2009年4月7日火曜日

バートンアートギャラリー


今日はルイとチャーリーと3人で、久しぶりにビデフォードのまちに行きました。私たちが住んでいるのは一応ビデフォードなのですが、家があるのは銀行やら商店街やらがある街から7キロくらい離れた店一つない集落です。私は毎週ビデフォードのまちにある大きいスーパーに買い物に行くのですが、それはスーパーの大きなカーパークに駐車して、買い物して帰るだけなので、町自体には寄りません。最近はよっぽど用があったり、美容院に行くときくらい、月に1回くらいしか町に足を踏み入れることはありません。


春休みなので図書館に行くのが一番の目的だったのですが、ついでに美術館でやっていた展覧会を見に行きいました。


バートンアートギャラリーという美術館で、下に3部屋展示室があり、ここは美術館、そしてクラフトギャラリーがあります。クラフトのほうはビデフォード界隈に住む工芸家の作品で、全部買うことが出来ます。2回は博物館で、ビデフォードの歴史だとか、そういうもの。


前置きが長くなりましたが、美術館に行ったのは、そこで日本の浮世絵の展示があったからです。北斎も広重もありました。他のも入れて、全部で50点弱かな。私は浮世絵が結構好きなので、家に浮世絵が額に入って飾ってあったりするのですが、子供たちは普段見慣れた絵のオリジナルなのだと説明されると、結構子供ながらに感心していました。


富士山を見たことのある二人は、何枚かあった北斎の富士三十六景の絵の中で富士山探しをしていました。


北斎のほうは、イギリスではモナリザと同じくらい、とは言いませんが、かなり有名な絵です。特に波飛沫の向こうに富士山がみえる絵。版画なのでオリジナルは何枚かあるのでしょうけれど、それでもあの有名な北斎の赤富士やら、広重の東海道五十三次の絵などがこんな田舎まで来るとは。


私はこの展示会、2週間前くらいに平日一人で来ましたが、その時は誰もいませんでした。でも今日はイースター休みで観光客が多いのか、10人くらいの人がその展示を見ていました。10人でもここにすれば多いほうなんですよ。


そうそうこの美術館はいつもただです。イギリスの美術館博物館はたいていただです。これはすごくいい。子連れにはありがたい。

2 件のコメント:

ばぶ さんのコメント...

ふうん、そんなところにまで日本の芸術が伝わっているのね。素晴らしいですね。

Atsuko さんのコメント...

北斎も広重も、死後こんなにたって、こんな異国のこんな辺鄙なところで、展示されるなんて、思わなかったでしょうね。