半年ほど前から急にサイババが気になりだし、いろいろ本を読んでいます。サイババって知ってますよね?日本では昔、青山圭秀という人が理性のゆらぎという本で紹介して、爆発的に有名になったとか。3年前に亡くなったインドの聖人です。
サイババの信奉者は世界中に何万といるわけですが、有名な信奉者の中に、アイサック・ティグレットというアメリカ人がいます。彼がなぜ有名かというと、あのハードロックカフェの創始者なのです。
その彼が80年代に、大成功となったその店の利権を売り、その売り上げのすべてをサイババに寄付し、サイババのアシュラムのあるプッタパルティに、近代的な病院を建てました。貧しい人達に無料で最新の治療を提供しています。その寄付した額は、一部では4千万ドル近く(48億円!!)と言われています。
そのお金をサイババに差し出したときの話を昨日ネットで読んだのですが、いい話だと思ったので紹介します。
ティグレット氏はこのお金の小切手を手に、サイババのところに向かおうとアシュラム内の自分の部屋を出ようとしました。すると、体が硬直して前に進めないのです。冷や汗が出て、一歩も進めません。(サイババの周りではこういうことはいろいろあるようです。)それで自分に問いただしました。「これは自分のエゴのためにやってるのではないか。」「自分がいい人間だと証明するためにやってるんじゃないか。」と。
それで気がつきました。「自分じゃないんだ。われわれ皆のためにやってるんだ。」。そう思うと、やっと足がすっと前に進みました。
サイババの前に出て、小切手を差し出して言いました。
“Swami, this is a gift for you to do whatever you wish with. And it is
from all of us. It is especially from all the ones who would like to
give it, but don’t have it to give, they just have their love. We love
you. We adore you. We want to help you. This is from all of us.”
「先生、これはあなたへの贈り物です。あなたの望むとおりにお使いください。そしてこれは、我々全員からの贈り物です。特に、あなたに贈り物をしたいけどすることができず、愛だけしか差し上げることができるない者達からの贈り物です。」
サイババはこれを受け取りました。
このあとにはちょっと続きがあります。
ティグレット氏が、「お願いです。これを私がお渡ししたことは誰にも言わないでください。匿名で寄付したいのです。」と言うと、サイババはベランダに出て、外に集まっている信者たちに、
「ティグレットが現金をくれたぞ!ティグレットが現金をくれたぞ!ティグレットが現金をくれたぞ!」と叫んだそうです。サイババにはそういったユーモアーのセンスもあるそうです。
その病院がこちら。すごい建物ですよ。さすがタージマハール の国。
ちなみにティグレットさんはこちらです。今ではずっとこのアシュラムに住んでるとか住んでないとかですが、本当かな。
ティグレットさんが信奉者になったきっかけなどもすごく興味深い、いい話なので、またそのうち紹介するかも。 しないかも。・・・・という感じで、方向性のないブログです、ここは。
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2 件のコメント:
えー、彼が信奉者になったきっかけの話も書いて!
飛行機に乗ってたら写真にサイババが出たとかなんとか、そんなような話だった気がする・・・。青山さんの本で読んだような。もう30年くらい前に読んだんだけどね。
じゃあ書きますね。
いろんなバージョンがあるみたいだけど、英文で載っているのから書きます。
私も青山さんの本で最初にであったの。銀行で働いてるときに、日本人の間でこの本と、アガステアの葉の2冊が回ってたんです。
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