水曜に、ルイは新しいボランティアに行きました。
ボランティアに行くのは、何も善行を積みたいからじゃありません。医学部受験するのに、ボランティア経験が必要だからです。出来れば、老人とか障害者とか、医療に直接関係のあるボランティアが良いんだけど、直接は関係なくてもオッケーです。働くことによってコミュニケーションの力がついたり、協調性が養われたりするし、まず何よりも「無償で援助が必要な人のために働く」という意欲が問われるようです。
行ったのはビデフォードの街の大きい公園の隅にある温室。ここで、障害者や中毒者、失業者などの人達が、ガーデニングを習ったり、販売用の苗を植えたりするプロジェクトです。
この日は今年一番寒い、気温3度くらいの日だったのですが、厚着してカイロもって、長靴はいて出かけました。寒いけど天気がよかったので、気持ちのいい天気でした。
割と元気そうに帰ってきたのでうまく行ったのかと思ったら、ちょっとはずれだったそうです。障害者や知能障害を持った人は誰もいなかったとか。いたのは10人近くの失業者の男たちでした。失業保険をもらうかわりに、ここに働きに行かされてるらしい。
確かにちょっと最初の意図とは違うけど、ルイは刺青した失業者のおっさんたちと会話をする機会なんて普段はないから、それはそれで、社会勉強というだけでなく、コミュ力をつける練習になったんじゃないかな。
しかも調べてみたら、やっぱり長期失業者は病気になる人が多いとのこと。精神を病んだりアル中になったり自殺も多いです。だから医療と無関係ではないのです。ボランティアに行って無駄はないようです。
今日別の人と話をしていたら、このルイの行った社会プロジェクトのことが話題になりました。割と評判のいい団体らしいです。
来週は、老人ホームのキッチンのバイトの面接に行くようです。こちらもどれだけ、実際に老人の人達とコンタクトがあるかわからないけど、働いていれば何かあるでしょう。
しかしですね~。
最近、老人や身障者、精神障害者などの人達と関係あるボランティアを・・・・を、まるでバンパイアのようにそういった人達を捜し求めてる気がする。そんなつもりはないのになあ。
あ、そしてそして、これはすごく楽しみにしているのですが、2月の頭に総合病院で心臓の専門家のお医者さんを一日シャドーする(ついて回る)ことが決まりました。今、何着て行くか、頭を悩ませてるところです。
つまらない話ですみません。今週はこんなことばかりで、なんか精神的に疲れました。収穫はあったけどね。
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2 件のコメント:
へえ、そういうの、いい人生経験になるんだろうね。日本の学生にはないよね~。
「最近の若者はなっとらん。徴兵制を再開しろ」とかいう人いるけど、それよりもこういったボランティアを多くの若者がするようにすれば、一石二鳥なのにね。
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