何度も書いた事があるけれど、私の住んでいる村はバスが一日数本しか通ってません。だからどこに行くのも車だし、当然親が連れて行きます。
でも家から車で5分ほどの街まで行けば、そこから映画館やショッピング街のあるバーンスタプルという街までバスで30分ほどでいけます。バスの本数は15分おきくらいなので、まあ頻繁にあるといってもいいですね。
この辺の子供は、中学生くらいになると友達同士でバスでこのバーンスタプルに行くというのが、なんというか成長の証しのような物です。大阪で言えば、地下鉄でミナミやキタに行くような感じ。いや、街自体はミナミやキタの50分の1くらいの大きさですが。でも親に連れられるのではなく、自分達で行くというのが、なかなか大きいことのようです。
で、今年中学生になったチャーリーは もうすでに数回行っています。映画に行ったり、特に当てもなくショッピングしたり。まあそういうのが女の子には楽しいですからね。街自体も小さいですから、危ないことも怪しい界隈もないし、親としては携帯さえ持たせていれば、まあ安心です。
ルイは中学3年生で、ルイの友達は何度も行ってるみたいだけど、ルイはぜんぜん行ったことがありませんでした。どの週末も水泳で忙しくて、誘われないのもあると思うけど、 ルイ自身も買物が大嫌いなので、町を友達とつるんでぶらぶらすることにぜんぜん興味がないんですね。
でもどうして今日は行くことにしたのかなあ。確かに今日は本当に5週間ぶりくらいに水泳競技会がない週末だしな。もしかしてガールフレンドでもできたのかなあ。
そう思っていたら、バーンスタプルに移動遊園地が来たからでした。バスの始発の街で待ち合わせということで車で連れて行ったら、顔を知っている友達が3人待っていました。そうか、ガールフレンドではないんだ。
とにかく、親なしで、スクールバスではなく、公共交通機関を使ってルイが出かけるのは初めて。でもルイの友達はこういうことに慣れているので、心配はありません。ただ、「友達が店を見たりして、自分は退屈しても、 帰りたそうにしたり退屈そうにしてはあかんよ。」と言い聞かせておきました。
ルイがいない日曜の午後、私とチャーリーはおせんべいと紅茶を飲みながら、ルイは楽しんでるかなあと話していました。するとチャーリーが、
「ルイは私と違ってあんまり楽しいこともしないし、 友達と街に出かけたりもしないから、楽しんできて欲しいわ。」とポツリと言いました。
一体どんなオタクなお兄さんとおもってるんや~?ルイはあれはあれで、部屋で一人でギターやピアノを弾いたり、ネットでマンガを読んだり、友達とこもってビデオを作ってYouTubeに載せたり、一人で本を読んだりするのが楽しいんやで~。
とにかく無事に6時ごろ電話してきました。それで街にある仕事場で仕事をしていたデイブに迎えいに行ってもらったのですが、よく考えたら、自分でバス停からデイブの仕事場まで歩いて行かせても良かったのに。 なんというか、ある意味で私って結構過保護なんですよね。
移動遊園地は楽しかったそうですが、なぜか泥だらけになって帰ってきました。でも言われなくても自分でズボンの泥を落として靴を洗っていたので、なんか急に自立した感じ。
可愛い子には旅をさせろといいますけど、本当に子供のためというよりも、親が子離れするためにさせねばなりませんね。
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2 件のコメント:
ルイちゃん、見た目はもうすっかり好青年なのに、中身はそんなでかわいいねぇ。そのくらいかわいいうちに会っておきたいですよ。そのうちちょっとドキドキしそうなかっちょいい若者になってしまいそうだからさ(笑)
男の子っていつまでもこんな感じなのかもね。まあもうしばらくはこんな感じだろうと思うから大丈夫だよ。
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