2012年5月6日日曜日

チャーリーのExmoor Challenge

6時前に起きてチャーリーをエックスムーアチャレンジの待ち合わせ場所に連れて行きました。7時に小学校をリーダーとヘルパーの車で出発で、チャレンジのスタート地点までは1時間くらいかかります。チャーリーのグループは男の子2人、女の子2人の4人。グループ写真を撮りたかったのですが、車に乗り込んでしまったので、車内の写真。




2年前に同じイベントに子供が参加したお母さんは、そのイベント以来子供は自分の鍵を持ちたがったり、買物に一人で行きたがったりと、急に自立、成長したみたいだったと言ってました。それで私も車に乗り込むチャーリーにグッドラックと声をかけたのですが、あからさまな生返事。

今日の夕方帰ってくる頃には、ちょっと別の子供になってるんだろうなあと思うと、ちょっと胸がじんと来ました。

スタートはそれぞれのチームが1分ごとに間隔をあけてスタートします。年少のチームからスタートでチャーリーは9番の8時53分スタートでした。10歳から14歳の150以上のチームがあって、最後のチームが出たのは11時過ぎだったそうです。

リーダーによれば、チャーリーの小学校のチーム(3チーム)がゴールするのはどんなに早くても2時半、現実的にはおそらく3時半くらいだろうとのことです。それで私と友達は2時過ぎに着くようにゴール地点に出かけました。着いてみると、まだ誰もゴールしてないようです。

それでゴール付近で20分くらい待っていると、一番最初のチームがやってきました。みんなからは大拍手。25キロ以上も歩いて疲れているのに、最後は4人で走ってゴールです。どこの誰だか知らないけれど、なんか目頭が熱くなるなあと思っていたら、みんなお母さん達は同じことを言ってました。

その15分後くらいに、チャーリーの学校のひとチームがゴールインです。このチームは強いだろうなあと思っていたのですが、その通りでした。男の子3人女の子一人で、女の子のべサニーがリーダー格で男の子達に発破をかけて歩かせたようです。

そうしていると、リーダーの人がやって来ました。彼女は7つあるチェックポイントの最後のチェックポイントで3つのチームが無事に通過するのを見届けてから、我々保護者のところに経過を報告に来てくれました。

全員無事に最終チェックポイントは通過。残りは3キロ。でも道はどろどろで、子供たちは疲れ切っているから45分くらいはかかるだろうとのことでした。この時点で3時半くらいです。朝7時に家をでて9時前にスタート。もう6時間半も歩いてるのに、まだ後45分も歩くのか。信じられません。

その後40分くらい経過して、たくさんのチームがフィニッシュして、そろそろだろうという頃に、別のリーダーが戻ってきました。残りの2チームはもうへとへとでえらいことになってる。あと 30分はかかるだろうとのこと。ひゃー、大変だなあ。まだ30分も歩くのか。というと合計7時間半も休みなしで歩きっぱなしです。

そして4時15分ごろに2チーム目がゴール。4人のうち3人は走ってますが、一人はもう泣きべそ状態です。

チャーリーのチームはこの後5分後くらいに見えてきました。うちの小学校からは最後のチームで、彼らで全員が完走(というか完歩)したことになりますから、保護者達から特別大きい拍手と歓声で迎えられました。
最後はやっぱりダッシュ

このチャレンジには時間制限があって、それに間に合わないとメダルがもらえないし、1時間以上こえるとフィニッシュさせてもらえない(つまりレスキューされてしまう)という決まりがあります。チャーリーのチームは1時間半以上遅れています。だからメダルはもらえないかなあと思っていたら、ちゃんと全員もらっていました。

前も書いたように先週からの大雨でコンディションがすごく悪く、金曜の午後まで中止になるかも知れなかったのです。実際は当日はほとんど雨も無く曇り空で、天気的にはちょうどよかったんですが 、とにかくすごく足元がぬかるんでいたそうです。どのチームもみんなひざまで泥に汚れています。

ぬかるんだ草の上を歩くのはとても体力が入るけれど、それだけでなく途中は 泥の水溜りの中に足首まで浸かって歩かなければいけないような場所もあったとか。

そんなタフなコンディションだったので、一番早く歩いたチームですら、制限時間25分オーバーだったらしい。なのでチャーリーのチームもメダルがもらえたんでしょう。

チャーリーの学校の6年生は18人。そのうちの10人が参加して全員が歩ききりました。大した物です。

イギリス人ってタフなんですよ。特に、こう言ってはなんだか、階級が上の人、社会経済ステータスが高い人ほどタフ。そういうタフさって、こんなところで培われているのかなあ。

しかもチャーリーとマイルズという男の子は、このイベントから帰るとほぼ直行でライフセーバーのトレーニングに行きました。さすがに長距離走のトレーニングはコーチに話して免除してもらいましたが。(チャーリーは足の指全部に豆か水膨れができていて、とても走ったりできませんでした。)

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4 件のコメント:

本読みと山歩き さんのコメント...

子供はおおきくなっていきますね~。
チャーリーもちょっと見ない間に大きくなったようね。
あつこさんも、ぜひチャレンジしてください。
サポートタイツを履くことをお勧めします。

あくあ さんのコメント...

おめでとう!そしてチャーリーちゃんがどういうふうに変わったかのレポートを期待してますよ。

それと、階級が上の人の方がタフっていうの、なんか興味あります。また解説してください。

Atsuko さんのコメント...

山歩きさん、下の子供がこんなにしっかりしてくると、いよいよやなあっていう気がしますね。何がいよいよかと聞かれると、それはいろいろあるんですが、山歩きさんも御経験おありでしょう。

実は私も来来週ナイトウォークという11マイル歩くイベントに参加します。夜歩くんですが、でもこちらは元鉄道の敷いてあった平坦な道なので、まあ大丈夫だろうと高をくくってます。そしてその後9月にごつごつした海岸線の道を崖に沿って14マイル歩くイベントに参加します。これが怖いんですよ。だからナイトウォークは、言ってみればリハーサルのようなものかなあ。

Atsuko さんのコメント...

あくあさん、ありがとう!
こちらがいろいろ知りたくて、聞いても、あんまり教えてくれません。たぶん子供よりも大人のほうが、16マイルってすごいと思ってるんでしょうね。今日のところは普通におきて普通にしています。

階級の話ね。じゃあ忘れないうちに近いうちに書きます。