数年前なんですが、あるイギリス人としゃべっていて、その人が「成功ってどんなコネがあるかで決まるからね、残念ながら。」と言ったのを覚えています。イギリスって、確かに階級社会の名残はまだありますが、一方では公平な価値観のある社会だと思うので、意外に感じました。
それがですね。最近ルイの大学入試のワークエクスペリエンスを探すのに、やっぱりその人の言葉の通り、イギリスもコネ社会だなあと実感しています。
「医学部受験のための手引き」みたいな本を買ったのですが、そこには、WEの見つけ方に、「まず医療関係につながりのある人のリストを作りなさい。親の友達、友達の友達、近所の人など。どんなに遠くてもとにかくリストを作り、手当たり次第、紹介してもらえないか聞いてみなさい。コネを使うのは、まったく正当なやり方です。(perfectly legitimate )」と書いてありました。
我々の経験はこうです。
自分でコネなく探したのは、 2年前私が電話して探した薬局くらい。そのときもルイがたくさん手紙を書きましたが、うまく行ったのはこの薬局だけでした。
今年になって医学部受験準備が本格的になって、あちこちの病院等に問い合わせましたが、コネなくコンタクトしたものは、まだどこからもいい返事が来ていません。
WEが決まったものは次の通りです。
病院の心臓医
チャーリーのボーイフレンド(ルイのスイミング仲間)のお父さんがその心臓医。
近所のクリニックの見学
ライフセーバーのコーチの一人がお医者さんで、その人のつて。
ロンドン郊外の病院の半日見学
私の友達がICUの婦長さんで、その人についていった。
近所の障害者などのチャリティー
近所の人のつて
それから今照会中なのが、隣町のクリニック(水泳クラブのあるお母さんがそこのお医者さん)と、老人ホームのバイト(ルイの友達がそこで働いている)。
本当につくづく思いましたよ。イギリスってコネが幅を利かす社会なんだなあって。
ところで、私とデイブはこの土地ではよそ者だし、会社で働くわけでもないので、ルイの親にはそれほどコネがありません。ルイのコネって、ほぼ全部水泳とライフセーバー関係なんですよ。
別にそういった意図があって水泳をさせていたわけじゃないですが、今になっては本当にこれに助けられてます。
だから、イギリスで子供を育てるお母さんは、水泳に限らず、地元のスポーツクラブや学校のPTAなど、積極的にかかわっておいたほうがいいですよ。 本当に何が身を助けるかわかりませんから。
ではこちらもよろしく

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中華食料品店でかったザーサイ。ちゃんとPickled vegetables for students | と訳されてますよ。 |