2013年3月6日水曜日

Bread Pudding

昔スーパーでたまに売っていたブレッドプディングというデザートというかケーキのようなものがあります。もっちりこってりした食感で、素朴な味でとってもおいしい。デイブに言わせると、このあたり(イギリス南西部)の名物ということなんですが、それにしてもめったに売ってるのを見ません。そうしたら先日あるスーパーでもらった雑誌に小さくレシピーがでてました。

それで今まで3回作りました。毎回なかなかおいしく出来ます。外見はそんなに良くないんだけど、まあいかにも手作りのおやつという感じ。



味もおいしいけど、いろんな意味でこれはなかなかすごいレシピです。まず材料がパン、卵、牛乳、砂糖、レーズンなどのドライフルーツ、シナモンなどのスパイス。これだけです。ややこしいもの一切なし。しかもバターを使わないから、カロリーもケーキよりは低いはずです。育ち盛りの子供の栄養という面では、砂糖以外はいい物ばかり。(大人にはちょっとヘビーだけど、食べ過ぎなければ大丈夫)

材料のパンは、どんなパンでも使えるし、耳でも使えます。(というか私は半分以上は耳で作る。)ブレッド・アンド・バター・プディングという似た様な味の、もっとよく知れたデザートもあるんですが、こちらは白パンで、しかも耳を落として作ります。うちはあまり白パンは食べないので、これを作るとなると、わざわざ買わないといけないし、耳を大量に捨てることになります。

そしてすごく簡単にできます。パンをちぎってボウルにいれ、すべての材料を混ぜいれてしばらく置いておいて、ぐちゃぐちゃになった頃にオーブンで焼くだけ。初めて作ったときは、パンは小さくしないといけないんだろうと思って、せっせとちぎりましたが、やってみるとつけておくだけでぐちゃぐちゃになるので、適当にちぎるだけで十分でした。

そして我が家の個人的な食料事情には、これは画期的に素晴らしいレシピなんです。私は大体週に1度5斤くらい食パンを買って、全部冷凍して使います。イギリスの1斤は(そして実は日本でもそうで、日本で売ってる食パンは半斤ということらしい)800グラムで、日本の倍の長さです。

それでパンが残り少なくなると、お弁当のサンドイッチのために新しいパンを解凍します。そうすると家族はみんな新しいほうばかり食べるので、古いほうは私だけが食べることになります。それからイギリスのパンは1斤の端にクラスト(耳) がついてくるので、こういうのも誰も食べないので、私が食べることが多くなる。(食べなれるとそれはそれでおいしいんだけど)

私なんて一日に1枚か2枚イギリスの薄いスライスを食べるだけなのに、 なかなか新鮮なものにはありつけません。

でもこのレシピを知ってから、耳の部分やちょっと古くなったパンは全部冷凍します。そして量が集まると、このブレッドプディングが作れるわけです。

なのでおいしいプレッドプディングは食べれるし、安く健康的な子供のおやつが作れるし、しかも私は解凍したばかりのふかふかのパンにありつけるようになりました。もちろん、古くなったパンを捨てることもなくなりました。

イギリスのパンなんて日本に比べると無茶苦茶安いけど、でも食べ物をゴミ箱に入れるのは、できたらやりたくないですからね。

作ってみたいという方のために、料理ブログのほうにレシピを載せましたので、ご覧ください。

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2 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

素朴でおいしそうですね。うちはパンは二週間に一回くらいしか食べないから、わざわざ用意しないと作れなさそうだけど。

しかし、お母さんは涙ぐましい努力してるのねぇ。

Atsuko さんのコメント...

涙ぐましいって、新鮮なパンを食べられないとか?まあそれでも考えてみれば、一人暮らしだったら、1斤を1日で食べきれる事は絶対にないから、同じなんだけどね。その意味では、ぶうぶう言っても、家族が多い分食べ物の回転は速いです。