2012年7月28日土曜日

オリンピックテレビ観戦

オリンピックがいよいよ始まりましたね。開会式は日本でもたくさんの人が見たことでしょう。どう思いましたか?

始まる前からイギリス人ですら「北京にはどうせかなわないだろう」ということはおおっぴらに言われていました。主催者はもちろん、いやいや北京に負けないくらいのショーにするとはいってましたけどね。

蓋を開けてみると。。。。。。終わっての全体の印象としては、「イギリスらしくてよかったやん。」と言う感じ。前半のイギリスの歴史のあたりはつまらないなあと思ってたんですが、ロウアン・アトキンソン別名Mr.ビーンが出てきたあたりから、すごくイギリスらしいよさが出てきたと思います。

そして007。ダニエル・クレーグがバッキンガム宮殿に入って行って、女王様の後姿が見えたあたりは、誰もがこれはそっくりさんと思ったのに、これが本物のクイーン!そのあとヘリコプターに乗って、パラシュートで飛び降りたのはもちろんスタントパーソンだけど、日本のネットによると、あれも本物のクイーンと思った人がたくさんいたみたいで笑った。いくらなんでもそれはね。

さて。今日は朝10時から水泳の予選。なのでテレビで見る予定だったんだけど、あんまりやってませんでした。サイクリングのロードレースのほうを主に中継してました。でも、ネットで見れることを遅れて発見して、だいたい予選を全部見ました。

午後は夕方の決勝に備えて、早めにバーベキューをしようということになり、デイブと子供達が買物に行きました。スーパーではレジでただでイギリスの国旗をくれたそうです。

そしてバーベキューのあとにテレビの前で決勝を見ました。BBCの解説はあのイアン・ソープです。

男子400メートル個人メドレーよかったですねえ。フェルプスがメダルを逃したショックについてイギリスでは大きく報道されてましたが、日本ではもちろん17歳のハギノ君でしょうね。予選でも自己新だったし、決勝ではそれよりもさらに早く4分8秒台。今まで歴史上4分10秒をきった人は彼で7人目なんですって。しかも彼って1日で自己新記録を2-3秒更新していたし、すごい!!!

それから男子の100メートル平泳ぎ。北島選手のことはイギリスでも何度も何度も名前が出て、決勝の前は彼についての2分くらいの短い特集ビデオを流してましたよ。レースの途中はアナウンサーが「北島サン、ガンバレ、イケイケ!」と日本語で言ってました。

でも危うかったですね。第2ヒートが遅かったから決勝に進出できたけど。

で、これを見て思ったのですが、フェルプスとか北島とか、一般人にまで名前が浸透するようになる頃は、もうアスリートの旬は過ぎてるのかな。イアンソープだって、有名になって1年くらいで引退していたし。

水泳だけのことかもしれないけど、 陸上のボルトもジャマイカのオリンピック選考大会で2位だったそうです。こんな風に0.01秒を争うスポーツって、頂点にいられる時間が短いのかもしれません。

明日の平泳ぎの決勝、もちろん北島には優勝してほしいけど、私は今日の17歳のハギノ君が日本新出したのがすごくエキサイティングでした。

イギリスの水泳選手もまだメダルは取ってないけど、決勝に入ったり、なかなかがんばっています。うちの近所のクラブのリアム・タンコックが背泳ぎのチャンピオンで有名なんだけど、彼も有名になって数年になるからなあ。メダルは無理かも。本人とは面識ないけど、よく知ってるクラブの人なので 、がんばってほしいです。

それにしてもテレビで見た人もいるかもしれませんが、特に水泳の予選では白い席(前のほうの高い席)ががらがらでした。半分も埋まってません。夜のニュースでは、それが問題になっているらしく 、原因を探っているとのこと。

・・・・・でもそんなのあたりまえでしょ。私も含め水泳の切符がのどから手が出るほど欲しかった人はたくさんいたんだけど、残っていたのは450ポンドの席ばかり。450ポンドって円にしたら6万とか7万とか、そんなもの普通の人が家族連れでいけるような値段ではないよな。水泳と同じく大人気の体操もテレビで見たらがらがらでした。これもきっと同じ理由に決まってる。

ほんと、開催者達、一般人の金銭感覚がないのか???

こんな感じでテレビの前で応援してます。



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2 件のコメント:

マーマ・ワレンチーナ さんのコメント...

演出がダニー・ボイルだっていうんで、わざわざ早起きしてみたよ。あつこはトレインスポッティングとか好きだったんじゃないかと勝手に思っているんだけど、彼らしい映像で始まったね。北京には勝てないっていう前評判は知らなかったんだけど、確かに演出家の腕としてはチャンーイーモウのが上だと思った。
だってね、いっしょに母が早起きして見てたけど、彼女のような外国のことをあまり知らないおばあちゃんが見ても北京のは「すごい」と感動できるんだけど、ロンドンのは何がなんやら意味がわかんなかったと思う。

しかしですね、子供の頃から欧米に興味をもってる私たち(?)のような人にとっては、いかに自分がイギリスの文化を内面化しているのかを再発見するショーでもあったと思う。
これもイギリス、あれもイギリス。
ある意味これ見よがし。
まいったぜ、ブリティッシュ・エン・パー・アー!
May God save the queen!

Atsuko さんのコメント...

ワレンチーナさん、そうなんですよね。イギリス人から見たら結構納得行く演出でした。イギリス人が心から愛して誇りに思っているNHS(国民健康サービス)をアレンジした演出とか、外国人にとっては????やわな。

でもMr.ビーンとか、ロックの歴史とか、その辺のポップカルチャーの演出はイギリス(と以下、ロンドンやな)らしくてよかったと思った。

イギリス文化を内面化って言うのはなかなか面白いね。

ところでトレインスポッティング、結構好き。ユーアンマクレガーを好きでない人はいないでしょう。