2013年10月8日火曜日

不幸について

子供の頃に読んだ本の話を書きます。

学校の図書館で借りた本でした。たぶん4年生か5年生のとき。ここに書く話自体は短編だったのですが、一体どんな短編集だったか、本のタイトル等は忘れましたが、「不思議な話集」とかだった気がします。

 ある男が一人で住んでいます。すると夜中に誰かがドアをノックします。開けてみると不気味な誰かが立っていて、「お金をくれないと(だったかな。私についてこないとだったかもしれない)、早死にするぞ」 といいます。するとその男は、「俺は健康に自身があるし、用心深いから事故にもあわないし、早死にはしない。」と答えて、その人間を追い払います。

その次の晩、またノックの音が。開けてみるとまた同じ人間がこう言います。「お金をくれないと、貧乏になるぞ。」男は、「いや、俺には蓄えもあるしいい仕事もあるし勤勉だから、貧乏にはならない。」と言って、また追い返します。

その次の晩、また同じことが起こります。今度はその不気味な人間は「お金をくれないと不幸になるぞ。」と言います。

すると男は、「俺は健康だし用心深いし勤勉だが、不幸だけはどうすることも出来ない。」

そう答えて、その人の言うとおりにお金を払うかついて行くかするという話でした。そのあと続きがあったのかなかったのか覚えてませんが、妙に記憶に焼きついています。

早死にや貧乏。そういうのは、自分の努力で避けられるものなのか。でも不幸って言うのは避けられないのか。そんな風に子供心にいろいろ思いをめぐらせました。確かにいくら自分が努力しても気をつけても、愛する人が病気になったり死んだりということは妨げられないし、他にもいろいろな不幸の形があるんだろうなあ。そう思いました。

あれから40年近く経つんだけど、今から考えても、なかなか深い内容の本が小学校の図書館に置いてあったものです。

そして40年たった今でも、あれはやっぱり真実だなあと思います。まあ病気も事故も貧乏も、努力したってどうしようもない部分も大きいんだけど、少なくとも無力ではない。でも不幸に対しては無力です。

家族や恋人や友人や愛するペットが傷ついたり死んだり、天災やら災害やらもあるし、配偶者や恋人に裏切られたりとか、会社が倒産したりとか。どんなに努力しても防げない病気や事故もあるし。

そう考えると、やっぱりできる事は唯一つ。今の時間を思う存分楽しく過ごす。ただそれだけですねえ。

本当人生、モラルがどうの、社会がどうの、回りの目がどうの言うのって馬鹿らしい。将来のために今を犠牲にするっていうのもそう。

何も快楽的に、将来のことを考えずすべてを今に注ぎ込んで楽しむ必要はないけど、今ある時間の状況の中で、悪いこと嫌なことから 目をそむけて、できるだけ楽しいことに心を向けて、感謝して過ごすべきだと思います。

引き寄せの法則のエイブラハムによれば、そうしていれば不幸なんて来ないはずだし。

とういわけで、今から「One Piece」のアニメ見て、気分をよくして寝ることにします。

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2 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

そうか。不幸もコントロール出来るというオチかと思いましたよ。だつて、不幸かどうかなんで主観的なものだから、感じ方変えればいいだけのような気がするけど?そりゃ、人生、辛いこともうまくいかないことも悲しい別れもあるけど、それって不幸?私は人生の彩りっていうか、ストーリーみたいに捉えてますねえ。あるいはチャレンジ課題か。変かな?

Atsuko さんのコメント...

自分どれだけポジティブシンキングやねん!!

まあそれは不幸が来てしまってからの次の段階の話やな。それについてもっと書きたくなったので、また別の日に本文で書きますわ。