2014年11月6日木曜日

キャリアの勧め

ハロウィーンのパンプキン。顔が皺皺になって、一層人相が悪くなりました。
FBであるNY在住の女性についての記事が載っていました。ある日だんなさんが浮気をしているということを知ったのだけど、自分には経済力も頼れる実家もないし、子供達も小さかったので、がまんすることを選んだ。でもそれから何年も経って、医者から電話があり、「御主人がエイズですからあなたもテストを受けてください。」と言われたとのことでした。

それについていろいろな人がコメント していましたが、一番印象に残ったのは、
「私のお母さんは、女の一番の友達はドルと常々言っていたわ。家庭に入ろうとも、経済力は絶対に必要。」
というコメントでした。

まあイギリスの場合は、母子家庭には経済的援助があるから、最悪でも路頭に迷うと言うことはないけど、アメリカならそういうことも十分ありえるのかもしれません。 旦那さんが浮気をしたからといって、がまんして結局もとの鞘に戻って幸せに暮らすってこともよくあるんだから、すぐに離婚することがいいことというわけでもないし。

それでも、女性の経済力についてはちょっと考えさせられました。私自身はいまさら大きく方向転換することはないと思うけど、娘のチャーリーには、しっかり肝に銘じていて欲しいです。

とは言え、親が心配するようなこともないのかもしれません。学校では男子も女子もまったく同じように進路指導されるし、今の若い女性は、男性と同じくらいは、もしかしたらそれ以上しっかりと、将来のキャリアのことを考えています。私は子供産んで主婦になるから、勉強はそこそこでいいわなんて話は、どこからも聞いたことがありません。

私が大学を卒業した(する予定だった)年は、男女雇用機会均等法元年でした。今では男性も女性も優秀な人は同じようなキャリアを選べるのは当然のことだけど、当時は、法律は変わっても、女性の意識は遅れてました。

 そうです、女性の意識です。私は進学校とされる共学の高校に行ったけど、女子の間では、私は短大でいいやという風潮は十分あったし、先生の間でも、「女子は落第させると嫁の貰い手がなくなるから。」と、赤点を極力避けてくれる先生もいたらしいです。(しかし大学ではさすがに容赦なく落第させられましたが。)要するに、男性の差別意識だけでなく、女子生徒の間でも、甘えがあったのは確かだと思います。

大学は女子が多い国立大学でしたが、その中ですら、男性同様にキャリアの道を目指すと言う人は少なかったです。その頃はバブルの「過労死」の時代でしたから、女子の間では、甘えだけでなく、そんなにしんどい思いして社畜となってまでキャリアをほしくないわと言う、当たり前の考え方もあったとおもいます。いくら均等法で法律が変わっても、総合職でバリバリやる自信ははないから、大きい企業の一般職でという、腰掛的な考え方の女子学生は多かったでしょう。

私が高校大学の頃、ちらりと表面的にあこがれた職種は、スチュワーデスと社長秘書。今から考えたら、なんと低い志だったんだろうと思います。別にそれらの職種を見下しているわけでは決してないけど、女性は補佐的な仕事と言う狭い枠の中での職業チョイスだったと思います。娘には、スチュワーデスよりはパイロット、社長秘書よりは社長、看護婦よりは 医者を目指して欲しいです。女性も、「生活していける」というだけでなく、「ガップリ稼いでる」と言えるくらい給料をもらうことを目標にしてもいいのですから。

でも最近日本では、不況で共働きでないと生活が苦しい家庭が多く、「夢は専業主婦」という若い女性が増えてるって話も聞きましたが、本当かな。高校生大学生くらいの女性の意見を直接聞いてみたいです。

ちなみにうちの娘のチャーリーは、 中学1年くらいまでは将来は獣医になりたいと言ってましたが、医者のほうが給料が高く、大学の学費の援助も多くでると知って、今は医者になりたいそうです。私と違って、しっかりしてるやん。

断捨離87は、引き出しの中のいろんな部品。。。。なんで今まで。。。。。

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