2010年1月5日火曜日

あの世からの友達

2日の晩、明け方近くに、去年2月に亡くなった高校のときの仲のよかった友達がやってきました。

彼女は6年間も白血病と戦っていて、骨髄移植も2回もしたんだけど、結局だめで、一人娘のMちゃんが東京の名門大学の推薦入学合格の知らせを聞いて、そのしばらく後に死んじゃいました。2度目の移植がうまく行かなかったことを知っていたのは、友達では私だけでした。

遠くに離れてはいたものの、メールやら手紙でしょっちゅう連絡を取り合っていたのだけど、年が明けて入院してからは、お互いにもう別れが近いことがわかっていました。

2日に会いにきてくれたときは、夢の中でほかの友達も2人いて、一緒にアメリカ風の大きいダイナーというかレストランのようなところにいました。そのときにありありと、「あの世から会いに来てくれたんだなあ。」というはっきりした実感があり、彼女はチキンナゲットのようなものを食べていたのですが、とにかくおなかがすいてるから、もっと注文してくれと言いました。それで私たちは、あの世っておなかが減るところなんだなあと思いながら、せっかく帰ってきたんだから今のうちにどんどん食べろと、彼女のお皿にどんどんチキンを大盛りにしました。

そのときは本当にはっきりした出来事で、これは夢ではないなあと思ったんですが、目が覚めてしばらくすると、だんだんいろいろな部分がぼやけてきました。

普通に考えると夢なんだろうけど、でもそのときはこれは夢ではないと言うはっきりとした確信があリました。死んじゃって初めてのお正月だし、やっぱり会いにきてくれたんだろうなあ。

でもあの世っておなかがすくところなんですね。そしておそらくチキンナゲットのようなジャンクフードはないんですよ。 それにしても、彼女、チキンナゲット好きだったかなあ。そういえば好物だとか、ぜんぜん知らないなあ。

さて話は大きく変わって、今朝起きてみると外はうっすら雪でした。ここずっと寒い日が続いてましたから、まあ不思議はありません。昼前からはどんどん降り出して、子供たちは小1時間外で遊んでいました。気温的には曇ってきたことで温度が上がったようで、停めてある車を見ると、昨日のように凍ってはいません。

天気予報によると、イギリス南部、特にロンドンを含む東南部で大雪とのこと。ここは南西ですからどうかな。海に近いから、雪は降りにくいんですけど、24時間予報では明け方に多く降るとのこと。

子供たちの学校が明日からなんですが、この雪のせいで私と子供たちはなんか落ち着きません。雪が多いと休校になるんですよね。私は明日は仕事がないので、休校のほうが良いかなあって思ってますけど、そろそろ冷蔵庫の中が空っぽになってきたので、買い物にいけないと困る。デイブは仕事がたまってるので、自分のことだけでなくほかのスタッフが出勤できないと困るし、ストレスためてます。でもこればっかりはね。

自分勝手ながら、明日に限っては雪で休校になると良いなあ。

今のニュースによると、イギリスは30年来の寒波だそうです。写真はお隣のポニーとチャーリー、隣の子供と遊ぶルイ。家の前のドライブ。右の石造りの家が家です。



8 件のコメント:

こんの さんのコメント...

うう イギリスも降りましたですねぇ
(写真でよく分かりましです)

緯度的には、山形より北ですが、海流や地形のこともありますので、雪はそんなに降らないのですねぇ
その割に冷え込めば、ぐーっと酷く冷える

雪降りになると休校?ですかぁ うむむ、日本では考えにくいことです

夢って不思議ですねぇ

Atsuko さんのコメント...

こんのさん、イギリスは大西洋の温暖な海流のおかげで、ヨーロッパ大陸に比べれば、格段に温暖なんですよ。ベルリンは今日は最高気温がマイナス7度だったかなあ。

雪の多い土地なら雪くらいで休校にはならないんでしょうけれど、この辺はちょっと降るともう麻痺状態ですね。不思議と言えば不思議ですが、準備がないというのはそういうことなんですね。

ふぅ さんのコメント...

子供たちの学校、無事に始まりましたか?
こちらは1月6日はEpiphanyという祝日で、新約聖書にもあるように、東方の三賢人がキリストの誕生を祝いにベツレヘムまで贈り物を持ってきたと言われる日です。という訳で、ここでは学校の年明けスタートは7日から。大雪がまた降るのでは?と私も恐れていたのですが、今度は降っても大したことなさそうなので、ちょっと安心。私も明日から、仕事始め。寒い日が続き、貴女とは違い、すっかり出不精になっていたので、明日は恐る恐る・・・って、感じですね(笑)。

あくあ さんのコメント...

すごい雪ですねぇ。ロンドンの同僚も通勤出来ないので家から仕事をしていると言ってました。

でも、こういう屋外の写真も雰囲気がよくわかっていいですね。さすが「外国」って感じでおしゃれに見えます。おうちの周囲とか近くの町とか、いろんな写真お願いしま~す。

Atsuko さんのコメント...

ふぅさん、学校は思ったとおりお休みでした。それで今日は子供たちは隣の子供たちと雪だるまを作ったり雪合戦したりしてます。
ところで3人の賢者がベツレヘムに行ったのは、キリストの生まれたクリスマスの夜だとこちらでは言いますけれど。国によってちょっと違うんですね。

Atsuko さんのコメント...

あくあさん、ロンドンのほうは特にひどいらしいですよ。特にオックスフォード方面が。
雪が降ると珍しいから写真を撮りたくなりますね。今日もとったので、良いのがあれば載せますね。こんのさんのように、雪景色ばかりで退屈というほどまでには降らないでしょうから。

ふぅ さんのコメント...

へぇ、やっぱり休校ですか。そりゃあ、子供たち大喜びでしょう。こちらは、冬休み前の最後の日が休校になったんですよ。でも、明日の夜あたりから雪になりそうです。あんまり降らないことを祈ります。

三賢人の話は、私はよくわかりませんが、クリスマスとは違って、箒に乗ったおばあさん(魔法使い?)が子供たちにお菓子を持ってくるという言い伝えがあって、前日の晩に子供たちは家の中に靴下をつって、そこにお菓子を入れてもらえるよう用意する風習があります。どちらかというと(ローマなど)南の方の風習だったのが、近年は北部にも伝わり、話題になります。悪い子の靴下にはお菓子ではなく、炭が入れられることになっています(笑)。

Atsuko さんのコメント...

ふぅさん、ヨーロッパでもいろいろあるんですね。こちらではクリスマスの夜に靴下をつるす習慣です。クリスマスプレゼントのほかに、それにもいろいろお菓子等を入れるので、親は大変ですが、そちらのように数週間空けてまた同じようなことをするのも面倒ですね。
それにしても炭を入れるとは、かわいそうに。