2010年11月21日日曜日

Quantum Healing

Deepak Chopraという人のQuantum Healing という本を読みました。これ昔(14年前)一度読んだんだけど、また気になって読み直しました。前回よりも自分がそれだけ成長したというか、知識が増えた分よくわかった。

この著者はニューエージの世界ではすごく有名な人です。彼はインド人でインドで医学大学に行き、今はアメリカの有名なホルモンを専門にするお医者さんです。西洋医学のことももちろん、インド医学のこともすごく造詣が深く、その両方の側面から話が展開されます。

そもそもは、ガンの自然治癒から話が始まります。ごくたまに治療もしないのにガンが奇跡的に治る人がいますよね。どうしてほとんどの人はそうならないのに、ごくまれにそういう人がいるのか。その違いは何か。その辺から話が始まります。

まず一体自然治癒はどのくらいの確率で起こるのか。1985年の研究によると2万件に1件とのこと。別のリサーチでは、100万件に10件以下との報告もあります。著者の知り合いの専門家によると、珍しいタイプの進行性の高いある皮膚がんは、自然治癒がたまに起こることが知られているそうです。そのほかのケースについては、100万に1件だとか、そんな奇跡的な数字ではないとのこと。

そして彼は科学者ですから、まずミクロの世界の生物学の話になります。DNAの構造とか、神経伝達物質とか、核、原子、そういう話です。

本題からはちょっと外れるけど、面白いと思ったのは、人間のほぼすべてをつかさどるといっていいDNAも所詮は炭素だとか窒素だとかの簡単な物質からできているとのこと。それから、あらゆる物質はエネルギーでできていることは科学で証明されていますが、原子をそのもっと奥まで観察すると、実は99.99パーセントは何も無い空間だとのことです。要するに宇宙のようなものです。宇宙もそこに浮いてる恒星の宇宙の体積に占める割合は微量で、、99.9999パーセント以上は空間です。人間の体も原子でできていますから、つまり人間はそんなにしっかりした固体ではなく、99.99パーセントは空間なんですって。ふーん、そうだったのか。

本題に戻って、自然治癒する人に見られるのは、意識の変革です。それもただ病気に負けない、根性がある、ガッツがある、ポジティブだ、などではなく、別の次元に意識、精神が高められることが必要です。

つまりはしょっていうと(はしょりすぎですが)、体が病気を克服する前に、まず意識が病気に勝たなければいけない。「この病気は私の本質とは関係が無い。この病気は私を害することができない。」そういうレベルに意識がなることが必要みたいです。

そのための方法は、具体的にはいくつかあげていますが、その一番元になるのがメディテーションでした。メディテーションで心の平安をえる、Bliss(至福)の状態を体感する。

まあ簡単にこういう本を紹介するのは難しいんですが、とってもいい本でした。もちろん日本語訳もでてるはずです。興味のあるひとはどうぞ。私も彼の他の本、Ageless Body, Timeless Mindを読んでみるつもり。

ところで話はぜんぜん変わりますが、昨日チャーリーと買い物に行ったとき、スーパーでジャムを売ってるのを見てチャーリーは驚いていました。「へー、ジャムって買えるんだ。」って。そういえばうちではいつもジャムは作っているので、店で売ってるとは知らなかったそうです。こっちが驚きました。

4 件のコメント:

こんの さんのコメント...

チャーリーさんの驚き 分かるような気がしますです
「天童の家」では、昔は米作もしていまして、(実家も米作農家)米は自分家の田圃でとれるものでした
ある時から、米作をやめ、米を買うことになったのです
その時の意外感。米は買うものではないという抵抗感みたいな感慨を覚えたのを思い出しました

あくあ さんのコメント...

その人の名前聞いたことあります。そのうち読んでみようかな。しかし、原書で読むと知らない単語がいっぱいありそう~。普段触れない分野なので。

Atsuko さんのコメント...

こんのさん、へー、すごいですね。自家製の米。まあ農家なら当然ですよね。デイブも実家が酪農農家だったので、ミルクはタンクから汲んできて飲んでたそうです。

Atsuko さんのコメント...

あくあさん、翻訳にもよるんですよね。あまりにも翻訳調の言葉だと、抵抗があるかもしれないですね。でも是非一度読んでもらいたいなあ。特に大きな病気をしたあくあさんなら、私以上によく理解できるところがあるのではないかな。