イギリスって30年くらいの昔から、公衆トイレに行くと、温風で手を乾かす器械がありました。器械の下に手を入れたら温風が出てきて、その下で手をもむと徐々に乾くというものです。
これが器械によってなかなかよく乾くものと、なかなか乾かないものがありました。最低でも30秒くらいは時間がかかるでしょうか。しかも時々混んでるトイレなどでは順番待ちがあったりします。人が後ろに並んでいたりすると、ろくに乾かせないですね。
それが5年ほどまえですか、ダイソンがすごいスピードの手乾燥機を生み出したのです。エアブレードという名前。日本でも空港などで見たことがあります。
日本ってもともとこういった手乾燥機ってなかったから、日本人の人にとっては、温風乾燥機って温かくて速くていいわっ思われるかもしれませんが、ダイソンがこれを開発するまでは、じわじわっと緩い温風で乾かすのが普通だったのですよ。
ダイソンが出来てからは、似たようなスピーディーな手乾燥機があっという間に増えましたね。ほとんどの場所が、ダイソンではないにしても、速い乾燥機になりました。
それがですね、子供たちが泳ぐ町のプールのトイレでは、いまだに古いタイプの乾燥機が置いてあります。今日使ったんだけど、温風がすごく緩くて本当にすごく時間がかかるんですよ。トイレにいたのは私ひとりだったけど、痺れを切らして、半乾きで出てきました。
でもこれがちょっと前までは普通だったんですよ。今から思えば信じられないです。公衆トイレに行くたびに、30秒から1分くらい手の乾燥に費やしてたわけです。
と言うことはですよ、人によるけど一日一回は公衆トイレに行くとします。すると年に350回くらいは手を乾かすでしょ。そのたびに45秒としても、45x350=15,750秒も、ただ手を乾かすために費やしていたわけです。262分。なんと4時間半!
ダイソンなら、2秒とかいううたい文句だけど、まあ10秒として3500秒、 1時間弱です。
ということは年間で3時間半くらい時間が浮いていることになるのです!
わ~、これってありがたい。
でも、時間は有効に使わなければ意味がないですね。心して、年に一度くらいお昼過ぎまで罪の意識無しで寝るとかしようかな。
しかも公共の場所にあるから、みんなの時間が節約になるわけです。と言うことは、この時間を皆が有効に使えば経済効果があるかも?
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2 件のコメント:
その計算をしたのはすごいわ!
しかし、手の乾燥機が早くなったのはダイソンのおかげとは知りませんでした。
ダイソンってすごい会社なのね。うちの掃除機もダイソンです。
ダイソンは日本のホンダやソニーみたいに、技術屋が作ったっていう感じが信頼できるよね。でもきっとマーケティングもすごいと思うよ。
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