2014年11月20日木曜日

可愛い子には旅をさせろ

昨日とても残念なことがありました。

医学部に進むことを考えている学生を対象に、隣の町の大きい総合病院で進路説明会があったのですが、ルイも私もそのことを忘れていて、参加できなかったのです。各学校から二人だけ選ばれて参加できることになっていて、とても楽しみにしていたのに。我々も無茶苦茶がっかりしたり、学校にも迷惑をかけました。

でもそのおかげで、二つの問題がはっきりしました。

一つ目は表面的なこと。家族の予定を調整するシステムが曖昧でした。一応壁にカレンダーがあり、そこに書き込むことに私はしていたのですが、最近はIphoneに予定入れたり、予定帳に書いたりして、それを一箇所に整理することを怠っていたようです。それでも予定がそれほど多くなければ大丈夫だったんですが、子供達も大きくなり学校も水泳も音楽も友達づきあいも増え、私も自営業だし、今まで以上にしっかりしたシステムが必要なことがはっきりしました。

それで、A5くらいの大きさの予定帳を台所のテーブルの端に 置いて、各自が予定を書き込むというシステムにしようと思ってます。

もう一つはもっと大きい問題です。「子離れ」って言う問題。

子供が小さいときは、当然ながらお母さんが全部予定を仕切ります。それが段々大きくなって、子ども自身も予定を作ってくるし、ピアノとか歯医者とか、私が入れる子供の予定もあります。そういうのの責任の所在があやふやになっていたんですね。

今回の場合は、ルイが自分で申し込んだ説明会で、私はなんとなくルイが自分で日を把握してると思っていたし、ルイはルイで、私が前日に言ってくれると思っていたようでした。もちろんルイが自分で予定を覚えてるべきなんだけど、今まで私が仕切ってきたのだから、無理もありません。

そもそもよく考えてみると、私って、ある意味子供達を甘やかしすぎたようです。どういうことかというと、私が仕切りすぎた。忘れ物をしたり遅刻したりということが無いよう、 余りにもきちんと世話を焼きすぎました。

何故仕切りすぎたかというと、忘れ物や遅刻で学校で叱られたり問題になると困るなあとか、かわいそうだなあという気持ちもあったし、私がやったほうが速いことのほうが多いからです。金銭的にも、任せると支出が増えるという面もあります。(たとえば図書館の本の返し忘れの罰金とか、バスに乗り遅れるとか。)

英語ではCruel to be kindと言う言葉があります。厳しくすることがその人のためという、心を鬼にするとか、可愛い子には旅をさせろとかいう意味です。

高校生くらいの子供を持つと、本当にそうだなあとしみじみ感じます。

私があれこれ言わないと、スクールバスに乗り遅れたり、重大な忘れ物したり、提出物の締め切りに間に合わなかったり、学校でお金が無くてお腹すいたりっていうこともあるかもしれません。うちは車がないと家に帰ってこれないのですが、電話が無かったり連絡がつかなかったりして、街から帰って来れなくて困ると言うこともあるかもしれません。

でもそういうのを覚悟で、心を鬼にして、「可愛い子には旅をさせ」なければいけないんでしょうね。

誰だってあのくらいの年のころはいろいろミステイクをしたし、自分で体験しないと身にしみて覚えないことっていろいろあります。そういう意味で、私は子供達から、自分で失敗をする機会を奪う悪いお母さんでした。

というわけで、早速今日から、ルイとチャーリー二人とも、学校の支度と、スクールバスの時間に間に合うように家をでることは、私は口出ししないことにしました。きっとすごく難しいと思いますけどね。なにせ、スクールバス乗り遅れたら、私が連れて行かないといけないんだし。。 それから、「シャワー浴びたの?」も聞かないことにします。

私よりも先輩のお父さんお母さん方、なにかエピソードやアドバイスありますか?

子育てって、子供が大きくなったらなったで、いろいろ違った大変さがありますね~。

断捨離95番はテニスボール。この真ん中のダンロップのチューブを捨てました。新品のチューブがまだ2本あるので。

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2 件のコメント:

ふぅ さんのコメント...

すっかりご無沙汰しています。
我が家にも小さい頃から至れり尽くせりで育ったのが一人いるので、今そっくりそのままというか似たような問題にぶち当たっております(苦笑)。
うちは一人っ子なんで余計そうかもしれないのですが、たぶん親離れ以上に子離れの方が難しいのでは?!
日々、いろんなエピソードがあり、ここには書けないのですが、頭痛いです・・・。

Atsuko さんのコメント...

ふぅさん、こちらこそ御無沙汰です。やっぱりそうか。。自分で何でもしっかりする能力が無いわけじゃないと思うけど、その機会をこちらが奪ってたんでしょうねえ。
自分を思い返せば、親離れは全然難しく無かったです。向こうはどう思ってたか知らないけど。
いろいろなエピソードって、いろいろあるよね本当。