0,1,1,2,3,5,8,13,21,34,55・・・・・
と続いてゆく数字。どういう法則かと言うと、前の二つの数字の合計が次の数字になります。だから上記の55の次は、34+55で89です。これの何が特別なのかというと、自然界にはこの数字がよく現れるんですって。
花の花弁の数や葉の数。そしてひまわりの螺旋の数もフィボナッチだそうです。ハチや蟻など、女王が卵を産む昆虫も、家系をたどるとその数が出てくるそうです。
フィボナッチとは全然関係ないんだけど、私が常々不思議と思ってる数は、クロールのキックの数です。これって普通は腕が右と左を1回ずつかいてる間に、6回キックするそうです。つまり右と左、3回ずつ。長距離スイマーになると、これががくんと減って、2回になります。
左右2回ずつ、4回のほうが理にかなってると思うんだけど、自然に4回という人はいず、4回に強制しようとしてもまず出来ないんですって。
子供たちが持っている600ページくらいある水泳のテクニックの本にも、他のあらゆるテクニックについては、無茶苦茶細かく分析してあるのに、クロールのキックの数は、長距離はエネルギー温存のために6回から2回に減らせと書いてあるだけ。
それが誰にとっても自然なリズムってことなんでしょうけど、水泳のような不自然なことでも、誰でもそうなってしまう自然の数があるって言うのはおもしろいです。
数字の不思議といえば、昔債券取引のトレーディングルームで働いていた時に、債券の価格は、上にも下にもなかなか100を抜けられないというのも、債券取引の常識とされてました。(債券価格は、発行時にその債券についてくる利率と、その時の市場情勢によって決まるその債券の取引利回りが同じ場合が価格100で、98.50とか101.20とか、そういった数字が価格として取引されます。)まあ何か、心理的なレジスタンスなんでしょうね。
そうそう、私が働いていたトレーディングルームには、テクニカル分析のアナリストがいました。彼女の仕事は、経済のファンダメンタルズに関係なく、値動きのチャートだけを分析して、市場の動きを予測するものでした。(これがまたよく当たった。) その話も、『チャートがこういう形になると、何かが起こる』とか、そういうレベルの数字の不思議の話でした。
そんなこと考えていたら、ウィキによると、このフィボナッチ数が為替のテクニカル分析に使われるとか。
数字って奥が深いわ~。ちなみに私は数学はすごく苦手・・・というか、興味全然無しでした。なのに子供たちは二人とも、数学が一番得意な科目です。こちらのほうが不思議。
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大きな、赤い月が出てます。神秘的 |
2 件のコメント:
それがどういうことなのか全く頭の整理は出来てないけど、どうやら数字って意味があるみたいよね。なんでだろうねぇ。
私のようなずぶの素人でもそれを感じるから、数学に興味のある人には、たまらないだろうね。
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