内容はアメリカのFEDと略される連邦準備理事会のメンバーのことです。FEDとは、簡単にはしょって言えば日銀のようなもので、ここで月一度開かれる会議で、米国の金融政策が決まります。要するに世界経済において、一番の影響力を持つ機関と言えるでしょう。
このFEDは7人のメンバーからなります。
さっき読んだ記事によると、今現在、いろんな事情が重なり、7人のうち4人しかメンバーがいないそうで、ここに加わるメンバーについての憶測記事でした。
名前が挙がってるのは3人。このどれもが女性でした。ひとりは中小銀行を代表する全米銀行協会の会長、一人はニューメキシコの銀行の頭取、一人は元オレゴンの銀行の頭取で、今は政府の機関で働いてるそうです。
しかも、今回やめることになっている理事も女性です。
いや、やっぱりちょっと驚きましたね。女性の社会進出のレベルが日本とは全然違う。日本では都銀はもとより、地銀でも女性頭取なんていないでしょうね。こんな風に当たり前のように名前が挙がるところを見ると、女性の頭取なんてアメリカにはたくさんいるんでしょう。
日本は当然ですが、イギリスにしても、女性の進出じゃ全然アメリカにはかなわないと思います。お医者さんとか校長先生は女性が多いけど、まだまだビジネスの世界では少ないです。シティーで働いてた時も、女性のヘッドトレーダーとかチーフエコノミストとか、あんまり聞かなかったなあ。 政治家でも、女性政治家も多いとは言え、まだまだ50・50には全然届かないし。
ちなみにこのFEDの議長、一番偉い人も女性です。そう、世界で一番パワフルな金融政策を決定するのは女性なんです。
今のところ挙がってる名前は憶測のようですが、もしも全員メンバーになったら、少なくとも7人中4人が女性です。でも、世界の歴史、つい最近までは社会の重要な決定権は男性が握っていたのだから、FEDの人数が女性が多数になっても、全然問題ないですね。
まあそもそもそんなこと(男女の数のこと)、米国でも欧州でも問題になりもしませんが、これが日本で起こったら、それは遺憾なことであるという人たちは、たくさん出てきそう。
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庭の梨の花。やっと光が春らしくなって来ました。 |
2 件のコメント:
なるほど、そこまで行ってるのね。米系の会社で働いていたときは、ほんとに普通に女性のシニアマネジメントがいて、ジェンダーダイバーシティの活動がいっぱいあり、すごいなと思いました。その後、ヨーロッパ系の会社に移ったら、全く男性中心だったから、それも驚きましたね。この件については思うことがいろいろあるので、また別途。
あくあさんはその真っ只中で働いてきたわけだから、いろいろ考えるところもあるだろうね。
思いついたけど、そういう面での女性を助けたりアドバイスしたりするのに、ヒプノ使ったりできないのかな。
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