11月11日の今日はイギリスでは第一次世界大戦の戦没者追悼の日です。数週間前から、この日のシンボルである赤いポピーの胸飾りが売られ、テレビに出てる人はみんなこれをつけてます。当日は学校等では、追悼の集会があったり、11時に1分の沈黙が守られたりします。
私は外国人なのでなんとなくこの日は居心地が悪いです。去年かおととしかは、運悪くちょうど11時にスーパーで買物をしていて、突然店内アナウンスがあり沈黙になって、どうしていいか困りました。なので極力その時間は、家にいるようにしてます。
戦没者追悼自体はいい事としても、それが余りにも大スケールで、それに少しでも逆らうと回りにすごく非難されそうな雰囲気なので、 私は正直言ってやっぱり苦手ですね。
この日はいつも改めて思いますが、イギリスでは愛国心と言うのは、まったく疑問を挟む余地のない美徳とされています。そして戦争に関しては、「偉大なる」「栄光に輝く」という枕詞がよく使われます。もちろんイギリス人だって戦争でたくさん犠牲になっているんですが、これはイギリス人の集団的心理には「偉大なる愛国心のために捧げられた、栄光に輝く犠牲」として刻まれています。
日本のように年端の行かない15歳の少年達が「天皇陛下万歳」とわけも分からず叫びながら、特攻隊の飛行機で飛び立った救い様のない哀しさとは、まったくわけが違うのです。
この辺の複雑さは、戦争で勝った国と負けた国の違いだなあとしみじみ感じます。が、こんな話をイギリス人にしようとしても、まったく話が通じません。
まあそういうわけで、この日は私はなるべく発言せず、じっとしてます。
しかしながら・・・・・・・・・・・・・・・・
今日11月11日は日本ではポッキーの日だとか??
これはなんと言うか、あほらしいと言うかおめでたいと言うか平和ボケと言うか・・・・・。こちらもなんかちょっと恥ずかしいです。 イギリス人には決して言うまい。
断捨離90番、ちょっとお茶を濁してすみません。片方の靴下。そろそろ100に近づいたので、本気で断捨離せねば。
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