今日も日曜というのに早起きして、ルイのラグビークラブの手伝いに行きました。
子供が生まれるまで知らなかったのですが、ラグビーやサッカーは冬のスポーツで、夏場はシーズンオフです。それで来週が最後の週で、今日は今シーズン最後のフェスティバルで、ウエールズとブリストルからわざわざラグビーチームが遠征にきて、試合がありました。
それで大変なのは、これはクラブにとってはいい資金集めの日なのです。くじ引きの切符を売るほか、メインの資金集めは食べ物。コーヒー、紅茶の飲み物のほか、山ほど食べ物を売ります。
キックオフは11時でしたが、選手たちは10時くらいから集まります。それでまず朝はベーコンロール。〔ハンバーガーのハンバーグの代わりにベーコンが入っている。)その後はホットドッグ、そして試合の終わる12時半くらいからハンバーガーがどんどん出ました。
私は10時過ぎに手伝いに行きましたが、エプロンを持っていったので、キッチンに回され、ルイの試合を見た15分くらいを除いて、ずっとベーコンとソーセージとハンバーグの臭いに囲まれて、働きっぱなし。こんなに動物性の油に囲まれたことは今までなかった。帰ってきたらエプロンはとんでもない油臭い臭いがしていました。ダイエット中の私は、ベーコンの焼けるおいしい臭いに誘惑されたらどうしようと思っていましたが、それどころではなかった。もう一生ベーコンもソーセージも食べたくない。
幸いなことに、チャーリーを乗馬に連れて行かなければいけなかったので、1時くらいにおいとましましたが、後で聞くと、全部終わったのは4時半くらいだったとか。私より早く9時過ぎに行った人たちもいたので、そんな人は日曜返上でした。
どのくらい儲かったのか。ベーコンロールは1ポンド50、ホットドッグとバーガーは1ポンド、飲み物は50ペンス。私が見ただけでも、ベーコンロール100個、ホットドッグとバーガーあわせて100個は売れていました。一つにつき利益が、材料費を除いて80ペンスと60ペンスとしても、140ポンド。私が帰った後同じくらい売れたとして、飲み物とくじをあわせて500から600ポンドくらいかな。
これはいいのか悪いのか。だってキッチンで働いていたのは少なくとも15人くらい。平均3時間働いたとして45時間。ということは一人の労働1時間につき11ポンドくらいのもうけ。イギリスの最低賃金は多分今6ポンド弱なので、まあ悪くないほうでしょう。
このお金はクラブの運営費に使われます。だってラグビークラブって、会費1年でたった7ポンドなんですよ。たったこれっきりで、後は何も払わない。コーチも何も、すべて皆ボランティアです。
これって本当に安い。水泳も二人合わせて月24ポンドなので〔週3回ずつトレーニング、月に1-2回試合〕まあ安い。1回3ポンド50のテニスもまあ安い。それに比べるとバレエは1回、10ポンド、乗馬は15ポンド、ピアノは先生が来て二人教えて1回25ポンド。そう思うと、本当にラグビーは安い。3年半分の会費がピアノ1回分。
そう思えば、日曜返上も仕方ない。こういうシステム、親が集まって皆で何とか資金を集めて、ボランティアでコーチとかもして、どの子供も安くスポーツができるようにというのは、とてもいいイギリス的だと思います。すごくいい。
それにしても最近は週末といえば子供のスポーツでつぶれます。昨日は朝はルイのテニス、午後から夜にかけては水泳の競技会。今日は朝はラグビー、昼はチャーリーの乗馬、夜は二人の水泳のトレーニング。まあ元気でスポーツにがんばってくれるのは嬉しいし、しかも上達して、大会に色々出れるのも親としても見ていて楽しいけれど、なんかちょっと疲れてきた。少なくともラグビーシーズンは終わって、バレエも数週間イースターでおやすみなので、ちょっとは自分のことや庭仕事もできるかな。
2 件のコメント:
すごいなぁ・・・その週末のつぶれ方。母親には自分の時間なんてないのねぇ。しかも習い事の数もすごいね。かかるコストも・・・。
忘れていましたが、チャーリーは隔週でタップダンスとモダンダンスも習っています。
やりすぎですよね。はじめは習い事は週に1つで十分と思っていたのですが、本人がやりたいというのや、私がやってみたら、というのががどんどん増えて、今では何もない日は週末も入れて火曜日だけ。火曜は3人ともほっとしています。
まあでも、あれもやりたい、これもやりたいというのは、人生にパッションがあるということで、いいことだと思っています。何もしたいことがないというよりは。
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