2013年7月10日水曜日

What time is it now?

ヤフージャパンのページを見ていると、よくどこかの英語学校の宣伝が載っていて、「What time is it now?というネイティブはいません。」と書いてあります。

でも少なくともイギリスに限っては、これはよく普通に使いますよ。アメリカ英語だって基本的にはおんなじなんだから、きっと言うと思います。もしかしたらこの宣伝の趣旨は、「本物のネイティブはWhat's the time?と言う。」ということかもしれません。それ以外には、どんな言い方があるのか、思いもつきません。確かにそういう言い方もするけど、別にいい方はひとつじゃないんだし、What time is it now?のほうが、頻繁に使うと思います。

それからイギリスに来てすぐに気づいたのは、疑問文のイントネーションが、日本で教えているのは間違ってるということでした。いや、厳密に言えば、間違ってるというよりも、実用的じゃないというべきか。

たとえば Is this a pen?

中学ではこれは、語尾を上げて発音すると教えられました。

でも実際には、そんな言い方をする人はまずいないです。そもそも、疑問文はその意味合いによってイントネーションが違います。

本当にこれは(鉛筆ではなく)ペンなのかを聞いているときはイズディスアペンン?という感じで、最後がちょっとだけ上がります。

あれではなくて、これがペンなのかと聞くときは、イズディスアペン? と、最後はほとんど上がりません。

ペンということがほぼ確実で、確認に聞いてるときは、イズディスアペンは、肯定文とほぼ同じイントネーションです。

ペンということが分かりきってるとき、たとえば子供がペンをなくして、それがその子供のポケットにあった時などは、イズディスアペン ? みたいな感じ。

まあ文字でイントネーションを説明するのは難しいけど、要するに日本語で「これはペン?」と聞く時に 状況に応じて使い分けるイントネーションとほとんど同じです。

Is this a pen?だけでなく、疑問文のイントネーションって、考えてみれば日本語でそれを言う時と似たようなものと思っていいと思います。

あ、でも上に、中学で教えるような語尾を上げる疑問文のイントネーションは使わないと書きましたが、5年くらい前に実はイギリスで、若い人たちから子供たちの間まで、疑問文に限らず、すべての文の語尾を、ちょうど日本の中学の疑問文のようにあげて話すのが流行ってました。どうもオーストラリア人はそんな話しかたをするらしい。

若者が使うだけでもちょっとイラッと しましたが、さすがに大人が使ってると、もう聞いてるのも嫌でしたね。

不思議なもので、それも1-2年のことで、最近は耳にしません。不思議な流行でした。

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2 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

イギリス人のアクセントとアメリカ人のアクセントも違う気がしますね。私、あのクイーンズイングリッシュみたいな仰々しいアクセントはあまり好きじゃないのよね・・・。言葉で表現できないけど。

アクセントというと、会議でのプレゼンみたいなときに、一言一言言うたびに語尾を上げる人が結構いるんですよ。英語ですよ。とても気持ち悪いんです。私はプレゼンの先生に、それだけはやるなと言われたので、気をつけてます。多分、自信がないと一言一言語尾を下げて言い切れないんじゃないかと思います。

言葉で書いてもこの意味通じないかな・・・?

Atsuko さんのコメント...

イギリス人って2重母音を強調して発音するなあと思います。特に物事をはっきりいいたい時。Noはノーではなくてノウゥ。だし。仰々しいといえば仰々しいですね。

語尾を上げるのってやっぱり疑問詞的な部分があるのかな。本文に書いた、若い子が文の最後を上げるのも、物事をうやむやに表現しておきたいということなのかも。