2015年1月16日金曜日

新しいピアノと下手な趣味のすすめ

今日は昨日よりはずっとましでしたが、やっぱり朝に雹が降りました。ドアの外はこんな感じでした。

ところで、12月の頭くらいにちょっと書きましたが、新しいピアノを買いました。クリスマス前にデイブが同僚と一緒に取りに行ったのですが、二人で何とかぎりぎり台車に上げれるくらいの重量でした。足に車もついてないから、本当に重そうでした。

こちらです
古いほうのピアノはそれほど重くないのになあと思って中を見たら、こちらのほうにはぴかぴかの金属の塊が入ってました。同じ部品が古いほうのピアノでは木造なので、そりゃあ重さが違うわけです。

新しいと書きましたが、たぶん10年くらい物。私達にとっては新しいということです。ピアノの先生の生徒さん(60歳くらいの女性)から買いました。その人は新品で買ったのですが、ここ数年はクラリネットだからサックスだかに興味が移り、全然ピアノを弾かないので、売りに出したそうです。先生によれば、月に一回くらいしか弾いてなかったそう。(同じ先生がクラリネットとサックスも教えてます。)

弾いてみると、私が弾く分には音も感触もあまり違いがわかりません。でも子供達は全然違うと言ってます。特にペダルのアクションが比較にならないくらいいいそうですが、私はペダルは使えないので、わかりません・・・・。

音は、古いほうのピアノの音も、丸みがあって深い音ですごく好きだったんですけどね。こちらはもっと冴え渡ったクリアな音です。

古いほうのピアノ。マホガニーで外見はすごく素敵です。
一つはっきりしてるのは、新しいほうが音が大きいこと。誰かが弾きだすと、家中で大音量で聞こえます。 田舎の家でよかったよ。うちはテレビをなぜかあまり見ないという話を先日書きましたが、見なくなったわけがわかりました。誰かがピアノやギターを弾いてたら、テレビなんか見れません。

私は子供の時にちょっとピアノを習っていたのですが、家には電気オルガンしかありませんでした。それですごくピアノにあこがれていました。子供が小学校に上がって、まずキーボードを買って、私も自分で練習を始めました。その後、ピアノを買ったんだけど、子供が上達する一方で、私はほとんど弾かなくなりました。

でも新しいのが来て、やっぱり楽しくなって私もまた練習してます。

うちの子供たちはもともと最初からグレードをやらせなかったのですが、それが幸いしたのか、今でもすごく熱心にピアノを練習してます。好きな曲を選んで弾けるから楽しいのかな。いまは二人ともショパンと、何かコンテンポラリーなものを弾いているよう。私はイタリア人のコンテンポラリーのピアニスト、Ludvico Eunaudiの「Igioni」という曲を練習してます。

子供たちに習わせ始めたのは、なにか一つ楽器が弾けると人生楽しいだろうなあと思ったからですが、本当に楽しいです。子供達が弾くのを聞くのも楽しいけど、自分が弾くのも本当に楽しいですね。ピアノを子供達と弾いてると、これに勝る幸せってなかなかないなあと思うほど。

私はすごく下手なんだけど、下手だからこそ余計楽しいのかも知れません。すごくうまかったら、それなりに「練習しないと」とか、「このくらい弾けるはず」とかプライドとかあると思うけど、下手だから初心者の気持ちで、ただただ美しい音を鳴らすことの喜びだけで、遊びながら弾いてます。

下手だから100パーセント集中しないと弾けないから、本当にストレスを忘れます。ヨガもストレス解消に最適だけど、やっぱりヨガは仕事だから100パーセント趣味だけでやってるわけじゃないし、私にとってはかなり真剣に取り組んでいることなので、シリアスになりすぎちゃいます。

何でもかんでも、プロ並に上達するほうがいいってものでもないのかもしれません。下手だけど好きでずっと続けてるというもののほうが、私達くらいの年になったら、貴重なのかも。

ちなみに 今ルイが弾いてるのはこれ。もう半年以上練習してます。すごく難しいらしい。

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2 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

子供とピアノを弾くって、いいんでしょうね。私には経験できないことだからうらやましいです。

Atsuko さんのコメント...

でもそういうことは、めったにあることではないし、あと数年で家を出てしまうからね。ピアノの先生が毎週来るので、子供が家をでたら、いよいよ私がレッスン受けようかなと思ってます。