2009年6月24日水曜日

明日はルイの遠足

明日はルイはサーフィンのレッスンはお休みで、(その代わり金曜に午前も午後も一日中サーフィン)明日はビデフォードの沖にある、ランディという自然と野生動物で有名な島に遠足です。朝は7時15分に、ビデフォードの波止場に連れて行かなければいけません。デイブが仕事に行くついでに連れて行ってくれるのですが、私も6時におきてお弁当を作らなければいけません。

今日は夜は9時までヨガを教えていて、帰宅したのが9時半。それからすぐにご飯を食べて、あれもしてこれもして、と計画していたのに、テレビの前に座ってご飯を食べてしまったら、今週から始まったウインブルドンのテニスのトーナメントのダイジェストがやっていて、1時間見てしまいました。それなので、今日はゆっくりブログを書く時間がありません。

それで、ランディ島について書いた私のエッセイからの抜粋をコピペして、失礼することにします。日本に行く前に、このエッセイの最後の校正(といいながら、3回くらい校正している)をして、プリントしてもって行きたいので、今日も昼間はずっとエッセイにかかりっきりだったのですが、ちょうどこのランディ島のところを推敲していました。こういうのも引き寄せの法則なんですよね。




『ビデフォードから40キロくらいの沖合いにランディ島という有名な島がある。縦4.8キロ、横0.8キロの細長い島だ。ビデフォードの港から、夏場はほぼ一日おきに船が出ている。島にはパブが一件、小さいホテルが一件、郵便局権雑貨屋が一件。無人島とはとてもいえないが、自然保護のボランティアを入れても2007年現在の人口は28人。たいていの人は無人島に訪れる機会というのはないので、多分これはそれに一番近い経験になるだろう。ランディという名前はスカンジナビア語でパッフィンを意味する「ランド」という言葉から来ているらしい。パッフィンと言うのは白黒の海鳥で、ちょうど空飛ぶペンギンを想像するといいのではないだろうか。あのペーパーバックのペンギン文庫の子供版がパッフィン文庫と呼ばれていて、良く見るとその背表紙に絵が載っている。ここはそのパッフィンが巣を作ることで有名である。そのほかにも鹿(英語でもシカ・ディアと呼ばれる)、野生ヤギ、野生ポニー、オットセイ、鮫など、よそでは見られない動物が(運がよければ)見れる。景色は北デボンらしく、険しく切り立った崖に囲まれ、平地も荒涼としている。東側の一番険しい絶壁は頂上から海面まで122メートルもある。ガイドブックによると、ロッククライミングに適した岩が60くらいあるそうだが、海からそそり立つ絶壁の写真を見ると、とてもそんなことができるようには思えない。

ランディ島までは船で2時間。人間だけを200人くらい乗せるフェリーだ。この船がよっぽと海が静かでない限りかなり揺れる。私が前回乗ったときは、私も子供二人もひどく船酔いし、上陸したとたんに真っ先にお土産屋へ直行し着替えのTシャツを買う羽目になった。このお土産屋は郵便局も兼ねているのだが、この島にはイギリス国内でありながら、独自の郵便システムがある。これは、1920年代にこの島への郵便が打ち切りになり、私立の郵便制度ができたためらしい。ランディ島の「パッフィンスタンプ」と呼ばれる切手と消印はコレクターアイテムで、古いものはかなりの値段がついている。ちなみに今オークションのサイトで調べてみると、一番高いものは30ポンド(7500円)くらい。私が自分宛に送ったものも50年くらい経てば価値が出てくるかもしれない。 こんな小さな島なのに結構宿泊施設はいくつかあるらしい。キャンプをすることもできる。

ロマンスと孤独を求めて何泊かする観光客はいるようだが、いかんせん娯楽施設はまったくないし、普通の人にはホリデーに行くには退屈過ぎるようだ。どういうわけかフェリーの料金は、泊りがけだと日帰りの2倍位する。自然保護の理由で泊り客はあまり歓迎されないのだろうか。
今では4人の子持ちのある知人は、十何年も前に新婚旅行にランディ島に来た。カナリー諸島や地中海の島に行くカップルが多い中、どういう事情でランディ島にハネムーンとなったのだろうか。お金が無かったのかもしれない。確かにビデフォードからならお金も大してかからないし、距離的には近いけれども、一度着いてしまうと心情的にはとても遠いところまでやって来たという感じがする。他の観光客やハネムーンのカップルで賑わう南の島とは違って、フェリーが帰ってしまった後はほとんど人はいなくなり、真夏でも静かで真っ暗な孤島に戻る。考えてみればこんなにロマンチックな新婚旅行というものそんなにないだろう。


耳を澄ますと海と風の音しか聞こえない。どこでも経験したことのない深い深い静寂だ。どこかの発電機の音が聞こえるが、その音がさらに静けさを際立たしてりる。音が静けさの中に吸い込まれていった。松尾芭蕉の俳句が頭に浮かぶ。
「静けさや、岩にしみいる発電機」そういえば今思い出したが、島では一台も車を見なかった。』

5 件のコメント:

こんの さんのコメント...

推敲なされるのは、出版のため?でしょうか?
それなら、次の文
「島にはパブが一件、小さいホテルが一件、郵便局権雑貨屋が一件。」
の一件」は、「一軒」ではないのかなぁ

今朝は、3時起床、朝食前に一仕事、これからまた仕事です
ゆっくり書きたいのですが...

Atsuko さんのコメント...

おっしゃるとおりですね。ありがとうございます。全部こんのさんに送って、見ていただこうかなあ、というのは冗談ですが、ワープロの変換って漢字書かなくていいから便利ですけど、時々こういうので間違うんです。

3時?すごい。まだ暗いですよね。農家の人(こんのさんは違いますが)って、農繁期ってそんなに早起きするのですか?豆腐屋さんみたいですね。

こんの さんのコメント...

はい、うふふ そう「豆腐屋さん」もそうですねぇ
昔、まだトラックなどなかった頃、堆肥をソリ(雪道を)で田圃に運ぶのに、3時起きしました
今はトラックがありますから... ただ消毒の場合は防御服装で暑いので、暑くなる前(早朝)にやるのが楽ですからねぇ
今日、早起きしたのは、テントを外す作業のためです。高いところは高温になりますので、涼しいうちにやろうと...
さくらんぼ収穫作業が、今日で完了しました
ホッとしてます

あくあ さんのコメント...

こんのさん、実はヨーロッパ時間で生活されているんですね。

あつこさん、やっぱり一か月の間には何とか会いたいので、なんなら私から出向きます。また詳細を話しましょう。

Atsuko さんのコメント...

こんのさん、さくらんぼって花が咲いてから収穫までが早いんですね。さくらんぼのほかにもいろいろすることはあるでしょうけれど、ちょっと一休みできますね。そういう超忙しい時期があるというのは、メリハリがあっていいのではありませんか。

あくあさん、大阪で会えれば嬉しいです。ディズニーの代わりにユニバーサルスタジオに一緒にいけたら楽しいだろうなあ。前回行ったのですが、また行きたい!