You need to take calculated risks in life.
(人生では計算されたリスクを取らなければいけない。)
というのがありました。
ただそれだけ、説明もなく書いてあったのですが、なぜかすごく記憶に残りました。その時私は投資銀行に勤めていたので、リスク管理というのは、日ごろの仕事と切っても切り離せないものだったからかもしれません。「へーえ、そんなものかなあ。」と思いました。
それから私の母の世代がそういうものかもしれませんが、「世の中安全第一。リスクなんてギャンブルと同じ。石橋を叩いて渡れ。株式投資は博打と同じ、定期預金が一番。」という家庭環境で育ったので、意外というか、「そういう考え方もあるのか。」と目を開かされました。
その後長い長い月日が経ってるわけですが、段々年を取っていくにつれて、ますますこれを実感することが多くなりました。例を挙げればいろいろあると思うんですが、たとえば経済やビジネスの世界でもそうですよね。自分で会社やビジネスをするにも、株等に投資するにも、リスクを取らないといけない。 リスクを取る人がいなくなると、経済が縮小するし、何よりも世界が発展しない。
今我々がインターネットや車や飛行機の恩恵を受けているのも、誰かがリスクを取って新しいテクノロジーに投資してくれたから、発展したわけです。発明家がいくら素晴らしいものを発明しても、それに投資する人がいないと、消費者の所までは届かないんですから。
で、話がぐーんとテニスに飛びます。テニスってよくできたゲームだという話を昨日のコメント欄に書きましたが、テニス見てると、本当にリスクテイクって大事だなと思います。
劣勢で、あと1ポイントで試合に負けるとか、ここは絶好のチャンスという場面で、一か八かのリスキーな勝負をかけてくる ことができる選手、こういう選手が一流だと思うんです。逆に言うと、ウィンブルドンくらいのレベルでは、安全にラリーを続けているだけでは絶対に勝てません。ラインぎりぎりを狙うとか、ボレーに前に出てくるとか、何か勝負をかけないと、勝ち進むのは無理です。
そういえばチャーリーも水泳で一時ちょっと保守的になってました。一度フライングスタートをして失格になったことがあって、それ以来スタートが遅くなってしまったんです。
それで話をしました。失格になってもいいやんって。失格にならなくても、それでタイムを0.1とか0.2秒落として自己新記録を出せなければ、意味がないんだから。「人生、計算されたリスクを取らないとだめやよ。」って。
それ以来、スタートが断然よくなりました。スポーツってもちろんいろんな意味で有益だけど、人生の縮図的な意味での有益さもあるんですね。
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6 件のコメント:
素晴らしいお母さんですね。チャーリーちゃん、これでこれからもリスクを恐れずいろいろとチャレンジできますよ。
リスクを恐れで縮こまってていいことがあるとは思えないんだけど、そういう考え方って根強いですね。定期預金なんてインフレになったら紙屑なのに。うちの親はそういうことは言わなかったので良かったです。母は無駄遣いせずお金を貯めろとは言ってましたけど。それもほんとは良くない考え方ですけどね。縮小均衡しちゃうから。
計算されたリスクですか。
出来るだけあやゆる課題を想定した上で、リスクを取れということでしょうかね。
いろんなことに挑戦することが、次のステップに繋がるというころですね。
今年も変化を求めて、仕事にチャレンジしています!
リクスの読みが甘くて苦労してます。(笑)
あくあさん、今読んでる本で「お金はこやしと同じである。蒔かないと意味が無い。」と書いてありました。定期預金いくらしても、いくら残高が増えていっても、気分的にはいくら貯まってもお金持ちには感じられないだろうなあ。
「無駄遣いせずに貯めて、賢く投資しろ」ですかね。
山歩きさん、私が銀行で働いていたときは、とにかくリスク管理が一番大事な要素でした。銀行に限らず、ビジネスってみんなそうなんでしょうね。
夏に大阪に帰りますが、お会いできると嬉しいです。
投資して、そのあとは、賢く使え、が必要でしょうね。使わないと意味ないから。
貯める→投資する→使う?なるほどね。全部出来てる人は少なそう。
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