2012年5月1日火曜日

ショックなニュース

先週アマゾンで水泳関係の本を注文しました。Swimming Fastestという本で、結構高いのですが、800ページもあります。どんなに厚い本が来るかと思っていたら、ハードカバーのA4くらいの本で、広辞苑くらいの厚さです。重くて、とてもどこかに持っていけるような本ではありません。

この本は競泳の選手やコーチのための本で、前半は細かいテクニック、後半は身体的機能だとか、生理学だとか科学的な説明が載っています。これ一冊あればもう水泳関係の本はいらないなあという感じですが、あまりにも専門的で、もっと易しいのにすればよかったかなあと思うくらいでした。

でも前半はルイが興味深そうに、時々腕の動きを試してみたりしながら読んでます。私はテクニックにはそこまで興味はないので、後半の生理学の部分を読んでました。

心臓の機能やら肺の機能、摂取した栄養がどのように使われるか、トレーニングやレースのときはどういう身体反応が起こっているのかが細かく説明されてます。

これ読んでちょっと怖くなりました。トップクラスのスイマーって大体1日2回2時間ずつ、週6日くらいトレーニングするんですよ。その時の心臓や肺機能への負荷が分析してあるんですが、本当に人間こんなにトレーニングして大丈夫なの?って思ったんです。

そしたら今日お昼にたまたまニュースをつけたら大ショック。ノルエー人の デール・オーエンが心臓発作で死んだということではありませんか。

別に私達は世界中のトップスイマーをみんな知ってるわけではないけれど、デール・オーエンは去年の夏上海で優勝して、その時私達は日本で毎晩テレビで世界水泳を見ていたので、割とよく知ってたんですよ。北島選手のライバルというので、特にインタビューとかされていたし。

イギリスでは先月も有名なサッカー選手がテレビ生中継の試合で心臓発作で倒れるということがありました。彼の場合は幸いにも命はとりとめたそうでした。

デール・オーエンの話をすると、チャーリーは怖がって、私はもう水泳をやめるとまで言い出す始末。まあ本気ではないと思うけど。そういう私も、最近子供たちは大人と混じって遅くまでトレーニングしてるし、ちょっと心配になりました。

でも世界中で水泳人口ってすごい多いし、やっぱりこういうケースは珍しいですからね。水泳のトレーニングのしすぎで死ぬ人よりも、運動不足からなる成人病で死ぬ人のほうが圧倒的に 多いんだし。そうチャーリーにも言って、自分にも言い聞かせました。

そもそも人生、そんな稀な死のリスクを恐れて、何ができるものか。どんなリスクでも不必要なリスクは減らしたほうがいいに決まってるし、リスク管理は必要だけど、でもリスクを完全になくすなんて事はできません。昔20代の頃雑誌で「人生を生きるには計算されたリスクをとらなければいけない。」と読んで、そんなものかなあと思いましたが、段々年を取っていくにしたがって、これは本当だと思いますよ。

まあそういうわけなんですが、リスクといえば、この週末はチャーリーの16マイルのエックスムーアチャレンジです。でもこの週末は大雨で今日はデボン全域に洪水警報が出てるし、数年前はこのエックスムーアの似たようなイベントで、あふれた川に飲み込まれて中学生の女の子が死んでいるので、天候次第でキャンセルになるかもしれません。

命にかかわるイベントですからね。天気が回復すればいいんだけど、心配は心配です。

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2 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

日本でもニュースに出てました。高地トレーニング中だったとか。心臓に負担をかけるのもほどほどにしないと、ということなのかな。

Atsuko さんのコメント...

やっぱりあれは高地トレーニングだったんだ。トレーニングキャンプの標高が出てたので。でもそんなに負担かかるのかなあ。
時々似たようなニュースがありますが、もともと先天的に心臓の筋肉が分厚くて、それが原因というのを読みました。でもこれは症状もほとんどなくて、よっぽど精密検査しないと分からないんだって。