2015年12月30日水曜日

アンティークの宝飾品

先日デイブのお父さんの家に行ったときに、10年位前に亡くなったお母さんの遺品のアクセサリーを手渡されました。亡くなった時に、デイブの妹や義理姉たちと私のところに行くようになっていたらしいのですが、ずっと忘れていて、先日家を引越ししたときに出てきたそうです。

 3つあったのですが、どれも鑑定士の鑑定済みで、推定価格と宝石の種類などが書かれていました。値段は全部あわせて2万円弱です。

 これは一番安いもの。石の名前はBlue Glassとあり、B.F.Wingと書かれていたのですが、これがどういう意味かは調べてもわかりませんでした。

私的にはこれが一番気に入っていて、早速出かけるときにつけてみました。

これはFrench Jetと書かれていました。調べてみると、ビクトリア時代の”Mourning Jewellery'とのこと。ビクトリア女王の夫のアルバートが亡くなり、悲しみくれた女王は1年間の喪の期間を強制しました。それで、この時期、こういった黒い「喪中の宝飾品」が流行になったそうです。


そして一番値段が高く鑑定されていたのがこれ。Gold Onyxという石というか材質らしい。そして調べてみると、これもビクトリア時代の、”Mourning hair brooch'とのこと。

このブローチの裏に、織られた布のようなものがあるのですが、これが実は、故人の髪の毛が織り込まれたものだそうです。ちょっと不気味と言えなくもないですね。時代がビクトリア時代ということは、デイブのお母さんのおばあさんなんじゃないかと言うことになります。あ、もちろん女性の髪の毛とは限らないか。

もらったときは、ちょっとした金目のアンティークの宝飾品をもらったくらいにしか思いませんでしたが、調べてみると、いろいろわかって、興味が湧いてきました。アンティークが好きな人の気持ちがちょっとだけわかったかな。一番上の青いネックレスも、もっと調べたいです。

実はこのほかに、大きい戸棚と柱時計ももらいました。こちらの話はまた明日にでもします。

ではこちらもよろしく

 
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2 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

なんかイギリスの歴史ものだから余計に興味を引くね。

Atsuko さんのコメント...

ビクトリア時代とか、すごい「ヨーロッパのれきしぃ~」という感じがするよね。こうやって、個人的に歴史の一部を手にするって言うのは、すごいことと感じるわ。