2012年7月30日月曜日

水泳女子平泳ぎ決勝と体操

今日は夕方子供達の水泳のトレーニングだったので生中継の水泳の決勝は見れませんでした。で、家に帰ってダイジェストを見たんですが、女子の100メートルの平泳ぎ、やっぱりというか、信じられないというか、でもやっぱり思ったとおりの結果でした。

南デボンのプリマスのクラブに属しているリトアニア人の15歳のルトゥ・ミルティテが優勝しました。たぶん彼女はイギリスの全国大会には出てるけど国際大会などはほとんど経験がなく、いきなりオリンピックだったんじゃないのかな。勝った直後のインタビューで、何を聞かれても上の空で、「I Can’t Believe it・・・・・」と何度もきょろきょろして答えてました。本当にまだぜんぜん信じていないと言う様子で、たぶん電光掲示板を何度も見て、訂正にならないかチェックしてたようです。

日本勢はがんばったようですね。今日は銅メダルが3つ。

さてさて、でも今日のドラマは体操ですよね。コメントを下さるあくあさんのブログで「内村君がんばって」と書いてあったので、これは誰だろうと思ってたのです。

イギリスは体操は世界的にはいつも20位代とかで、別に人気のあるスポーツではないのですが、今年は男子は決勝に入ってますから、テレビでずっと生放送してました。

テレビで見て思い出しました。そういえば内村君、前も見たことあります。イギリスでも体操関係者では彼はよく知られているようで、解説の人が彼はエレガントでそつがないとべた褒めでした。

最後の最後まで中国が1位、日本は2位、3位と4位をイギリスとウクライナが争っていたのですが、ぎりぎりでイギリスがウクライナの上に行くと決まった時点で、テレビではイギリスは100年ぶりの体操のメダルと大騒ぎでした。私と子供たちは日本はほぼ銀決定のような感じなので、涼しい顔で晩御飯などを食べてました。

するとテレビの解説者が絶叫 。「イギリスは銀です!!ウクライナが胴。日本は4位!」とのこと。そして内村君のあん馬のビデオを流していました。うん、どうしたんでしょうね。確かに良くない。でも勝負事ですからね、こういうこともあります。でも気分悪いのでテレビを消そうとしたところ、審査員が映っています。日本が抗議したとのこと。

この時点で私と子供たちの3人はテレビの前に移動。会場の選手達のように腕組みして長い間審査員の判定を待ってました。そして結果は御存知のとおりです。

夜日本語のネットで読むと、「日本は抗議して銀になって観客からは大ブーイング」と出ていました。

・・・・・ほんと、マスコミっていい加減と言うか、好きなこと書くよね。確かにテレビで見るとちょっとはブーイングはあったけど、でも別にそれは日本チームに対してというよりも、こういうアンチクライマックスになったことに対してのブーイングだと思います。解説の人も抗議の結果を待っている間、「こういう光景は毎回国際大会で見られる光景です。」と言ってました。会場の反応は、簡単にまとめると、

「エ、やっぱり銅なの。そうか、そりゃそうだよな。いきなり銀なんて無理だよな。でも銅でもすごいよ、すごい。よくやったよくやった。」 って感じでしょうか。

でも体操の前にダイビングを見ていてチャーリーが行ったのですが、「水泳のいいところは、タイムで勝敗の白黒がはっきりしてるところ。ダイビングや体操は人が点数をつけるから、結果に不満が残ることが多い。」と的を突いたことを言ってました。

チャーリーは昔バレエをやっていて、競技会で、どう見ても入賞するはずの大会で審査員の 点が悪くて入賞を逃したことがあり、その悔しい思い出がまだ残ってるようです。

明日は妹が1泊でやって来ますので、たぶんブログはお休みします。

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2012年7月29日日曜日

オリンピックの水泳

北島選手残念でしたねえ。やっぱり年齢か。。。。なんて思っていたら、2位の選手は30歳ですって。そうか、まだ北島には200メートルがあるから、気を取り直してがんばってもらいたい物です。こちらの水泳のコメンテーターもすごい北島に肩入れしていて、「いやあ僕は北島に勝って欲しいですねえ。キタジマサン、ガンバレ」とテレビで言ってました。そんなに堂々と偏ったコメントしていいのか?まあ、イギリス人の選手が決勝に いれば、こんなこと言ってなかったでしょうけど。

それから我が家では注目していた入江君と寺川綾も上位決勝進出。入江君はクラブがイトマンだけど、4年前に日本に行ったときうちの子供たちはイトマンスクールに2週間夏季クラスに行っていたので、なんとなく二人は身近に感じてるようです。

それにしても寺川綾さんは別嬪さんですねえ。水泳帽かぶっててこれだけ綺麗な人も珍しい。是非表彰台で見てみたい物です。

イギリスでは400メートル自由形の、北京オリンピック金メダリストのレベッカ・アドリントン が注目でした。でも決勝には8位でぎりぎり入選。どうなることかと思ったけど、ラストスパートで銅メダルを取りました。

彼女のタイムは北京で金を取ったときよりも早いんです。しかも北京では全身スーツを着て泳いだのに。

北京オリンピックではこの新しいテクノロジーの全身スーツが大全盛で、どんどん新記録が出ました。これが北京以降禁止になり、もう当分新記録が出ないだろうと言われてましたが、とんでもない。オリンピック2日目でもういくつもオリンピック記録も世界記録も出ています。

やはり水着のテクノロジーなんかに関係なく、水泳を初めとするスポーツの世界はどんどん早くなってるんですよ。そうでなくっちゃ。

個人的に注目していたのは、女子100メートル平泳ぎの15歳のリトアニア人の女の子。彼女はデボンの南のプリマス・リアンダーというクラブの子です。すごい早い子がいるけど、国籍がリトアニアなので国際競技会はリトアニア人として泳ぐって聞いていたんです。オリンピック前の地元のニュースで彼女が出るってことは聞いていました。

そして蓋を開けてみたら、今晩彼女は決勝に1位で進出しました。しかもヨーロッパ新記録です。レースの直後テレビでインタビューされてましたが、まるでルイが明日インタビューされたらこうだろうなあとうい感じで、普通のティーンエージャーらしく、ぜんぜんまともに受け答えできていません。ヨーロッパ新記録とそのインタビューで知らされて、え?それ何?という感じでした。

明日の決勝がすごく楽しみです。昨日のハギノ君と同じで、若い人がでてくるとすごくエキサイティングですね。

そして一番おもしろかったのはやっぱり男子400メートル自由形リレー。アメリカかオーストラリアが断然有力視されていて、解説者もその話ばっかりでした。だってアメリカチームにはフェルプスと昨日勝ったロクテがいますからね。

で、4人目のスイマーはアメリカはロクテ。この時点で1位なのでもう勝利は確実と思っていたら、ぐんぐんと無名のフランス人選手が追いかけてきて、最後の15メートルくらいで追い抜きました。テレビのコメンテーターはすごい興奮して、「隣のフランスの放送席はもうえらい騒ぎです!」と叫んでました。どんなに盛り上がってたのか聞いてみたいです。

やっぱりリレーって盛り上がりますねえ。

そうそう、ついでに言えば、阪神は7連敗のあとやっと今日勝ちました。オールスター以降初めての勝利。7月はたぶん3回か4回しか勝ってません。ほんま、オリンピックあってよかったわ。

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2012年7月28日土曜日

オリンピックテレビ観戦

オリンピックがいよいよ始まりましたね。開会式は日本でもたくさんの人が見たことでしょう。どう思いましたか?

始まる前からイギリス人ですら「北京にはどうせかなわないだろう」ということはおおっぴらに言われていました。主催者はもちろん、いやいや北京に負けないくらいのショーにするとはいってましたけどね。

蓋を開けてみると。。。。。。終わっての全体の印象としては、「イギリスらしくてよかったやん。」と言う感じ。前半のイギリスの歴史のあたりはつまらないなあと思ってたんですが、ロウアン・アトキンソン別名Mr.ビーンが出てきたあたりから、すごくイギリスらしいよさが出てきたと思います。

そして007。ダニエル・クレーグがバッキンガム宮殿に入って行って、女王様の後姿が見えたあたりは、誰もがこれはそっくりさんと思ったのに、これが本物のクイーン!そのあとヘリコプターに乗って、パラシュートで飛び降りたのはもちろんスタントパーソンだけど、日本のネットによると、あれも本物のクイーンと思った人がたくさんいたみたいで笑った。いくらなんでもそれはね。

さて。今日は朝10時から水泳の予選。なのでテレビで見る予定だったんだけど、あんまりやってませんでした。サイクリングのロードレースのほうを主に中継してました。でも、ネットで見れることを遅れて発見して、だいたい予選を全部見ました。

午後は夕方の決勝に備えて、早めにバーベキューをしようということになり、デイブと子供達が買物に行きました。スーパーではレジでただでイギリスの国旗をくれたそうです。

そしてバーベキューのあとにテレビの前で決勝を見ました。BBCの解説はあのイアン・ソープです。

男子400メートル個人メドレーよかったですねえ。フェルプスがメダルを逃したショックについてイギリスでは大きく報道されてましたが、日本ではもちろん17歳のハギノ君でしょうね。予選でも自己新だったし、決勝ではそれよりもさらに早く4分8秒台。今まで歴史上4分10秒をきった人は彼で7人目なんですって。しかも彼って1日で自己新記録を2-3秒更新していたし、すごい!!!

それから男子の100メートル平泳ぎ。北島選手のことはイギリスでも何度も何度も名前が出て、決勝の前は彼についての2分くらいの短い特集ビデオを流してましたよ。レースの途中はアナウンサーが「北島サン、ガンバレ、イケイケ!」と日本語で言ってました。

でも危うかったですね。第2ヒートが遅かったから決勝に進出できたけど。

で、これを見て思ったのですが、フェルプスとか北島とか、一般人にまで名前が浸透するようになる頃は、もうアスリートの旬は過ぎてるのかな。イアンソープだって、有名になって1年くらいで引退していたし。

水泳だけのことかもしれないけど、 陸上のボルトもジャマイカのオリンピック選考大会で2位だったそうです。こんな風に0.01秒を争うスポーツって、頂点にいられる時間が短いのかもしれません。

明日の平泳ぎの決勝、もちろん北島には優勝してほしいけど、私は今日の17歳のハギノ君が日本新出したのがすごくエキサイティングでした。

イギリスの水泳選手もまだメダルは取ってないけど、決勝に入ったり、なかなかがんばっています。うちの近所のクラブのリアム・タンコックが背泳ぎのチャンピオンで有名なんだけど、彼も有名になって数年になるからなあ。メダルは無理かも。本人とは面識ないけど、よく知ってるクラブの人なので 、がんばってほしいです。

それにしてもテレビで見た人もいるかもしれませんが、特に水泳の予選では白い席(前のほうの高い席)ががらがらでした。半分も埋まってません。夜のニュースでは、それが問題になっているらしく 、原因を探っているとのこと。

・・・・・でもそんなのあたりまえでしょ。私も含め水泳の切符がのどから手が出るほど欲しかった人はたくさんいたんだけど、残っていたのは450ポンドの席ばかり。450ポンドって円にしたら6万とか7万とか、そんなもの普通の人が家族連れでいけるような値段ではないよな。水泳と同じく大人気の体操もテレビで見たらがらがらでした。これもきっと同じ理由に決まってる。

ほんと、開催者達、一般人の金銭感覚がないのか???

こんな感じでテレビの前で応援してます。



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2012年7月26日木曜日

夏のイギリス

金曜から暑くなり始めて今日もまだ天気がよい一日でした。土曜くらいから曇り始めて日曜にはまた天気が悪くなるらしいです。そういうわけで、昨日は友達(ルイの友達のお母さん)とほぼ一緒にビーチで過ごしました。

出かけようとすると別の友達からも電話で、ビーチに行かないかとのこと。その人もルイの学校関係で繋がってたので、みんなで出かけました。

いつもはほとんどすいているビーチですが、昨日は混んでました。こんなに天気がいいのは今年初めてですからね。そして周りを見回すと、知り合いが一杯。やっぱり田舎やなあ。ロンドンでは10年近くすんでいて、偶然知人と出くわしたことなんて数回しかないから。

そして今日は、ルイがその友達の家で、別の友達も一緒に集まって遊びの予定でした。それで朝11時にルイを連れて行きました。予定ではそこから私とチャーリーは買物に行って家に帰り、新学期に供えてチャーリーとルイの衣服の整理をして、夕方ルイを迎えに行くことになってました。

でも外は本当にいい天気。 そのルイの友達のお母さん(昨日ビーチに行った友達)も、本当はまたビーチに行きたいんだけど、息子とその友達が家で遊んでるし、でかけられないわ・・・・という感じでした。私もこんな天気のいい日に、家に戻って引き出しや子供部屋の掃除をするのもつまらないし・・・

というわけで、買物の後その家にまたお邪魔して、庭でランチを食べました。海老とレタスのサラダとフレンチバゲット、ディップ。そしてアイスクリーム。そのあとにラズベリーケーキまで作って食べました。思いかけず、豪華な楽しいランチでした。

ランチの後家にかえってちょこっと家事をして、またルイを迎えにいこうかなあ・・・・・なども思いながら、そのままずるずると5時前までお邪魔しました。その友達とは昨日も一日中ビーチで喋ってたので、別に新しい話題があるわけでもないんだけど、天気のいい日に外でおいしいものを食べながら、親しい人とだらだらと時間も気にせずおしゃべりしてるって言うのは、 人生の幸福な時間の一つですね。

お互いに、家事だとかいろいろしないといけないことはあるんだけど・・・・・まあ天気もいいしなあ・・・・

イギリスってこんなに天気がよくて気持ちいい日は年に数回しかないけど、その分それが貴重なので、とにかく天気のいいうちは家事も宿題もピアノの練習も後回し。毎日こんなに天気がよければそうも行かないので、普段は天気の悪さをぶうぶう言っていても、その分天気のいい日の幸せ度は大きいです。

夕方、もう一人のルイの友達のお母さんが迎えに来て、「家に帰るつもりだったんだけど、ついつい居座ってしまった。」と言うと、「そうそう、家に帰ると家事をしないといけないから、帰りたくないんだよね。」と核心をつかれてしまいました。

明日の夕方はオリンピックの開会式です。あんなに入手不可能なチケットでしたが、結局はサッカーなどの不人気な種目はチケットが何万枚とあまったそうで、特に不人気な女子サッカーの切符は、学校関係者に無料で配られたそうです。それで、そういう人たちも含めて、周りでもオリンピックに行く人はたくさんいます。

うちは明日妹がロンドンに来る予定です。そしてうちには、ロンドンから友人が遊びに来ます。彼女はオリンピックでいろいろややこしいので、ロンドンを抜け出してるのかな。ロンドン住民はそういう人も多いようです。

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2012年7月25日水曜日

Jovanotti

先日、昔好きだったイタリア人ミュージシャンのCDを買った話を書きました。イタリア人なので、その頃はネットもなかったし全然調べる方法がなくて、顔も知らないで、どんな人かも知らないで聞いてました。

で、10日前ほどに再び気になりだしてアマゾンでCDを買ったものの、やっぱりイタリア人なので英語の情報が少なくて、もっと知りたいのに・・・・・・ということでした。

で、その後、毎晩のように調べました。Spotifyと言うイギリスの音楽サイトで数枚のアルバムが聞けます。英語のアルバム解説のサイトも一つだけ見つけました。

そしていつも頼りになるYouTubeでは、彼自身のチャンネルがあって、そこに自分の音楽のビデオがたくさん載せてありました。こんなことして売り上げの妨げにならないのかなあと思うくらい。でもやっぱり解説はイタリア語なので、分かりません。

Jovanottiを日本語で検索する人なんてきっといないと思うけど、分かったことだけ簡単にまとめるとこんな感じです。



この写真が好きです


彼は1980年代後半に若者向きのラップスターとして登場しました。1枚目のレコードはよく売れたけど、私が昔よく聞いていたGiovani Jovanottiと言うアルバムはぜんぜん売れませんでした。(彼は自分で曲を書きます。)

その2年後、1992年にまた新しいアルバムを出したのですが、これが今までのちゃらちゃらした若いラップシンガーとイメージを打ち払い、音楽性の高いアーティストとして評価され始めるきっかけとなりました。

その後今まで10枚くらいアルバムを出しています。イタリアのプラチナディスクのようなものも何度も取ってるし、今ではイタリアですごく人気のあるミュージシャンだそうです。でも世界的にはスペインとスイス(イタリア語圏でしょうね)でちょっと人気があるけど、 ほとんど無名のよう。イギリスでも完全に無名です。アマゾンで買えるのが奇跡的なくらい。

そうか、やっぱりそんなに大成したのか。ということは、私に初めにテープを聞かせてくれた友達が、やっぱりすごい耳を持っていたということなんでしょうね。

でも先にも書いたとおり、この私の買ったCDは、「何曲か悪くないのもあるけど、全体的には駄作」という評価です。。。。。。。。。。。。。。。。。が、私はこのアルバムが大好きです。

こうして考えてみるとワム!もまったくおんなじなんですよね。ワムのデビューアルバムって、大ミュージシャンのジョージマイケルが若気の至りで作った恥ずかしいアルバムって評価が大半だけど、私はこのアルバムがワムの中で一番好き。一番荒削りで、はちゃめちゃで楽しそうでエネルギーが溢れてて。それ以降のワムはなんか洗練されすぎてて面白みに欠けるし、 ジョージマイケルはそつがなさ過ぎて興味ありません。

で、このJovanottiのこの昔のCDですが、私がCDからコンピューターにRipしたら、ルイがいつの間にかIpodに入れて聞いてました。

そしていつの間にかチャーリーも鼻歌で歌ってました。

うちの妹も好きだったし、音楽の趣味って血統か?

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2012年7月24日火曜日

大江健三郎 遅れてきた青年

先日大江健三郎の遅れてきた青年という本を読みました。昔彼がノーベル賞を取った後日本から買ってきて、読み終わったのでずっと本棚に座ってましたが、断捨離で本を整理してるので、その前にもう一度読もうと思って読んだわけです。

でも、ぜんぜん内容を覚えてませんでした。本当にほんの少しも覚えてなかった。昔読んだときも、面白かったという記憶もないし、どちらかと言うとむしろ、こんなものかとがっかりした記憶があります。

それでも、長い本なのにすらすらと読めるし、かといって易しい本と言うわけでもないので、やっぱり読ませる何かはあるんでしょうね。

私は小説はゆっくり読む主義なので、じっくり読んだので、なかなか素晴らしいなあと感じた表現や、なるほど目の付け所、観察が鋭いと思った部分もありました。

たとえば、主人公は敗戦直後の時に中学生くらいなのですが、敗戦のごたごたで仲たがいしていた在日朝鮮人の親友と私設軍隊に参加するために家出するのですが、その友達がちょっと遅れて待ちあわせに現れます。そして「もう僕が怖気づいて来ないかと思ったか?」と聞かれ、『そんなことは一瞬も疑わなかった。それが最上の幸せだ。 』との記述がありました。それはその前の早朝の情景などとかみ合って、その非常事態の中での幸福感がしっかりと伝わってきました。

でも、読んでいて高揚感を感じるのはこの数行くらいでした。後はかなり屈折した小説。共感を感じる部分はほとんどなかったですね。日本にはそういう屈折した小説がごまんとありますから、 記憶に残らなかったのかな。

まあエイブラハム的に言えば、あんまりこういうの読んでいるとよくないかなあという感じのした本でした。

ところで、この本の前半はその敗戦直後の四国の閉鎖的な村が舞台です。そこでは村人による朝鮮人差別や部落民差別、無知で無責任な噂話、占領軍へのへつらいと弱者のスケープゴート、横暴な教師、子供への折檻や体罰、男達の汚らしい冗談などがリアルに描かれてます。本当に昔ってこんなんだったんでしょうね。心の貧しくて汚い人たち。

昔の人の心が汚くて、今の人の心が綺麗だという比較をするわけではないけど、少なくとも現代は女性や子供の虐待や、差別が(少なくとも表面的には)なくなっただけでも、いい世の中になったと思いますよ。今よりも昔のほうが人の心が美しかったという幻想がまかり通ってるようだけど、そんなことは絶対にないと私は思います。

世の中はいろんな面で昔より断然よくなってると思います。

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2012年7月23日月曜日

ルイのクッション

今日は子供達の夏休みの初日。なんやかんやと所用があり、いそがしかったー。やっと落ち着いたのが11時半の今です。

週末から夏らしくなったので、まずは虫干し。しまってあるタオルやシーツを干しました。置いてある部屋が半地下なので、なんかかび臭くなるんですよ。明日は布団等を干す予定。あと数日でこの好天気はきっと終わるでしょうからね。

こちらはルイが学校のテキスタイルの授業で作ってきたクッションカバーです。

ルイはテキスタイルがあまり好きでないらしく、「なぜ僕がミシンの使い方を習わなあかんねん、何の役にもたたへんのに。」とぶつぶつ言ってました。確かに私はミシン持ってないし、たぶんこれから一生ミシン使うこともないだろうし、なぜ授業でやるのかなあ。ボタン付けとかは必要と思うけど。

でもできたのはこんなに上手です。自分でも「阪神のクッションを作ってる。」と何度も言ってました。

でも阪神は今無茶苦茶負けが込んでるので、ルイちゃんの愛を受けるに値しないですよ、あのだらしない球団 。。。。

それからこちらは学校のアートの時間に作ったバティークの染物です。正方形の布だったので、お母さんがクッションに作り上げました。座るのがもったいないです。(しかも座るとお尻にワックスがつく)

明日は子供達の友達が二人来て、蟹取りに連れて行く予定で、しかも一人はお泊りの予定。また忙しそう。

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2012年7月22日日曜日

やっとイギリスにも夏がやってきました。

今日はたぶん20度くらい。よく晴れてます。20度くらいでも外にいると暑いですね。

私は今日はカーブーツセールに行きました。売りにです。今まで過去5年位で合計10回くらいやったかな。家の中のいらないものを集めて売りに行きます。集めるのが初めは大変だったんだけど、今は慣れてきたので、不用品がでるたびに屋根裏の一箇所に集めておきます。それを前回の売れ残りと一緒に持っていって売ります。本やビデオやおもちゃ、パズルなどはもう持って行きやすいように箱に入ってるので、屋根裏から下ろすのが面倒くさいけど、それ以外はあんまり手間はかかりません。

でも問題は朝早いんですよ。日曜の6時半とか7時に始まります。それもあり、行く度に場所代がかかると言うこともあり、何度も行こうとは思わないけど、年に2回くらいは行くことにしようと決めてます。

お金にはそんなにはならないけど、どんどん増えていく不用品、捨てがたいものもいっぱいあるし、カーブーツで売れると思ったら、断捨離もはかどるし。

今日はそろそろ終わりかなあと片付け始めたら、どこかからおばさんが現れて、広げていた服を全部まとめて5ポンドで買ってくれました。服ってなかなか売れないから、売れ残った物は捨てるつもりだったので、ありがたかったです。

チャーリーは昨日から友達の家にお泊りに行ってました。今日はその友達のお母さんの婚約者の船で海に連れて行ってもらったそうです。ラッキーな子。天気も良くて、ウエットスーツなしで海に入ったそうです。

そしてなんと船からイルカとバスキング鮫、そしてそして・・・・・・・マンボウを見たそうです。イルカとバスキング鮫はこの辺は出るんだけど、マンボウってホンマかいな。本人は主張してますが。

イルカってルイも遠足に行ったとき見てるんですよ。でも私はハワイもギリシャも行ったのにイルカを見たことは一度も無し。なのに子供たちはこんな家の近くで見て、うらやましい。

ルイは一日中だらだらとピアノを弾いたりギターを弾いたりしてました。金曜から学校がお休みで、もう3日間もこんな感じ。「海に行く?」と聞いても、いや別に僕はいいとのこと。別に退屈そうでもなく、結構楽しそうにぶらぶらしてます。まあ6月末まで水泳で無茶苦茶忙しかったので、充電でしょうか。

デイブはどういうわけかDIYに目覚めて、壁を削ったりペンキを塗ったりしてました。やってくれるのはいいんだけど、完ぺき主義なので時間がかかってかかって、しかも一箇所やりだすと他のところもついでに・・・ということになって、家の中が逆に無茶苦茶散らかってます。

私のカーブーツセールの物も、来週の日曜も売りに行くつもりで居間に積んであるし、本当に散らかってます。来週はロンドンから友達と 、そして日本から妹が来るというのに。そうだ、ルイの友達も泊りにくるんだった・・・・

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2012年7月20日金曜日

チャーリーの卒業式

今日はチャーリーの卒業式でした。水曜の劇で、父兄はみんな涙をこらえていたので、今日はどんなえらいことになるだろうと覚悟していきました。席に着くと、舞台の上に並んだ6年生達も先生からティシューをもらっています。

ルイのときも覚悟して行ったのですが、みんな楽しそうで笑ってばかりで、歌った歌も明るい歌ばかり、グリースのダンスまでしたくらいでした。なので誰も泣くひとは無しでした。

式が始まると、今年は全体の終業式もかねていたので、長々と辞めていく先生の紹介だとか、 皆勤賞の賞状の授与などの関係ないことが行われました。それで卒業式の部分自体は短く、涙を誘うような部分もありませんでした。




式の後子供たちは教室に戻って、制服にサインなどをしていました。それがエスカレートして、ついにみんな顔までマジックで落書きしてました。子供達それなりに思うところもあったようで、泣いている子もいたし、学年の下の女の子達の中でも、中のいい6年生が去っていくので泣いている子もいました。

チャーリーも名残惜しそうにしていました。一番中のいい友達は違う学校に行くし、しかも彼女は来週から夏休みをずっとアメリカで過ごすので、もう当分会えないかもしれません。

と思っていたら家に帰ったらメールが来て、明日泊りにおいでとのことでした。 でもチャーリーの顔の落書き、油性マジックでしたらしく、今日水泳に行っても取れなかったし、この顔でお泊りに行くのでしょう。

中学に行くのもとっても楽しみそうです。それになんといっても夏休みが始まりますからね。タイミングよくイギリスは今日から急に天気がよくなってきました。来週からはオリンピックも始まるし、これでぐっと夏らしくなってくれると文句ないのですけどね。

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2012年7月19日木曜日

なつかしのCDとの再会

大学のときの友達ですごく音楽好きの子がいました。私がロンドンに住んでるときに、彼は会社の駐在員としてロンドンに来たので、2年ほどコンサート行ったりライブに行ったりとよく遊んでもらいました。その彼がホリデーでイタリアに行ったときに、道でイタリア音楽のカセット(そうです、あの頃はそういうものが売ってたんですね。)を売ってるお兄ちゃんから何本もテープを買ってきたのですが、そのうちの1本がなかなかいいと、ダビング(と言う言葉が昔はあったんですね。)してくれました。

それがすごく好きで、無茶苦茶聞きまくってました。でもその頃ネットもないし、イタリアのミュージシャンなんて調べようもなく、ただただそのアルバムが好きで聞いてました。

その頃日本に行ったのですが、どうやら日本にも持って帰ったみたいです。妹がそれを聞いて好きになって、驚いたことにそれが心斎橋のアメ村 の大きな輸入レコード屋で売っていて、CDだかテープだかを妹は買っていました。今から少なくとも15年以上前の話です。

そのテープはまだ屋根裏においてあると思うんだけど、うちではチャーリーのCDラジカセでしかテープを聴くことができないし、それも何年も使ってないから、動くかどうか。テープ自体も15年以上も聞いたことないから、切れてたりだめになってるかもしれません。

それで火曜の夜、なぜか無性にこのアーティストのことが気になり始めました。ネットで調べたり、ウィキやYouTubeで探したり。でもやっぱり悲しいかなイタリア人なので、なかなかすんなりとは見つかりません。見つかっても大体イタリア語。

それでも何とか分かりました。彼は今でも活躍しているミュージシャン。昔はラップやポップをやっていたけど、その後はワールドミュージックやらクラッシックぽいのやら、いろいろやってるようです。パバロッティと競演したこともあるとか、今ではなかなかリスペクトされてるアーティストのようです。

で、この肝心のアルバムのことがいくら探してもなかなか見つかりません。YouTubeで探そうにも、曲の題(イタリア語)が思い出せないし、アルバムタイトルもウラ覚えだし、そもそも名前すら確信がないので、もしかしたら間違ったミュージシャンを探してるのかなあと思ったほどでした。

でも1曲うっすらと覚えてる題があったので探すと、ぴったり。見つかりました。そのアルバムのことも調べてみると。。。。。

それはそのアーティストの2枚目のアルバムで、1990年にリリースされたとのこと。15年前なんて思ってたけど、22年も前だったんですよ。こわーー。で、これは彼のアルバムの中では一番売れなかったアルバムで、 評判もよくなかったそうです。軽いポップやラップが混じったハッピーなアルバムなので、いまやシリアスなアーティストとなった彼にとっては、昔の恥ずかしいアルバムなのかもしれません。

でもアマゾンで売ってました。1枚だけ。在庫がこれしかないとのことでした。早速オーダーすると今日来ました。来るまでの間、本当に待ち遠しかった!

今日はずっと聞いていました。こちらではぜんぜんぜんぜんぜんぜん無名なミュージシャンなのに、ELPのキース・エマーソンとスタイルカウンシルでポールウエラーとやっていたミックタルボットがキーボード弾いてます。

 私はワムのアルバムの中でもあの一番最初のクラブトロピカーナの入ってるデビューアルバムがダントツに好きで、今でもたまに家で聞いてるくらい好きなんで すが、なんか共通するものがあるんですよ。爆発的なエネルギーというか。それに結構どちらも媚を売らないごつごつした声で、荒っぽい感じがいいんです。(そういえばワムのアルバムも昔レコードで持っていて、CDで買いなおしたもの。私くらいの年代の人ってそういうお宝のアルバムが何枚もあるんでしょうね。)

アルバムカバーはこちら。顔が可愛い。

しかしこのCD持ってるのって、日本人ではもしかして私と妹だけかも・・・・?



YouTubeのリンクはこちらです。どうも最近のライブみたいですが、このアルバムからの曲をやってます。本人は結構かっこいいおっさんになっていて、あの愛想のない声がやっぱり素敵です。1分強の短いビデオなので是非見てみてください。

アーティストの名前はJovanotti.別名(本名)はLorenzo Cherubiniだそうです。




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2012年7月18日水曜日

チャーリーの劇

今週でチャーリーは小学校を卒業です。それで今日は6年生による劇がありました。1時間15分にも及ぶ長い劇です。

セッティングはある小学校。そこで小学校最後の日を迎える3人の子供達が、学校生活を振り返ると言うもの。たくさんのシーンがあり、踊りや歌もありました。

6年生は18人しかいません。それでみんな何役もこなしていました。台詞を忘れたり間違えたりする子供もいず、全員しっかりと声がでて、本当に上手です。中には数人本当に上手な子供達もいました。

チャーリーは生徒の役と先生の役。どちらもなかなか上手でした。

でも一番驚いたのが最後の歌でした。ソロの部分があって、数人が分けてその部分を歌ったのですが、チャーリーは本当に歌がうまかった。小さい頃は家でもよく歌ってたけど、最近はぜんぜん歌声を聞いたことないし、結構シャイなので、こんなにうまかったのねと我が子ながら驚き。しかも歌うなんてぜんぜん聞いてなかったから、余計驚きました。

驚いてビデオの用意もなし。残念でした。

あさっては卒業式。9月からは子供が二人とも中学生か。ちょっと寂しくて、年食ったような気もするけど、こちらも楽になるし、自由が増えるし、嬉しいなあ。

写真はこちらです。








これが6年生全員です。
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2012年7月17日火曜日

同じ誕生日の人たち

イギリスは今日もどんよりとした曇り空。降ってるのかどうか・・と言うような雨でした。日照時間が長いというだけで、外はまるで2月みたいです。御存知のようにもうすぐオリンピックです。私達が行くカヌースプリントはロンドンの郊外で行われるんですが、そこにくるときには長靴を持ってくるようにとの連絡がありました。

話はぜんぜん変わりますが、昨日ふと思い立って、ネットで自分と同じ誕生日の人を調べて見ました。私の誕生日は3月18日なんですが、不思議なことに、有名人知人合わせて今まで二人くらいしか同じ誕生日の人を知りませんでした。 その一人は横山やすし。ふん。

イギリスのサイトで調べたのですが、知っている有名人であんまり同じ人はいません。一番有名な人でアメリカ作家のジョン・アップダイク。それからオリジナルのFameの映画の主役のアイリーンキャラ。南アの最後の白人大統領FW デクラーク。日本のサイトで見ると、フランク永井、奥田えいじくらいしか知ってる人はいませんでした。1年で365日しかないのに、結構いない物ですね。

チャーリーは9月1日。イギリスのサイトでは小沢征二くらいしか超有名人はいませんでした。あとマイアミサウンドマシーンのグロリアエスティファン。日本のサイトでは歴史をさかのぼって、新渡戸稲造しか知ってる名前はありませんでした。

イギリスでは9月1日って結構重要な誕生日なんですよ。学年がその日から始まります。つまりチャーリーは常に自分の学年で一番年上です。

ルイは10月13日。これは一番知ってる有名人が多かった。マーガレットサッチャーでしょ。ポールサイモンでしょ。そしてルイが大好きなオーストラリア人水泳選手のイアンソープ。他にもイギリスではよく知られている歌手や政治家がいました。日本人では知ってる人は森昌子だけでした。

13日なので時々誕生日が13日の金曜になるのでちょっと嫌だなあと思ってたんですが、ルイにとってはラッキーナンバー。私にとってもルイが生まれたのでラッキーナンバー。サッチャーさんとイアンソープと同じでは文句はぜんぜんありません。

もしも御興味あれば、私はネットで簡単に調べられましたよ。私はグーグルでwho was born on the same birthday with meとか入れたらいくつかでてきました。

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2012年7月16日月曜日

イギリス人の一番好きなナンバーワン

昨日上記のようなタイトルの番組をやっていました。何のナンバーワンかというと、もちろん音楽です。過去60年間にイギリスのヒットチャートで1位になった曲の中からの人気投票でした。40位くらいまであったのだけど、上位10位までは以下の通りです。下から書くと。。。

10. Can’t get you out of my head カイリーミノーク
9. I will always love you ホイットニーヒューストン
8. ダンシングクイーン アバ
7. Baby one more time  ブリタニー・スピアズ
6. イマジン ジョンレノン
5. ヘイジュード ビートルズ
4. Don’t look back in Anger OASIS
3. Someone like you  アデル
2 .ビリージーン マイケルジャクソン

そして1位は・・・・・・・

クイーンのボヘミアンラプソディーでした。

10位以下はネットで載っていなかったんですが、記憶に残ってるのはジャム、ブロンディ、ケイトブッシュ、デイビッドボウイーあたりかな。こうしてみるとやっぱりイギリスのミュージシャンが多いですね。10位以内では半分がイギリス人、上位5位では4組ですからね。

これがアメリカの順位なら、エルビス、ディラン、サイモンとガーファンクル、イーグルス、スティービーワンダー、ダイアナロス・・・・なんてところが入ってくるのかも。

しかしどうしてマイケルの曲ビリージーンなんだろう?スリラーのほうが人気高そうだけど。ビートルズもなんてLet It beが入ってないのかなあと思っていたら、投票のやり方で、あらかじめ選ばれたショートリストの中からの投票だったそうです。そうでなければビートルズの曲、2-3曲は入ってたと思うけどなあ。

それから割と上位に入っていたデイビッドボウイーの曲、Ash to Ashだとか、ケイトブッシュの嵐が丘、かなり変わった曲、あんまり一般受けしそうにない曲だと思うんだけど、そういうのがやっぱりチャートで1位になって、こういうところでもちゃんと上位に入ってると言うのは、イギリスらしいなあと思いました。

こうして考えると、ボヘミアンラプソディーも相当変わった曲だしね。

それにしてもカイリーミノークだとか、ブリタニースピアズとか、一体どんな人が投票したんだろう。 これが本当に過去60年の最高の曲だと本気で思ってる人がいるんだろうか?

人の趣味ってわからないですね。

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2012年7月15日日曜日

イギリスも雨です

日本がえらい洪水らしいですね。私はニュースはあまり見ないんだけど、こちらのテレビニュースでやっていたとデイブのお父さんが電話かけて来ました。ありがたいことではありますが、まあ日本といっても広いので・・・・。実家は大丈夫です。

でもイギリスも他の国のこと言ってられないんですよ。先週もこの辺で1時間で1か月分くらいの雨が降って、洪水の被害にあった場所がありました。イングランド北部でも局所的に同じようなことが起こってます。

イギリス人って毎年夏は天気が悪いことで愚痴を言うので、まあ考えてみれば数年前もその前も同じだったじゃないと6月ごろは笑ってましたが、もう7月半ばですから、ちょっと笑い事じゃなくなってきました。どのくらい降ってるかというと、4月から、5月の末の数日を除いて一度も降り止んでいません。そのせいで4月と6月は記録始まって以来の雨の多い月となりました。

昨日とか今日とか、まあ晴れ間はあったのですが、それでもほんの少しですが日中降りましたし、どうも夜に降った感じです。それでも気温は、温かいとは言えないまでも草木は育つくらいはありますから芝生が伸びてきたので、デイブが今日芝刈り機で刈ったら、まるで水田みたいにぐちゃぐちゃになってしまいました。

私の菜園も今まで余り見たことのない雑草がたくさん生えてきてるし、土が濡れてるので雑草抜きもままなりません。もちろんナメクジだらけ。イチゴも今年は例年の半分くらいしか取れませんでした。でもうちなどましなほうで、友人の家はたくさんうえたジャガイモが ぜんぜん生えてこず、地中で腐ってしまったそうです。

春に強風と雨と低温だったので果物の木もぜんぜんだめ。りんごとなしの木はぜんぜん実がなってないものが半分以上です。スモモはゼロ。悔しいけど、私なんて趣味の園芸だから別に実害はないけど、果物で生計を立てている農家の人は悔しいどころじゃないでしょうね。

これってきっと秋になったら果物の値段が跳ね上がることでしょう。

でも、悪天候で作物が育たない年って 、それでも何か一つくらいすごくよく育つんです。うちではGooseberry(グズベリー)と言う低木の果物をちょこっと育ててるんですが、毎年小さい緑の青虫がついて、これが葉っぱをムシャムシャと食べまくって、ぜんぜん果物が育ちません。でも今年はなぜかこの青虫がやってきませんでした。それで結構たくさんこの実が取れました。

イギリスらしい果物。庭で育てて食べる果物で、あまり売ってません。ロンドンの人にはあまり馴染みないかも。かなり酸っぱいので、砂糖を入れてパイにしたりして食べますが、熟した物はそのまま食べてもおいしいです。

「葡萄のならない国になる 」と言われてるそうです。こうしてみると、緑が僅かに透き通っていて、美しい果物です。



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2012年7月14日土曜日

ジギーの前のボウイー

数週間前BBCでデイビッド・ボウイー特集をやっていました。1970年代のジギースターダストの最後のライブをやって、そのあと最近のライブを流して、そしてボウイーがどうやってスターダムにのし上がったかと言うドキュメンタリーをやってました。

このドキュメンタリーがいろいろ知らなかったことをやっていて面白かったです。

ボウイーって私が物心ついた頃から(?)大スターで、しかも普通の大スターではなくて、神秘的で人間離れしていて、目も右と左の色が違ったりして、もうそれこそ雲の上のスターでした。彼の架空のアイデンティティーのジギースターは宇宙から来たロックスターなのですが、まさにそんな感じです。

ジギー以降のことは知ってる人も多いし、簡単に検索できると思いますのでここでは省きますが、有名になるまでの話が面白かった。

有名になる前のボウイー。そんな時期もあったのか。信じられないですよね。でも実は彼はデビュー曲でいきなり有名になったスターなどではなく、かなり長い苦労の時期があったそうです。

何よりも驚いた頃は、彼はもともとはフォークシンガーだったんですって。今ではすごく有名なスペースオディティー という曲がありますが、1969年に初リリースされたときはギター1本で歌うフォークソングでした。

そう言われて聞きなおすと、たしかにフークソングっぽい。でも歌詞の内容とか(宇宙飛行士の話)、とてもフォークのテーマではないけどね。

この曲の前にもいろいろ売れない曲やレコードを出していて、他人のためにもたくさん書いたそうです。

お金のために俳優もしていました。俳優と言っても本格的かっこいい俳優業ではなく、テレビドラマの脇役とか、なんとアイスクリームのCMにも出ていたそうです。

その後、ジギースターダストが大当たりで、それ以来世界的スーパースターになったわけですが、あのボウイー様にも売れない苦労の時期があったんですね。

私のイギリス人の友達(現在65歳弱かな)はボウイーと一緒の学校に言ったそうです。ボウイーが1学年上だったんじゃないかな。ということはあのボウイーももう60代半ばなんですね。最近は売れてないけど、たまに見るとなかなか幸せそうです。昔の100倍くらい。

ちなみにその友人の美術の先生はピーターフランプトンのお父さんだったそうです。と言っても、ピーターフランプトンなんて覚えてる人いるかな。

ルイもボウイーといえば一目置いてるようだし、ローティーンからも聞かれてるとなると、やっぱりボウイーは永遠です。

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2012年7月13日金曜日

蟹ゴールキーパー

日本のテレビ番組、時にはかなりマイナーな番組がこちらで受けることもたまにあるという話を先日書きましたが、その続きです。

数年前にシリーズでやっていた番組で、日本の映画を紹介するコーナーがありました。日本の映画と言っても黒澤や大島渚の映画の話しではありません。現代のちょっと変わった、ちょっとキッチュであったりアングラであったり、いかにも日本のオタクカルチャーならではみたいな映画を紹介してました。こういうセンスは結構前衛的で、こちらでもトレンディーでアーティーな人たちに人気があります。

その時は、題は忘れたけど、何かすごい怖い日本のオカルト映画がイギリスのそういう人たちの間で評判でした。

その番組で「蟹ゴールキーパー」と言う映画を紹介してました。すごい大きい蟹(2mx3mくらいか)がサッカーチームのゴールキーパーになると言う話ですが、別に子供向けでもコメディーでもなく、普通にまじめにシュールなドラマでした。

これに似た番組で、大たこが出てくる映画も紹介されてました。内容は忘れたけど、飲み屋でたこがお客さんを相手にしてるシーンがあったような。

それで妹にこういう映画が流行ってるのかと聞いたら、全然聞いたことないとのこと。うちの妹は結構こういうの詳しいタイプなのに。

それからこれはちょっとブラックなのですが、日本でこういうひどい番組があるという紹介で、ブラックコーヒーだかなんだかいう名前の催眠術師の番組が取り上げられてました。

会場に来た女性を催眠術にかけて、セクハラというか、性的ないたずらをいろいろするというものでした。

それからもう一つは、処女の女性たちがテレビでカメラの前で処女喪失をするというもの。お相手はたぶんポルノ男優とかなんでしょうね。まあ内容はショッキングですが、実態はあんまり色気もなくて、殺伐とした感じのセックスシーンが映ってました。

イギリス人のパネルがこれを見てましたが、みんな口をそろえて信じられない、こんな番組があるなんてと言ってました。そりゃそうでしょ。

でも本当にこんな番組日本でやってたのかな。やってるとしたら夜中の草木も眠る丑三つ時にやってるんでしょうね。

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2012年7月12日木曜日

理想体重

いよいよオリンピックもあと2週間に迫りましたが、ちょっと気になる記事を読みました。

イギリスの陸上選手の話です。彼女の写真がオリンピックのポスターなどの宣伝に使われてるそうです。この写真の左の人ですが、どう思いますか?



何かというと、イギリスの陸上委員会の上のほうの人が、彼女は太すぎると苦情を言ったそうです。

彼女は 5フィート4,8ストーン13ポンドとのこと。162 センチ、56.8キロです。イギリスの普通人の体重としては細くはないけどまあ標準体型くらいです。この数字だけでも人に文句言われる筋合いではありません。しかも彼女はアスリート。このおなかを見てください。このどこに文句があるんでしょう?

そもそも彼女は自分のパフォーマンスのためのベストの体重をキープしてるんだから、誰に文句を言われる筋合いもありません。しかもこの写真の右の選手はトライアスロンの選手なのですが、彼女の「私も同じ中傷をよくされる。」と言ってました。

何がベスト体重かなんて、その人が決めることであるのはもちろんのこと、その人が何に一番重きを置いているかによりますよ。一般人は、まあ女性の場合は大体外見、そして中年以降の人は健康のために、理想体重を目指してると思います。でもアスレートの場合はパフォーマンスが一番の基準なんだから、普通人のものさしで測るのはおかしい。セリーナ・ウィリアムスなんて、結構太いといっていいと思うんだけど、それでウィンブルドンを5回も優勝するんだから、それが彼女にとってのベスト体重に違いありません。

で、こうして考えてみると、何が理想体重かというのは基準があり、BMIは身長と体重を入れれば簡単に計算できるんだけど、この基準って一体どこから来てるんでしょう?そして一体誰が決めたことなんでしょう?

イギリスではNHS(国民健康サービス)で奨励されている基準なので、これが一番健康にいいと言うことなんだろうけど、それって本当なんでしょうか?だって何が体にいいかって言う科学的リサーチってころころ変わってるじゃないですか。

それにこれは科学的に証明されてることですが、本当は食事の摂取量を大きく減らし、がりがり位にまで痩せるのが一番長寿できる体重だそうです。 でもそんな体重は、BMIの基準によれば、痩せすぎです。

私の場合は大人になってから常に体重維持は大きいテーマなんですが、良く考えてみるとその理由は、母が太りすぎだったからです。母の身長は私と同じくらい(154センチ)なんだけど、私が思春期の頃はずっと60キロくらいでした。だから60キロというのが無茶苦茶怖い。そしてある日私より背の高い友達と話していて、彼女が自分は54キロになってしまった、そして「54キロなんて60キロのすぐ手前。」と言ったのが、心にすごく焼き付いてるんです。

体重は50キロくらいにキープしないと、母のようなデブになってしまうという恐怖があるのです。なので、わりと感情的な理由で体重制限してるわけです。

もっとも今では母は年のせいで54キロくらいに痩せたようですし、一方私は筋肉質で着やせするので、周りからは全然やせる必要ないと思われてるんですけどね。

でも実はトルコでの食べすぎがまだ解消されていません。体重計とかBMIとか洋服着た外見よりも何よりも、体がちょっと重いなあとか、鏡の前の裸が ちょっとだぶついてきたなあという気がするので、しばらくダイエットしないとね。

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2012年7月10日火曜日

日本のテレビ

先日風雲たけし城の話を書いたら、あくあさんから、記憶にないというコメントをいただきました。確かに私もその時は面白かったけど、別に絶世の人気だったとか、驚異的な視聴率とか、そういうレベルの番組ではありませんでしたね。

でも日本ではその程度の番組がこちらでカルト的に受けるというのは、これだけではないんですよ。

むかーしやっていた、「ザ・がまん」という番組覚えてる人いますか? 私もそんなに記憶にないし、好きな番組ではありませんでした。挑戦者にいろいろがまんさせるという番組です。たとえばどれだけ熱いお風呂に入れるかとか、まあそんな感じの番組でした。ちょっと残酷だし危ないし、子供だったけど好きではなかったですね。

でもイギリスに来た頃(20年以上も前)、「日本の番組で Enduranceというのがやっていて、一部で流行ってる。」と人に言われました。 その頃は衛星放送もなかったので、民放でやってたのかなあ。

それから日本でも大人気だった堺正昭、夏目雅子の西遊記もこちらでその昔やっていたらしいです。こちらでも大人気だったそうな。

そうそう、これも20年位前ですが、チャンネル4で相撲を毎週やっていて時期もありました。力士に英語のあだ名がつけられていて、誰だったか忘れたけど、塩を高く振るので有名な力士はSaltShakerなんて名前で呼ばれてました。

アニメについては言うまでもないですね。ポケモンをはじめ、日本のアニメは子供番組では毎日のようにやってます。チャーリーが好きで見ていた少女アニメは舞台が普通の日本の中学で、登場人物はセーラー服を着てたんだけど、イギリス人の子供たちは別になんの抵抗もなく吹き替えの番組を見てたようです。

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2012年7月9日月曜日

アガシはテニスが嫌いだった話

ウィンブルドンの半ばごろ、ある日アンドレ・アガシがロイヤルボックスで観覧していました。奥様と一緒でした。誰か知ってますか?あのステフィ・グラフです。仲睦まじい感じで写ってました。その昔はバーバラ・ストライザンド、ブルック・シールズと浮名を流してましたが、結局グラフか。

子供は是非テニスをさせてほしいですね。

アガシはやっぱりちょっと盛りを越えたかという頃にウィンブルドンで優勝したのですが、あれからなんと20年も経つんですよ。

それで彼のインタビューがちょっと映ってました。しばらく前に自伝記を出版したらしく 、それからの話がいろいろありました。

彼って世界レベルで活躍していた頃、テニスが嫌いだったんですって。自分でテニスが好きではじめたわけではなく、お父さんに無理やりやらされたそうです。それで才能があったから13歳からテニスアカデミーに送られたんだけど、そのことでお父さんは自分を追っ払ったと、ずっと恨みに思っていたそうです。

アガシって私の記憶によると、20歳前後で話題になって、その後上記のストライザンドなどと浮名を流し、そのころランキングがずいぶん落ちて、麻薬を使ってるとの噂もありました。それがその後また復活して20代の後半に何度か大きい大会で勝ったんじゃなかったかな。

その若い頃はいやいやテニスをやっていたんだけど、27歳くらいから自分の気持ちがわかってきて、自分のためにテニスをするようになったと言ってました。

今はアンドレアガシ学校を作って、それが生き甲斐だそうです。ちょっと映ってたけど、テニスの学校ではなく、普通の小学校のようでした。たぶん恵まれない子供達や、貧困家庭のための学校なんじゃないかな。(ちなみにセリーナ・ウィリアムスもアフリカに学校を建てました。)

アガシは今も当然顔は同じだけど、頭はすっかり丸めていて、まるで僧侶のような感じで喋ってました。話し方も優しそうで、まさにお坊さんみたい。

まあ考えようによれば、20代後半まで父親を恨みながら嫌々テニスをするって言うのも、子供っぽいというか情けない気もしますけどね。でもアメリカ的なカウンセリング等を受けて、今に至っているのでしょうか。

どちらにしても今はとっても幸せそうでした。

それにしても、うちも運動選手が二人いますが、教訓にしたいと思います。どうしても親って、子供をプッシュしてしまうんですよ。やればできる、才能はあるって言うことは分かってるし、その一方才能なんて物は磨かなきゃなんにもならないってことも知ってる。そして怠惰さがどんなに簡単に忍び寄ってくるかも分かってるから、発破をかけすぎてしまう。

それにしても、テニスなら世界レベルになれば何億と賞金を稼げるけど、水泳はどんなスポーツよりもトレーニングは厳しいのに、オリンピックで優勝しても、別に何のお金にもならないしプロにもなれない。本当に見返りの少ないスポーツです。

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2012年7月8日日曜日

風雲たけし城

今日のテニスの決勝は、イギリス人のアンディーマリーが出てるので、イギリス中無茶無茶盛り上がってました。でも私と子供たちはしっかりフェデラーを応援してました。フェデラーに勝って欲しいものの、6-2, 6-3, 6-0なんて結果ではつまらないので、マリーにもがんばってもらって、でも結果的にはフェデラーが勝ったらいいなあ。

そう思っていたら、結果はそのとおりになりました。第一セットはマリー。その後第2セットも6-5まで互角でした。これでこのままタイブレークだなあとみんな思っていたら、フェデラーがどこからともなく2点続けて取って、あっという間に2セット目を物にしました。

テニスってこんなに長い試合なのに、どこかのほんの数点が試合を左右するんですよね。本当によくできたゲームだと思います。

話は変わります。

昨日、ロンドンオリンピックの時の臨時衛星チャンネルが増えるというので、テレビのチューナーの再チューンをしました。そうしたら今までなかった衛星放送のチャンネルもいくつか増えたのですが、そのうち一つで風雲たけし城のいろんなエピソードを流してました。

風雲たけし城ってすごい古いですよね。私が大学生の時にやってたんだから。その後私がイギリスに来て、この番組の話を聞いたのは15年位前かな。衛星放送でタケシズ・カッスル(Takeshi’s Castle)というすごい面白い番組をやってるって。

そのしばらく後に、イギリスでTotal Wipe Out というそっくりの番組ができて大人気です。似たような番組もいろいろできたし、子供の娯楽施設などで、Total Wipe Outのコースがあるところもあります。先月もチャーリーが学校からのキャンプで、そういう施設に行きました。

で、元祖の風雲たけし城もまだ衛星放送で繰り返し放送されてます。古いし、外国語の吹き替えになるので、地上波のメーンのチャンネルでやるほどじゃないんですが。まあカルト番組と言っていいでしょうね。

やっぱり北野たけしは天才やな。

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2012年7月7日土曜日

ウィンブルドン女子シングルスと男子と女子のタブルス決勝

今日はいろいろ家事やらなにやらの合間にずっとテニスを見てました。まず女子のシングルスは、予定通りセリーナ・ウィリアムスが勝ちました。5回目の優勝です。これだけでもすごいけど、ヴィーナスも5回優勝してるので二人合わせて10回も!10年以上も女子テニスを牛耳っています。

あまりにもウィリアムス姉妹は強いので、一時期退屈になってたんだけど、今年はヴィーナスは1年半前に発病したややこしい難病で1回戦で負けたし、セリーナももう30歳で、ランキングも落ちてきてるので、こういう人たちは応援したくなります。

この試合の後に、男子のダブルスの決勝でした。この一組がイギリス人とデンマーク人のペアです。このイギリス人(マレーという苗字ですが、アンディーとはスペルが違って、Marrayです。)デンマーク人組みは、昨日は連続優勝してるブライアン兄弟を破って進出したので、いきなり注目され始めました。だってイギリス人が男子ダブルスで優勝すれば、1930年代以来になるからです。

このペアはこのトーナメントのためにできた即席ペアで、しかもワイルドカード。誰にも注目されていない組でした。しかも決勝の相手は過去3年間の準優勝のペアです。

でもこれがなんと5セットで勝って、優勝しちゃいました。インタビューされてましたけど、本当に本人達も信じられないと言う感じでした。ダブルスってシングルスに比べると注目度が ぜんぜん低いから、この人たちの言う事ともまるでその辺の地区大会で勝った素人のような感じでした。それこそUnassumingもいいところ。「今回勝ったから自動的に出場資格ができたから、O2の大会に出れるぞ。」なんて言ってましたが、O2(携帯電話の会社)の大会って、そんなあなた達、ウィンブルドンのチャンピオンじゃありませんか。

そしてその後遅くから(夜の9時半から)女子のシングルスが始まりました。チェコ人のペアとウィリアムス姉妹の決勝です。この無名のチェコ人たちは4番シードです。全然ミスもなくって、細っこい割にはすごくパワーもあって、いい試合だったんですが、やっぱり相手が相手ですからね。ウィリアムスが勝ちました。

普通ならまあ、当たり前だなあと思うんだけど、今年はヴィーナスの難病のこともあるし、姉妹の間の愛情とかひしひし感じとれて、見ていて嬉しかったです。しかもウィリアムスの家族って、誰かが殺害されたりとか、それの裁判沙汰だとか、いろいろ悲劇もあるそうです。

明日は男子の決勝。私はフェデラーをしっかり応援します!

テニステニスですっかり忘れていた今日の巨人戦、またしっかり負けてました。もうぜんぜん気にならへんで。阪神ファンって打たれ強いから。

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ウィンブルドン男子準決勝

テニスは今日は男子の準決勝。準決勝って決勝の日よりも見ごたえあると思います。何せトップ4が一日で見れるんだから。それで今日は午前中で仕事を片付けて、1時からじっくりみるつもりでした。それが午前中12時前に家に帰るとオリンピックのチケットが届いていて、その当日の駐車場の手配とか、その他のこまごました雑用があり、テレビの前に座ったらもう一番目の試合の第二セットの半ばでした。

初めの試合は ジョコビッチとフェデラー。ナダルがもう敗退してるので、実質こちらが決勝といってもいいくらいの試合です。私は今年はフェデラーを応援してます。ナダルがいたらナダルなんだけど。ウィンブルドンのファンも大半がフェデラーを応援してるみたいでした。やっぱりなじみが深いし、それにイギリス人ってこういう、一度上り詰めて、ちょっと降りてきてまた再挑戦してる、みたいな人が好きなんですよ。

それにジョコビッチのほかの試合を見て思ったんですが、やっぱりフェデラーの試合は面白い。ボレーやスマッシュがあって、動きが左右だけでなく前後もあって。それにやっぱりフェデラーってフットワークがすごいです。相手からすればコートの中にフェデラーのいない場所がない。どこに打ってもすでにちょうどいい場所に移動してる。

ジョコビッチやマリーはグランドストロークの打ち合いばかりで、見ていて単調です。

テレビをつけたときはジョコビッチが1セット目を取っていました。昨日の予想ではジョコビッチ有利です。でも段々盛り返してきて、2セット目はフェデラーが取りました。

で、そのあとも接戦が続きます。こちらも手に汗握って緊張して見てました。あまりにも緊張したので、初めから見なくてよかったと思ったくらいです。こんなの初めから見たら血圧上がる。

結果はフェデラーが勝ちました。

そして次の試合はイギリス人のマリーとフランス人のツォンガ。もちろん大半の人はマリーを応援してますが、私はツォンガ。去年だったかな。フェデラーとあたって、最初の2セットを落として、結局5セット戦ってフェデラーを負かしたんですよ。それ以来なんとなく応援してます。プレースタイルもボレーが多くて、テンポがよくて面白い。

でもツォンガは最初の2セットはぜんぜんパットしませんでした。試合もスローで面白くなくて、ぜんぜんさっきのフェデラーの試合とレベルが違います。でも2セットの目のあとツォンガはフィジオに治療を受けて、戻ってきたら別人のように溌剌としてエネルギーと闘志満々で、第3セット目はツォンガが取りました。

結果は結局マリーが勝ち、何十年ぶり かでイギリス人が決勝に出るそうです。今年は女王の戴冠祝いとかロンドンオリンピックとかでイギリスが盛り上がってるから、彼が優勝でもしたら、もうイギリスは手がつけられなくなるかも。うざい。

そのためにもフェデラーには是非勝ってもらいたいです。

でもその前に明日は女子の決勝。こちらもセリーナウイィアムスがでています。今世紀始まって、ウイィアムス姉妹のどちらかが出ていなかった決勝は2回しかないそうです。すごいね。

彼女もフェデラーと同じで、ちょっと盛りを過ぎたと思われてるチャンピオンなので、観客は彼女を贔屓にするだろうなあ。私も彼女に勝ってもらいたいですね。セリーナのあの攻撃的なスタイルのテニスが好きです。

しかし、それにしても。。。。

ウィンブルドンの間は日本の野球まで見ていられないから、阪神勝ってくれなくてもいいわなんていってましたが、テニスが始まって2週間目も終わりに近づいてきましたが、まだ1勝しかしてませんよ。ほんまテニスがやっててよかったわ。 ええかげんにせえよ。



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2012年7月5日木曜日

コンサート続き

火曜日はチャーリーの小学校で夕方コンサートがあったのですが、仕事で行けず。デイブが行ったのですが、チャーリーはピアノを弾いて拍手喝采だったそうです。

そして今日木曜はルイの中学でコンサート。ルイは最近結成したバンドのデビューとピアノのソロがありました。バンドは見れたんだけど、やっぱり仕事で途中で抜け出したので、ピアノソロは見れませんでした。がっくり。

コンサートの前に中学の音楽の先生が話に来ました。隣に座っていたチャーリーを見て、「君はピアノがとってもうまいそうだね。」と言いました。噂って早い。火曜のコンサートのことかな。

それからルイのことをとってもほめてくれました。ピアノがうまくて、Unassumingだって。 どういう意味かなんとなく分かるけど、辞書で調べてみたら、気取らない、でしゃばらない、もったいぶらない。などがでてました。

夜仕事から帰ってきて、ルイにジェームス先生がルイのことをUnassumingと言ってたよというと、屈託なくそれどういう意味と聞き返されました。Unassumingな奴・・・・

今、他のヨガの先生が休んでいてその先生のクラスを木曜の夜に2クラス教えるので、夕方からが忙しい上に、デイブがここ数週間出張が続いてるので夜は子供達がお留守番で、夜帰ってきて夜中まで掃除やら洗濯の片づけやらしてます。

でもこの臨時の仕事は今日でおしまい。来来週はチャーリーの学校の卒業生の劇があるのですが、それには行けそうです。

テニスのことやら学校のコンサート、チャーリーの新しい学校のことなど書きたいんだけど、時間がないよお。

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2012年7月3日火曜日

赤ちゃんボックス

昔芥川賞をとった本で村上龍のコインロッカーベービーってありましたけど、ヨーロッパにはこれに似た赤ちゃんボックスがあるそうです。(イギリスにはないはず)

病院などにあって、外からロッカーのように不要になった赤ちゃんを入れると、内側の病院でアラームがなって赤ちゃんが救出されるというものです。これのある欧州の数国合計で年間50人くらいの赤ちゃんの命が救われるとのこと。

「救われる」と言うのは、もしもこのシステムがなければ、おそらくその赤ちゃんは置き捨てにされたり、殺されたりしたであろうという仮定があるからです。若い未婚の母が人知れずこっそり赤ちゃんを産んで、捨てたり殺したり、そういうことが人類の歴史には山ほどありますからね。

まさに西洋的な合理的なシステムですが、反対派もいます。反対派の意見は、その捨てられた赤ちゃんにしたら、大人になって自分の両親やルーツを探る手がかりがなく、自分の身元を知る人権が否定されるという意見です。

これには、この赤ちゃんボックスを始めた人がこう言ってました。「確かに自分の親を知るのは大切だけど、それも命があってのこと。赤ちゃんのときに死んでしまったら、ルーツどころではないですからね。」

ごもっともです。私も同感。

最近の反対意見は、「赤ちゃんボックスがあると、若い妊婦などが病院に行かずに自宅などでこっそり産んで捨てようと思うかもしれない。それは母体にも赤ちゃんにも危険だ。」という、安全の見地から立ったものだそうです。

これってその時はなるほどと思ったんだけど、後で考えたらやっぱり変です。だって赤ちゃんを捨てるくらい困った女性なら、「赤ちゃんボックスがないから仕方ないから病院で産んで正式に養子に出そう。」とは思わないでしょう。絶対に人に知られては困るという事情があるんだから、やっぱりボックスがなければ、置き去りか 嬰児殺しでしょう。

そう考えると、どれもこれもこじつけの反対意見にしか思えません。未婚で産めない状況で妊娠してしまう女性を蔑視する人たちは山ほどいますから、伺った見方をすると、そういう女性たちに対するバッシングの一つに思えてきます。

最近見たニュースからの話でした。

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2012年7月2日月曜日

シャラポバが負けちゃいました

ウィンブルドン今日から2週間目です。今日はナンバーワンシードのマリア・シャラポバが負けちゃいましたね。

シャラポバは御存知と思いますが、8年前に彗星のごとく現れて優勝しました。幼いときから才能を見初められて、5歳のときに一人で親をロシアに残してアメリカに渡りトレーニングしたそうです。まあそうさせたのは親なんですけどね、たぶん。一人で親元離れて言葉の分からない外国でがんばってテニスするなんて、よっぽどの根性の座った子供だったんでしょうね。そして無茶苦茶テニスが好きで、自分のやりたいことが分かっていた早熟な頭のいい子供なのでしょう。

私は最近までなんとなく彼女が嫌いでした。嫌いな要因を挙げると、
1.声がうるさい。
2.試合中にすごい怖い目で相手を睨む。
3.試合中二コリともしない。
4.愛想がない。
5.試合の途中で独り言をぶつぶつ延々とつぶやく。

そしてそれよりも憎々しかった要因の一つは、なんとも顔が可愛い上に、テニス選手にありがちなごつい体型でもなく胸もあり、理想的なスタイルなことでした。 天から2物を与えられた幸せな女。うざい。

でもここ数年段々好きになってきて、今年は一番注目してました。今まではヴィーナス・ウィリアムスとジャスティン・エナが好きだったんだけど、エナは引退したヴィーナスはちょっとマンネリかつ盛りを過ぎてきたし。

好きになってきた理由は、テニスがうまいという当然の理由を除くと、あの氷のような顔です。そしてあの闘志に満ちた目。試合中は二コリともしない集中度。自分で自分に語りかけて自分を盛り上げたり、人に何を言われようと自分のスタイルを変えない強さ。何にもまして勝ちたいというその強靭な意志。

つまり今まで嫌いだった点が、好きな理由に変わりました。ハハハ。だから人の評価なんて当てにできないんですよね、彼女自身が変わったわけでは全然ないのに、私の受け取り方が変わっただけで嫌いから好きに大逆転なんだから。

そうそう、それからもう一つ大きい理由があります。彼女って身長が6フィート2インチ、つまり185センチもあるんです。あんなに美人でスタイルいいのに、そんな大女だったのでした。最もそれはテニスには大有利なので、彼女自身にとっては幸運なことなんですが。天は確かに2物を与えたんだけど、それはそれで 面倒なこともあるのですね。

テニスに話を戻すと、今日もフェデラーはセットを落としてハラハラでした。ナダルが負けたことはもちろん、マリーもセットを何度か今年は落としてるし、上位シードが危うい年です。男子は、たぶんジョコビッチが一番優勢でしょうね。我が家はなぜか子供達と私はマリーをそれほど応援していないので、今一番応援してるのはフランス人のツオンガです。

天気のほうですが、今年は本当に雨が多く、試合が始まったりとまったりで、選手もやりにくそうだし、みてるほうも面白くないです。センターコートに屋根ができたのはいいんですが、屋根をかけると、空調の調整等のため30分は試合が中断になるし、そうなるとまたウォームアップになるし、なかなか続けて見られない。それにセンターコートしか屋根はないですから、コート1、コート2、コート18のショーコートの試合は中止です。

まあ準決勝・決勝が延期にならないのはいいですけどね。

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2012年7月1日日曜日

チャーリーのネットボールの試合

今日はチャーリーのネットボールのトーナメントでした。年に数回あるのですが、水泳と重なって行けないことが多いんですが、今日は参加できました。水泳と違ってチームで行くので勝っても負けても楽しいし、やっぱりプレッシャーがぜんぜん違います。

といっても、昨日も書いたけどチャーリーの小学校はなぜかダントツの強豪で、ここ5年くらい毎年優勝しています。なのでそれなりのプレッシャーはありました。

優勝を決めるまで4回試合がありました。ゲーム自体は大体バスケと似たようなものなんだけど、細かいところで、ポジションだとかドリブルができないとか、もちろんネットの高さとかコートの大きさとかが違います。 チャーリーのチームはどれも10-0とか15-0とか、あちらに1点も入れさせないで圧勝しました。途中から誰も(審判以外)点数を数えなくなり、子供達が「何対何だった?」と聞いても、コーチまでが「さあ。たくさん対ゼロ。」と答えるくらいでした。

でもこれただの普通の公立の村の小学校なんですよ。ネットボールチームは6年生が試合に出るので、毎年メンバーが変わります。それで毎年「ああ、来年はXXXちゃんがいなくなるから困る。」なんて言っていても、それでも次の歳が来れば5年生が優秀なプレーヤーに ちゃんと育ってます。

どうしてなんでしょうね?練習は週に1回、1時間くらいするだけなのに。コーチは元生徒のお母さんなんですが、この人がすごく指導がうまそうなので、そのせいかもしれません。というか、それしか考えられないですね。別に学校から予算をもらってるわけでもないし。(このコーチもボランティア)

しかしそれにしても、常勝チームでプレーするって言うのは楽しいし楽ですよね。巨人ファンってこんな気持ちで応援してるのかな。

チャーリーは今年は小学校を卒業するので、この学校でネットボールの試合をするのは今日が最後です。最後に大きい盾をもらえてよかった。チームだけかと思ったら、個人用の小さい盾もくれました。




9月から行く中学校にももちろんネットボールのチームがあります。ここには去年まで同じ小学校でプレーしていた1歳上の友達が数人いるので、それもまた楽しみです。