先日久しぶりに家族がみんな家にいることがあったので、上記の映画を見ました。ハリーポッターのダニエル・ラトクリフが主役で話題になった映画です。
怖い映画だと聞いていたので、私は封切り当初は、話題にはなっていたけど、見る気はありませんでした。でも見に行った友達が、ぜんぜん怖くない、いい映画だといっていたので、ちょっとだけ興味がわきました。
この日は、いくつかある映画の中から子供たちが選んだのですが、二人ともこの映画を友達の家で見たことがあるとかで、それでもまた見たいとのことで、見ることになりました。また見たいというくらいだから、きっとすごくいい映画なのだろうと期待して。
でも、ぜんぜん期待はずれでしたよ。
確かにシーンはすごく雰囲気がありました。特にイギリス人以外の人達にとっては、すごくイギリスらしくて、いい雰囲気だったと思います。
一応怖い映画なので、ぞ~っとする部分はあります。 びびらせられる部分もあります。でもその仕掛けが、今の時代の映画としてはあまりにもチャチ。お化け屋敷程度の特撮です。
このウーマンインブラック(黒装束の女性)が、女優さんなのかただの人形なのかわからないほどひどいです。どうせなら、しっとりした女優さんがもっときちんと演技して、優しい女性らしさ、母性の裏に秘めた恐怖として表現したほうが、もっとしみじみ怖かったはず。
ストーリーは、最初は「いったい何が・・・?」といったミステリーで、後半に秘密がわかります。 その筋書きはいいのですが、エンディングが私はぜんぜん気に入りません。
ここからはネタばれですが、いいですよね。きっと私がよくなかったと書いているので、あなたも見ないでしょ。
でも、ネタばれ嫌な人はここでさようならですよ。
最後に村の子供たちが死んでいく謎がわかり、その呪いの主の黒装束の女の息子の死体を、ハリー(いや、この映画ではアーサーでしたが)が必死の思いで沼から引き上げ弔います。これで一件落着と思ったところで、アーサー自身の息子がロンドンからやってきます。そしてハッピーエンディングかというところで、この黒装束の女がまた現れ、アーサーとその子供が汽車に轢かれて死ぬという話です。そして死後、出産時に死んだアーサーの妻と出会い、やっと3人が一緒になれるというエンディングでした。
まずアーサーの努力がぜんぜん報われないところが気に入らない。それから個人的に、列車事故が大嫌い。そして一番思うのは、出産時に死んだアーサーの妻が、自分の命と引き換えに産んだ子供の死を簡単に受け入れているエンディングです。
どうせなら黒装束の女の母性から来る残虐性と対照的に、アーサーの妻の母性の息子への愛を描くこともできたのに。
いろんな意味で残念な映画でした。
それに私、やっぱり怖い映画すごく嫌いやし。唯一の救いは、1時間半くらいの短い映画だったことですよ。
ところでぜんぜん話は変わりますが、Womanっていつからウーマンって日本語で言われるようになったのでしょうね。英語の発音は、ウーマンじゃぜんぜん通じません。ウォマンというのが一番近いと思います。しかもウは、大げさに口を尖らせて発音します。Wって、実は日本人にはすごく難しい音だと思います。
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2 件のコメント:
映画とかドラマって当たり外れ激しいよね。ま、外すこともあるよ。
怖い映画だったから、余計はずれで腹たった!
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