2009年3月26日木曜日

ハロッズのライオン

おととい私がPTAのミーティングに出席しているときに、とてもいい番組をやっていたそうです。タイトルは「ハロッズの赤ちゃんライオン」。

ハロッズって知ってますよね。ロンドンのナイツブリッジにある、世界で一番有名なデパート。そこで60年代まではペットショップがあって、色々なエキゾティックナ動物を売っていたそうです。(もちろん今は禁止されているので、ありません。〕ジャガーとか象とかまで売っていたらしい。そこで、オーストラリア出身の若い男性のカップルがライオンの赤ちゃんを買いました。彼らが住むのは、チェルシー〔ロンドンの街中の最高級住宅街〕のフラットで、そこでまるで猫を飼うように育てました。 だんだん大きくなってくると、公園を散歩させるわけにも行かず、知り合いの牧師さんの教会の庭で放して、運動させたりしていました。

それでも当然ながらどんどん大きくなり、彼らは「野生のエルザ」をプロデュースした人たちにコンタクトを取リます。そして結局クリスチャンと名づけたこのライオンを、野生に返すことにしました。飛行機に乗りライオンをアフリカの一国に連れて行き〔多分ケニア)、ライオンを野生に帰すプロジェクトをしている団体にクリスチャンを託しました。

このあたりは私は番組を見ていないのでよく知りませんが、人間に育てられたライオンを野性に返すなど、簡単なことではなく、色々な苦労があったようです。それで、彼らもしばらくは付き添って様子を見ていましたが、結局は、他のライオンに殺されることを覚悟で手放し、ロンドンにかえって行きました。

そのあとクリスチャンの運命は紆余曲折があるのですが、とにかくその何年後かに、この二人の男性は、クリスチャンに会いにまたアフリカの地に行きます。さて、このライオンとの再会、一体どうなるでしょうか。野生に戻ったライオンは、一体昔の飼い主を見て、どんな反応をするのでしょうか。これは言葉で言うよりも、このビデオを見てもらうのが一番。


http://www.youtube.com/watch?v=zVNTdWbVBgc

このビデオ、YouTubeでは11,000,000人以上ものカウントがあります。そもそもこの番組が作られたのも、このビデオがあまりによく見られているので、そのバックグラウンドを探って行ったのがきっかけとか。

最近嫌なニュースが多い中、純粋に心の温かくなる話だなあと思いませんか。ライオンに再会したときの、二人の笑顔がとても印象的です。でもうちの子供たちは、ライオンや象を売っているペットショップのほうが、想像力をかきたてたようで、そのことで興奮していました。私でも子供のときなら、そっちのほうに心を惹かれただろうなあ。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

へえ、今度時間がある時にビデオ観てみます。

Atsuko さんのコメント...

ビデオはたった2分くらいですよ。なつかしのエアロスミスの曲が聴けます。