2013年3月1日金曜日

クロールのテクニック

最近子供たちの水泳のタイムがちょっと伸び悩んでるので、私も分厚い水泳のテクニックの本を読み始めました。去年買った本で、大阪市の電話帳くらいの大きさです。780ページくらいあってしかもハードバック。とてもじゃありませんが、持ち運びできないし、ベッドで読むことも出来ないので、居間でちょこちょこ時間を見て読んでます。

今はクロールのテクニックについて読んでます。とにかくすごく細かく分析してあって、詳しい。 クロールだけで、写真入で50ページくらいあります。

まず水泳のセオリーの前提となっているのは、水の抵抗と、前進力。この二つの兼ね合いで前に進むということです。つまりいかに抵抗を少なくし、前進力を高めるかということ。

何度も書いたけど、私はつい5年くらいまえまでほとんど泳げませんでした。小学校から高校まで25メートルプールがあったのに、そして夏場は体育は全部水泳だったのに、本当に水泳が嫌いでした。テクニックは高校3年の特訓に行くまで、何もならった事はありません。だからこうしてテクニックについてしっかり体系だてて勉強するのは初めてです。この上記の前提だけでも、目からうろこが落ちたようでした。

それで今週プールに行ったとき、読んだテクニックをちょっとだけ実践してみました。細かい注意点は50くらいあったんだけど、そんなには一遍には矯正できないので、少しずつです。

一つ目は、クロールのときは腕の動きにあわせて体を左右に ロールさせるということ。例えて言えば、体を火にかかっている焼き鳥の串と考えて、串を持ってくるくる回すような感じ。そんな感じで体の頭から足にかけてのまっすぐな軸に沿って左右にロールします。

これってスイマーにとっては当たり前のことなんだろうけど、私はぜんぜん知りませんでした。むしろ体はまっすぐに水に浮いて、手足が独立して動くようなイメージでいました。まったく間違ってました。道理でクロールが苦手だったはずです。

それから腕。腕を後ろから回してきて水に入れた後、そのまままっすぐ引き寄せて水をかくと思ってましたが、違うんです。入水してから20-30センチくらい水中で手を前に(同時に斜め下に)伸ばすんです。そうすると水を前に押す形になるなので、そんなことをするわけはないと思ってました。でも理由はそうやって腕で水を一番かきやすい に持っていくわけです。なのでこの部分は水の抵抗が一番少ないように伸ばさなければいけません。

この二つをやってみただけで、ずいぶん泳ぎ方が楽になりました。 泳ぎにリズムが出てきたし、なんと言っても頭の位置と息継ぎが楽になりました。息継ぎは、私は右でしか出来なくて、どんなにやっても絶対左に頭を上げられなかったんだけど、ちょっとだけ左でも出来るようになりました。

そもそもこうして読み始めた理由は、何かルイやチャーリーの参考になる部分はないかなあと思ったからなんだけど、意外にも自分のためにすごく参考になってます。別に私は水泳上達したいなんて思ってないんだけど、やっぱり上達してるのがわかると嬉しいですね。来週もまた泳ぎに行くのが楽しみになりました。今度はまた別のポイントを導入しながら泳いで見ます。

そのうちマスターズの競泳に出るようになったりして。。。。

ところでこの週末は土曜も日曜も子供たちのデボンの州大会。ブログは更新できないかも知れませんが悪しからず。

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2 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

私は本とコーチから入ってるので、そういう理屈は結構知ってますけど、その通りに身体が動くかどうかはまた別の問題でしたねえ。せっかく100メートルくらい泳げるようになったのに一年間お預けですが、また10月からやり直すつもりです。しかしその本すごそうやね。知らない技術がいっぱい載ってるんだろうな。私には無縁だけど。

Atsuko さんのコメント...

今日一日中大会を見てましたが、こういうテクニックについてのウンチクを知ってから見ると、また別の興味が湧きました。
トップクラスのスイマーでも、テキストどおりきれいに泳げてる人は少ないですよ。意外にも、クロールでは、後ろから回して水に入る腕が伸ばしすぎの人がたくさんいました。昔はそういう泳ぎ方が主流だったけど、今は肘が手よりも上というのは割りと徹底して教えられてるのに。