今日ヨガを教えていたら、生徒さんの一人が足の甲に小さな星の刺青をしているのに気づきました。この人は60代の普通のおばさんです。
あまり話をしたことが無い人なのだけど、「足にあるのタトゥー ?」と終わってから聞いたら、そうなのよをわざわざ靴と靴下をぬいで見せてくれました。月曜に入れたばかりだそうです。
数ヶ月前に初孫が生まれて、その記念に入れたとか。刺青は昔から興味があったんだけど、怖くてできなかったんだけど、勇気を出して小さいのをしてみたら、思ったほどは全然痛くなかったわとのことでした。一度やったので、次もまた生まれたら別のを入れるといってました。
イギリスでは小さな刺青はファッションで、若い人は結構入れている人がいます。私は別にそういうのを見ても自分もしたいとはぜんぜん思ったこと無いんだけど、今日のこの人の刺青は小さくて可愛くて、こんなのだったらやってもいいなあと思いました。
それにしても、孫が生まれたから入れるなんて、すごいというかかっこいいですね。イギリスではファッションとはいえ、それでも入れてる人はピアスなんかに比べるとぜんぜん少ないし、60過ぎて入れる人ってほとんどいないと思います。しかもこの人はごく普通の中年と言うか、もうすぐ初老と言う感じのちょっと太目のおばさんです。その孫にしたら、「僕のおばあちゃんは僕が生まれた記念に刺青入れたんだぜ。」というのは、やっぱりかっこいいですよ。
日本に行ったとき、大阪市内のスポーツクラブの経営する大きい室内プールに行ったのですが、そこには刺青の方お断りだったか、刺青はラッシュベストで隠せだったかの看板が出ていました。いまでもそうなのか。
確かに私が子供の頃はお父さんと銭湯に行くと背中が刺青の人たちがいて、怖かったのを覚えています。その頃は刺青と言えばヤーさんだったからね。でも今って日本でもファッションで刺青してる人も増えてきたと思うんだけど。
一方のイギリスでもそういうハードコアの人たちはいて、そういう人は男性は大体スキンヘッドで、おどろおどろしい刺青をたくさんして、ピアスも耳だけでなく鼻や唇やおへそや、普通では考えられないようなところに穴を開けていたりする人もいます。 そうなるとファッション刺青などではなく、まあライフスタイルとういか、そういう類の人たちになります。ヤクザと言うのとは違うけど、まあカタギというのともちょっと違うかな。パンク・・・と言うのだろうか。それともちょっと違うかもしれない。
そういえばすごく昔の20年位前の話ですが、私がロンドンのシティーの銀行で働いているとき、別の日本人の女の子にこんな話を聞きました。
彼女の友達はロンドンで数年住んでいて、体のどこかにワンポイントのタトゥーを入れていたのですが、ある日系企業の面接に行ってどういうわけか刺青を入れているのが知られて、「オフィスに上がれる体じゃありません」と一旦決まった採用を取り消されたそうです。
オフィスに上がる? 一体どんな偉いオフィスと思ってんねん? 今から思えば、日系企業とはいえイギリスの法律で運営される会社なんだから、雇用法違反で訴えてやればよかったのに。ファッションタトゥーで解雇なんていうのは、裁判になったら会社が負けると思うよ。
そういえばチャーリーの担任の40歳くらいの女の先生も胸元に直径3センチくらいの刺青を入れてます。そしてこれが見えるような襟元の開いた服を着ています。
いちばんお手軽なのは昔のシールのような感じの肌に張る似非刺青です。実はうちのスイミングクラブにも クラブの紋章と名前の入った刺青があり、大会のときは子供達はこの刺青をひとつ20ペンスで買って、背中や腕に張って、クラブの名誉のために一生懸命泳いでいます。
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2 件のコメント:
かっこいいね、そのおばあさん。しかし、ちょっとしたTATOOごときで、オフィスに上がれる身体じゃないって、それ訴えたら勝てるよ。うちの会社には肩から腕までみごとな刺青を入れ、かつスキンヘッドのアメリカ人の男性がいますよ。日本人と結婚して幸せそうですよ。Facebookでは堂々と入れ墨の写真を出してますね。温泉の刺青禁止ってのもおかしいよね。刺青がいけないんじゃなくて、やばい仕事の方が困るだけのことなのに。
スキンヘッドの銀行員ってすごいね。日本の銀行じゃありえないよね。シティーにいたときは友達のいた銀行には片腕がピーターパンの海賊のようなフックの人がいて、「片腕ジャック」と呼ばれていたそうです。その二人が並んで働いていたら・・・・
温泉もそういえばそうだね。でも本当に怖い仕事の人が、「そうかだめか。じゃあしゃあない、帰るか。」と退散するのかなあ。
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