2009年4月18日土曜日

壊れたコンピューターと村上春樹

コンピュターが今日にも直るかと思っていたら、来週の火曜か水曜とのことで、がっかりです。 もどってきたらきたで、あたらしいハードドライブが入っているので、いろいろプログラムとかも変わって、勝手がずいぶん違うだろうなあ。今使っているデイブのラップトップも、キーボードが超軽く、すごくうちにくくて、時間がかかる。

それからメモリースティックにセーブしていたファイルも、デイブのPCで開けられなかったり、あけ方がわからなかったりで、なんとなく不安です。しゃしんはともかく、2年位前から書いて一応完成したエッセイ集だとか、半分書きかけのエッセイ集、その他の短い小説とか、エッセイ、詩、童話など、何かのきっかけでメモリーがだめになったり、むちゃむちゃになたりしたらどうしようとか。実際は、自分のメモリースティックとデイブのラップトップと、デイブの仕事用の外付けハードドライブに入れてあるし、しかもたたいていの作品は、推敲中のどこかでプリントしてあるので、すっかりなくなるなんてことは絶対ありえないのですが。

これって現代のパラノイアのひとつかも。昔は何ヶ月も掛けて卒論を書いて、下書きと清書があって、一部くらいは多分コピーとっておしまいだったのに。

村上春樹があるエッセイにかいていたのですが、彼が「ノルエーの森」を書いたのは海外に住んでいたときで、普通の大学ノートに書いたので、なくなるのではないかという心配が頭を離れなかったとか。そりゃそうでしょう。それからこれは別の本を書いたときだったかもしれませんが、そのときはローマだかアテネだかにすんでいて、そこから日本の出版社に原稿を送るのに郵便事情が信頼できなかったから、ロンドンまで来て送ったそうです。

「ノルエーの森」初版で買って読みましたが、そんなに昔のことではないのに、その辺の事情はすごく変わりましたね。今ならまずペンで文字を書かないし、わたしですら、エッセイや小説の公募、Eメールで送るような時代です。それともあれは大昔だったのか。あの本出たの大学生の時だったと思うけど。

私、村上春樹は高校生のときから大好きなんです。阪神圏出身で親近感があるし。でも彼ももうとっくに50をすぎました。アイビーのふくをきて、ビールとマラソンが好きな若手作家というイメージもそろそろあわなくなってきたなあ。なんか、自分の年を同時に感じます。

3 件のコメント:

ばぶ さんのコメント...

私も村上春樹大好きですよ。その昔は出るたびに全部読んでました。あ、今も読んでるかな。彼、マラソンランナーで、走ることについて最近書いたのよね。

しかし「ノルウェーの森」は私たちが大学生のころ。たとえ「この間のこと」のように感じても、もう大昔です。かれこれ25年・・・。四半世紀前。世界は変わりますよ。

Atsuko さんのコメント...

走ることについて語るときにわれわれの語ること、でしたっけ。わたしも読みました。よんだあと走った。3日くらい。

そうそう、25年くらいたったことはしっているのですが。大昔といえば大昔だな。

 まだあまり有名でないときからファンだったので、なんだかその頃のイメージがまだあって。今ではノーベル賞うわさされるくらいなのにね。海辺のカフカは、この辺の図書館でも英訳がおいてありました。

しかしこちらはもう真夜中。一体何時にコメント書いたの?

ばぶ さんのコメント...

ん?日本時間の朝の9時か、そのくらいだったと思うけど。