私はもともとメダル順位表なんて、国の大きさも人口も経済力も違うんだから、意味ないと思ってました。それでちょこっとネットで調べてみたら、私と同じように考える人も多いようで、人口比のメダル順位表が載っていました。
これによると人口比ではイギリスの金メダル数はアメリカや中国よりも上位にランキングします。が・・・・順位は9位に転落。金銀銅をあわせると20位にまで落ちます。
メダル表はこんな感じになります。
Total medals top 10
Rank | Country | Medals | Population | Population per Medal | |||
1 | Grenada | 1 | 110,821 | 110,821 | |||
2 | Jamaica | 10 | 2,705,827 | 270,582 | |||
3 | Bahamas | 1 | 353,658 | 353,658 | |||
4 | New Zealand | 12 | 4,432,620 | 369,385 | |||
5 | Slovenia | 4 | 2,057,540 | 514,385 | |||
6 | Denmark | 9 | 5,580,516 | 620,057 | |||
7 | Trinidad and Tobago | 2 | 1,317,714 | 658,857 | |||
8 | Estonia | 2 | 1,318,005 | 659,002 | |||
9 | Hungary | 15 | 9,962,000 | 664,133 | |||
10 | Mongolia | 4 | 2,736,800 | 684,200 |
オーストラリア11位、イギリス20位、42位、中国72位です。日本は50位。
金メダルはこちら
Gold medals top 10
Rank | Country | Gold Medals | Population | Population per Gold Medal |
1 | Grenada | 1 | 110,821 | 110,821 |
2 | Bahamas | 1 | 353,658 | 353,658 |
3 | Jamaica | 3 | 2,705,827 | 901,942 |
4 | New Zealand | 4 | 4,432,620 | 1,108,155 |
5 | Hungary | 8 | 9,962,000 | 1,245,250 |
6 | Slovenia | 1 | 2,057,540 | 2,057,540 |
7 | Latvia | 1 | 2,070,371 | 2,070,371 |
8 | Croatia | 2 | 4,290,612 | 2,145,306 |
9 | Great Britain | 25 | 62,262,000 | 2,490,480 |
10 | Kazakhstan | 6 | 16,718,000 | 2,786,333 |
オーストラリア15、アメリカ25、中国43位です。日本は39位です。
グラナダはカリビアンの人口10万人強の小さな小さな国。そこのキライニ・ジェームスという19歳の青年が400メートル走で金メダルを取ったので、順位が飛び上がりました。なので、 これは特殊ケースとして除くと、やっぱり短距離走のメダルを総なめしたジャマイカが実質一番です。これは納得。実にジャマイカ人の30万人に一人がメダルを取った計算になるとか。
フムフム。これでなんとなくかなり納得しました。でも経済レベルの違いはどうなるの・・・・と思っていたらGDPを考慮したメダル表がありました。上位10国はこんな感じ。
Rank | Country | Medals | GDP1 | GDP per Medal1 |
1 | Grenada | 1 | 0.82 | 0.82 |
2 | Jamaica | 12 | 15.07 | 1.26 |
3 | Mongolia | 5 | 8.56 | 1.71 |
4 | Georgia | 7 | 14.37 | 2.05 |
5 | Kenya | 11 | 33.62 | 3.06 |
6 | Armenia | 3 | 10.25 | 3.42 |
7 | Moldova | 2 | 7.00 | 3.50 |
8 | North Korea | 6 | 22.00 | 3.67 |
9 | Ethiopia | 7 | 31.71 | 4.53 |
10 | Montenegro | 1 | 4.55 | 4.55 |
面白いですね。日本69位、イギリス41位、アメリカ66位,中国54位です。そうか、こうするとケニア、エチオピア、北朝鮮やアルメニアなんかが入ってくるんですね。
ちなみに人口とGDPを一緒に調節した順位もありましたが、こちらはややこしすぎるので省略します。
それからこれはすごく感じたんだけど、イギリスって結局エリートのスポーツばっかりでメダルとってます。「イギリス人は座るスポーツが得意だ。」といわれるほど。乗馬、セーリング、ロウイング、サイクリング、射撃、モダンペンタスロン。どれをとっても庶民ができるスポーツじゃないですよ。水泳ですら、ルイやチャーリーのようなレベルになるといろいろお金がかかるのに、乗馬やセーリングって相当お金持ちじゃできません。モダンペンタスロンなんて、乗馬射撃フェンシング って、一体どれだけお金がかかるんや。
サイクリングだって、自転車にお金がかかるのはもちろんのこと、ヴェロドロームなんて国にいくつもあるわけじゃないし。そう考えるとダイビングプールだってそうです。(こちらはまあ道具等はお金かからないけど)
それを考えると、やっぱり競技人口の多い陸上、水泳、チームスポーツのサッカーやバレー、そして比較的お金のかからないボクシングや柔道などのメダルと、乗馬やセーリングのメダルが同じ価値としてカウントされるというのも変です。
それならいっそのこと、水泳、陸上、体操、サッカー、バスケ、バトミントン、バレー、柔道、ボクシング等はメダル数x2で計算してみてはどうでしょうか?
うーん、メダル表なんて意味ないといいながらも、考え出すといろいろありますね。
ではよろしければこちらのボタンのクリックお願いいたします。

ヨーロッパ(海外生活・情報) ブログランキングへ
2 件のコメント:
よく調べたねぇ。こういうのは心に余裕がないと出来ないな。今はとてもそんな余裕なし。早く落ち着きたい・・。
でも時間はそんなにかからなかったですよ、新聞読むよりはずっと早いです。グーグルで Olympic medals per capitaと入れるとすぐ出てきました。興味あるひと多いのかな。
コメントを投稿