年のせい・・・とはぜんぜん思いたくないんですが、このごろ、昔から聞きなれた格言に、「なるほどな」と思うことがよくあります。
今日思ったのは、「人事を尽くして天命を待つ。」。
昔よく使われたのは、入試など。しっかり勉強して準備して受験した後は、結果は神様次第。でもその頃は、この「人事を尽くす」ほうに重きが置かれたように思います。
最近思うのは、この「天命を待つ。」が難しい。私は結構心配性で、しかも事務能力に長けてますから、人事のほうはしつこいくらい尽くすタイプなんです。でも、「もうやることはやったから、後はすべて天に任せて、心ゆったりと結果を待つのみ。どういう結果になっても、世の中なるようになるんだから。」と思うのは、なかなか難しい。 あらゆる手を尽くして、不確定事項を取り除きたくなってしまいます。やってもやっても、もっと出来ることがあるんじゃないかと思ってしまう。
どうしてこういうことを書いたかというと、昨日ルイが大学受験ための、ワークエクスペリエンスについていろいろメールしたり用紙を書き込んだりしていたからです。
どういうワークエクスペリエンスを、どれだけやれば合格できるのか。そんなことは誰にもわからないけど、多いほうが少ないよりいいに決まってます。かといって、勉強もしないと話にならないから、ワークエクスペリエンスばかりをするわけにはいかない。そしてもちろん、WEをたくさんしたからといって、合格できるというものでもない。
なので気になって、ネットのフォーラムなどで、過去のの生徒や学生たちのワークエクスペリエンスがどんなものだったのか、大学の募集要項にはどう書かれているのか調べてしまう。
そして、ワークエクスペリエンスを見つけるには、手紙やメールを書いたり電話したり、面接に行ったりと時間がかかる。その上、総合病院でのワークエクスペリエンスは、見つけるのが難しいので有名です。つまり、運もずいぶんある。
・・・・・本当に、「人事」って、実際には尽くしきれないものだし、極めようと思うと精神衛生にすごく悪い。
なのでどこかで、「まあこれだけやったんだから、これで十分としよう。後は天任せ。」と、悪く言えば見切りをつける、よく言えば・・・・ん・・・なんというか、英語で言うとクロージャー(Closure)っていうのでしょうか。まあ心の中で、ここまでと決めることですね。それが肝心だと思うのです。
探すだけ探して、やるだけやって、でもいいWEが見つからなくて大学合格しなくても、それはそれで運命。
そうでも思わないと、やっていけるか~~~
そんな風に思っていたら、今晩ルイのところに近所の医療クリニックから、2日間のワークエクスペリエンスの案内がきました。ルイのために、しっかりプログラムを練ってくれていました。
ほっとしました。これであと他に二つほどWEが 出来ればまずひとまずそれでいいかな。
ではこちらもよろしく。
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6 件のコメント:
獣医学部ならワークエクスペリエンスがすごく問われるのですが、医学部の場合は、各校、病院でのワークエクスペリエンスが難しいのは承知の上なので(大学もオープンディにそういうことを言います)、ひとつでもふたつでもお医者さんのシャドーイングが確保できれば、大丈夫ですよ。多ければ多いほうがいいってことは無いように思います。医療問題に関しては、病院でワークエクスペリエンスを通して何かを学ぶという部分は、そう多くはありません。シャドーイングぐらいで、そんなにわかるものじゃないですからね。むしろ、わかったつもりになるほうがこわいかも。面接で必要な医療問題の知識獲得は、新聞やネット、本などのほうが中心です。シャドーイングは、学ぶためのきっかけです。
あとは、ケアリング環境での長期ボランティアを加えるのは、結構大事だと思います。老人ホームや子どもの施設など。小学校などの指導助手とかもいいですし、家庭教師なんかもいいかも。あとはサマーキャンプの手伝いとか、お客様を相手にするバイトなども、良いと思います。病院のキヨスクでのボランティアなんかもいいですよね。結局問われるのは、チームワークとリーダーシップですから、誰かに対して何かをする立場に身を置くことが、大事な気がします。
それから、有料ではありますが、ファーストエイドなどのコースを受講してみるのも、何かを考えるきっかけになっていいかもしれません。うちも、1日だけ行きました。ここが有名です↓
http://www.sja.org.uk/sja/default.aspx?gclid=CN7Y_NrgtsoCFcMSwwodQ1oDXg
Fooさん、私も、お医者さんのシャドーイングをしても、詳しいことはわからないし、そもそも自分がお医者さんのなる10年後には、もっと医学は進んでるし、お医者さんのすること自体は、あんまり関係ないのではないかなあと思っていたのです。
近所のGPのクリニックでワークエクスペリエンスに行くことになったのですが、それとは別のGPに隣接している薬局でバイトをしていたので、そのあたり、NHSプライマリケアに関して、なにか考えるきっかけをつかんでくれたらなあと思っています。
他にやっているのは、サーフライフセーバーのアシスタントコーチ(子供相手)と、学校のPaired reading(読み書きが苦手な7年生と一緒に読書する。)、そして明日から障害者の施設にボランティアに行きます。後もうひとつくらい、病院のワークエクスペリエンスが出来ると嬉しいのですが。
水泳選手なのですが、プールのライフガードの資格を取ろうかと考えていますが、どう思われますか?
チャンスがあればホスピタルに数日行けるといいですけど、お返事を読んでいると、一般的な意味でのワークエクスペリエンスは、既にずいぶん充実してるなと言う気がします。時間に無理が無いなら、ライフガードの資格は良さそうですね。そういう資格をとると、その背後の理論や社会背景などを学べますから、パーソナルステートメントにサーフライスセーバーの話を書くとき、話がずっと深くなりますよね。
ホスピタルは人を介して頼んだのですが、最初にオファーされた日が学校の試験の日で行くことが出来ず(泣)、いま日を変えてくれるようにお願いしています。メールや電話の返事がなかなか来なかったり、何度もメッセージを残したりと、NHSという大オーガナイゼーションの面倒な側面を早速見たような気がしています。再オファーしてくれることを親子で祈ってます。
先日、知人のシスターに連れられて、半日ICUを見学しました。そこで見たことについて興味を引いたことについて、調べて置くほうがいいですね。メモは取っていたようですが、もっと掘り下げるべきなのだなということが、わかってきました。
サーフライフセーバーは、する人が限られているし、面白い話題になるかなあと思っています。一応ファーストエイドとかもあると思うし。
へえ、あつこってそうなのか。それは子供のことだから?それとも自分のことでも?
私は完全に天命を待つタイプですよ。人事を尽くすのも、その気になるかどうか、そういうチャンスが巡ってくるかどうか、すべて天命のうちだと思っているので、努力すべきであれば、努力する気になるし、努力する気にならないときは、それでいいのか、その道に進むべきではないということなのか、とにかく、流れ次第、という感じ。怠けるわけじゃないですよ。進むべき道の場合は、なんかしらんけど、めっちゃやる気になって、準備しまくる結果になるんだけど。
でも、そんなわけで、何ごとも心配はしませんね。しちゃうときもあるけど、考えないように流します。
ルイちゃん、そういう話が向こうから来るってことは、流れに乗ってるってことかなと思うけど。
子供のことだからかもしれない。自分のことでも、すごく重大なことはそう思うかもしれない。自分のことなら、たぶん極限近くまで自分を追い詰めて、急にツキが落ちたように、「なるようになれ」って思うかな。昔と今ではずいぶん違うし、サブジェクトによっても違うな。不思議といえば不思議なことに、金銭関係は「何とかなるさ」と思ってる。
今日のエイブラハムの言葉はぴったりでした。Hold the vision and trust the process。ルイが医学生になるところがやっと想像できるようになったけど、結局は医学部に行こうと行くまいと、幸せな道を行ってくれたらいいと思ってるよ。
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