2011年10月3日月曜日

欲望を満たすこと

おとといの晩庭にテントを張りキャンプしたのはいいんだけど、バーベキューしたりテントの前でトランプしたりしてるうちに足を何かの虫にたくさん刺され/噛まれてしまいました。

虫って体質と言うか相性というかがありますよね。私は蚊にはそれほどひどくはやられないんですが、とにかく蚤に弱い。そしてホースフライという悪い虫に刺されると必ず病院行きです。(普通の人はかなりひどく痒くなるようです。)チャーリーは蚤にはめったに噛まれないんだけど、蚊にひどくやられます。

おとといのは一体何の虫なのかわかりませんが、子供達はぜんぜん大丈夫みたいでひとつも刺されていませんでしたが、私とデイブは、何かに噛まれてるなあという感じがしていました。で、その夜は私は大丈夫だったんですが24時間くらい経ってすごく痒くなってきました。蚊に刺されてひどくなったような感じです。噛まれた(刺された)痕も20くらいはあります。一方デイブは刺されたところは小さい赤い点になってるだけ。私だけが痒い目にあってるようです。

でもまあ大人なので普段は痒いのを我慢しています。でもふと油断したときとか、気づいたらぼりぼり掻いている。そして掻き始めると・・・・・・これが気持ちいいんですよね。

痒いのは困る。痒いのは辛い。でも掻き始めると恍惚にうっとりするくらい気持ちいい・・・・。でも掻きすぎると皮の表面が破れて血が出てきて痛くなって、そうなるとさすがに本気で掻くのを我慢します。

それで昔タバコを吸う友人が言っていたことを思い出しました。彼女はどうしてタバコを吸うかというと、あの「ああ、吸いたい吸いたい。」という禁断症状を煙を深く吸い込むことによって癒すあの気持ちよさがたまらなくて吸っているそうです。

「この年になって(といってもまだその時40くらいでしたが)何かが欲しいという欲望を直接的に自分で簡単に満たせるなんてことはそんなにない。だからタバコはやめない。」とまで言っていました。私はタバコは吸わないけど、なんだかその一服吸うときの気持ちよさって言うのはなんとなく想像できます。

それでまた考えたのですが、食べ物だって同じですよね。時々何かを無性に食べたいことってありませんか?お腹すいた、何か食べたい、ではなく、何かこれといったものをどうしても食べたくなること。

私はそんなにしょっちゅうあるわけではないけど、たまに食べたいと思うのはポテトチップスとチョコレート、朝ごはんシリアル、クロワッサン、チーズ、オリーブ。そんな感じです。クロワッサン以外は大体家に置いてあるので、どうしても食べたくなったら簡単に手に入ります。

そういう時はどうするかというと・・・もうそれは誘惑に負けることにしています。というか、ありがたくその誘惑を受け入れます。正直言うと、誘惑されて嬉しいです。だって、どうしてもXXXXが食べたい、というときにそれがすぐに食べられる、これってすごい気持ちがいいじゃないですか。至福ですよ。ちょうど痒いところを掻くと、無茶苦茶気持ちいいみたいに。 こんなに簡単に至福の瞬間が手に入るなんて、すごいですよ。

特にお腹がすいているときに買物をして、お店ですごくおいしそうなクロワッサンを見つけてそれを買い、家に帰ってバターをつけて食べるときの幸せといったら・・・・

でもこれも虫刺されと一緒でバランスが難しい。ぼりぼり掻きすぎると血が出て痛くなるのと同じです。ポテトチップも一袋も食べたら嫌になるし、チョコ1枚も食べたら甘すぎで気持ち悪くなる。ああ、おいしいなあ、幸せだなあ・・・と感じる最初の数口でやめておく。これがコツだと思います。

それから水一杯飲むにしても、夏の暑い日に外から帰ってきたときや、運動した後に飲む冷たい水は本当においしいもの。でも喫茶店で次から次にコップに注がれる水はおいしくはありません。虫刺されも、掻いちゃいけないなあと思って我慢しつつ、ついに掻いてしまうのが気持ちいい。やっぱりある程度の禁欲があるからこそ、至福が味わえるのですね。

これからも欲望と禁欲のバランスをとりながら、激しい欲望に身をゆだねる至福を求めて生きたいと思います。

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2 件のコメント:

こんの さんのコメント...

うふ そうですねぇ
欲望を満たすときの充足感 
それをとるにたらないと思うか、それとも大きな至福感と覚えるか...
うふ「青い鳥」はきっと近くにいるのですよね(笑い)

Atsuko さんのコメント...

こんのさん、考えてみれば日常は小さい欲望の積み重ねですからねえ。しかもその欲望が大きければ大きいほど充足感も大きい。その欲望がどうして大きくなるかというと、即座には満たされないでしばらく我慢するので大きくなる。と思うと節操も大切でしょうね。