ヨーロッパの難民危機が大変なことになっているのは、日本でも報道されていることでしょう。
先日テレビのニュースで、ギリシャの移民大臣がインタビューされていました。
「(ヨーロッパの他の国からは、国境を閉ざせとプレッシャーがかかっているものの)ギリシャは国境を閉ざさない。海の国境は陸の国境とは違う。難破しかけていたり、海に漂っている船があれば、ギリシャは救済をし続ける。ギリシャは難民の船を沈めることはしない。」
と、きっぱりと語っていました。
「ギリシャは船を沈めない」というくだりは、「他の国が示唆しているように」と、言葉にはしていなかったけど、そんな意図に聞こえました。
これを聞いて、なんかギリシャを見直しましたよ。
ギリシャって、ヨーロッパ内では、お情けで行きがかり上仕方なくECに入れてもらってるような印象が今までありました。特にここ数年の財政危機で、本当にヨーロッパのお荷物感が強まっていたと思うんですよ。
それなのに、国民が平気で「緊縮財政反対」に投票するような国。
でもこの移民大臣のインタビューを見て、ギリシャってやっぱり腐っても、あの歴史あるギリシャなのだなあと感じました。懐が深いというか。
ま、そこがギリシャのいいところでもあり、現在の経済問題の原因でもあるんだろうけどね。
それにしてもこの問題、今年は暖冬だけど、ヨーロッパに大寒波が 訪れるまでに、とりあえず何かしないと、大勢の子供たちが死んでしまうんじゃないだろうか。心配です。
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2 件のコメント:
へえ、ギリシャってそうなんだ。日本から見てると、ヨーロッパの国々の違いとか、なかなか本質的には感じられないんだよね。
難民問題は日本でも報道されてますけど、現実感がないかもしれません。実際のところ、ほんとに大変なんでしょうね。難民の方々も、受け入れる方も。
人類はどこに向かってるのかなぁ・・・
私の住んでるあたりでは、ぜんぜん実感はないけど、ロンドンでは感じることもあるかもね。でも多分、中東から遠いイギリスでは、ドイツやその他のヨーロッパ諸国ほどの危機感はないと思う。これって本当、戦争とか、何かすごく大きい歴史的事件につながりそうで怖いわ。
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