買物とかトイレとか、イタリアなんかと違って要領悪いといつまで経っても順番が来ないってこともないし、日本人にとっては、すごくありがたいシステムです。
でも99パーセントと書きましたが、このシステムが守られていないということをよく目にする場所があります。これがガソリンスタンド。
イギリスではストなどでガソリン不足という場合を除いても、ガソリンスタンドに列が出来てるということはよくあります。ここでマナーの悪い、横入りする車=人を、しょっちゅうと言っていいくらい目にします。
まあ車で並ぶので、どこに並んでいいか並びにくいというのはあるし、私は右でも左でもどちらからでも入れられるけど、ガソリンの注入口の位置の加減で、どちらかからしかガソリンを入れたくないという人もいますから、ちょっと間違いが生じる余地はあります。
でもそれにしても、あからさまに横入りする人は、イギリスという土地柄からは、考えられない頻度で目にします。
一昔前、イギリスではロード・レイジ (Road rage)という言葉が流行りました。道路での怒りという意味で、路上でのちょっとしたトラブルでクラクションを鳴らしたり、大声でののしりあったりということをさします。
そういうことって、普通の人間と人間との間ではめったに起こることではないのに、どうして車に乗ると、人が変わったようにマナーが悪くなるのか。一つには、運転するというちょっとストレスフルな状況だから。そしてもう一つは、車に入ると顔をあわせないから、本性が出てマナーが悪くなるという説がありました。実際知人でも、車に乗ったら性格変わってマナー悪くなる人がいます。
このガソリンスタンドの列を守らないのも、まさにそれです。そういう人たちでも、車に乗ってないときは、きっとちゃんと列を守ってるんだと思います。
で、実は今日の夕方もそういうことがありました。まあ別に急いでなかったので、そんなに腹は立たなかったけど、他のドライバーも、ずいぶんむっとしてたと思います。それでも、怒鳴ったりする人がいないのは、さすがにイギリスかもしれません。
私もちょっとむっとして、その車からどんな人がでてくるか見てました。(セルフサービスなので、自分で車から降りて、ガソリンを入れないといけない。)どんな最低な人間が出てくるんだろうって・・・
そしたら超太くて醜い、最低のおっさんでした。 これだけ外見がひどいと、まあ、最低に最低を重ねてもしょうがないなと、ちょっと怒りが収まるくらいでした。我ながら妙な怒りの静まり方でした。
愚痴ったお詫びに、庭の林檎の花です。林檎の花って、なんだか優しいイメージがあり、桜よりも好きです。
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4 件のコメント:
確かに人は車に乗ると急に態度が変わる場合があるかもね。大阪って道で割り込まれることが多い気がするけど、ガソリンスタンドの行列に割り込むおばちゃんもいるのかな?いなさそうだけど。
欧州駐在中に、イタリアに出張に行って空港でコーヒーを買おうとしたら誰も並んでいません。
「列はどこにある?」とベルギー人に聞いたら「列などない。これがイタリアだ」と言われた。(笑)
確かにイギリスは並ぶね。
ガソリンスタンドで並んでない国はみたことがないけど!?
あくあさん、大阪のおっちゃん、おばちゃんの場合は、車に乗ってなくても、「ごめんな~、ちょっと先行かせてもらうで~」とかいいながら、列に横入りしそう。
ところで今思ったけど、「横入り」って大阪弁?
山歩きさん、やっぱりベルギー人も、イギリス人みたいに並ぶのかな。イタリアに列がないことは、有名なんですね。
イギリスでも不思議なことに、パブだけは列がないです。紙幣をちらつかせてカウンターで物ほしそうにバーテンダーを見てると、あちらが勝手に順番を記憶して、注文とってくれます。
ガソリンスタンドってそうですか。大阪でガソリンスタンドで列が出来てるの見たことない気がするんだけど。
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