ちょっと前の話ですが、実家の母と妹が、荷物にこっそり忍ばせて、子供達にお年玉を送ってくれました。どこで手に入れたのか、ぽち袋の中に、つるつるの20ポンド札の新札が入っていました。
そういえば私が子供のころも、お年玉は新札でもらっていました。母が親戚に上げるのに、銀行で新札に変えていたのも覚えています。日本で美容サロンのビジネスを始めた友人も、おつり用に休みの日に新札を用意しに行くと言ってました。
日本人は新札が好きですが、イギリスではめったに見かけません。見かけないだけでなく、イギリス人はあんまり新札が好きではないようです。なぜかと言うと、新札で支払うと、露骨にすかして見たりして、偽札かと疑われるからです。おととし中古車を買うのに、多額のお金を現金で銀行から下ろしたのですが、それも全部古いお札でした。
偽札ってそんなにこちらは多いのかなあ。
昔銀行に勤めていた時、同僚が夜中にタクシー代を払おうと思ったら、タクシーの運転手さんに、「お客さん、これは偽札ですよ。」と5ポンド札をつき返されたと言ってました。翌日会社に持ってきたのでみんなで見ましたが、透かしてみると、やっぱり透かしがありませんでした。それ以外はよくできた偽札でしたけどね。古いお札でした。
そういえば15年位前、20ポンド札の偽札が多くなったからと、お札のデザインが変わったことがありました。
話によると、1ポンド玉も偽コインが多いそうです。でも1ポンドコインは不足がちなので、造幣する手間とコストが減っていいかと思ってるのか、当局もあんまり取り締まってないとか。ほんまかな。
ちなみにイギリスのお札は古いだけでなく、よく文字が書いてあります。大体数字が多いけど、誰がどういうシチュエーションで書くのか。もしかして銀行の人とか?
私の財布の中だけでも2枚書いてありました。クイーンのでこに②なんて書いて、ええんかいな。。。これはわざとやな。
ところで、イギリスには20ポンド札の上には50ポンド札というものが存在するのですが、あんまり現金を持ち歩かないこの国では、年に1回もお目にかかることはありません。50ポンド札は、支払いに使うとそれこそ露骨にチェックされて、上の人を呼んで二人でチェックまでされたこともありました。こんな使いにくいお金、誰も欲しくないです。
しかし大昔に、ロンドンのカジノに連れて行ってもらったことがあったのですが、そこでは50ポンド札が活発に飛び交っていました。まあ、あるところにはあるっちゅうことやね。
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2 件のコメント:
私はサロンでお釣りをいつも新札でお渡ししていると、お客様たちにとても喜ばれ、きちんとしているお店だと思われているようですね。日本人は新しい物好きなんですかね。
確かにイギリスやアメリカのお札は汚いよね。落書きも多いし。それとは別にイギリスはコインが重い印象が強いです。財布が重かった。
そう、コイン重いよ。とくに1ポンド玉。仕事のおつり用に小銭入れてる財布、かばんを持ち上げただけで、かばんに入ってるかどうか確認できる。イギリスで自動販売機がよく壊れてるのは、コインが重くて種類が多いからという話もきいたことある。
FBにも書いたけど、日本以外で新札見たことない気がする。もしかしてすごく日本人らしいことなのかも?
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