってるんじゃなくて、自分の中にあるものをつかみ出すんだから、やっぱり元気はもらうものじゃなくって出すものなんじゃないかなあ。

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2012年4月8日日曜日

イースターと本棚の断捨離

今日はイースターでした。毎年家族で恒例のイースターエッグハント(チョコレートのたまごを隠して、子供達が探すゲーム)をします。でも今年は二人とも大きくなったのでどうかなあと思っていたんですが、やっぱりやりたいとのことなので実行しました。一体何歳までやるのかなあ。

はじめたときはちょっとチャーリーはうざったそうにしていましたが、始まるとめがねを掛けて本気で探し出し、ハントが終わってからはもっと本気でチョコレートの数を数えていました。チャーリーってチョコレートそんなに好きじゃないのに。





チョコレートをたくさん食べたのに晩御飯もローストポーク、しかもデザートにトライフルまで作ってしまいました。もう満腹でちょっとまずい。まあホリデーの前に本気でダイエットせなと思っていたので、いい機会かもしれません。

話は変わります。

先週子供もデイブも家を空けていて一人のときに思ったのですが、本当に一人って身軽で楽ですよね。まず一人暮しなら食器洗い機が要りません。一人分くらい手で洗ったほうが早い。食器洗い機があると食器がたくさんいるんですが、そうなると食器も一組でいい。お鍋も大鍋がいらなくなる。オーブンはあるといろいろできるから、やっぱりあったほうが楽しいかな。

洗濯機掃除機はやっぱり必要だけど、乾燥機はたぶん要らない。冷蔵庫はもっと小型ので十分。たぶん私一人ならテレビも要らない。PCとステレオがあれば十分です。

そうやって考え出すと、もちろん家も今の4分の1以下で十分。寝室と居間があって、台所とバスルーム。それで十分。庭は今くらいのサイズは一人じゃもうぜんぜん手が廻らないので、もっと小さくないとやっていけません。菜園や果樹園はあると楽しいけど、一人だとそんなに食べないからつまらないだろうな。

車と駐車スペース。そして私は寒がりなのでセントラルヒーティングは絶対必要。でもこれだけあれば十分です。

そう考え出すと、本当に一人って身軽ですよね。もしも大人二人でも、そんなにたくさん物もスペースも必要ないので、カップルだけというのと子供がいるっていうのは、もう所持品の量とが身軽さとかがぜんぜん違ってくるんだなあと改めて思いました。

私は昔から旅も人生も身軽がいちばんと思ってるんですよ。吟遊詩人のような流浪の暮らしが夢・・・・というかなんか心惹かれるんですよね。なのにいつの間にかヘビーな人生になってきたなあ。それはそれで楽しいし、幸せなことなんですが、そういう昔の理想を思い出しました。

そういえばエイブラハムも言っていました。いいことだけに注意を注いで幸せに暮らしていれば、お金持ちになれる。そしてお金持ちになったら、それが窮屈になって、またそんなにお金を持たなくてもいい暮らしをしたくなるって。

まあ私はお金持ちにはまだ程遠いけど、人間って物質的に豊かな暮らしをしたいというベクトルだけじゃなくって、シンプルな身軽な暮らしをしたいって言うベクトルも同時にあるんだなと、改めて実感しました。



そういうわけで、身軽になりたいという衝動の延長で、今日はやり残していた本棚の断捨離を実行。要らなくなった本の半分くらいはゴミ(リサイクル)、半分くらいはカーブーツセール。日本語の本はこちらでは貴重なので今まで一度も処分したことなかったんだけど、思い切って何冊か処分。昔好きだった橋本治氏の文庫本が6冊あったので、一応こちらのオークションサイトEbayに載せてみました。誰か買う人いるかなあ。

本棚のほうは結構スカスカしてきました。改めて片付けないとこれはこれで見栄えが悪い。

 ルイは13歳、チャーリーは11歳なんですが、ルイはあと5年で大学生です。ということは、家をでるっていうこと。なので最長でも7年で、この家は大人だけになります。そうなると第2の人生というか第3の人生というか、まあ今のままではありえない。

なんとなくそのために段々身軽になっていかないといけないのかなあという気がしています。断捨離はそのためのファーストステップのようなものかも知れません。

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2012年4月7日土曜日

ポーカー

昨夜遅くにフェイスブックから入ってきた情報によると、水泳合宿の子供達は毎晩ポーカーをしているとか。ポーカーと言えば映画スティングの電車の中でのポーカーの場面が浮かんできます。つまりは賭博。ギャンブル。

それで法律の厳しいイギリスのことなのでネットで調べてみると、18歳以下はギャンブルは禁止で、法律は厳しく適用されるとか。

一体あの子達は何をやってるんでしょう。 もしかして、大きい借金を抱えて帰ってきたらどうしよう。いやそれよりも大金もって帰ってきたらどうしよう。

なんてことを夜中なので考えちゃいましたが、たぶんそんな無茶はせず、せいぜいお菓子を掛けるか、数ポンドの話だろうと気を落ち着かせて就寝。

で、今日は子供達を迎えに行きました。ヘッドコーチの挨拶があり、そのあとリレーがあって、父兄は子供達の上達具合が見れますが、まあ一週間くらいのことで、肉眼で見えるほどの上達はありませんでした。

リレーのあと初めてチャーリーとルイと話しました。チャーリーは一言目に、「すごく楽しかった、また来たい。」とのこと。ルイは「でもむっちゃしんどかった。」と言ってました。

このスクールは南デボンなので、デボンやコーンウォールなどの子供達が来るかと思えば、大半はロンドンやオックスフォードのあたりから来ていたそうです。このコーチはオリンピック選手を80人も育てた人なので、やっぱり全国から人が 集まってくるんですねえ。

そのあと車の中で合宿の話をいろいろしましたが、とにかくよく食べたようです。何しろルイに何がいちばんよかったかと聞いたら、「食べ物」と答えられたくらいでしたから。毎朝ベーコン、ソーセージ、ハーシブラウンなどがでてくるフルイングリッシュブレックファーストで一日が始まったそうです。

ランチはラザニアやらフィッシュアンドチップスやら、普通なら晩御飯に食べるようなもの。それにデザートがつきます。そして晩御飯もこれと同じようなもの。もちろんおかわり自由。そして朝食時と夕食時はおいしいホットチョコレートが飲み放題だったそうです。




ある日ルイはハッシブラウンを9個も食べたそうです。ルイの友達は晩御飯の後にドーナツを6つ食べたとか。

やっぱり水泳の合宿となると、食堂の人も本気で高カロリー高たんぱくのものを、しかも大量に出してくるんですね。 今の世の中、大人も子供も老若男女みんなカロリーを気にしているのに、こういうのって聞いてて気持ちいいくらいの食べっぷりです。作るほうもさぞや作り甲斐があったことでしょう。

それにしてもとにかく毎食、肉を食べたようです。私は子供がいない間菜食にしていたのですが、よかった。これで少しは殺生のバランスが取れたでしょうか、なんまいだ。

ところでポーカーのほうは、グループ内の年上の男の子達が中心で、チームになってプレーしたとか。金銭のやり取りも多少あったみたいですが、最後はみんな返済したと言ってました。本当かなあ。

ルイは今までポーカーのルールをちょっとしか知らなかったのですが、これで大体マスターしたと豪語してました。水泳のほうもポーカー以上に上達してくれていれば嬉しいんですが。

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2012年4月6日金曜日

子供がいないと食費が安い

明日の朝は6時半に起床。7時15分に家をでて子供達を迎えに行きます。8時45分から水泳大会があって、それを親たちは参観して、帰宅します。今頃荷物を詰めているか、それとも新しくできた友達とおしゃべりしているか。

子供達のいないうちにやろうと思ったこと、本棚の断捨離以外はできました。ガーデニングが案外時間がかからなかったのがよかった。でもこの本棚の断捨離結構楽しみにしてたんですよね。次はいつにできることやら。

子供がいなくなって、そうするうちにデイブも出張に行って気づいたのは、食べ物の減る量がぜんぜん違うって言うこと。パンなどは多いときで日に2斤くらい消費するのに、昨日までの消費量はゼロでした。牛乳も毎週最低7リットル買うのですが、私一人のときは紅茶にちょこっと入れるくらい。50ccくらいでしょうか。

ご飯を一回炊いたのとパスタソースを開けたので、減ったものと言えばお米少しとスパゲッティー200グラムくらい。果物。冷蔵庫の残り物の野菜くらいでした。

この週末はイースターホリデーなので一応木曜に1週間分の買物に行ったのですが、普段なら80ポンドくらいなのに、40ポンドを越えるかどうか心配なくらいでした。(40ポンド以上買うと5ポンド引きのバウチャーを持っていたので。)無理して必要ないトイレットペーパーとか猫の薬とかまで買っちゃいました。

料理も、二人分も4人分も作る手間は同じように思えますが、実際には二人分なんてすごく簡単にできました。まあ考えてみれば野菜を切る時間も半分だし、水が煮える時間も半分だし。

こうして考えてみると、われながらお母さんというのはいろいろ大変やなあと思いました。

明日からまたお母さんに戻るぜ。

そうそう、そういえば猫の様子がちょっと不思議でした。うちの居間には大きいソファーと小さいソファーがあって、人間はみんな大体大きいソファーに座って、小さいほうはいつも猫が座ってます。でもペパーちゃんは子供がいなくなった初日から、堂々と大きいソファーの真ん中で寝てました。猫って本当にそつがない。

そして昨日はお腹もすいていないのにウサギを捕まえてきました。見てやってください、この自慢そうな顔つきを。


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2012年4月5日木曜日

水泳の合宿の様子

子供達がケリーカレッジの水泳の合宿に行って今日で4日目が終わりました。二人とも電話を持っていかなかったこともあり連絡がないのですが、他のお母さん達からの情報によると、

ルイとチャーリーは能力別のグループ1。チャーリーはグループ2 から初日に昇格されたそう。

火曜日にはタビストックの街にみんなで出かけたとのこと。

午前中は普通のプールのトレーニングをし、午後はターンや飛込みなどのテクニックのトレーニング。

水曜は午前中はチームつくりのアクティビティー、午後はキック大会(たぶんビート板を使っての競泳)をしたとのこと。

以上です。

明日が練習は最終日。そのあと土曜の朝にチーム対抗の水泳大会をして、合宿はおしまいです。子供達がどれだけ学んだか、トレーニングしたかを考えると、早く時間が過ぎてるなあと思いますが、ぜんぜん連絡なしで5日というのは結構長い気がします。

ところでイギリスは今週はすごく寒くなってしまったので、子供達が寒くないか、風邪など引いてないかちょっと心配してます。何せ最近夏のように温かかったからコートも持たせず送り出したのですよ。まああんまり外で過ごす時間はないので、大丈夫だとは思うんだけど。寮って温かいのかなあ。

この辺ではまあ寒いと言っても暖房が要る、コートが要ると言う程度ですが、イングランド北部のヨークなどでは雪で道路が閉鎖になったり、何万戸の家が停電でえらい目にあってるということです。

雪の中を歩いているところをインタビューされていたおじさんは 、「先週日焼けして赤くなった鼻の上に雪が当たると痛いよ。」といってました。ほんと、先週はみんなビーチで泳いだりバーベキューしたりする天気だったんですよ。

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2012年4月4日水曜日

こういう日々でした

昨日は何もしないと一日決めていました。それでもやっぱり10時以降は寝ていられなくて、やっぱり掃除機なんてかけてしまったあと、友達とプールで1時間ちょっと泳ぎました。距離にしたら1100メートルくらいかな。

そのあと昼ご飯を食べてソファーで寝転んで本を読んだりタロットカードで遊んだり。晩御飯をパスタで軽く済ますと、夜はテレビを見たりネットをいじったり。ああ、極楽極楽。

今日も10時におきましたが、今日は遊んでばかりいるわけには行きません。しかし10時に起きるとやっぱり一日短いね。掃除機をかけて熱帯魚の水を変えて台所を掃除して。そうしてるうちにお昼ご飯。

そのあとネットで阪神の試合状況をチェック。引き分けかあ。でも5対0から追いついたからよしとしよう。ヤクルトはさぞやがっかりしてることでしょう。

その後はガーデニング、ヨガ、そして家中の窓と言う窓を全部拭きました 。うちは窓が多い上に、たまにしか掃除しないからすごく汚れていて、結構大仕事でした。

そのあと軽くご飯を食べて着替えて友達の家に。子供が小さいときはすごく仲がよかった友達なんだけど、ここ数年ぜんぜん会う機会がなかった友人です。1年位前に家を改築したばかりで、 台所とかお風呂とか昔とぜんぜん位置まで変わって、寝室も一部屋増えて、家具もほとんど買い換えて、うらやましい限りでした。うちもお金が無い、時間がないといっていないで何とかしないとなあ。

そのあと二人で海辺のBoat Houseという名前のパブに。ここはいつ行っても素敵なパブで、いつもはすごく混んでるんだけど、今日は程よく人が入ってちょうどいいくらいでした。 ここは私がビデフォードで一番初めに行ったパブなんですが、今もあんまり変わっていません。今も昔もずっと素敵です。

私が運転したので、お酒は最初にちょこっとだけ飲むだけにするつもりだったんだけど、ウオッカのトニック割を2杯も飲んでしまいました。そのあとミネラルウォーターを飲んだんだけど、確かにほろ酔い。運転に支障がないとは思いましたが、それにしてももしもおまわりさんに止められて飲酒運転のテストされたらやばいなあという感じでした。でも分かっていながら飲んだのは私なので、そうなって免停になっても自業自得やなあと思いながら、慎重に運転して帰りました。

飲みに行って誰もいない家に帰るのって15年ぶりくらい。ちょっと違和感というか、やっぱり開放感ありますね。

電話にはデイブからのメッセージが入っていました。ははは。別に一人だからって家にいるってもんでもないんだよ。誰にも何も言わず誰にも気兼ねせず夜出かけれるって いいですねえ、本当に。

それでもちゃんと11時過ぎには帰ってきたので、私もおとなしくなった物です。

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2012年4月2日月曜日

子供のいない日初日

子供達が昨日水泳の合宿に行って今日が二日目。というわけで一番最初にすることは朝寝です。昨日疲れて12時過ぎに寝たので、何のかんの言っても8時過ぎには目が覚めるだろうなあと思っていました。

すると朝方の、たぶん6時くらいに目が覚めてしまいました。仕方がないのでトイレに行ってアイマスクをして またベッドに戻りました。そのあと熟睡したと言う気はしないのですが、目を覚ましたのは10時に郵便屋のバンが来たときでした。あれがこなかったらもっと寝てたかも。9時間半も寝ました。

子供がいないからだらだらしようと思っても、やっぱり朝起きるのが遅いと朝が短いから、なんとなく損した気もします。午前中は朝ごはんのあと、お風呂の掃除、洗濯、洗濯物の片付けなどだらだら家事・雑用をしてると12時に。ここでPCを起こして、銀行の残高の照会とかクレジットカードの支払いなんかをしていたらデイブがランチに帰ってきたので、お昼ご飯。

そのあと午後は郵便局、ガーデンセンターに行き、そそくさと帰ってきてヨガ。そしてそのあと2時間くらいガーデニング。そうこうするうちにデイブが帰ってきて晩御飯でした。

この晩御飯なんですが、普段はデイブは何時に帰ってこようとも、私は子供と一緒に夕方に食べます。水泳とか私の仕事とかで時間は毎日ちょっと違って、デイブが帰ってきていれば一緒に食べるし、帰ってなければ置いておきます。なので別に何時に帰ってきてもぜんぜん支障はないんです。

でも今日は子供がいないのでちょっと戸惑いました。晩御飯の時間に帰ってくるのか来ないのか。私が一人で食べたものかどうか。でも電話で聞くのもうっとうしいし、 まあ7時から7時半くらいまで待とうかなあと思っていたところでした。

こういうことを考えるのもかったるいので、明日から出張に行ってくれるので、さらに楽になります。

子供のいない日本の奥さん達ってどうしてるんだろう。だんなさんの帰ってくる時間なんて結構出鱈目だろうに。

さてさて子供を迎えに行くのは土曜なので、あと4日間子供なし。その間にいろいろしたいことを考えてみました。まず一日は好きなだけ寝て、好きなことだけして、何にも家事をしない日。それは明日の予定です。

他には
菜園のガーデニング
花壇等のガーデニング
本棚の断捨離
窓掃除
籠を編む
本を読む
詩などを書く
映画を見る
菜食にする

こんなところでしょうか。全部できるかなあ。とりあえず明日はプールに泳ぎに行って、本を読んだり映画を観たり、阪神が買ったらYoutubeで野球を見たりして過ごそうと思ってます。晩御飯はヒヨコマメのパスタかな。

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2012年4月1日日曜日

忙しかった一日

今日の午後から子供達は水泳の合宿です。でもその前にプリマスの先週オープンした50メートルオリンピックプールでデボンのクラブ対抗の水泳大会でした。

ウォームアップが12時と半端な時間だったので、朝ごはんはすごく久しぶりにイングリッシュブレッククファースト。どのくらい久しぶりかというと、子供が生まれてから初めてだと思います。内容はベーコン、ソーセージ、目玉焼き、ベークドビーンズ、缶詰のトマト、トースト。 さすがに満腹。

水泳の大会自体はルイもチャーリーもよくがんばって、自己新記録を出しました。ルイとチャーリーが出た混合リレーは、チャーリーが3番手のバタフライ、ルイがアンカーの自由形。チャーリーからルイに代わった時点でかなり引き離されて2位だったのですが、ルイが超人的スピードで泳いで、ぎりぎり勝ちました。すごく盛り上がった。ルイのタイムは50メートル26.3秒でした。

でも新しいプールだったので手際が悪く、機械の調子も悪く、3時半に終わる予定が、終わったら4時半。しかも空調が悪くて、またまた失神しそうなほどの暑さでした。なので合宿の集合時間に1時間も遅刻してしまいました。

でもうちのクラブの人6人がまとめて遅れていったので、まあ問題なく登録が終了。ルイは友達のデイビッドとノアと同じ3人部屋、チャーリーも友達のエミリーと同じ二人部屋です。登録時に帽子を貰っていました。ルイとチャーリーは同じ緑。3色あって、色分けでグループが決まっていて、いろんなゲームやら試合やらをチーム対抗でするそうです。

でもここから先は親は行けません。子供達は係りの人と一緒に寮に向かいました。

最初、同じクラブの子供達が合計8人も参加すると聞いて、ちょっとがっかりと言うか心配だったんですよ。新しい友達も作らず自分達で固まって、おしゃべりをたくさんして夜は遅くまで起きていて、トレーニングにならないんじゃないかって。

でもみんなそろって嬉しそうに寮に向かって歩いていくのを見ると、やっぱり仲間がたくさんいてよかったなあと思いました。その子供達を見る私の気持ちは、彼らがどんな一週間を過ごすのかわくわくする気持ちと、ちょっと心配で寂しい気持ちと、そしてそして・・・・自分が一週間子供から解放されるという喜び。

迎えに行くのは来週の土曜日。どんな一週間を過ごすのか楽しみですが、きっと帰ってきてもあまり何も教えてくれないだろうなあ。 「ああ、楽しかったよ。」くらいで。

その後デイブと二人で途中でテイクアウトを買って帰宅。 差し向かいで子供の話しなどをしながら食べて、今はお互い別々にPCに向かってます。つかず離れず。このくらいの距離感が我々はいちばん。

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