2013年4月23日火曜日

日本語GCSEのスピーキングテスト

今日は子供たちが学校で日本語のGCSEのスピーキングのテストを受けてきました。

GCSEというのはイギリスのセカンダリー・スクールを卒業するときに受ける資格試験のような物です。科目別に9つくらい受ける事になっていて、英語、数学、科学は必修で、そのほかが選択です。そして日本語のGCSEというのも存在するんです。

でも日本語を教えてるセカンダリースクールはすごく少ないですから、受験者は年に全国で2000人くらいだそうです。うちの子供たちの学校ももちろん日本語は教えてません。だから日本語GCSEを受けると決めたとき、どこで受けたらいいか分かりませんでした。たぶんどこかロンドンのセンターや、日本語を教えている私立学校で、個人的に受けに行くんだろうと思ってました。

でも一応学校に相談すると、「たぶん学校で受けられる。」ということでした。たぶんというのは、テストがスピーキング 、リスニング、リーディング、ライティングに分かれていて、スピーキング以外は学校で受けられるけど、個人が10分ずつ面接官と1対1で受けるスピーキングテストは、日本語を話せる試験官がいないからアレンジできるかわからないということでした。

それで私もあちこちに問い合わせて、2件の学校でスピーキングを受けられるということを調べたのですが、結局学校がどこかから日本語の通訳の人を連れてきて、試験をアレンジしてくれました。

よその学校に受けに行ったらそれだけで受験費がかかるし、しかもガソリン代とか、もしかしたらホテル代もかかったかもしれません。学校で受けられて、子供たちと私にも負担が少ないし、すごく助かりました。

チャーリーは午後2時半、ルイは2時50分からでした。指定された時間に、指定された教室に行って受けてきます。チャーリーはまだ今年セカンダリースクールに入ったばっかりだし、大きい試験なんて受けたことないし、チャーリーの友達は「なんか私のほうがどきどきするわ。」と言っていたそうです。本人達は全然緊張しなかったらしいですけどね。

うちの子供たちは水泳をするので、それで鍛えられてるんじゃないかな。 水泳大会の時って、うちの子供レベルでもまったくテレビで見るオリンピックなんかと同じフォーマットで、自分で並んで、一人で飛び込み台の上に立って、レースするでしょ。私なんて見てるだけで無茶苦茶緊張するのに、9歳くらいからずっとやってきてるから、緊張するシナリオに慣れてるんでしょう。

昨日もぐっすり眠れたそうです。私なんて2時間くらいしか寝れなかったのに。1時くらいに寝て、そのあと目覚ましがちゃんとなるかどうしても気になったので、起き上がってIPHONEの目覚ましもかけました。そうしたら2時ごろと3時ごろに音が鳴るんです。考えたらメール受信の合図の音でした。それで夜中の3時に15分くらいIphoneをいじって、セッティングを変えました。

これでやっと7時過ぎまで寝れると思ったら、今度は5時くらいに朝日で目が覚めました。そのあとは緊張してるから、もう眠れませんでしたよ。

試験の結果のほうですが、手ごたえはまあまあ良かったようです。チャーリーよりもルイのほうが自信ありそう。チャーリーが試験中はルイは試験室の外で待ってたのですが、チャーリーが「わかりません。」と答えてるのが2回聞こえてきたとか。心配や。。。。。。まあ合格はするでしょうが、グレードはどうかなあ。

このあとは6月の頭にリーディング、ライティング、リスニングの試験です。一応全体をカバーはしましたが、漢字がまだまだ不安なので、がんばらないといけません。そのあと、全部総合しての結果は8月くらいまでわかりません。

でもとりあえずスピーキングのほうは終わったし、この週末は少しお祝いしないとなあ。私も、このテストのアレンジが、いつどこで誰とやるのか先週くらいまではっきりせずすごく不安だったので、肩の荷がすごく下りました。

ちなみにフランス語やスペイン語のGCSEも同じようなフォーマットのようです。ということは全国合わせて何万人の生徒が、個別に1対1でスピーキングの試験をするんですね。これってなかなか大変なことですよ。日本の英語教育も、高校卒業時点でこのくらいしっかりテストすればいいのに。

では、ルイとチャーリーの試験の結果がいいことを祈って、こちらのボタンをポッチリお願いいたします。
 
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2 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

みんな一対一のスピーキングのテストをするのか。それはすごいね。

でも、外国語をしゃべれるイギリス人にはあまり会ったことがないんだけど、そのスピーキングのテストなどの成果は出てるのかな?やっぱり英語が母国語だと必要に迫られないからなかなか外国語を真剣に続ける人がいないんだろうなぁ。

日本もゆとり教育をやめてまともな教育をしようとしてるようなので、新しい世代の子供たちがシンガポールや中国に負けないように英語が出来るようになるといいんですけどね。

Atsuko さんのコメント...

あくあさんが仕事で会うイギリス人なら、きっとみんな、日本の普通の大卒の人が話すくらいは外国語できると思うよ。でもイギリスには英語が母国語でないのにぺらぺらな人は山ほどいるから、使う機会は全然ないだろうね。

セカンダリースクールに入って、最初の3年は外国語必修で、そのあとはGCSE受ける人だけが2年間勉強します。だから3年間しか学ばないという人も一杯いるけどね。

でも日本人は語学に関してはイギリス人みたいなのんきな事は言ってられないやろ~。