2011年10月20日木曜日

疎開の日、ただの食べ物、かぼちゃ

今日はチャーリーの学校は「疎開デー」でした。それで第2次世界大戦中にロンドンから田舎に疎開してきた子供達の格好で学校に行くことになりました。

チャーリーと近所の子供達。チャーリーが断然大きい。


その頃どんな服を着ていたかというと、とにかく茶色や灰色で地味とのこと。チャーリーは今私と同じサイズなので、私の服の中から地味な服を選んで、コスチュームは出来上がり。茶色の帽子とグレーのスカートも用意したんですが、これは嫌だとのこと、この花柄のスカートは実は結構派手な ワンピースなんだけど、小花模様というのは昔流行だったのでOKでした。靴とコートはちょっと違うけど、まあこの日だけのために買うわけには行きません。

それだけではなく 、今日は配給制のお弁当を持ってくるようにとのことでした。それでチャーリーのお弁当は白いパンにマーガリンとマーマイト(というイギリスの塩味のパンに塗る食べ物)のサンドイッチ、ニンジン、りんご、梨。それだけでは可哀想なので、フラップジャックと言う大麦で作るお菓子を入れてあげました。本当は自家製にするべきなのですが、そこまで付き合ってられないので、市販のもので済ませました。ランチボックスの蓋を開けたらすぐにラッピングを捨てて、ホームメードのような振りをするように言い聞かせて。

私は午前中は友達と散歩に行きました。エクササイズが目的なので4キロくらいは歩いたんだけど、数週間前と同じビデフォードの住宅地周辺の舗装された道を歩きました。 秋になり道がぬかるんできたので、今日は海辺の散歩はやめたのですが、歩いてみると海が恋しくて恋しくて。

私は別に特に海が好きと意識したこともないし、普通の人並に海ってやっぱりいいなあと思ってます。でも海沿いを毎週歩くことに慣れると、やっぱり海岸から離れて住宅地の近くを歩くのは寂しいものです。

ああ、海が見たい。潮風を吸いたい。こんなこと考えたこと今まで無かったのに。

でもこの散歩には特典があります。前回この同じ道を行ったときに、なぜか途中にりんごの木があり、たくさん頂戴してきたんです。あれから2週間経つのでもう採り尽くされてりんごは無いかなあと思っていたら、前回とほぼ同じくらい実ってました。誰も採らないのかなあ。

私達はこういうこともあろうかと袋持参で来たので、ごっそりといただきました。りんごの枝のいくつかはりんごの重さで折れかけていたので、木にしたらありがたかったことでしょう。そしてまた歩き出そうとすると、友人がりんごの木の隣にダムソンの実がなってるのを発見しました。

私は実は先週ちょうど「Food for Free」(無料の食べ物)というポケット図鑑をアマゾンで買って持参していたので(山や森で自生している食べられる植物のガイドブック)、一応それで調べて間違いがないか確認してからこの実もたっぷりいただいて帰りました。

今はそれでりんごとダムソンジェリーを作っています。

私もその友人も、こんな風に自生している木の実や食べられるものを採るのがとっても楽しいと思ってるんですが、友人のだんなさんはそんなつまらないことはないと言うそう。こうして思い出すと、都会っ子だった私でも 祖父母の田舎などでたまにヨモギやつくしを採るのが珍しくて楽しかったです。公園で銀杏を取ったりもしたなあ。ああ、ヨモギ蒸しパン食べたい。

その後買物に行くと、スーパーでは4メートルくらいの棚全部がハロウィーングッズで占められていました。ハロウィーンってなんだか年々大きいイベントになってる気がします。

我が家でもちゃんと春にハロウィーン用のかぼちゃの種を撒いて育てています。でもなんかこのかぼちゃ色がちがうんだよなあ。もしかしたらもっと濃いオレンジに今から変わるのかなあ。大きさも特にこの小さいほうはもっとがんばらないと足りません。ハロウィーンまであと10日。がんばれ。


これが小さいほう

今日もだらだらと長く書いてしまったなあ。迷惑でなければこちらのボタンのクリック、よろしくお願いいたします。
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4 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

クオリティオブライフ高いね・・・。

私も海を捨てて引っ越すから、すごく辛いですよ。海はやっぱりいいもんなぁ。しかし津波がねぇ~。

ハロウィン、日本でもかなりのものです。みんな意味分かってないと思うけど。

Atsuko さんのコメント...

クオリティーオブライフ。そういえばそうなるかな。海辺に住むというのと家庭菜園や果樹園があるって言うのは、イギリスでもそうらしいです。でも考えてみればそれって都会人の基準であって、田舎の人にすればそういうのが普通で、ぜんぜん地味な田舎暮らしって思ってるだろうなあ。

海ってそこにあるとそれが当たり前の感じがするけど、しばらく見ていないと胸がきゅんとなるほど見たいものだなあと今日初めて感じました。そうか、海辺から引越しするんだ。それは寂しいね。でもまた引退する頃に海辺に越したらいいんじゃないの?

そういえば四国の実家も海の近くだった?

あくあ さんのコメント...

四国の実家は海からそんなに近くはなかったけど、でも車で30分も行けば海だったかなぁ。そのせいかどうかは分からないけど、山より海の方が好きですね。しかし、日本の太平洋側の海のそばはこの先何十年かは怖くて住めないかもね。

Atsuko さんのコメント...

やっぱりそんなものなのか。それってやっぱりあの津波以来、太平洋側は怖いという認識になったの?じゃあ海沿いの家って資産価値がた落ちだろうね。
でも山は山で川の氾濫とか山崩れとかあるからそれも怖いし。