2012年2月16日木曜日

女性の割礼

まず初めに忘れないうちに運動の累計をつけときます、ヨガが110分、ランが15分、ウォーク30分。

ヨガ、6時間30分
水泳 5時間50分
ラン 2時間35分
ウォーク 3時間
ランドトレーニング 2時間半
やっぱり本職のヨガが増えて来ています。

昨日報道番組を見ていると、アラブ件の中では先進的というイメージのエジプトで、90パーセントの女性が割礼を受けているというレポがありました。

割礼って言うのは、男性の割礼は聖書にも出ていて、ユダヤ圏イスラム圏では習慣になっているし、キリスト教圏でもアメリカでは結構 盛んに行われているそうです。イギリスでも人によってはしてるみたいです。

どういうものか簡単に説明すると、ペニスの先端の包皮をちょこんと切るもの。特に欧米の場合は病院で行われるし、衛生上などの理由で好まれることも多いそうです。つまり健康上の利点もあるし、問題はぜんぜんないらしい。

ところが女性の割礼って言うのは、タブー視されているのであまり知られていませんが、世界中で違法化 しようという動きがここ20年くらい続いています。

どういうものかというと、いくつかバリエーションがあるらしいんですが、クリトリスを切り取るか、クリトリスと陰唇を切り取るという野蛮な行為です。その目的は女性の性欲を無くすこと。そうして夫に従順な妻を作り上げるということです。

しかも病院で行われたりはしません。泣き叫ぶ女の子を母親や近所のおばあさんが押さえつけて、産婆さんや怪しいまじない師のようなおばばが、かみそりの刃で切り取るらしい。

もちろん麻酔もないし、そのあと病院にも行きません。当然のように大量出血があります。その出血のせいで死んでしまうケースもあるし、出血が収まって健康を取り戻しても、そのあとずっといろいろ、たとえば失禁などの後遺症が残るケースも多いそうです。もちろん精神的なトラウマもあります。

しかも近年は、エジプトの例では法的には禁止されているので、出血多量でも親が病院に連れて行かず、死んでしまうケースが多いらしい。

クリトリスがなくなってオルガズムが得られなくなるので性欲を無くすとのことですが、そんなこと関係なく、こんな怖い経験したら、セックスなんてやりたくないでしょうよ。

無事に生き延びても、結婚してやりたくも無いのに無理やり夫とセックスさせられて、子供を何人も産まされて。まったくひどい物です。

私がこの慣習のことを知ったのは20年くらい前でした。あのカラーパープルの原作を書いたアリスウォーカーが、Possesing the Secret of Joyという女性割礼をテーマにした小説を書いて、その時も報道番組でこの問題が取り上げられたので知りました。その小説のほうは、詳しくは忘れたけど、アフリカの少女が割礼を受け、その後黒人アメリカ人と知り合い結婚しアメリカに移住するんだけど、結局このトラウマが乗り越えられず、悲劇的な最期を迎える・・・・という内容だったように覚えてます。

その時の印象では、アフリカの未開な部族などで行われている野蛮な慣習と言う印象だったので、エジプトで90パーセントと聞いて驚きました。

エジプトはクリスチャンとイスラム教徒がいるのですが、これはどちらの宗教に限らす行われているそうです。つまり宗教的な儀式ではなく、文化的な儀式らしい。そしてこの習慣を頑固に維持しようとするのは、意外なことに男性ではなく、年寄りや中年の女性らしい。

ちょっと大きいテーマなので、今日はこの辺でやめておきます。また明日以降に続きを書きますので、読んでくださいね。

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2 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

そんなのがいまだにあるのか・・・日本にいるとなかなか聞かない話です。

Atsuko さんのコメント...

イギリスにいても普通はぜんぜん聞かない話ですよ。知ってるイギリス人は少ないんじゃないかなあ。男性にとっては所詮関係ない話だし、やっぱりタブーの話題だからね。