今週月曜、ルイの同級生の男の子の家でとっても気の毒なことがありました。火事で家が全焼したのです。原因は乾燥機だそうです。
夜の12時ごろ、隣の犬がうるさくて眠れなかったジョーダンが、トーストを食べようと台所に行くと、乾燥機から真っ黒な煙が出ていたそうです。それで、リビングでテレビを見ていたお母さんが消防車を呼んでいるうちに、ジョーダンが2階で寝ていた妹と弟3人を起こして外に連れ出し、お母さんが家を飛び出す頃には家の中は炎上していたとか。電話を受けて7分で消防車が来たそうですが、その頃には表のドアまで溶けてたそうです。
そんなにあっという間に火の手が回るなんて、本当に怖いです。ラッキーにも家族はみんな無事だったのですが、発見が後数分遅れたら、煙で死んでいたかもしれません。犬がうるさかったのは、臭いで異常を感じたからでしょうね。
でもこんなに速く家が火に飲まれたので、何も取りに戻ることもできず、一切合財を失ったそうです。イギリスではたいていの人は家財道具に火災保険をかけてるのですが、彼らはかけていなかったらしく、何の補償もありません。
田舎のことなので、すでにあちこちで「テイラー一家を救おう」という募金がなされていて、もうかなりの額が集まったと言うことなので、それだけが不幸中の幸いといえるのでしょうか。
このジョーダン君、私は人づてにしか知らないんだけど、話を聞いて涙が出そうになりましたよ。学校の制服とか教科書とか運動着とか、それどころかパンツから靴下まで全部なくしたなんて、想像しただけで気の毒です。クリスマス前だから、プレゼントとかもいろいろ買ってあったんだろうなあ。
そしてもちろん、家がなくなったのでホームレスです。そのうち自治体が家を見つけてくれると思うんだけど、今は両親と子供達は別々の知人の家に居候しているとか。まあ、本当に気の毒です。
こういうことがあると、私ってなんてつまらないことで心配したり文句言ったりしてるんだろうと思いますね。
東北の地震で被害にあった方たちはみんな同じような目に合ってるわけですが、やっぱり近所の身近な人にこういうことがあると、しみじみショックです。
ところで、私はこのビデフォードという土地に 1996年から住んでるんですが、割とよく火事を見たり、近所で火事があったりします。大阪で住んでいた時も、ロンドンのときも、花火工場の爆発とかテロの爆破とかには遭遇しましたが、火事に出会ったことは一度もありませんでした。ここって火事の多い街のようです。それとも田舎って、都会に比べて火事になりやすいのかなあ。
さて、話は変わって写真の物は、母が日本から送ってくれた小包に入っていた、私が一番ファンの阪神の岩田稔選手のブレスレットです。岩田君はたぶん唯一の一型糖尿病患者のプロ野球選手で、糖尿病の子供達のチャリティーのためにいろいろ活躍しているのですが、そのブロジェくトで作ったプレスレットだそうです。申し込んだら無料で送ってくれました。
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2 件のコメント:
それは大変だね・・・。私、火事とかそういうの、身近で見たことも聞いたこともありません。震災はね・・・身近でいろいろあったけど。
人生いろいろですね・・・。困ってる人には出来る限り手を差し伸べたいですね。
火事って、私もこの街に来るまで見たことなかったよ。田舎だから、かやぶき屋根とか暖炉とか、火事の原因が多いのかな。
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