2020年8月29日土曜日

家族解散

3月末からロックダウンのため、子供たちは北デボンの実家に帰ってきていました。が、ルイは辛抱しきれず、6月には早々とロンドンの借家に戻っていきました。チャーリーは大学寮を引き払っていたので、戻る場所もなく実家にいましたが、やっと新しい借家を見つけ、8月半ばに引っ越ししました。

ルイは同じ家に住んで3年目です。大学一年目の大学寮の時は夏には引き払うので、それでも実家がほんとうの家という感じが強いのですが、自分で借りた借家に入ると、12か月家賃を払うし、自分の家感が強いです。ロックダウンの時も、帰って来たくなかったのですが、3月には結局スーパーで食品もトイレットペーパーも換えない状態になり、 諦めて帰ってきていたのです。

このルイの家は5つも寝室のある大きい家で、友達5人で住んでいます。いまだにすごく仲が良く、たぶんルイにとっては家族のような感じでしょうね。

チャーリーは友達2人と、寝室が3つのフラット(アパートメント)を借りました。中はなかなかきれいです。多分今もまだきれいだと思います。ルイのところは、あっという間に目も当てられない状態になりましたけどね。

チャーリーのフラット
そう言うわけで、わたしは今はこの田舎の大きい家で、デイブと二人で住んでます。が、お互い仕事と、それぞれの友達との付き合いで、あんまり顔も合わせない感じ。私はロックダウン解除で、今まで閉まっていたヨガ教室を再開することで無茶苦茶忙しく、 家事も庭仕事もほったらかし。ご飯作るのも買い物するのも苦痛で苦痛で。。。

洗濯もあんまりしないし、食洗器が壊れてこちらは買い替えないことにしたのですが、簡単な食事しかしないからそれも不便ないし。

本当にいよいよ家族解散という感じです。

今のところ寂しいというより、家族がそれぞれの場所に戻って、仕事がはかどってよかったって感じ。

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2020年8月20日木曜日

子供達が幼かったころの笑える会話

うちの子供たちは2年弱の年の差なので、一緒に育ちました。仲はまあいいほうですね。

その二人の会話で面白かった話の記録です。

1. 車に乗って田舎を走っていたら、「シカに注意」の表示が出ていました。文字で書かれたのではなく、赤い三角の中にシカの黒い絵があります。これを見てチャーリーが、「あ、トナカイ!」と言うと、ルイが「違うよチャーリー、トナカイは飛ぶんだよ。」と言ってました。5歳と3歳くらいのことかな。

2.これも車の中での会話。チャーリーが急に「お腹の中の人たちはポテトフライだと思う。」と言ったら、ルイが「僕はバナナと思う。」と言って、二人で納得してました。????でしたが、あとで聞いたら、絵本にお腹の中での消化のイラストがあり、そこでお腹の中で人がたくさん、食べ物を消化させるために働いていたそうです。

3.また車。(すべての会話は車か。)動物園に行って、お土産にペンギンのぬいぐるみを買いました。チャーリーは後部座席で一人で(たぶん6歳くらい)それで遊んでいて、「はい、赤ちゃん、お母さんのミルクを飲みなさい。」と言うと、ルイが(8歳?)「違うよチャーリー。赤ちゃんペンギンはお母さんのゲロ(Sick)を食べるんだよ。」 と言いました。動物園で、お母さんペンギンが魚を口から戻してあげてるのを見たようです。

4.こちらは家庭菜園で。何歳だったかな。だいぶ小さかったと思います。ズッキーニの花が咲いていて、ちょうどいい機会だから性教育をしようと思い、「ズッキーニには雌花と雄花があり、雄花の花粉が雌花に入ると、実がなるのよ。」と私が言うと、ルイは「人間と同じだね。」と言いました。😳

そのちょっとあと動物園に行ったら、大きいエンクロージャーの向こうのほうで、サイが交尾していました。周りの大人たちは、とても珍しいけどなんとなく直視しにくいなあという 感じでしたが、ルイはチャーリーに大きな声で、「見てごらん!サイが交尾してる!」と言い、二人でしみじみ観察してました。

しかしこうして読み直すと、やっぱり我が家のボケはルイですね。

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2020年8月13日木曜日

コロナウィルスによる外食奨励

 イギリスはロックダウンが解除されて1か月くらいになりますが、不況も視野に入ってきて、外食産業などが将来が心配されています。

それで政府がEat Out to Help Outという制度を作り、今月中に限り、月曜火曜水曜に外食すると、一人上限10ポンドまで、政府が半額援助してくれるということになりました。
それで我々も制度を利用して、ルイとチャーリーも家にいることだし、家族で先週と今週、何度かランチやディナーに出かけました。今日は近所のイタリアンに。


いくら半額とはいえ、やっぱり相当お金はかかるのですが(アルコールは割引なし)、一方で、3月からのロックダウン以降、外食どころかなかなかテークアウトもできなかったし、それを考えると、数か月単位で平均すると散財してるという罪悪感もありません。私も相当、自炊に飽き飽きしてきたし。


 レストラン、カフェは、普段なら空いている週の前半なのに、なかなか予約を取れないほどです。


が、表面的にはこうして利益を受けてるわけですが、それにしても政府の意向はよくわかりません。というか、皮肉に見ると、この政府、また人気取りに走ってるなあという感じです。

 ロックダウン解除とはいえコロナはまだまだ蔓延しているので、2メートルは開けろとか、1家族としか付き合ってははいけないとか、6人以上集まってはいけないとか、とにかくいろいろややこしい決まりがあり、地区によってはまだロックダウンの場所もあり、誰も最新の決まりがなにかわかっていません。いまだに営業が許可されていないビジネスもたくさんあります。私のヨガもまだ再開してません。

 その一方で、外食して外食産業を助けようという奨励。学校すらまだ再開するめどが立っていないというのに。

社会的には、コロナによる不況や人員削減で、失業したり収入減の家庭が増え、外食どころかスーパーでの日常の食品も買えず、フードバンクのチャリティーに頼る家族が多いとい一方で、税金をばらまいて外食する余裕のある中産階級過程を補助。

確かに、外食産業で働いている人は、バイトやパート的な不安定な労働条件の人が多いですから、そういった人たちの職を確保という意味では、外食産業を援助することで、低収入所得者を援助してるともいえるのですが、それなら直接個人やレストランを援助したらいいのになあとも思います。


先週の第一週だけで、政府の懐から5億ポンド(70億円)、外食する余裕のある人たちの伝票に支払われました。

これは考えると非常に悪い政策だと思うんですが、個人的に益を受ける人が多いせいか、ニュースや新聞でも批判の声は聞きません。

ま、イギリスの政府の無茶苦茶ぶりはもう最近では日常茶飯なので、このくらいは全然問題にならないのかな。明日はAレベルの試験の結果の発表の日で(試験自体は行われなかった)、こちらは流石に大変なことになりそうです。

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2020年8月11日火曜日

手づくりマスク




無茶苦茶遅ればせながら、イギリスでも6月の後半から、交通機関ではマスクの着用が義務化され、それに続き7月末からは店での着用も義務付けられました。

どうしてこんなに遅いかと言うと、散々「マスクなんて着用しても意味ないですよ。」と政府が先頭にたって広報し続け、マスクをするアジア人をからかう感じですらあったので、なかなか100パーセントのUターンはやりにくかったのかもしれません。

が、イギリスでは(というか多分世界中)マスク不足が激しく、医療機関ですらマスクが足りないという状況だったので、着用しないといけないのは「マスク」ではなく、「フェイス・カバー」です。できれば自宅で作ったものをということで、政府のウェブサイトに手作りマスクの作り方まで載ってました。

今ではマスク不足は解消したのか、店でも売られているようになりましたが、それでも半分以上の人が、手作り・・・かどうか知りませんが、とにかく手作り風の布のマスクをしています。(日本のようなガーゼマスクは売ってない)。私も楽しくいろんな模様の端切れを使って、たくさん作りました。シンプソンズのプリントの(元パジャマ)マスクなどを誇らかにして買い物などに行くと、ほかのイギリス人たちもなかなか派手な模様の布マスクをしています。たまにすごくいい模様のがあると、じっと観察してしまいます。

チャーリーの紫のサテンのマスク。
日本の友達で、家族用に布のマスクを作ったけど、 旦那さんや子供は恥ずかしがって母親や奥さんの手作りマスクをしてくれないと嘆いてました。イギリス人はそんなことはないようです。まあ、なかなかサージカルマスクが入手できなかったから、必要に駆られてかもしれませんが。

息子ルイがロンドンに戻ったときに、いろんな模様の手作りマスクを5つくらい持たせました。それで、「お母さんの作ったマスクしてると、友達になにか言われない?」と聞いたら、「みんなお母さんの手作りマスクしてる。」と言ってました。なんかこれって信じがたいです。

日本って小学生の時などはお母さんが給食袋とか体操服袋とか作ったりしますが、イギリスではそんなことは一切ありません。ミシンの普及率もすごく低いと思うのですよ。私はたまたま1年ちょっと前に、ヨガのアイ・ピローを作るのにすごく安いのをアマゾンで買って、ちょうどそれでマスクも作ってますが、みんな手縫いしてるのか?

まあマスク着用が義務というのは、それはそれで持参するのを忘れたりとか面倒なことも多いんですが、いい大人がみんな派手な模様のマスクなどをして歩いてるのは、なんとなくほほえましくもあります。

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2020年8月3日月曜日

雨漏りするテントとアビーロード

サボり気味です。

先々週、娘の友達が二人、5日ほど泊まりに来て楽しかったのですが、先週は息子の友達が、なんと7人も、しかも10日も泊まり来ました。しかもしかも、息子は「何週間でも泊っていけ。」と招待したらしく、そのつもりで来たようです。が、そんなことされるの困るので、8月3日までには絶対帰れと私が強引に帰しました。

しかもしかも息子は私に、「来週の木曜から友達連れて帰ってもいい?」と聞いてきただけです。数人は連れてくるとは思ってましたが、まさか7人も、しかも10日も泊まるとは思ってませんでしたよ。

と言っても、家の中に泊めるような場所はなく、全員外のテントです。一晩ひどく雨が降り、テントの中も雨漏りしたらしいですが、それでも結局一泊も家の中では泊まらせませんでした。厳しい私。

が、ご飯は、全部ではないですが、半分くらいは作りましたよ。おかげで今日は家にはパンもミルクもありません。

それはそうと、ちょっと笑った話を聞いたので書きます。

この友達のうちの一人の子供のころの話。

ビートルズのアビーロードのアルバムに、「ゴールデン・スランバー」という曲があります。これは子守唄(ララバイ)のスタイルなのですが、ルイの友達のクリスは子供の時、お父さんとお母さんが良く子守唄にこの歌を歌ってくれたそうです。それでクリスはこの曲は、お父さんとお母さんが勝手に作って口ずさんでる曲だとずっと思って育ちました。

それが大人になってビートルズのアルバムを聴いていたら、このお父さん作と思い込んでいたのララバイが入っていたので、無茶苦茶驚いたそうです。

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