2015年1月31日土曜日

ろうそくの暖房

ろうそく(ティーライト)と植木鉢二つを使って暖房を作ると言う記事を読みました。ちょうど寒かったこともあってか、すごく作ってみたくなりました。

材料はどれも一応家にあるもので何とかなりそう。ティーライトは引き出しにあと30個くらいは残っているはず。

植木鉢はたくさんあります。が、どれも外に長年放置したままで、中に土やら腐りかけた葉やら虫やらナメクジがたまっていて、使えるようなものはありません。 いっそ買いに行こうかと思いましたが、やっぱり外にでて、ちょうどいいサイズで汚れがましなものを二つ見つけて、冷たい外の水道でごしごし洗いました。

よっぽどのことがないと、植木鉢洗いたいなんて思わないので、よっぽど作ってみたかったのね。

植木鉢の足になる部分は、屋根裏にタイルがあるので取りにいこうかと思いましたが、ちょうど空になったツナ缶が二つあったのでそれを洗い、あとの一つは中身の入ったツナ缶・・・・。

そして底。テラコッタのお盆などがあればお洒落でちょうどいいんだけど、ない。安全のために、何かに使うこともあるかと取っておいた去年捨てたオーブンの中の鉄板を引っ張り出し、これをギネスブック2冊を並べて上に置きました。

やる前にYouTubeのビデオを何本か見てみると、科学的に、「4つのティーライトで出る熱は、上に植木鉢がかぶせてあろうとなかろうと同じ。暖房になるわけがない。」という意見と、「それがやってみると、驚いたことに暖房として使えるんだよ。」という意見に分かれてました。

結果は思ったとおり。植木鉢自体はかなり温まります。3畳くらいの部屋とか、キャンプにはいいんじゃないかな。我が家は暖房は、オイルのセントラルヒーティングなのですが、これも電気がないとスイッチが入らない仕組みになってるので、停電になったらアウト。だから非常事態になったら、これを3つ4つ作ったら、少しは暖を取れるかもしれません。

それよりも、なんとなく外見が可愛くて気に入ってます。しつこいですが、テラコッタのお盆に載せたい!
これが完成図

外側の植木鉢を取ると、中はこんな風になってます。

が、我が家はオープンプランで、入り口と台所と居間とコンピューターのある空間など、2階はバスルーム以外一切仕切りがありません。この写真の真ん中くらい、植木鉢の近くにこれが置いてあるのが見えるでしょ。これじゃ何の足しにもなりません。

が、それでも、「寒いと思ったら、ろうそく切れてた。」とか、なんとなく家族も気に入ってるようです。

最初に読んだネットの記事はこちらです。

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2015年1月30日金曜日

女王陛下の反骨精神

おとといネットで読んだ記事の話です。

1998年にサウジアラビアの皇太子がイギリスを訪問しました。その時に彼はイギリス王室が所有するスコットランドのバルモラルと言う別荘地に招待されました。

御存知かもしれませんが、サウジアラビアでは女性は運転することが出来ません。バルモラルで、広大な敷地をエリザベス陛下自らが案内することになったのですが、女王はサウジ皇太子をランドローバーの助手席に、護衛を後部座席に座らせ、自分が運転席に乗り込みハンドルを切ったそうです。

エリザベス女王は 戦時中は陸軍の運転手をした経歴もあり、この細いくねくねした田舎道を、通訳を通して話をしながら運転したとか。女性に、ましてや女王様に運転されることに慣れていない皇太子は、相当慌てふためいて、「まっすぐ前を見て運転してください。」と懇願したそうです。

 

考えてみれば、女手一つでこの大きい国の国家主席を50年以上も勤めてきたエリザベス女王です。女でも運転ぐらいできるわよっていう心意気とユーモアだったようです。

私は、原則的には王室制度は反対ですが、こういう話を聞くと、やっぱりイギリスの王室って国民に絶大に支持されるだけのことはあるなあと思います。

ユーモアと言えば、そういえばロンドンオリンピックの開会式の007風のビデオにも本人が出演していて、世界中が驚いたと言うこともありましたね。




原文の記事はこちら。英語ですが、良かったらどうぞ。

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2015年1月29日木曜日

イギリスのおいしい食べ物

今日スーパーに行ったら、新鮮なデイツを売っていたので初めて買ってみました。デイツと言うのは、トルコなど中近東が原産の、ナツメヤシの実です。新鮮といっても、干しデイツだと思います。

すごくおいしかった。箱に入って安く売ってるのをたまに食べますが、これはそれよりもずっとおいしかったです。干し柿みたいな味。

イギリスってまずいことで評判ですが、探せばおいしいものもあります。いくつか思いつくままに書いてみます。

コックスというりんご
これは林望という人が書いた「イギリスはおいしい」という本にも昔書いてありましたが、イギリスのりんごです。外見は色がまだらでおいしそうじゃないんだけど、すごくおいしい。

ネクタリン
毛のない桃。桃と違って、まず当たりはずれがありません。

ネーブルオレンジ
ネーブルでないとダメ

グリーンゲージというスモモ
初夏に出る季節物で、めったに売ってません。

アボカド

グラナリーブレッド
茶色で、いろんな種などが入った歯ごたえのあるパン。日本の白いパンもおいしいけど、毎日食べたら飽きそう。イギリスのこのグラナリーブレッド、サンドイッチには最適です。

スティルトンチーズ、カマンベールチーズ、ブリー
スティルトンが青カビ、後の二つが白カビ系です。

バウンティー
中にココナッツが入ったチョコレート。でもこれはかなり私の個人的好みで、きらいな人もいると思う。

ショートブレッドという種類のビスケッド

タラマサラタ
たらこでできたギリシャのディップ。日本人は好きなはず。同じくギリシャのディップで、ヒヨコマメとゴマで出来たフモスというのもおいしいです。

飲み物では
トロピカーナというメーカーのオレンジジュース
ピムズ&レモネードという夏に飲むカクテル

こんなところです。デイツはイギリスでは取れないし、ネーブルもアボカドもカマンベールも産地はイギリスじゃないけど、まあイギリスで普通に売ってるということで、上げました。

こうしてみると、どれも料理ではなくて、食材とかおやつっぽいですね。いくら考えても、イギリスの料理でこれはおいしいって言うのはあんまり思いつきません。というか、純粋なイギリス料理って、フィッシュアンドチップスとかローストビーフとかパイなどのほかは、あんまりないです。家でも外でも、外国から来たものを食べることのほうが多い。

ちなみに我が家の人気ある献立は
マーボー豆腐
チンジャオロースー
餃子
手巻き寿司
カツどん
カレーライス
スパゲッティ・ボロネーズ
ラザニア
チリ・コンコーネ

こんなところかな。全然イギリス料理はランキングしてません。

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2015年1月27日火曜日

アマゾン・ラブ

何度も書きましたので御存知と思いますが、うちのティーンエージャーの子供達はどちらも水泳の選手です。それで、何のスポーツでも同じと思うけど、いろいろそのために買うものがあります。ゴーグル、帽子に始まり、さまざまなトレーニングのグッズと水着。こういう物は大体ネットで買うことになります。

ゴーグルや帽子を取っても、一般人が使うものとは違うので、競泳のスペシャリストのウェブサイトから買います。いくつかあるのですが、私が個人的に使ったことがあるのは2社です。

ルイが競泳用の(高価な )水着を11月に失くしたので、12月1日にそのうちの一つの会社でオーダーしました。競泳用の水着と言うのは、こんなもん着て運動したら体に悪いんちゃうかと思うくらい、体を締め付けます。サイズもメーカーによってまちまちで、ネットで買うのはサイズをチェックするのに一苦労で、送り返してサイズを変えてもらうというのは日常茶飯事です。

送られてきた水着は、「どちらかと言うとやや緩め」という感じで、もう一サイズ小さいのに変えてもらうことにしました。ネットで調べると、希望のサイズは「在庫切れで入荷待ち」とのことです。それで電話で聞いてみると、「大丈夫ですよ、送り返してください。来週入荷予定です。」それで、書留で送り返しました。

それが次の週の末になっても来ないので、メールを送ったのですが返事なし。それで電話すると、「明日必ず入ってきます。」クリスマスまでには絶対お送りしますとのこと。

でも、全然届きません。それでクリスマスイブに電話すると、1月の頭まで入荷が延びたとのことです。1月の半ばには州大会があるし、それまでに来ないと困ると言うと、また絶対大丈夫とのこと。

そして来週には大会という日に、届きそうにないのでキャンセルしてよそで買おうと思って電話すると、「キャンセルももちろん出来ますが、今日はいってきたので、明日発送出来ます。」と言われました。

期待しないで待ってましたが、やっぱりなしのつぶて。それでそのサイトをチェックすると、私が待っていた物は未だに入荷待ちなのですが、色違いのものが欲しいサイズで入荷されてました。それで電話して、色を変えてくれと頼むと、翌日に発送してくれました。

デボン大会の前日、待ちに待った郵便が届きました。12月1日にオーダーして45日くらい経っています。そして開けてみると・・・・・・・・

ガ~~~~ン


全然違うサイズのものが送られてきました。早速電話で苦情を言い、送り返して、希望のサイズのものを送りなおしてもらうことになりました。

仕方ありません。大会には間に合わないので、最初の土日はルイはトレーニング用の水着で泳ぐしかありません。

・・・・・・・・・・・・・・・・・話が長くなってきたので、ちょっと省略します。

で、結局どうなったかというと、送り返しているうちにまた私のオーダーしていたサイズが在庫切れになり、結局注文をキャンセルしました。最初に注文した日から50日です。

昨日確認したら返金されてました。しかも、買ったときに10パーセントのディスカウントだったのですが、ディスカウントなしの値段が(つまり払った以上の値段が)戻ってました。これって、顧客サービスというよりも、ただただ不手際なのだと思います。

で、水着のほうは、同じものをアマゾンで売っていたので、早速その日に注文しました。どうしても週末までに必要だったので、送料を多めに払って翌日に届くサービスで買いました。

そしたらちゃんと翌日に届きました。別の会社で、50日間も何度も電話して、2度も書留で送り返し、メールも10本以上送ったのが嘘みたいに。

アマゾンのほうが値段が1割ほど高かったし、商品の説明が不親切なのですが、オーダーしてからは、必ず届く、もしくは問題があればあっという間に解決してくれると言う信頼があり、ネットショッピングのストレスが全然違います。

このブログのコメント常連さんのあくあさんなんて、年に200回以上アマゾンで、とにかくトイレットペーパーからテレビから、アマゾンで買っているそうです。

やっぱりアマゾンってすごいですね。

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2015年1月25日日曜日

サイモン

ルイとチャーリーが出場したデボンの水泳大会は、Age Groupといって、年齢ごとに競い合います。9歳からはじまって、16歳以上は「16歳以上」とひとくくりになります。出場者が一番多いのは13歳から15歳くらいかな。16歳以上になると、ひとくくりになるだけあって、人数が減ってきます。

水泳って大体幼稚園くらいから習い始めて、9歳くらいで州大会に出れるレベルだと、我が家のように親ががんばってどんどん水泳させて、子供も「オリンピックを目指すんだ」とか、その気になってがんばります。それがうちの子供たち位の年になると、オリンピックを目指すレベルに達するには、週に20時間とか、尋常でないレベルのトレーニングが必要になることがわかってくるし、まあこのあたりで挫折する子は多いです。

オリンピックを目指すほどの意欲はないけど、州大会地区大会のレベルでがんばろうと、水泳を続けるティーンエージャーもたくさんいて、うちの子供(特にチャーリー)はこのタイプかな。
 
特に17歳以上になると、大学進学で地元を離れる子供達が大半なので、この年齢層、特に20歳以上の出場はすごく少ないです。全国大会、オリンピックレベルの選手は、州大会は素通りして直接地区大会に出る選手も多くなったので、ますますこの年齢層は参加が減っています。

それがですね、今年59歳にして、若い選手達に混じって泳いでる選手がいます。 南デボンの小さいクラブのコーチで、20歳くらいの息子達二人も同じ大会に出て、メダルをいくつも取ってます。(息子は、今日100メートル平泳ぎを58秒台で泳いでました。)奥さんもスイマーで、デボン水泳協会のプレジデントをやってらっしゃいます。まさに水泳一家を極端にしたような物です。

「59歳で参加なんておじさんがんばってるなあ」なんて物じゃないんです。本当に速いんですよ。100メートルバラフライが得意種目らしいんですが、ルイもこれが一番得意な種目で、今年はなんとか、ルイがほんのちょっとの差で勝ちましたが、去年は負けました。若者にまじって泳いでるだけじゃなく、若者に勝ってるんです。

水泳にはマスターズというカテゴリーがあり、ここに若者の競泳を卒業した人たちが集まって競い合います。サイモンと言うこのおじさんは、マスターズの世界記録保持者だそうです。そして、奥さんも去年かおととしか、マスターズで金メダルを取ってました。

上にも書いたとおり、水泳ってかなりの量のトレーニングが必要なスポーツです。しかも、公営プールでトレーニングするには、一般人が泳がない毎朝6時とか夜遅くに泳ぐことになります。サイモンって、うちの子供くらいの年から、毎日毎日そんなにトレーニングし続けてるんだろうか。気が遠くなります。

ちなみに彼の外見は、割と普通のおじさんっぽいんです。太くはないけど、決して細いとか、筋肉の塊という感じでもない。水泳し続けても、年取るとやっぱりおじさん体型になるのか。

悲しい限りです。

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2015年1月24日土曜日

この週末

今日は、というかこの週末は、車で片道2時間くらいのプリマスのプールにデボン州の水泳大会に行ってました。先週末も行きました。来週がお休みで、その次の週末にまだ土曜と日曜に行きます。かなり疲れます。週末丸々時間取られるしね。

でも今は10レーンあるプールになったので、スタートは12時くらいなんですが、数年前まで6レーンしかなかったころは、朝の8時半ウォームアップだったので、本当に辛かったです。帰るもの遅かったです。

今年はチャーリーが活躍して、先週末は背泳ぎで銀メダルと金メダル、今日はバタフライで金メダルを取って帰ってきました。毎年がんばってるから毎年何かメダルもらってると思っていたら、11歳の時以来だそうです。

ルイは今年は、前種目資格タイム取れるくらいには泳げてますが、決勝には至らずで、ちょっと意欲を失ってる模様。

水泳は競技人口多いスポーツなので、州大会に出れるだけでも立派なことなので、9歳の時から毎年、家族みんなでこの季節は行ってました。でもこうして何年もやってると、さすがに親も子もちょっとだれてきます。州大会には出れても、その次のステップの地区大会には、資格タイムをいくつか取れるだけだし、その先の全国大会には全然とどかないし。

・・・・・って、そんなこと言い出したら、野球でもサッカーでもスポーツって何でもそうですよね。

今日はルイも自己新記録をほんのちょっとだけど更新したので、またやる気を出してがんばってくれるといいんですが。

どちらにしても、あと2年で大学に行くことになるし、そうなったら大学のクラブで泳ぐかもしれないけど、こんなに毎日のように水泳をすることはなくなると思います。

今まで生活の中心としてがんばってきたスポーツを段々やらなくなっていくというのは、なんか寂しいと言うか、「今までかけてきた時間とお金、何やったん?」みたいな感じ。

とにかく、明日はルイは200メートル自由形、チャーリーは200メートル個人メドレーと100メートル背泳ぎです。

なんかいろいろ疲れたので、早めに寝ます。

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2015年1月23日金曜日

パンとビールのヌカ床

日本で住んでいる皆さん、ヌカ床ってお持ちですか?私は、子供の時実家に一時期あったような記憶があるけど、大きくなってからは母もやってませんでした。なのでお漬物を漬けるなんて、やってみようとも思ったことなかったし、もしも日本に住んでいたら、絶対やってないと思います。

でもいまうちの冷蔵庫には、あるんですよ。

ヌ・カ・ド・コ

しかも、ヌカで作っているわけではありません。材料はパンとビールと塩だけ。

そもそものきっかけは、FBで参加している、海外に住む日本人グループの投稿でした。誰かがこういうやり方があると紹介してくれたのでやってみたのです。家にある材料でできるし、何でもやってみたいタイプの私は、浅漬けが数回できればいいなあと、その時家にあったきゅうりやニンジンを手始めに漬けてみました。

なかなかおいしい浅漬けになりました。でも、このヌカ床、どのくらい持つのだろうかといろいろ調べてみると、実は半年だとか、かなり持つそうです。しかも冷蔵庫に入れてる限りは、しばらく放置しておいても大丈夫で、毎日混ぜたりする必要はないらしいです。

それで、パンや塩を足しながら、もう2ヶ月くらいあります。そして、どんどんよくなっていくんです。最初のうちは、本当に浅漬けのようでしたが、今は日本のお漬物と遜色ないくらい上手に出来ます。

ネットで探すと、日本でもやってる人いるようですね。クックパドに載っていました。冷蔵庫の場所が取られることがちょっと難点だけど、それを除けば、日本でだって本物のヌカ床よりも全然お手軽です。材料も、固くなったパン(固くなくてもいいけど)と気の抜けたビール(気がぬけてなくてもいいけど)と塩だけなんて、ただのようなものだし、数回つけて、飽きたら捨ててももったいなくもありません。

興味のある人は、ためしにやってみてはいかがでしょうか?それとも日本に住んでいたら、お漬物なんて簡単に手に入るから、やろうなんて思わないかな。

ちなみに私は納豆も大豆から作ります。海外に住む日本人って、本当に涙ぐましい努力をして、日本食を食べてるんですよ。毎日白いご飯に生卵かけて食べられる日本人がうらやましい。(こちらでは一応卵の生食は危険ということになってます。たまにやるけど。)

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2015年1月22日木曜日

親切な日本人と不親切な日本人

ずいぶん昔のことになりますが、思い出したことがありましたので、書きます。

ルイが1歳で、おなかにチャーリーがいて妊娠3ヶ月くらいだった頃、パスポートの書き換えでひとりでロンドンに行きました。ロンドンで地下鉄に乗ると、まだ3ヶ月だったのでそれほどおなかが目立つわけじゃなかったんだけど、 乗り換えるたびに瞬時に数人の人が席を立って、譲ってくれました。

その2ヵ月後、マタニティーウエアを着始める頃に日本にデイブとルイと3人で行きました。ある午後3人で大阪の地下鉄に乗ると、私は大きいおなかで立っているのに、梅田から西田辺までの20分くらいの間、誰も席を譲ってくれないということがありました。

立っている辛さというよりも、日本では妊婦に席を譲ろうという人はいないのかと、ロンドンとのあまりの違いに相当がっかりしました。

そうしている間に、自宅から徒歩15分くらいの西田辺という駅に着きました。地下鉄の駅から出てくると、雨が降っていました。傘を持っていなかったんだけど、ルイの乗っているバギーにはカバーがあるから大丈夫だし、仕方ないから家まで濡れて帰るつもりで歩き出し、駅から300メートルくらいの横断歩道で信号が変わるのを待っていました。

すると、30歳くらいの男の人が走ってくるのです。そして私の隣に止まって、自分のさしていた傘を私のほうによこして、

「妊婦さんが濡れてはいけませんからね。」

といって、私に傘を持たせて、もと来た方向に走って戻って行ったのです。 わざわざ遠くから見かけて、逆方向から走って、傘を渡しに来てくれたのでした。

突然のことで、ろくに御礼を行ったかどうかも思い出せません。傘はもちろんお返しできませんでした。

地下鉄で誰も席を譲ってくれなくて、イギリス人に比べて、日本人ってなんてマナーがなっていなくて、不親切なんだと、かなりがっくりしていたところした。親切がありがたいだけでなく、タイミング的に不思議な出来事でした。

もちろん妊婦にも老人にも席を譲ろうとしない日本人はたくさんいるけど、一方でこんな親切な日本人もいるんですね。日本人だからイギリス人だからというのではなく、どの国にも親切な人もいれば、不親切な人もいるということだなあと、改めて思いました。

それはそうなんですが、乗り物の席に関しては、こういうこともありました。

 それから15年後くらいの2013年の夏、私達親子が、朝の御堂筋線に乗っていると、立っていたルイが熱中症か、真っ青になって気分が悪くなったんです。私とチャーリーがあわててバタバタしていたので、ルイが具合が悪いことは誰の目にも明らかだと思うんですが、その時も誰も席を譲ってくれませんでした。

イギリスでは、100パーセント誰かが席を譲ってくれるシナリオです。

イギリスのほうが、老人や妊婦や障害のある人に席を譲るというのは、やっぱり徹底してると思います。これって、日本人のほうが冷たいと言うよりは、こういうことをするのが気恥ずかしいとか 、人の目が恥ずかしいとか、知らない人に話しかけたくないとか、わけのわからん気負いがあるのかもしれません。イギリスでは、席を譲らないほうが人の目が気になりますけどね。

イギリス育ちのルイとチャーリーは、大阪でバスに乗ると、老人がたくさん乗り込んできて必ず席を譲らないといけないから、バスに乗るのは嫌がってます。

「譲るのが当然」という風習が根付いてるか根付いていないかの違いなのかな。風習、習慣って馬鹿にならないことです。

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2015年1月20日火曜日

イギリス人は新札がきらい

ちょっと前の話ですが、実家の母と妹が、荷物にこっそり忍ばせて、子供達にお年玉を送ってくれました。どこで手に入れたのか、ぽち袋の中に、つるつるの20ポンド札の新札が入っていました。

そういえば私が子供のころも、お年玉は新札でもらっていました。母が親戚に上げるのに、銀行で新札に変えていたのも覚えています。日本で美容サロンのビジネスを始めた友人も、おつり用に休みの日に新札を用意しに行くと言ってました。

日本人は新札が好きですが、イギリスではめったに見かけません。見かけないだけでなく、イギリス人はあんまり新札が好きではないようです。なぜかと言うと、新札で支払うと、露骨にすかして見たりして、偽札かと疑われるからです。おととし中古車を買うのに、多額のお金を現金で銀行から下ろしたのですが、それも全部古いお札でした。

偽札ってそんなにこちらは多いのかなあ。

昔銀行に勤めていた時、同僚が夜中にタクシー代を払おうと思ったら、タクシーの運転手さんに、「お客さん、これは偽札ですよ。」と5ポンド札をつき返されたと言ってました。翌日会社に持ってきたのでみんなで見ましたが、透かしてみると、やっぱり透かしがありませんでした。それ以外はよくできた偽札でしたけどね。古いお札でした。

そういえば15年位前、20ポンド札の偽札が多くなったからと、お札のデザインが変わったことがありました。

話によると、1ポンド玉も偽コインが多いそうです。でも1ポンドコインは不足がちなので、造幣する手間とコストが減っていいかと思ってるのか、当局もあんまり取り締まってないとか。ほんまかな。

ちなみにイギリスのお札は古いだけでなく、よく文字が書いてあります。大体数字が多いけど、誰がどういうシチュエーションで書くのか。もしかして銀行の人とか?

私の財布の中だけでも2枚書いてありました。クイーンのでこに②なんて書いて、ええんかいな。。。これはわざとやな。

ところで、イギリスには20ポンド札の上には50ポンド札というものが存在するのですが、あんまり現金を持ち歩かないこの国では、年に1回もお目にかかることはありません。50ポンド札は、支払いに使うとそれこそ露骨にチェックされて、上の人を呼んで二人でチェックまでされたこともありました。こんな使いにくいお金、誰も欲しくないです。

しかし大昔に、ロンドンのカジノに連れて行ってもらったことがあったのですが、そこでは50ポンド札が活発に飛び交っていました。まあ、あるところにはあるっちゅうことやね。

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2015年1月19日月曜日

期待の若トラ

私が阪神タイガースファンなのは、よくここで話題にしてるので、御存知かもしれません。その阪神の2軍に、まだ一度も一軍に上がったことないのにファンになってしまった選手がいます。去年高卒でドラフトで入った横田君という選手です。

鹿児島出身の横田君は、お父さんが元プロ野球選手の2世選手です。そもそもファンになったきっかけは、去年の入団時の記者会見です。まだ18歳で鹿児島から出てきたばっかりの横田君は、すっかり鹿児島弁そのままで、ボクトツで可愛いことこの上ないんです。しかも、その年引退した名選手桧山さんの背番号24をつけることになったのですが、感想を聞かれて、

「この番号に、ふがいないよう・・・・。」

といってしまったのです。きゃ~、かわいい。これがファンにならずして、おかんがやってられるか。しかも横田君のお母さんはもとミス鹿児島とかで、顔が整ってるのに、ただただ「ボクトツ」なのです。その割にはガタイは無茶苦茶しっかりしていて、将来がすごく楽しみです。

この横田君なんですが、お父さんが元ロッテの選手と言うので調べてみると、現役時代はすごく活躍した選手のようです。名誉あるベストナイン賞を2回も受賞し、入団2年目で打率3割を2年連続で記録したのは、長島選手以来だそうです。

そんなお父さんが、どうして鹿児島で家族を持ってるのかと思って、記事を読み進んでみました。そんなに活躍したのに、引退後は宅配便の会社でアルバイトしたり、焼肉屋に勤務したりしたあと、奥さんの出身地の鹿児島で飲食店を出して、それも閉店したそうです。

野球選手って、引退したらコーチや解説者になったりと、それなりの道が開けてるもとの思ってましたが、そういうのは人気球団の人気選手だけのようです。それほど有名じゃない選手は、田舎に帰って普通に就職してるんですね。確かに昔のパリーグじゃ、全然顔も名前も売れてないでしょうからね。

なんか寂しい話です。

その横田君は、今月は先週まで実家で自主トレしていたそうですが、「田舎なのでボールがないから、素振りばっかりしてましたよ。」と言ってました。ほんまかいな、どんな田舎や。

阪神はロッテと違って人気球団。1軍に上がってもないのに、マスコミにちやほやされて勘違いしてだめになっていく選手が多くいると、金本アニキが言ってました。横田君も、そうならないよう、大阪すれせずに、ボクトツとしたまま大選手に育って欲しい物です。

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2015年1月18日日曜日

郵便の行方

先日日本に小包を送りました。母の80歳の誕生日なので、なにを送ろうかいろいろ悩み、去年の11月にフォトブックを作りました。子供が小さいときから、デジタルでコンピューターに入っている写真全部の中から200枚くらい選んで、100ページの本にしました。もちろんすごく時間かかりましたよ。

値段は、初回特価で80ポンド位するものが25ポンドくらいで出来ました。先にお金を払って、1ヶ月以内に写真を選んでページをレイアウトして、アップしないといけません。結構大変でした。

出来上がりは、ちょっと印刷が歪んでるところがあったのですが、それ以外は大満足でした。

その会社のウエブサイトにオリジナルの原稿は保管されてるので、また同じフォトブックを印刷することは出来るのですが、それには80ポンド以上かかるし、誕生日に間に合わないのもよくないので、早めに国際書留で送りました。すべて追跡することが出来ます。

それが1月8日のことです。12日の夜、もう日本についたかなあとネットで追跡してみると・・・・

「もうすぐお届けします。アイルランドの郵便システムに受け渡しました。」とでているではありませんか。

アイルランド??????!!!!!!!!!

それでその夜、ロイヤルメールにメールを送り、翌日電話をかけました。

すると、やっぱり手違いでアイルランドに行ってしまったとのこと。でもその小包、日本語で住所書いて、最後に JAPANって英語で書いてるだけなんですよ。どう見てもアイルランド行きの郵便じゃないのに。

「間違って他の国に行ってしまった場合は、そちらから直接本来の国に届けられます。ちょっと遅れるかもしれませんが、必ず着きますから。」と言われました。その人はすごく対応が丁寧で、何度も何度もSorryを連発してました。

イギリスって、何か手違いがあっても、私個人の責任じゃないからと思ってるのか、絶対に謝らないんですよ。だから新鮮でした。ちなみに今までも何回かロイヤルメールのカスタマーサービスに電話したことがありましたが、 いつもすごく対応がいいです。

そしてメールへの返事も受け取りました。こちらも何度も平謝りでした。I really cannot apologise enough(謝っても謝りきれない)とまで書いてありましたよ。

そうは言われても、もうイギリスをでてしまったので、私もロイヤルメールの親切な職員さんもどうすることもできません。ただアイルランドの郵便局のおじさんたちが、きちんと日本まで転送してくれるのを祈るばかり・・・・。

でも、考えてみれば、アイルランドってまだまだいいほうですよね。ドイツだったらもっと安心だったけど、それこそ、タンザニアとかカザフとかパラグアイとかフィージーとか、世界のどこに行ってもおかしくなかったわけですから。そう考えて、自分を慰めてました。

そしたら木曜か金曜に日本についてました。そこからは日本郵便の追跡調査で調べられます。実家から2キロくらいの住吉郵便局に着いた時は、嬉しかったです。着いて当たり前のことなんだけどね。母は喜んでいたようです。

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この週末は水泳の競技会でした。ルイはいまひとつの結果でしたが、チャーリーは銀メダルと銅メダルを取りました。毎年活躍していると思っていたのですが、「メダルもらったの11歳以来だわ。」と自分で言ってました。よかったね~。

2015年1月16日金曜日

新しいピアノと下手な趣味のすすめ

今日は昨日よりはずっとましでしたが、やっぱり朝に雹が降りました。ドアの外はこんな感じでした。

ところで、12月の頭くらいにちょっと書きましたが、新しいピアノを買いました。クリスマス前にデイブが同僚と一緒に取りに行ったのですが、二人で何とかぎりぎり台車に上げれるくらいの重量でした。足に車もついてないから、本当に重そうでした。

こちらです
古いほうのピアノはそれほど重くないのになあと思って中を見たら、こちらのほうにはぴかぴかの金属の塊が入ってました。同じ部品が古いほうのピアノでは木造なので、そりゃあ重さが違うわけです。

新しいと書きましたが、たぶん10年くらい物。私達にとっては新しいということです。ピアノの先生の生徒さん(60歳くらいの女性)から買いました。その人は新品で買ったのですが、ここ数年はクラリネットだからサックスだかに興味が移り、全然ピアノを弾かないので、売りに出したそうです。先生によれば、月に一回くらいしか弾いてなかったそう。(同じ先生がクラリネットとサックスも教えてます。)

弾いてみると、私が弾く分には音も感触もあまり違いがわかりません。でも子供達は全然違うと言ってます。特にペダルのアクションが比較にならないくらいいいそうですが、私はペダルは使えないので、わかりません・・・・。

音は、古いほうのピアノの音も、丸みがあって深い音ですごく好きだったんですけどね。こちらはもっと冴え渡ったクリアな音です。

古いほうのピアノ。マホガニーで外見はすごく素敵です。
一つはっきりしてるのは、新しいほうが音が大きいこと。誰かが弾きだすと、家中で大音量で聞こえます。 田舎の家でよかったよ。うちはテレビをなぜかあまり見ないという話を先日書きましたが、見なくなったわけがわかりました。誰かがピアノやギターを弾いてたら、テレビなんか見れません。

私は子供の時にちょっとピアノを習っていたのですが、家には電気オルガンしかありませんでした。それですごくピアノにあこがれていました。子供が小学校に上がって、まずキーボードを買って、私も自分で練習を始めました。その後、ピアノを買ったんだけど、子供が上達する一方で、私はほとんど弾かなくなりました。

でも新しいのが来て、やっぱり楽しくなって私もまた練習してます。

うちの子供たちはもともと最初からグレードをやらせなかったのですが、それが幸いしたのか、今でもすごく熱心にピアノを練習してます。好きな曲を選んで弾けるから楽しいのかな。いまは二人ともショパンと、何かコンテンポラリーなものを弾いているよう。私はイタリア人のコンテンポラリーのピアニスト、Ludvico Eunaudiの「Igioni」という曲を練習してます。

子供たちに習わせ始めたのは、なにか一つ楽器が弾けると人生楽しいだろうなあと思ったからですが、本当に楽しいです。子供達が弾くのを聞くのも楽しいけど、自分が弾くのも本当に楽しいですね。ピアノを子供達と弾いてると、これに勝る幸せってなかなかないなあと思うほど。

私はすごく下手なんだけど、下手だからこそ余計楽しいのかも知れません。すごくうまかったら、それなりに「練習しないと」とか、「このくらい弾けるはず」とかプライドとかあると思うけど、下手だから初心者の気持ちで、ただただ美しい音を鳴らすことの喜びだけで、遊びながら弾いてます。

下手だから100パーセント集中しないと弾けないから、本当にストレスを忘れます。ヨガもストレス解消に最適だけど、やっぱりヨガは仕事だから100パーセント趣味だけでやってるわけじゃないし、私にとってはかなり真剣に取り組んでいることなので、シリアスになりすぎちゃいます。

何でもかんでも、プロ並に上達するほうがいいってものでもないのかもしれません。下手だけど好きでずっと続けてるというもののほうが、私達くらいの年になったら、貴重なのかも。

ちなみに 今ルイが弾いてるのはこれ。もう半年以上練習してます。すごく難しいらしい。

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2015年1月15日木曜日

異常な天気

イギリスではここ数日変な天気が続いていて、今日はありえないような天気でした。

まず昨夜は、夜の8時くらいからすごく風が強くなりました。夜中にかけてますます強くなったのですが、12時過ぎには何かがどしんと家にあたる音がしました。枝が折れたり木が倒れたししてるんじゃないかと、びくびくしながら寝ました。(ゴミ箱が倒れて家にぶつかった音でした。)

今日の朝はまずまずの天気でした。それが急に暗くなって、雨や雹が強く降って来ました。そんな感じで夕方まで、晴れたり、豪雨になったりの繰り返し。

午後にはすごく冷えてきて、エクスムーアやダートムーアでは雪が降ってます。

そして夕方6時過ぎ、スイミングプールから駐車場に向かっていると、 信じられないほどの量のあられが雷とともに落ちてきました。あられの大きさは、それこそ雛あられのような大きさで、車が凹むんじゃないかと思ったほどです。

稲妻も明るくて、しかもあられが降ってる中で光るから、反射して世界は真っ白。そしてその一瞬後ごく近くで 雷の落ちる音。

雷の落ちてる時って、車に乗ってるときは、安全なんでしたっけ?危ないんでしたっけ?考えちゃいましたよ。

そしてデボンのお隣のコーンウォールのある街のある通りでは、局所的竜巻が起こって、たった3秒くらいで、サマーハウスの屋根は20メートルくらい飛ぶは、直径2メートル以上の大きいトランポリンは隣まで吹き飛ばされるわで、たいへんなニュースになってました。

そして私は、午後からめまいと吐き気がしてきました。変な天気だと頭痛がすることがあるので、これも天気や気圧のせいかもしれません。

そういうわけで、いまからゆっくりお風呂に入って、早めに寝ます・・・・

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2015年1月13日火曜日

イギリスの化粧事情

1980年代後半に私が日本で大学生をやっていた頃は、毎日きちんとフルメイクして大学に行ってました。高校までは化粧厳禁だったのに、高校を卒業するや、解禁どころか、社会全体が化粧を奨励するような風潮でした。

それが大学4年のときにイギリスに留学してきて、いっぺんに化粧しなくなりました。だって回りの学生達って誰も化粧してないんだもん。 週末に遊びに行く時には化粧しましたが、まわりの女性は化粧してたりしてなかったり。というか、フルメイクの人は少なかったです。

その後イギリスの日系の銀行に就職したのですが、そこでもみんな化粧っ気なくて、私も毎日化粧せずに行ってました。ある日お客さんと日本人の上司と一緒に夜食事に行ったことがあったのですが、上司がその場で私に化粧くらいしろと薦めると、お客さんが「あつこさんは化粧っ気ないところがいい。」と言ってくれて、そのままずっとやめるまで化粧なしで出勤してました。

その後会社を辞めてヨガの先生になったので、もう完全に化粧はしなくなりました。自分の中で、ヨガの先生という立場と化粧は合わない気がするからです。なので、イギリスに住んでるときは本当に年に1-2回、結婚式やパーティーに行く時にするくらいです。日本に行ったら、同窓会などでは化粧しますが、子供達や妹と街に出るときでもやっぱりすっぴんです。

なので、私はてっきり、イギリス人というのは化粧する人が少ないか、たまにしか化粧しないか、してもごく薄化粧なんだとずっと思ってました。

それが娘が中学生になって、全然違うんです。まず学校が化粧を禁止していない。さすがに7年生(中学一年)はあんまりしてませんが、10年生、11年生なんて、ほとんどみんな化粧して学校に行ってます。しかも芸能人かステージメイクかという厚化粧。

娘のチャーリーも7年の時から化粧して学校に行きたがってました。それで口紅くらいはいいことにしましたが、今はアイメイクが流行ってるので、すごくマスカラつけて行きたいようです。それでも、チャーリーはいろいろスポーツするのでやっぱり自分でもたっぷりマスカラつけていくのはよくないと思ってるのか、いまはしっかりと眉毛をかいて、マスカラなしでアイライナーつけて行ってます。チャーリーの化粧品の量なんて、私の5倍は持ってる。私なんて今までの人生で2本しかマスカラ買ったことないのに、チャーリーは5-6本持ってます。

私がイギリスに来て化粧をやめたのは今から30年近く前ですからね、時代も変わりました。あの頃はイギリス人は全然化粧してなかったけど、今はすごい厚化粧が流行ってます・・・・・・と思ったけど、考えてみると、これは若い子だけ。すごく若い子たち。12歳から20代半ばくらいの女性達の話です。

私の年齢の人たちや子供達のお母さん達を見ると、やっぱり化粧っ気のない人ばかり。日本のお母さん達のように、毎日日常的に化粧してるという人はめったにいません。そう。これは日本とイギリスの化粧事情の対比でなく、イギリスの世代差の対比のようです。

チャーリーは今日学校から帰ってきて、パジャマに着替えて、マスカラを思いっきり塗ってました。「今日はどこにも行かないからガンガン化粧するぞ~。」っと思ったのか。いやあもう、あの子のすることは全然わからん。

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2015年1月11日日曜日

テレビ

テレビってどのくらい見ますか?私はここ数年全然見なくなり、年間20時間も見ないんじゃないでしょうか。テレビを見なくなったからその時間をもっと建設的なことに有効に使っているかというとそんなことは全然なく、テレビを見なくなった分、ネットに向かっています。

昔は家にコンピューター一台だったから、家族と一緒に使うと、順番って言うことになってましたが、今はコンピューターだけで3台、スマホ4つ、Ipod2つ。その上Wiiまでネットでつながってます。だから常にいつでもネットが見れる状態。

ネットはネットでいいんですが、欠点は、ある一つのものが次のリンクにつながって、どんどんいろんなページを手繰っていくことになること。YouTubeのビデオなど、「どういう経過で私今こんなビデオみてるんやろう・・?」ってことがままあります。

そして、ネットは便利だけど、感動したり感化されたり感銘を受けたりということは、ほとんどないです。

テレビはめったに見ないものの、時々すごく感銘を受ける番組に出くわすことがあります。たとえば音楽番組とかドキュメンタリーとか。例えば、数年前ですが、偶然ロバートケネディーについてのドキュメンタリーを見て、すごく感動したことがありました。それから、その時このブログにも何日も続けて書いたのですが、1970年代に起こったアンデスでの飛行機事故についてのドキュメンタリーにも無茶苦茶感動しました。

ボブディランやサイモンとガーファンクルを聞くようになったのも、テレビのドキュメンタリーがきっかけだったなあ。

ネットの場合は、主に自分で情報を探して行きますよね。なのですごく便利なツールであるものの、思いがけない出会いはあんまりありません。テレビの場合は、「あ~、疲れた。何かやってるかなあ。」とどっしりとソファーに腰を落としてリモコンを操ってる時に、なぜか目が留まったり、誰かがつけているテレビを見るとはなしに見ていると、どんどん引き込まれていったり。つまり、入ってくるものに対してオープンマインドな時に、そこにあるものに惹かれて行きます。それで思いがけない方向に 興味が湧いたりします。

つまりネットからの情報は、必要な情報だけど、テレビからの情報は偶然の出会いと言えるかもしれません。

そういった偶然の出会いがないほうが楽な時もあるんだけど、素晴らしい偶然の出会いは人生を広げてくれますよね。

そういうわけで、今年はちょっとテレビも見るようにしようかなあと思ってます。まあ、何でも見てるといいわけじゃなく、チャンネルとか選んで見ないと同じことなんだけど。

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2015年1月10日土曜日

Proof of Heaven という本とPDF

先日ネットでProof of Heavenという実話の本についてのインタビューをみました。

あるアメリカの脳外科のお医者さんが、非常に稀なばい菌性の脳膜炎になり危篤となり、脳死状態になるものの、奇跡的に回復します。その間に臨死体験をするのですが、脳外科医という専門的立場から、この自分の体験をつづっています。

著者は、医者としての立場から、それまでは臨死体験という物はまったく信じていなかったのですが、実際に自分が体験してみて、医学的、科学的にはありえないことがいくつも起こり、あちらの世界のことを信じるようになりました。

その体験は、ここでは詳しく書きませんが、導き手が現れて、美しい光で包まれた世界に行き、そこですべては愛が源であることを悟ります。

その導き手というのが、今まで会ったこともない若い美しい女性でした。普通よく聞く臨死体験では、他界した親や伴侶などが出てくるものなので、この著者は、なぜ数年前に死んだ、敬愛してやまない父親ではないのだろうと、ちょっと不可解に思っていました。

著者は赤ちゃんの時に育ての親に養子として引き取られたのですが、この出来事の数年前に、自分の生みの親と兄弟とコンタクトがつき、初めて会うことができました。その時に、自分にはもうひとり妹がいたのだけど、彼女はその2-3年前にアルコール中毒で若くして亡くなっていたことも知りました。

この病気から回復して数年経った頃、その産みの親から郵便が届き、死んでしまった妹の写真を受け取りました。それを開けて見て、パズルの謎がとけました。その臨死体験で出会った女性は、妹だったのです。

おもしろそうなので、早速アマゾンで買おうと、グーグルで本のタイトルを検索してみました。すると、この本のPDFが見つかったのです。開けてみると、その本まったくそのまま一冊、PDFになっていて、簡単に、もちろん無料でダウンロード出来ました。それで、簡単な本だったので、3晩くらいコンピューターの前に座って全部読み終わりました。

本も良かったのですが、どうしてこんなに簡単にPDFを無料でダウンロード出来るんでしょうね?私としては本代浮いたけど、出版社にしたら損ですよね。 著作権とかどうなってるんだろう?内容が内容だし、著者自身が脳外科医で本の印税なんていらないから、少しでも多くの人に読んでもらおうとしたのかなあ。

 PDFと言えば、うちの子供たちは二人ともピアノを弾くのですが、楽譜もお金を出して買うことはめったにありません。大体何でもネットでPDFでダウンロードしてます。ショパンとかドビッシーとか、クラシックの曲は著作権が切れてるから手に入りやすいのかもしれませんが、コンテンポラリーの作曲家の楽譜も、なんやかんやでPDFで探してきます。楽譜も一々買っていたら馬鹿にならないし、何よりも無料でダウンロードできたら、いろいろ試して弾いてみることができて楽しいとおもいます。

ネットって弊害もあるけど、やっぱりすごいツールですよ。

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2015年1月9日金曜日

2015年の10大ニュース

年末に10大ニュースをあげる人は多いですよね。それもいいのですが、終わった事を振り返るよりも、はじまった新たな年を素晴らしいとしにしたい。そういうわけで、2015年が始まったばっかりですが、今年の年末にはこんな10大ニュースを上げていたいなあという、願望10大ニュースです。


1.ヨガの仕事がますます盛況になり、収入倍増。 

 2.2月に家族でパリに行き、楽しい時間を過ごす。 

3.ひとりで週末ロンドンに遊びに行き、楽しく過ごす。

4.夏は日本に子供達と遊びに行き、日本の家族と元気で楽しく過ごす。そして1週間ほど、子供達と3人で日本を旅行する。

5.ピアノが上達。バレエかダンスか、合唱を再開する。

6. 幽体離脱成功。

7.明晰夢(Lucid dream)を見るコツをつかむ。

8.子供達は4月にスペインのスイミングキャンプに行き、元気で水泳速くなって帰ってくる。

9.子供達はそれぞれ、ピアノ、バンド、バイオリンと、音楽の分野でいろいろ活躍の場を持つ。

10.ルイは夏のGCSEの試験をいい成績で終える。

番外 阪神が巨人を抑えリーグ優勝し、日本シリーズではオリックスを下し日本一となる。

後半は自分に関係ないことになっちゃいましたが、こうして書いておくと、なんか実現する可能性が高まる気がします。年末に忘れずに読み返そうと思います。

阪神は鳥谷キャプテンが残留という今年一番のいいニュースで、優勝してまうかもよ・・・・。

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2015年1月8日木曜日

新年の抱負

新年の抱負によって儲かる仕事ってなにか知ってますか?ジムだとかの、フィットネス産業です。私の仕事も、今週から仕事初めだったのですが、新年からたくさん生徒さんが来てくれました。昨日なんて、電話やメール、10人以上の生徒さんからもらいました。

私は去年は新年の抱負は立てませんでした。だってこれって、だいたい1月が終わる頃には忘れてるし、1年が終わる頃には、そういえばそんなこともあったなって、失敗感だけが残るし。

でも考えてみれば、日本でもイギリスでもアメリカでも、人は新年の抱負を作りたがるもののようです。なぜかと言えば、リセット、新たなスタートを切るいいタイミングだから。 万国共通、人間って時々自分の生活ぶりを振り返って、心機一転、新しい自分を開発していこうという気持ちになるものなのでしょうね。

もしも月日が何の切れ目も無く、漫然と流れていけば、そういうこともないのだから、こうして暦が新たになって、新年に新しい抱負を抱くっていうのは、やっぱりいい事なのでしょう。

それで私も2015年の抱負を作ってみました。

1.タイムマネージメント
子供が大きくなったもののまだ家事や送り迎えに時間を取られる一方で、自営業の仕事は忙しくなってきました。なので今まで以上に、時間を大切に、無駄な時間(主にネットの世界に消えていく時間)を減らして、睡眠時間を確保し、ピアノや読書の時間も増やしたいです。

2.健康に留意し、フィットネスレベルをあげる
今年50歳になるんです。なので今まで以上に、食べるものなどに気をつけます。それから、90歳くらいになっても元気で動き回れるよう、今からフィットネスレベルが落ちないよう、運動も維持します。子供が生まれてからここ16年以上恒常的に睡眠不足なので、これも解消したいです。

3.ヨガの先生の仕事に全力を尽くす
好きなことをしてお金をいただけるというすごく幸運な立場にいますので、今以上に自分のヨガを深めて行きたいです。そのことが生徒さんにとっても、いいことだと思うし。時間的には今よりもクラス増やす余裕はあまりないのですが、働く時間を増やさずに、収入を倍にしたいです。


4.精神世界をもっと探索する。
すごく個人的なことなんですが、スピリチュアルワールド、今年は今まで以上に追及したいです。 上記のヨガのことともつながっていますし、抱負というか願望ですが、念願の幽体離脱を経験してみたいし、明晰夢(Lucid dream)も見れるようになりたいです。それから、臨死体験は、したくは無いけど、もっといろいろ調べてみたいです。

以上です。

これをね。1ヶ月に一度くらい見直すといいんですよね。新年の抱負がそのまま知りきれトンボになる理由は、単にその抱負を忘れてしまうということが大きいから。

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2015年1月6日火曜日

タジーン

タジーンって知ってますか?モロッコのシチューのような料理なのですが、このタジーンと呼ばれるポットで作るそうです。イギリスではここ1-2年人気が出てきた料理なのですが、このクリスマスに、このタジーンポットをもらいました。それで早速作ってみました。

一番底にスパイスなどを敷き、肉、たまねぎの順番に乗せます。そしてその上が野菜。上に大きなカバーがあり、簡単に言えば、モロッコのスロークッカーのような物です。水分をあんまり加えなくても出来るとのことなので、水すら入れずに、トマト缶を一缶入れて、150度くらいのオーブンに入れました。

1時間ほどして温度を100度に下げて、そのまま水泳に出かけて、3時間後くらいに帰ってきました。

こんなにおいしそうに出来ました。添え物はクスクス。

すごく簡単で手間要らずで、重宝しそうです。何よりも、台所の棚に置くだけで絵になるし。

誰からもらったって?実は、クリスマスプレゼントですらないのです。デイブの知り合いがパブか何かのくじで当たって、いらないからくれたそうです。確かに、いらない人には全然いらないものでしょうね。私は正直言って、このクリスマスでもらったものの中で、一番嬉しかったです。

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2015年1月4日日曜日

映画の話の続き

始めたことなので、見た映画のこと全部書きます。

セナ

グランプリファンのデイブにあげたクリスマスプレゼントのDVD。これは90年代前半にサンマリノ・グランプリで事故死した、ブラジル人F1ドライバーの、エアトン・セナについてのドキュメンタリーです。すべて本物のインタビューやレースの動画を編集して作ってあります。私はF1グランプリには全然興味ないんだけど、私でもセナの名前くらい聞いたことあったし、見てみると、じんわりと感動しました。セナの人柄やドライバーとしての天才さが、実在のビデオだけでありありと表現されてます。
セナって日本でも有名だったようだけど、こうしてみるとかっこいいんですよね。超ハンサムと言うのではないけど、すごく好感の持てるハンサムさ。
最後は事故のシーンとお葬式の場面で終わります。実際に彼が死んでしまったからかもしれないけど、かなり心が動かされました。

ラスト・サムライ

ネットでストリームして見ました。携帯電話の会社からサービスで無料のコードが送られてきたので、ためしに使ってみました。うちは田舎なのでネットのつながりがいまいち不安定なので、どうかなあと思いましたが、ちゃんと見れました。
トム・クルーズ主演のこの映画、きっと日本ではよく知られていると思うので、内容は省略。ルイが選んだ映画だったのですが、ルイが今まで見た一番シリアスな映画なんじゃないかな。良かったです。
ところで、この映画の助演は渡辺謙。日本の皆さんはよく御存知かもしれませんが、日本の芸能界に疎い私は、彼がこんなにインターナショナル大スター、ケン・ワタナベだとは知りませんでした。だって、私にとっては、謙さんはタイガースファンの代表みたいな人で、こんな人。


このピンクのシャツの人


有名俳優はことは知ってましたが、これほどの人とは・・・・。改めて恐れ入りました。

スーパーサイズ・ミー

これも1ポンドで買ったDVD。2003年に話題になったドキュメンタリー。この監督が30日間マクドナルドだけを食べ続ける実験です。結果は驚くほど体重が増えて、驚くほど健康が害されたと言う結末でした。毎日5000カロリー食べてたので、まあマクドナルドでなくても太るとか、いろいろ茶々を入れる部分はありましたが、面白かったです。クリスマスで飽食した我々家族にはぴったりの映画でした。
 アメリカのマクドナルドのサイズってすごいですよ。日本のサイズってイギリスに住む我々から見ると、小さくて可愛いなあと思うので、日本に住む人が見たら、仰天すると思います。スーパーサイズのコーラがなんと1.2リットル!こんなの、ただの水でも飲めませんよ。
それにしても、どうしてあんなに超超太った人たちが、あんなにぴちぴちのレギンスはくのだろうか???

結局11本見たわけですが、一番感動したのは、もしかしたらセナだったかも。全然期待しないで見たんだけど。シャインもすごく感動的なのですが、昔一度感動してるので、その分割り引きました。

こうしてみてみると、映画を見た媒介も、映画館、DVD,テレビ、ネットといろいろ。昔は映画館とテレビだけだったから、本当に映画も好きなときに好きなものを見れるようになりましたね。

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2015年1月3日土曜日

クリスマスホリデーに見た映画2

昨日の続きで、このホリデーに見た映画です。

ホビット 決戦の行方

ホビット3部作の最終編、家族と年末に映画館に見に行きました。ザ・ロード・オブ・ザ・リングス(TLOTR)の3編に続いての3部作で、もう最初のTLOTRから10年くらいになるのに、未だにすごい人気で、みんな見に行ってました。前編を見たのは去年のお正月で、当然1年の間にいろいろ忘れたので、映画館だと言うのに映画の初めはチャーリーとルイに小声でいろいろ聞きまくってしまいました。映画はもちろんよくできていておもしろかったけど、さすがにおなか一杯っていう感じがしましたね。最初のTLOTRほどのすごさはないです。

余談ですが、ルイの友達はTLOTRとホビットの前編見てなかったので、週末泊りがけで別の友達の家に行って、徹夜でDVD5本見てから、映画館に見に行ってました。TLOTRってどれも3時間ものなんですよね、すごい。。。。

私はロード・オブ・ザ・リングス、実は大ファンで、最低でも5回くらいずつは見たのですが、また見たくなりました。

ラッシュアワー2

ディスカウントショップで1ポンドで買ったDVD。ジャッキーチェンのハリウッドでの映画です。ジャッキーチェンって私が大学生の頃から日本では大スターだったけど、こちらではここ10年位前にブレークして、うちの子供たちは未だに大好きです。映画自体は筋は特にたいしたことはなかったけど、ジャッキーチェンの映画は、そんなこと関係なくいつ見ても楽しいです。また見るかも。

長靴を履いた猫

大晦日にテレビでやってました。シュレックにでてくる長靴を履いた猫が主人公のアニメです。筋書きは特筆することはないけど、いろいろなジョークやユーモアがやっぱりすごくおもしろかったです。この手のアニメって本当によくできてますよね。子供が小さい頃からいろいろ見たけど、ピクサーとかドリームワークスのアニメって、本当にクオリティーが高くてはずれが無い。子供のいない人はわざわざ見ようと思わないかもしれないけど、機会があればシュレックやモンスターズ・インク、トイストーリーは是非見てください。

ボラット(Borat)

これも1ポンドで買ったdvd。
サシャ・バロン・コーエン、今では割りと有名な俳優になりましたが、その彼が主演、製作のパロディーのドキュメンタリー。彼がボラットというカザフのジャーナリストと言う設定で、アメリカを旅して回ります。その間に、「ドッキリカメラ」のようにカザフのジャーナリストに成りすまして、本物のフェミニスト団体にインタビューしたり、極右翼のロデオ大会でスピーチしたりします。ひどい冗談や下品なねたが多いのですが、カザフをねたにする振りをして、実はアメリカをおちょくっています。本当によく命がけでここまでやったなあという感じ。撮影中はつかまったりトラブルに巻き込まれたり、封切後はあちこちから訴えられたりと、日本で言うと、昔の北野たけしみたいな感じかな。日本では入手難しいかもしれないけど、機会があれば、興味あるひとは見てください。
評論家の間では評価の高い作品です。

今日も実は映画を1本見ました。数えてみるとこの2週間で11本も見ました。

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映画三昧

日本ではまだまだお正月の真っ最中でしょうけれど、こちらではクリスマスもとうに済んで、ホリデーも終りです。週末があけたら学校も会社も何もかもが通常通りのはずです。

お正月は何をしますか?我が家は今年はいろいろ映画を見ました。普段は私が週に3回夜に仕事に行くし、子供達も週に5回夜にスイミングに行くので、家族がみんな家にいるという夜が全然ないのです。でも私が仕事がお休みだっただけでなく、スイミングも休みだったり午前中にトレーニングがあったりで、2週間くらい家族みんなが夜家にそろうことが続きました。なのでこの機会にたくさん見ました。

見た映画をざっと上げていきます。

フォレスト・ガンプ
これはテレビでやってました。ご存知のトム・ハンクスの映画です。昔見たことがあったけど、その時よりも改めていい映画だなあと思いました。フォレストは知的障害のため、感情の幅が狭いと言うか、感情に深さが感じられないので、前回はあんまり感動しなかったんだと思います。改めてみると、その中にも感情はいろいろあったし、脇役のキャラクターも、彼らのフォレストとのかかわり方もすごくよかったです。特にダン中尉。

A Matter of Life and Death
クリスマスの翌日のボクシングデーの昼間にテレビでやってました。1946年という無茶苦茶古い映画です。デイブが薦めるので、まあ断って角を立てるのもなんなので家族で見ました。子供達はあきて途中でチェスと始めました。
でも実はなかなかおもしろいセッティングでした。戦闘機のパイロットが自爆する直前に無線通信したオペレーターの女性と恋に落ちるのですが、天国のミスで彼が生き延びてしまい、天国から使者がやってきて、彼をあの世に連れて行こうと説得する話です。この世がテクニカラーで、天国が白黒で撮影されていました。天国の様子が、まるで60年代70年代のアメリカ風で、いろいろと興味深かったです。でも途中から話が緩慢としてきて、エンディングが読めて残念でした。

シャイン
20年位前のジェフェリー・ラッシュ主演の、実在のピアニストの伝記の映画化です。アカデミー賞にノミネートされて話題になったので、覚えている人もいるかな。ナチス支配下の生存者のユダヤ人のお父さんに厳しく育てられた主人公が、ピアニストして成功をつかみながら、精神に異常をきたしていく話です。暗い話のはずなのに、最後がすがすがしく感動的で、すごく好きな映画の一つです。クリスマス用にDVDを買いました。

荒野の7人
これもクリスマスに見るためにdvdを買いました。ユル・ブリンナーやスティーブ・マックイーンのでている西部劇で、黒澤明の「7人の侍」のウエスタン版。数年前ルイと「7人の侍」を見て、いつか荒野の7人も見ようと思いながら、すっかり忘れてました。そうしたら先日クラッシックFMでこの映画のサウンドトラックを「僕の一番好きな映画のサウンドトラック」紹介していて、それ以来この曲が頭から離れなくなっていたのでした。
ユル・ブリンナーってもちろん写真とかで見たことあったけど、この映画、すごくかっこいいですよ。スティーブ・マックイーンもすごく細くて、きっと20歳くらいなんじゃないかな、若いです。話は7人の侍とまったく同じでした。
このDVD、これだけが見たかったのに、続編、続々編、続々々編の4枚セットが、本編だけのDVDより安かったので(3.99ポンド!!)、セットで買いました。いつか続編、見るかなあ。

他に見た物は、ラッシュアワー2、長靴を履いた猫、Borat、セナ、ホビット、ラストサムライ。感想はまた次回にまとめて書きます。

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2015年1月1日木曜日

猫とテレビ

猫や犬を飼ってる人たちにお尋ねします。お宅のペットはテレビにどういう反応を示しますか?うちの猫ペッパーちゃんはまったく何の反応も示しません。まるでテレビに写ってるものが全然見えていないかのようです。

それが今晩のこと。家族でDVDを見て、見終わってそのままつけっぱなしにしたまま、ボードゲームを始めました。テレビのほうは自動的にスクリーンセーバーに変わって、色のついた直径10センチくらいの楕円形のラグビーボールのようなものがゆっくりと一つずつスクリーンを横切っていきます。

するとデイブが、「ペッパーがテレビを見てる!」と言いました。そうなんです、猫がじっとテレビを見てます。それでみんなで猫を見ていたら、動き出してテレビに近づいていって、スクリーンに鼻を押し付けるように見てます。

そしてなんと、テレビの後ろに入っていきました。後ろからテレビをくんくんかいだり、探しているようです。しばらく出てこないので、もうテレビのことは忘れて毛でもなめてるんだろうと思ったら、しばらくして反対側から出てきて、まだテレビを別の角度から見ています。

猫ってテレビが見えてないのかと思ってましたが、もしかしておもしろい番組がやってないから見て無かっただけ?カラフルなラグビーボールがスクリーンを横切ってるのは、猫の興味を引いたってことなんでしょうか?

しかもペッパーの反応って、その昔テレビが初めて放送された頃の人間の反応にそっくりじゃありませんか。猫の知能って人間と同じくらい?

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