2012年8月30日木曜日

パラリンピックス

昨日はパラリンピックスの開会式を見ていてのでお休みしました。なかなかよかったですね。子供たちの水泳のコーチが出ていたので(ダンスをしていたようです)じっと見てましたが、やっぱりぜんぜん分かりませんでした。そらそやわな。

ケンブリッジ大学のスティーブン・ホーキンス教授(モーターニューロン病で車椅子で口も聞けなくて、機械を通して話す)の声がショーの途中で何度か響き渡っていましたが、本人が登場するとは思っていなかったら、最後のほうに出てきました。彼の言う事って、あの機械の声で淡々と核心だけを話すので、いつもなんか不思議に重みがあるなあ、まるで天の啓示みたいに聞こえるなあと思ってたんですが、 まさにそうでした。

We are all different but it does not matter.
There are no run-on-the-mill human beings.
What matters is our ability to create.
( 我々は皆異なるが、それは問題ではない。
既製品の人間など存在しない。
肝心なことは我々の創造する能力である。)

こんな感じの言葉だったと記憶してます。感動しました。

今日は夕方仕事から帰ってくると子供達がテレビでパラリンピックスを見てました。二人が南デボンのケリーカレッジに体験入学に行ったときに一緒に水泳部で泳いだ片腕の女の子が出ていたそうです。私は彼女をおととしはじめてデボンの大会で泳いでいるのを見て、健常者と互角に決勝に進出していたので、きっとパラリンピックスに出るだろうなあと思ってたんです。

ルイは、自分がケリーで泳いだときは、彼女を背泳ぎで負かしたと、今晩ちょっと自慢してました。

水泳では、両腕が半分しかなくて片足のイギリス人男子が 自由形50メートルを30秒で泳いでいたそうで、二人はむちゃくちゃ感心してました。ルイだってつい2年位前に初めて30秒を切ったばかりなんですよ。しかもルイは去年は12歳男子で全英ランキング1位だったんですから(その時のタイムは27.0秒くらいだったかな。)。チャーリーだって自由形短距離は苦手ではないけど、31秒が自己最高です。

ちなみに私だったら100秒も切れないんじゃないか・・・・・。

パラリンピックス、イギリスではすごく盛り上がってます。きっと過去最高のパラリンピックスになるんじゃないかな。イギリスってそういう国だと思うんですよ。オリンピックをがんばったら、パラリンピックスも同じように盛り上げようとする国。

でも日本じゃどうなのかなあ。ニュースにもならないのかなあと思ってましたが、開会式が終わった後Yahoo Japanのサイトを見たら、でかでかと載っていました。ちょっとほっとしました。障害者がどれだけ健常者社会に同じように溶け込んでいるかって、その国の文化と良識の高さのバロメターのようなものだと思います。

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2 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

そうですね。日本はまだまだだとは思うけど、差別していた大昔に比べたらずいぶんとよくなってるんじゃないですか。そういう点ではイギリスの足元にも及ばないでしょうけどね。

Atsuko さんのコメント...

イギリスも昔はどうだったんでしょうね。100年位前はやっぱりぜんぜんだったと思うけど。日本も昔に比べたらぜんぜん違うんじゃないかなあ。

子供達に障害者に対する違和感がないのがいいですね。うちの子供だけじゃなくて、世代全体として。