先日は朝洗濯物を干していたら、銃声が聞こえてきました。
何でもこの近くのダートムーア刑務所で脱獄があり、脱獄犯が拳銃を・・・・。というのは嘘で、雉狩の音です。雉の猟が解禁の季節になったようです。
家のすぐ近くに雉撃ちの荘園のようなものがあり、そこで早速猟が始まったようです。お屋敷の裏に莫大な土地があり、普段はそこは牧草などの農地ですが、雉を狩のために繁殖させているのです。いわば、カゴなしで広い広い敷地で飼っているようなものです。もしかしたら自分たちが趣味で撃つだけでなく、お客さんも来るのかもしれません。イギリスのお金持ちはスケールが違いますから、やってることは我々にはちょっとわかりかねる部分が多いです。
狩のために飼っている、繁殖させているって言うのはかわいそうな気もしますが、酪農と変わりないと言われればそうかもしれません。撃った雉は、別に食べるわけでもないようです。売っていれば一度くらい買って、ロースト雉にして食べたいところだけど。
昔は狩は、雉が農作物を荒らすので、必要のために行われていたと思うのですが、今は完全に趣味で雉撃ちは行われています。
そういうのは悪趣味といえばそう思うのですが、他人の趣味について、ここでは意見は言いません。が、ですね。このせいで、このあたりに住む住人は、結構迷惑してるのです。
雉害です。この荘園で飼っている雉は、別に囲いもなく広い土地で飼われているだけなので、他に逃げてくるのです。(まあ気持ちはわかる。)うちにもよく来て、今は5羽ほど住み着いています。雉って、デボンに越してきてはじめてみたときはちょっと感動したけど、今はもうただ迷惑なだけです。ガーデニングや菜園の敵なのです。
きのう庭に出たら、せっかく実って収穫を待っていたりんごが、かなりつつかれてだめになってました。口惜しい!!猫のペッパーめ、最近はレイジーになってきて、雉が来ても知らん顔ですよ。昔は追いかけてたのに。
そういうわけで、仕方がないので、ちょっと早いかなあと思ったのですが、かなりのりんごを収穫しました。今日一日で、30瓶くらいピクルスやチャツネを作りましたよ。 われながら休日なのによく働きました。
ではこちらもよろしく
イギリス(海外生活・情報) ブログランキングへ
2 件のコメント:
何て読むんだろう・・・と調べてしまいました。キジですか。こんな立派な鳥をわざわざ育てて撃ち殺すのか。さすがイギリス人。生き物を殺すのが楽しいっていうのはちっとも理解できませんが・・・。狩猟民族ってやつやね。私達がくじらを食べるのに文句を言わないで欲しい。あれはイギリス人じゃないか?
あれはイギリス人もかなりからんでるよ。
まあ、狩猟は確かにヨーロッパの伝統ではあるよね。トルストイとか、19世紀の文学を読んだらよく描写があるけど、現代人には理解できないパッションですね。
いろいろ誤解もありそうなので、また今日続き書きます。
コメントを投稿