2015年1月30日金曜日

女王陛下の反骨精神

おとといネットで読んだ記事の話です。

1998年にサウジアラビアの皇太子がイギリスを訪問しました。その時に彼はイギリス王室が所有するスコットランドのバルモラルと言う別荘地に招待されました。

御存知かもしれませんが、サウジアラビアでは女性は運転することが出来ません。バルモラルで、広大な敷地をエリザベス陛下自らが案内することになったのですが、女王はサウジ皇太子をランドローバーの助手席に、護衛を後部座席に座らせ、自分が運転席に乗り込みハンドルを切ったそうです。

エリザベス女王は 戦時中は陸軍の運転手をした経歴もあり、この細いくねくねした田舎道を、通訳を通して話をしながら運転したとか。女性に、ましてや女王様に運転されることに慣れていない皇太子は、相当慌てふためいて、「まっすぐ前を見て運転してください。」と懇願したそうです。

 

考えてみれば、女手一つでこの大きい国の国家主席を50年以上も勤めてきたエリザベス女王です。女でも運転ぐらいできるわよっていう心意気とユーモアだったようです。

私は、原則的には王室制度は反対ですが、こういう話を聞くと、やっぱりイギリスの王室って国民に絶大に支持されるだけのことはあるなあと思います。

ユーモアと言えば、そういえばロンドンオリンピックの開会式の007風のビデオにも本人が出演していて、世界中が驚いたと言うこともありましたね。




原文の記事はこちら。英語ですが、良かったらどうぞ。

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2 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

いいね~。

日本の皇室もこのくらいくだけてくれるといいんだけど、無理だろうな。ユーモアのあるイギリスらしくていいお話でした。

Atsuko さんのコメント...

それでも、スエーデンとかデンマークとかベルギーはもっとくだけてるらしいけどね。日本は、まああれはあれでいいんちゃうか。